【感想・ネタバレ】刹那の夏のレビュー

あらすじ

災害により甚大な被害を受けた地にボランティアとして訪れた女性二人組。宿の娘は、生涯独身を貫いた伯父の遺品であるミニチュアの文机と本が入れられたボトルを彼女たちに見せる。ボトルの中の本の開けない頁に記されているはずの言葉をみつけるため、三人は伯父が少年時代の夏の追憶を綴ったノートから、隠された秘密を探っていく――表題作ほか、通り魔殺人が連続して起きている北の果ての町で、アパートの隣室同士になった孤独な男女の交流が思わぬ展開を遂げる「地の涯て(ランズ・エンド)」など五編を収録する。〈七海学園シリーズ〉の名手が満を持して贈る、技巧と叙情が紡ぐミステリ短編集。/【目次】刹那の夏/魔法のエプロン/千夜行/わたしとわたしの妹/地の涯て(ランズ・エンド)

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ハッピーエンドとは言い切れない。
ただ決して希望がないわけではない。
そんな話が詰まった短編集。
以前のお話の登場人物も出てきたりしたのかな?
作者様の長編もまた読んでみたい。

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2025年12月12日

Posted by ブクログ

久し振りに読めたなぁ〜って思う作家さん。シリーズの新刊も最近出たらしいのでそちらも気になってます。わりと暗めなテーマな作品が多いと感じた短編作品が篇でしたが、この作家さんの独特な作風雰囲気と力量でスルッと読めるお話だったなぁ〜って印象です。作中にスルッと散りばめられた謎や演出に久し振りに流石だなぁ〜って感嘆させらせました。(^_^)b

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2025年12月20日

Posted by ブクログ

幻想的な世界観を持つ短編集。少し長いのや短いの、合わせて5編からなる。どれも不思議なんだけど著者の強い意図を感じられた。私は始めの「刹那の夏」が1番好きだった。

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2026年01月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【収録作品】
「刹那の夏」 被災地で、宿の娘が見せてくれた彼女の伯父の日記から、ボランティアの二人が過去の罪を読み解く。
「魔法のエプロン」 児童虐待の話。
「千夜行」 叔母といとこの暮らす館で一夏を過ごすことになった高校生の少年・理水(マサミ)の話。
「わたしとわたしの妹」 新人教師の冬美は一年生の担任になり、宮田麻里亜の日記に不審を覚えて、家を訪ねる。
「地の涯て」 連続通り魔殺人が起きている北の果ての町での孤独な男女の交流。

どれも重い。いろいろと考えさせられてしまう。「千夜行」は人間関係がややこしくて、相関図がありがたい。「わたしとわたしの妹」は、そっちか~! という感じ。「地の涯て」は、「わたし」が何をやらかしたのかが気になる。もし、著者の別作品の後日譚だったら、教えてほしい。

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2025年12月30日

Posted by ブクログ

淡く幻想的な世界観ながら、救われない人間の足掻きや現実を強烈に描いたミステリー短編集 #刹那の夏

■きっと読みたくなるレビュー
家族や親族など、深いつながりの中に残酷さ… その運命に対して抵抗したり向き合ったりする人々を描く作品集。表題作『刹那の夏』は長めのお話になっており、他四作は短めの短編です。各作品、綿密かつ上品な筆力で書かれています。

読んでいると重みに潰されそうになってしますね~、でもこの深海に潜っていくような感覚が本書の一番の読みどころ。最後まで読んでも、ほとんどカタルシスを得られることなく悲しく終わってしまうのが魅力。

特に少年少女を描いた作品では、淡く幻想的な世界観が感じられながらも、人間の利己的な部分や厳しい現実が見え隠れするですよ。なんかこう、心が壊れていくような感覚に陥るんですよね。

まずイチ推しなのは『刹那の夏』ですね。序盤から惹きつけられましたね~、まず伯父のかつての謎ってのが魅力的ですよ。

青春っていいよねーって感じで読んでたら、中盤以降は想像以上にスリリングな展開にびっくり。謎解きも唸りましたね、人間の奥底にある動機、トリックの真相にも顎がはずれる勢いでした。また七河迦南先生らしい仕掛けもあって、ファンとしては嬉しいですよね~

どこまでも読んでてシンドイのは『魔法のエプロン』。未就学児二人の世話をする女子小学生、辛い環境にあるヤングケアラーを描いた作品です。ヤングケアラーの小学生はもちろん、保護活動している職員たちの心情が切々と吐露される。ひりついた現実に目が離せませんでした。

また、ポオとワーグナーを愛する親族の家で過ごすことになった少年の物語『千夜行』は、親族間の愛情が激しくも憂鬱に描かれています。

本作は秋の夜長、深夜になんかにおすすめですね。何処までも落ちていけます。そしてあなたの心は、痛みと余韻で満たされることになるでしょう。

■ぜっさん推しポイント
透明感あるんだけど、どこまでも救われない人間の足掻きが強烈。人間が欲情する、怒るなど、負の感情を出す「刹那」が描かれている作品だと思いました。読んでいると突然するどいナイフを突きつけられるような、どきっとした瞬間が何度もありましたね。

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2025年11月20日

Posted by ブクログ

なかなか良かった。
明かされた真実を含めなかなかヘビーな真相が見えるのはいい。
この人らしい作品でした。
3054冊
今年282冊目

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2025年11月06日

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