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登場人物はわりと多くて多彩でしたが、一言でくくるなら身勝手な男たち、したたかな女たち。主人公の男の生き様は世間一般の共感や憧れを得るのは難しそうな気もしますが、50歳を前に生きることの意味に本気で向き合って自分を省りみる姿には徐々に応援したい気持ちすら湧いてきました。若い頃の利己的な性質から変化して、他人の生き方を純粋に冷静に尊重できるようになるのは歳ゆえなのか。幻想的な題名とは裏腹に、現実のいろいろを考えさせられながら、一気に読んでしまいました。
Posted by ブクログ
唯川作品にしては珍しい男性目線でのお話。
軽井沢にやってくるまでの複雑な事情、生い立ち。不思議なめぐり合わせに愛犬との出会い、別れ。
決して盛り上がりのあるストーリーではなかったけれど、ゆり子や恵理親子、第一印象最悪だった岡野、終盤で新事実を解明するきっかけになる國田…
脇役のキャラクターの人間味が味があって、とてもよかった。
しいていうならば、実際の移住はこんなにうまくいかないよなぁ〜
都会から田舎に移住するのが流行っているようだけれど、実際は田舎の生活にカルチャーショックを受けて、リタイアする人も多い…ましてやこんなによそ者を受け入れるだろうか…などと、田舎に住む身としてはちょっと都合が良すぎるな、なんて思いました笑。
もちろん創作なので全然いいと思いますけど…ね!
Posted by ブクログ
ミステリーや心がほんわかする小説は大好き。
そして、そして、恋愛小説も大好き!
そんなわけで唯川さんも大好き!
といいつつも、まだ唯川さんの本は11冊読んだだけですが…
読み始めてすぐ、今回はいつもの唯川さんの恋愛小説とちょっと違う?と。
この本の主人公は男性。
唯川さんの小説で男性が主人公になることは珍しいことらしいのだが…
読後に解説を読んでみてその謎が解けた~(笑)
これが男性読者が多い「週刊新潮」に連載されていたからだとか。
なるほど…
梶木岳夫は49歳で航空会社をリストラされる。
既に妻子とは別れていた岳夫は、仕事、そして恋人も失う。
東京を引き払い、父が残した軽井沢の別荘で新しいスタートを切る。
現実の厳しさをひしひしと感じつつも、新たな女性との出会いがあり、愛犬となるロクとの出会いと別れがあり…
ラストはちょっと胸が痛かった…
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