刹那の夏

刹那の夏

小説・文芸
2,200円 (税込)

11pt

災害により甚大な被害を受けた地にボランティアとして訪れた女性二人組。宿の娘は、生涯独身を貫いた伯父の遺品であるミニチュアの文机と本が入れられたボトルを彼女たちに見せる。ボトルの中の本の開けない頁に記されているはずの言葉をみつけるため、三人は伯父が少年時代の夏の追憶を綴ったノートから、隠された秘密を探っていく――表題作ほか、通り魔殺人が連続して起きている北の果ての町で、アパートの隣室同士になった孤独な男女の交流が思わぬ展開を遂げる「地の涯て(ランズ・エンド)」など五編を収録する。〈七海学園シリーズ〉の名手が満を持して贈る、技巧と叙情が紡ぐミステリ短編集。/【目次】刹那の夏/魔法のエプロン/千夜行/わたしとわたしの妹/地の涯て(ランズ・エンド)

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内ミステリー
  • 出版社
    :
    東京創元社
  • タイトル
    :
    刹那の夏
  • タイトルID
    :
    1992598
  • ページ数
    :
    286ページ
  • 電子版発売日
    :
    2025年10月31日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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刹那の夏 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ハッピーエンドとは言い切れない。
    ただ決して希望がないわけではない。
    そんな話が詰まった短編集。
    以前のお話の登場人物も出てきたりしたのかな?
    作者様の長編もまた読んでみたい。

    0
    2025年12月12日

    Posted by ブクログ

    ミステリー短編集。
    どの話も現実世界を舞台にしているようでズレている、不思議な世界観。そしてダーク。
    表題作の「刹那の夏」はレトロな雰囲気と田舎の子供たちの様子がなんだか懐かしくて好き。

    0
    2026年02月07日

    Posted by ブクログ

    被災地にボランティアとして滞在中、その滞在先の若者から「死んだ伯父の残したボトルシップ」を見せられる。ボトルシップの謎のため、残された日記をもとに伯父の子ども時代を紐解いていく─

    表題作のうつくしさと残酷さ、奇跡的、いや悪魔的な偶然を下地にした真相の凄まじいこと!
    "奇跡の道"を駆ける後ろ姿、水満ちる岩屋のなかで見つめ合うふたり、その枠外の残酷さをまぶたの裏に想像して、うつくしさに悶絶する。
    短編集でぜんぶ楽しめたけど、「刹那の夏」は幻想的な文章で描かれる子どもたちのひと夏にどっぷり浸かれる名作。

    0
    2026年01月19日

    Posted by ブクログ

    久し振りに読めたなぁ〜って思う作家さん。シリーズの新刊も最近出たらしいのでそちらも気になってます。わりと暗めなテーマな作品が多いと感じた短編作品が篇でしたが、この作家さんの独特な作風雰囲気と力量でスルッと読めるお話だったなぁ〜って印象です。作中にスルッと散りばめられた謎や演出に久し振りに流石だなぁ〜って感嘆させらせました。(^_^)b

    0
    2025年12月20日

    Posted by ブクログ

    表題作は、青い海と陽光が広がる海沿いの村の情景が深く心に残る叙情ミステリ。

    ノスタルジックな風景の裏で、登場人物たちが抱える過去の罪や消せない痛みが静かに暴かれていく。

    その眩しい夏の記憶の影にある業の深さに、ひどく胸が締め付けられる。

    0
    2026年10月13日

    Posted by ブクログ

    七河迦南さん初読みです。
    少年少女の青春と淡い恋の煌めきみたいなものが著者はお好きなんだろうか。
    表題作の『刹那の夏』と『千夜行』という話はまさにそんな物語で。両方とも海辺が舞台だし…夏の海って青春ど真ん中な感じがします。そんなキラキラした青春の中で複雑な家庭に育った少女とその少女を助けようとした少年の選択が悲しい…。キュンとするけどとても切ないお話でした。

    ただ、私はあまり好みではなかったかな…。
    若い子にそんなに重たいものを背負わせるのは可哀想なのでは…と思ってしまって。あと単純に自分が青春モノに興味がないせいもあります。
    青春とかボーイミーツガールみたいなものがお好きな人はハマるんじゃないかと思います。

    あと、様々なところにロシア語が出てくるんですが、著者はロシア文学を専攻していたとか何か繋がりがあるのかなぁと気になりました。

    0
    2026年03月08日

    Posted by ブクログ

    幻想的な世界観を持つ短編集。少し長いのや短いの、合わせて5編からなる。どれも不思議なんだけど著者の強い意図を感じられた。私は始めの「刹那の夏」が1番好きだった。

    0
    2026年01月19日

    Posted by ブクログ

    淡く幻想的な世界観ながら、救われない人間の足掻きや現実を強烈に描いたミステリー短編集 #刹那の夏

    ■きっと読みたくなるレビュー
    家族や親族など、深いつながりの中に残酷さ… その運命に対して抵抗したり向き合ったりする人々を描く作品集。表題作『刹那の夏』は長めのお話になっており、他四作は短めの短編です。各作品、綿密かつ上品な筆力で書かれています。

    読んでいると重みに潰されそうになってしますね~、でもこの深海に潜っていくような感覚が本書の一番の読みどころ。最後まで読んでも、ほとんどカタルシスを得られることなく悲しく終わってしまうのが魅力。

    特に少年少女を描いた作品では、淡く幻想的な世界観が感じられながらも、人間の利己的な部分や厳しい現実が見え隠れするですよ。なんかこう、心が壊れていくような感覚に陥るんですよね。

    まずイチ推しなのは『刹那の夏』ですね。序盤から惹きつけられましたね~、まず伯父のかつての謎ってのが魅力的ですよ。

    青春っていいよねーって感じで読んでたら、中盤以降は想像以上にスリリングな展開にびっくり。謎解きも唸りましたね、人間の奥底にある動機、トリックの真相にも顎がはずれる勢いでした。また七河迦南先生らしい仕掛けもあって、ファンとしては嬉しいですよね~

    どこまでも読んでてシンドイのは『魔法のエプロン』。未就学児二人の世話をする女子小学生、辛い環境にあるヤングケアラーを描いた作品です。ヤングケアラーの小学生はもちろん、保護活動している職員たちの心情が切々と吐露される。ひりついた現実に目が離せませんでした。

    また、ポオとワーグナーを愛する親族の家で過ごすことになった少年の物語『千夜行』は、親族間の愛情が激しくも憂鬱に描かれています。

    本作は秋の夜長、深夜になんかにおすすめですね。何処までも落ちていけます。そしてあなたの心は、痛みと余韻で満たされることになるでしょう。

    ■ぜっさん推しポイント
    透明感あるんだけど、どこまでも救われない人間の足掻きが強烈。人間が欲情する、怒るなど、負の感情を出す「刹那」が描かれている作品だと思いました。読んでいると突然するどいナイフを突きつけられるような、どきっとした瞬間が何度もありましたね。

    0
    2025年11月20日

    Posted by ブクログ

    なかなか良かった。
    明かされた真実を含めなかなかヘビーな真相が見えるのはいい。
    この人らしい作品でした。
    3054冊
    今年282冊目

    0
    2025年11月06日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     日常生活の中でのある人の過去についてのミステリーという感じでした。
    ・刹那の夏
    ・魔法のエプロン
    ・千夜行
    ・わたしとわたしの妹
    ・地の涯て(ランズ・エンド)
    この5話の短編の中で慈雲が印象に残ったのは「魔法のエプロン」「わたしとわたしの妹」です。「魔法のエプロン」は、小岩井保健師が残された子供二人の母親代わりとなって面倒を見ることになるんですが、以前の母親がつけていた魔法少女というキャラクターのエプロンをつけて。そこが印象に残りました。「わたしとわたしの妹」は登場人物の設定が印象に残りました。
     他の3話も面白かったです。

    0
    2026年10月26日

刹那の夏 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内ミステリー
  • 出版社
    :
    東京創元社
  • タイトル
    :
    刹那の夏
  • タイトルID
    :
    1992598
  • ページ数
    :
    286ページ
  • 電子版発売日
    :
    2025年10月31日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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