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人権からみた文学の世界
徳富蘆花『不如帰』の浪子、島崎藤村『破戒』の丑松、樋口一葉『十三夜』のお関……。著者が明治期に発表された数々の名作の中から、人権にかかわる問題に着目し、作中の人物を通して、その時代の断面を検証、解説。 時代を超え、現代を生きる私たちの自己点検にもつながる人間認識の確立という新たな視点を提言した良書。 目次 まえがき――本書を読む人のために 第一章 樋口一葉「十三夜」の世界 第二章 泉鏡花「照葉狂言」の世界 第三章 与謝野晶子「みだれ髪」の世界 第四章 徳冨蘆花「不如帰」の世界 第五章 田山花袋「重右衛門の最後」の世界 第六章 木下尚江「火の柱」の世界 第七章 島崎藤村「破戒」の世界 第八章 白柳秀湖「駅夫日記」の世界 あとがき -
人工島戦記 ――あるいは、ふしぎとぼくらはなにをしたらよいかのこども百科
構想30年!! 橋本治が挑んだ、空前絶後・前代未聞の全体小説、3000枚超の遺稿と共に遂に刊行! 千州最大の都会である比良野市では、志附子湾を埋め立てて「人工島」を作る計画が着々と進んでいた。それを知った国立千州大学二年生のテツオとキイチは、すでにある市民運動に共感することが出来なかったので、新しい反対運動を立ち上げる。彼らにとって唯一ピンと来るのは、「人工島? そんなのいらないじゃん」という、そのことだけだったのだ。大学ではテツオとキイチを中心に同好会が組織され、人工島建設への反対運動が動き始めるが、話はやがて彼らの父母、祖父母、兄弟、近所の人々の人生にまで脱線し、街全体の歴史とそこで生きる人々の姿が浮かび上がっていく。架空の地方都市を舞台に、この国の姿を描いた未完の大長編!! 創作の秘密を明かす500枚を超える「人名地名その他ウソ八百辞典」と、本作品の舞台である架空の街、比良野市及びその周辺について著者自身が描いた「人工島戦記地図」付。 -
神祭
土佐の山に囲まれた盆地に。ひっそり佇む嬉才野(きざいの)村。村の家々では、かつて盛大な「神祭(じんさい)」が行われていた。それは、氏神様に一年の収穫を感謝する祭りであり、遠方からの親戚縁者が集い、村が賑わう日でもあった。村に住む老女・由喜の脳裏に甦った、四十年前の「神祭」の奇妙な記憶とは……。ある盆の日、山中に忽然と消えた公務員・定一。山に隠れて、あることないことを吹聴し、村人を嘲弄し始めた。定一は神隠しにあったのか、それとも死んでしまっているのか……。嬉才野村を舞台に、神秘と幻想美あふれる土俗世界を描いた、珠玉の短編小説集。 -
神社であった泣ける話
新たな一歩を踏み出す場所 神社にまつわる14編のアンソロジー 初詣や七五三などの節目に、そして願い事をしたり大きな決断をしたりするときに、人々は神社を訪れます。 街の喧騒を離れ、穏やかなひとときを過ごすために神社に足を運ぶ人もいるでしょう。 本書はそうした「神社」を舞台にした、14編の泣ける物語を収録しています。 ライト文芸の世界で活躍する14人の著者が紡ぐ14編の物語を読み、 心休まるひとときを過ごしませんか。 そして、これまでご好評いただいている「泣ける話」シリーズですが、本書より収録12編を14編にし、1編あたりの分量も増え、大きくボリュームアップしています。 なお、以下の1編はマイナビ出版主催の短編小説コンテストの受賞作です。 【優秀賞】 『巫女のバイトをする理由』伊瀬ハヤテ 【収録作品】 『やさしくて、少しかなしいまぼろし』/桔梗楓 無気力に生きる黒田は仕事で回っていた神社である日、いないはずの妻の姿を見て…… 『巫女のバイトをする理由』/伊瀬ハヤテ 進路のことで友人との間がギクシャクしている実来。バイト先の神社に友人が来て…… 『バス停』/杉背よい 一年ぶりに帰郷した麻由利の前を通り過ぎた自転車。乗っていたのはアキだった。 『鎮守の森のあふちの実』/一色美雨季 妊娠中に浮気未遂をした夫と関係を続けるべきか迷う千佳。久しぶりに訪れた神社で…… 『神出ボーイミーツ鬼没ガール』/鳩見すた 八歳の夏に出会ったときから「あの日まで」、風子はずっと神出鬼没だった。 ほか9作品収録 『神頼みではなく、亀頼みを。』矢凪/『ひとつ足して』霜月りつ/『舞い散る、舞い継ぐ』溝口智子/『いつか見た日の』猫屋ちゃき/『お稲荷さん、引き取りにまいりました』日野裕太郎/『御神木は語らない』編乃肌/『幼き願い』朝来みゆか/『越えてぞ行かまし八重垣を』那識あきら/『ナギの葉っぱ』ひらび久美 -
神社は心のクリニック
仕事がうまくいかない、周りから孤立している、愛する誰かを失った、わけもわからずつらい……様々な悩みを抱え、心が弱り切った時、疲れた魂を癒し再起の力を与えてくれる場所、それが神社。古代から人々が「癒しの聖地」として崇め、いまもその聖なるパワーを感じられる、とっておきの神社を、「お悩みごとに」紹介するガイド。案内役は、出雲大社から伊勢神宮、さらにはインドやギリシアなど世界各地の聖地で、祈りの歌をささげてきたヒーリングシンガーで、島根県親善大使や出雲観光大使として活動し、出雲の聖地のガイドも務める深結(みゅう)さん。神社の紹介以外にも、、「本当に大事なのは〇〇参り」「参拝にベストな時間帯は?」「まず参るべき〇〇神社とご遠慮すべき神社は?」など“参拝ハック”も満載! -
人獣裁判
全編グロテスクな拷問シーンが繰り広げられる伝説の奇書 反逆者ダミアンの公開処刑に沸きかえるパリの大広場。興奮する群集の渦の中に若きあのサド候爵がいた。ダミアンに科せられる拷問の光景に見入りながら、侯爵は、これから自らを待ちうける荒波を前にして、短かいながらも数奇な自分の人生を振り返るのだった。彼に快楽を教えてくれた叔父サド神父、人を肉体から解放するために活動をした破戒同盟、異端の教えを口にするアンブレ師……。1757年3月28日、くい入るように拷問を見つめるサド侯爵は興奮に酔いしれていた。 “サディズム”という言葉の語源となったサド侯爵ことマルキ・ド・サドを主人公に、苛烈で残虐極まりない拷問スプラッタシーンが次々と繰り広げられる衝撃の作品。「電子版あとがき」を追加収録して、ついに復刊! ●友成純一(ともなり・じゅんいち) 1954年福岡生まれ。1976年、早稲田大学在学中に「透明人間の定理リラダンについて」が幻影城新人評論部門に入選。映画評などでも活躍したのち、1985年「肉の儀式」で小説家デビュー。官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を発表。またロンドン関連の著書も多い。現在はバリ島在住。 -
人生オークション
捨てるって、気持ちいい! 『三千円の使いかた』の著者による、 部屋が片づく、心が軽くなる、"デトックス小説"! 【内容紹介】 不倫の果てに刃傷沙汰を起こして謹慎中のりり子叔母さんと、就活に失敗してアルバイトをする私。 一族の厄介者の二人は、叔母さんのおんぼろアパートの部屋にあふれるブランドのバッグから靴や銀食器、 着物までをせっせとネットオークションにかけていく――。 【担当編集より】 今、私の部屋は奇跡的にきれいです。 部屋に「いらないもの」が溢れている。 「片づけなきゃ」と分かっているのに、動き出せない――。 本作はまさに、そんな私のための物語でした。 読めば、明日がきっとより素敵なものに変わる。 優しく、軽やかに背中を押してくれる一冊です!(編集T) -
人生がそんなにも美しいのなら 荻原浩漫画作品集
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 直木賞作家が60代にして漫画家デビュー! 荻原浩にしか描けない、センチメンタルで不可思議な絵物語。「アマゾン川流域に流れ着いた瓶の中には、日本語で綴られた遥か遠い地からの手紙が入っていた……(大河の彼方より)。「93歳。病室で最期の時を迎えようとしている幸子のもとに、次々と懐かしい人々が訪れて……」(人生がそんなにも美しいのなら)。「4月1日の午後1時にあの桜の木の下で会おう。幼なじみの二人が交わした約束の行方は……」(あの日の桜の木の下で)など、人生のほろ苦くも愛おしい一瞬から、日常の半歩先に広がるブラックで奇妙な世界まで、全9編収録。 -
人生劇場
『ラブレス』『ホテルローヤル』等、家族の光と闇を描き続ける直木賞作家・桜木紫乃のルーツ! 夢に生き、夢に死ね―― 昭和の北海道。 己の城を求め、男は見果てぬ夢を追う。 【著者コメント】 書きながら改めて、生きることは滑稽だと感じました。 滑稽でいいと思うところまで、書けた気がします。 やせ我慢人生を歩いてきたすべての先人に、愛を込めて――人生劇場。 何もかもが赤く染まった鉄鉱の町・室蘭。 四人兄弟の次男に生まれた猛夫は、兄にいじめられ、母には冷たくあしらわれながら日々を過ごしていた。 心のよりどころは食堂と旅館を営む伯母のカツ。やがて猛夫はカツのもとで育てられることになる。 中学卒業後、理容師を目指し札幌に出た猛夫だが、挫折して室蘭に帰る。 常に劣等感を抱えるようになった猛夫は、いつか大きくなって皆を見返してやりたいと思うように。 理容師として独立、ラブホテル経営と、届かぬ夢だけを追い続けた男の行く末は。 自身の父親をモデルに、直木賞作家・桜木紫乃が北の大地で生きる家族の光と闇を描く。 【目次】 一章 鉄の町 二章 修業 三章 別れ 四章 長男 五章 夫婦 六章 闘い 七章 新天地 八章 落城 -
人生劇場 青春篇
先が思いやられるような人間になれ―。これが父の教育方針だった。悪ガキとして名を馳せた中学時代を経て、青成瓢吉は早稲田大学に進学、学園紛争の口火を切る。やがてお袖との同棲生活にはまり大学を中退するが、彼の脳裏には芸妓になった幼なじみのおりんの姿が…。大志ある親友たち、味のある教師、任侠道を貫く渡世人など、脇役陣も多士済済。今、不朽の人生ドラマが幕を開ける。 (※本書は2000/3/1に発売し、2022/4/13に電子化をいたしました) -
人生写真館の奇跡
天国までの道の途中に佇む写真館。ここには、訪れる死者の人生が写真に収められ保管されている。 ここで死者は、人生を振り返りながら、自分が生きた年数だけの写真を選び、自らの手で走馬燈を作るのだ――。 そんな人生最後の振り返りの儀式を手伝うのは、写真館に来るまでの記憶をなくした青年、平坂。 九十二歳の老婆が選んだバスの写真、四十七歳のヤクザが選んだクリスマス・イブの写真、 そして七歳の子どもと笑顔を浮かべる青年の写真。 「たった一日ではありますが、過去に戻って、一枚だけ写真を撮り直すことができます」 と平坂は言い、訪れた死者をそれぞれの過去へと誘う。 記念すべき日のあの時に戻り、思い出の写真を撮り直しながら、彼らは人生の最期に何を想うのか。 そして平坂に訪れる、悲しくも優しい結末とは……。3つの物語が紡ぎ出す、感動のミステリー。 -
人生相談は真夜中のバーで
「妻が新型インフルエンザ恐怖症になってしまって困っています」「貸したお金を返してもらえず困っています」「キャバクラのコとつきあいたいんです」「ネットでデマを流され、迷惑しています」「妻が子供を産んでから、すっかり太ってしまいました」「カレシがいるのに他にも気になる男の人ができてしまいました」「子供が何を考えているのかさっぱり判りません」――モーさんは小さなショットバーのバーテンダーで、客からの相談に乗ることも多い。しかし悩みを解決するためのアドバイスが次々とおかしな波紋を巻き起こし、ついにはまさかまさかの秘密が露わになって……。ちょっぴり苦い読後感が癖になる連作ユーモアミステリー。『人生相談始めました』を改題。 -
人生で大切なたったひとつのこと
★★★ニューヨークタイムズベストセラー★★★ 人生の節目に、贈り物にもぴったりな1冊。 2013年アメリカのシラキュース大学の卒業式にて、ベストセラー作家ソーンダーズは、「人生で一番後悔していることは、優しくなれなかったこと」と語りました。 スピーチから三か月後、全文がニューヨークタイムズ紙のウェブサイトに掲載されると、100万回を超えるアクセスがありたちまち評判を呼びます。 後に、アメリカのランダムハウス社によって書籍化されベストセラーとなり、書評でも「旧約聖書の詩篇のように薄くて、重い」(ニューヨーク・タイムズ紙)など、絶賛されました。 多くの人の心に響いた名スピーチの、待望の日本語版! 翻訳を『思考の整理学』で有名な外山滋比古氏が手がけました。 原書 Congratulations, by the way: Some Thoughts on Kindness 原著者 George Saunders -
人生、何を成したかよりどう生きるか
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 星野リゾート代表・星野佳路氏も影響を受けた 100年語り継がれる内村鑑三の名講義「後世への最大遺物」 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 日本を代表する思想家・内村鑑三の100年以上前の伝説の講義 『後世への最大遺物』を読みやすく現代語にし復刊! お金?仕事?教育?思想?それとも・・・? ーーわたしたちが死ぬときにのこす価値のあるものは何か 古典が教える先が見えない時代を生き抜くヒント 【目次】 ・「後世への最大遺物」現代語訳 内村鑑三 1894年7月16日夜7時 1日目 : のこすべきはまずはお金、次に事業である 1894年7月17日朝8時 2日目 : 誰もがのこせる唯一のものがある ・「後世への最大遺物」を今読む人へ 解説 佐藤優 先が見えない時代をどう生きるか -
人生にも仕事にも役立つ徒然草
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 入社5年目の食品会社営業部所属の・片山せりな(28)は日々の生活に行き詰まりを感じていた。そんな彼女だが、ある僧侶が薦めてくれた一冊の本との出会いにより人生も仕事も劇的に変わっていくことになる! 主人公の女性営業社員の人生が「徒然草」という本との出会いによって劇的に変わっていく様がストーリーの中に自然と溶け込んでいて思わず作品世界に引き込まれます。マンガde名著に触れながらビジネスや自己啓発本としてのすぐれた面白さも持っていると思います。 -
人生のリフォームどき
家も、部屋も、人生も、 今が変わるとき。 即断即決の蘭子(40代) 優柔不断なスミレ(60代) 他人の二人がタッグを組んで 築40年の戸建て改装に臨む シスターフッド小説。 ___【著者からのコメント】___ 「生き方を少し変えたい」 「邪魔なものを捨てたい」 「ちょっとだけでも前に進みたい」 想いはあれど、なかなかできない。 そんなときは独りで悩まずに、 誰かの力を借りればいい。 きっと、あなたを後押ししてくれる人が 周りにいるはず…… 40代と60代の異なる生き方をしてきた女性が 自宅のリフォームをきっかけに出会い、 助け合い、再生していく、 ハートフルな物語をお楽しみください。 _________________ 【あらすじ】 人材育成会社を経営するしっかり者の 蘭子(40代)は自宅マンションのリフォームで 訪れた建築設計事務所で、 一戸建てを改装しようとしている 専業主婦スミレ(60代)と出会い 「リフォームの相談に のっていただけませんか!」 と頼まれてしまう。 自己主張がなく、決断力もない、 そんな年上の女性に呆れつつも 成り行きで関わっていく蘭子。 実は彼女自身にも、“自分を変えたい” という強い思いがあった――。 迷い、動けなくなり、 後ろ向きになるときこそ、 誰かに助けを求めていい。 1章 思い立ったがリフォームどき 2章 捨てる神あれば捨てないかみもあり 3章 言わぬが花、なのか? 4章 絵に描いたキモチ 5章 リフォームで、袖振れ合ったら他生の縁 -
人生はアイスクリーム
妻と娘を喪ったことで、いつも自殺のことばかり考えている宗太。なにを食べても吐いてしまうため、コーヒーとポカリしか口にしない生活を送っていて、餓死まであとわずか……といったある日、アメリカに住んでいる姉と、その娘が突然、自宅を訪れる。 彼女たちの心配をよそに、精神的に立ち直る気配をまったく見せない宗太だったが、無邪気にはしゃぐ五歳の姪ジルの驚くべき秘密を知ることで、生活が一変する――。 人生は、やがて儚く消えてしまうもの。しかし、そこには、かけがえのない希望が満ちあふれている。 -
人生は地獄よりも地獄的である。――芥川龍之介 地獄の2コマ名言集
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介】 この本では、人生を悩み抜いた天才小説家・芥川龍之介が作品の中に残した名言を、動物たちの2コマ漫画とともに紹介します。名言は読みやすいように現代かなづかいに改めています。また、漢字をひらがなにしたり、現在よく使われる感じに置き換えたりしています。 【著者紹介】 [企画・文]ペズル 編集ライター。著書に『孔子先生が教えるこども論語』、『もしも虫と話せたら』、『もしも恐竜と話せたら』(以上プレジデント社)、『366日のにゃん言葉』、『物語のある鉱物図鑑』(以上三才ブックス)などがある。 [イラスト]aqinasu 脱サラ僧侶。世を儚んで20年近く会社勤めをしたのち出家。今は土弄りに精を出しイラストを描く日々に満足を得る。あと、旅行が好き。 【紹介する名言の一部】 ◯阿呆(あほう)はいつも彼以外のものを阿呆であると信じている。 『河童』 ◯我々の行為を決するものは善でもなければ悪でもない。ただ我々の好悪(こうお)である。あるいは我々の快不快である。 『侏儒の言葉』 ◯後で考えて、ばかばかしいと思うことは、たいてい酔った時にしたことばかりである。 『ひょっとこ』 ◯罰せられぬことほど苦しい罰はない。 『侏儒の言葉(遺稿)』 ◯どちらがほんとうの「正義の敵」だか、滅多に判然したためしはない。 『侏儒の言葉』 ◯互いに愛し合うものは苦しめ合う 『或阿呆の一生』 ◯人間は、時として、みたされるかみたされないか、わからない欲望のために、一生を捧げてしまう。 『芋粥』 ◯人生は一箱のマッチに似ている。重大に扱うのはばかばかしい。重大に扱わなければ危険である。 『侏儒の言葉』 ◯もし憎み切れるとすれば、もっとしあわせになっているでしょう。 『二人小町』 ◯僕は屈辱を受けた時、なぜか急には不快にはならぬ。が、かれこれ一時間ほどすると、だんだん不快になるのを常としている。 『僕は』 ◯我々は我々自身のあてにならないことを、痛切に知っておく必要がある。実際それを知っているもののみが、幾分でもあてになるのだ。 『首が落ちた話』 ◯天才の悲劇は「小ぢんまりした、居心(いごころ)の好い名声」を与えられることである。 『侏儒の言葉』 ◯量的向上はたいてい質的低下である。 『文芸的な、あまりに文芸的な』 ◯輿論(よろん)は常に私刑であり、私刑はまた常に娯楽である。 『侏儒の言葉』 ◯天国は「しないことの後悔」に充ち満ちている。ちょうど地獄は炎の中に「したことの後悔」を広げているように。 『文芸的な、余りに文芸的な』 ◯ばかがるのが一番ばかだね。 『早春』 など -
人生は並盛で
(『牛丼愛』改題)子持ちの主婦パート・恵は年下バイトとの浮気に溺れ、仕事もサボりがち。生真面目な働きぶりで店長の信頼も厚いおデブな女子大生・日和は、恵の身勝手な言動に業を煮やし、逆襲を試みるが──。従業員間のトラブル、客との交流、店長の恋……牛丼屋で交錯するちょっとワケあり人間模様をあたたかな筆致で描きだす。注目度ナンバーワン作家が贈る異色の連作群像劇! 解説・藤田香織さんも激賞!「小野寺作品の主人公たちは、どんなに激しい喜怒哀楽の感情も、やがて普通の毎日に溶かし込んで生きていく。そのいってしまえば地味な強かさを読むといつも、心の凹みかけていた部分が、パコンと戻るような気になる」 -
人生はにゃんダフル
主人公のたま子は、自称ネコ!? 料理動画を配信して生きるたま子は、生き方がすべてネコずくし。魚料理が大好きで、皿も舐めて食べる。 そんな彼女の密かな楽しみは、街中を駆け回ることだった。 ある日、たま子はその腕をかわれ、パルクールの教員に誘われ......。 自称ネコが巻き起こす、ニャンダブル・ストーリー! 電子版は猫にちなんだにゃんにゃん価格(税抜)でお届けします。 -
人生は野菜スープ
友人でも恋人でもない、相棒という得難い関係性の、 風のような成り行き。 ボーイ・ミーツ・ガール。はじまりは映画館。 女はロビーの長椅子に座り、男は眠りこけていたのが目覚めたばかり。 スクリーンを凝視していない2人は 映画館は映画を観るところ、という思い込みから自由だ。 友人や恋人のように重力の中で生きない、 ただ風の中で生きる、相棒として。新宿で。富浦で。 大切なのは、自分たちが何者で、これからどうするかではなく 例えば変形して痛みの伴う足を、ビー玉を使ってラクにしてやれる技術だ。 10ccに「Life is a Minestrone」という曲があります。 気になる方は検索するなどしてみてください。 【著者】 片岡義男:1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。 -
人生、よくばリス 病気だって楽しいことだっておおもりに頬張ります
毎日は、楽しいことがもりだくさん! 心がほっこりあたたかくなるヒューマンドラマ。 8歳離れた妹の里奈は、自他ともに認める「よくばり」だ。 小さいころから病気がちで、幼稚園や小学校を休むことも少なくなかったが、 さまざまな体験をなんでもかんでも楽しんでしまう姿はどことなく、 2つの頬袋いっぱいにドングリを頬張るシマリスを思わせる。 よくばりなリスのごとく、小さな体でパワフルに、笑顔いっぱいに毎日を過ごす里奈。 彼女がある難病にかかっていることがわかっても、その姿勢は変わらなかった……。 繰り返される入院生活とリハビリ生活。 それでもつねに笑顔を絶やさず、周囲の人の優しさを享受して人生を楽しむ彼女の生き方に、 心がきっとあたたかくなるハートフルドラマ。 -
人生を変えてしまうほどの、恋をした
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 著者累計30万部突破。ツイッターで16万人が共感した(2020年1月現在)、 出逢いやかけがえのない想いを大切にできるようになる、心のおまもり本です。 あなたのこれまでに間違いなんてどこにもなかったと、すべてを優しく包み込んでくれます。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 人を好きになれば綺麗な感情だけじゃなく、時に苦しいほどの嫉妬をして相手を傷つけ、 自己嫌悪をしてしまったり、叶わない想いや、行き場の無い、感情に思い悩んだりしてしまいます。 こんな辛い思いをせずただ単純に、愛する人を愛することが出来たなら、どれだけいいだろう。 思い悩むことなく、 ただ真っ直ぐに好きでいられたらどれだけいいだろう。 けれど、人を好きになることは傷つく覚悟と共にあるのではないでしょうか。 思い悩み、苦しいと感じても尚、その想いを持ち続け、たとえ報われなくても 人を好きでいることは何よりも尊いと思います。 恋愛に限らず、生きていくことはいくつもの壁を乗り越えていくものだと思います。 その壁は小さなものもあれば、見上げるほど大きなものもあります。 何度諦めようとしただろう。 何度泣いて前が見えなくなっただろう。 どれだけ遠回りしてしまっただろう。 それでも何かを信じ、その壁一つ一つに立ち向かう姿、 前に進もうとする姿こそが人の本当の美しさ、そして強さではないでしょうか。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 本書は恋愛だけではなく 『自分自身』そして『幸せ』について書かれています。 思い悩む人の背中を押すヒントになれば嬉しいです。 そしてこの本を読んだ人自身がその悩みの答えを見つけ、 前を向き、凜として歩き出す力となりますように。 -
人生を狂わす名著50
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 知らない本が知れる。知っている本は、もっとおもしろくなる! ノーベル文学賞を受賞された カズオ・イシグロの『わたしを離さないで』の書評も収録されています! 著者は23歳。現役の京大院生。 文学研究をするかたわら、京都天狼院で書店員として働く文学マニアの女の子。 この本は、『京大院生の書店スタッフが「正直、これ読んだら人生狂っちゃうよね」と思う本ベスト20を選んでみた。《リーディング・ハイ》』 というタイトルで「天狼院書店」のウェブサイトに掲載され、 2016年、年間はてなブックマーク数ランキングで第2位となり、 本好きのSNSの間で大反響を呼んだ記事をもとに書かれたブックガイドです。 外国文学から日本文学、漫画、人文書まで、人生を狂わされる本を50冊選書。 その一つひとつに確かな紹介文が書かれています。 加えて「文学研究」の視点で、50冊それぞれに「その次」に読みたい本を3冊ずつ紹介。 本書には合計200冊の名著が紹介されています。 -
人生を励ます黄金の言葉
「一度知ったら二度と自分を離れなくなる、いくつかの言葉の組み合わせというものがあるものだ」――司馬遷、ゲーテ、ゴーリキイ、太宰治……先人たちの深い思索と体験が生んだ、たった一行か二行の短い言葉。出会った瞬間ピカッと光って著者の心に突き刺さった鮮やかな言葉。悩み傷つき、自分を見失いかけた現代人を勇気づけてくれる、珠玉の言葉のアンソロジー。 「私は自分の尊敬するものしかおそれない」――スタンダール 「運命はわれわれに幸福も不幸も与えない」――モンテーニュ 「自分はこれだけの者、という気持ちでやろう」――尾崎一雄 「薪を穴倉の中でくさらせてしまってはならぬ」――アラン 「ああ今おれは彼と会ってる、確かに会ってる」――木下順二 -
人体模型の夜
首屋敷と呼ばれる空家の地下室にたたずむ、不気味に着飾られた人体模型。忍び込んだ少年がその胸元に耳を押し当て聞いた幻妖と畏怖の12の物語。妻の胎内に悪魔が宿っていると言われた夫は……(「邪眼」)。鋭敏な嗅覚を持つ女性を襲う異臭(「はなびえ」)。盗聴が趣味の男が壁ごしに聞いた優しい女の声の正体は…(「耳飢え」)。人面瘡評論家の私を訪ねてきた男のおぞましい秘密(「膝」)。眼、鼻、腕、脚、乳房、性器。愛しい身体が恐怖の器官に変わる甘美と戦慄――稀代の才能が紡ぐホラー小説の極致! ※1995年発売の集英社文庫版から、ルビの修正などを加えた新版です。重複購入にご注意ください