桂美人の作品一覧
「桂美人」の「エンディングノート」「ロスト・チャイルド」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「桂美人」の「エンディングノート」「ロスト・チャイルド」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
エンディングノートの文章講師を務めるところから、人生のコマが少しづつ変化していく。ノートの向きあう事で、死と向き合い、死と向き合うことで、伝えたいことが鮮明になる。けれどもそれは死後に遺された子に対するメッセージとして伝えられる。その文章を読む時、ノートの本人は既に他界しており、返信をすることができない。受け取った者(娘)は、生前には見向きもしなかった、その父の思いに寄り添おうとして、自分の身近な出来事とオーバーラップする。
構成に一部分かりづらいところもあるが、エンディングノートの持つ独自性や広がりの可能性について、実験的に小説という手法で描いている作品。
終活やエンディングノートに関心のあ
Posted by ブクログ
おもしろい部分がありつつも、読むのに苦労しました。
まず、出だしの監察医務院襲撃事件はかなりの疾走感、臨場感に溢れ、これから物語が始まるという謎に満ちた展開になっており、掴みは抜群。主人公ヒカルが美貌で頭脳明晰でありながらさばけた性格でカッコいいというのも魅力的。襲撃犯にも美貌がいたりと、ぜひ漫画化や映画化してほしいと思いながら読み進めました。
物語が展開するにつれて、ヒカルの過去が明かされるとともに、周囲の人間関係の背景も詳細になり、どうやら生命科学や遺伝子をテーマした犯罪・謎の組織がうごめいているなとわかり始めます。キャラクター造成がしっかりしていて、会話もおもしろい。反面、相関関係が広く