セックスロボットと人造肉 テクノロジーは性、食、生、死を“征服”できるか

セックスロボットと人造肉 テクノロジーは性、食、生、死を“征服”できるか

「性愛」「肉食」「生殖」「自死」。それはテクノロジーの、最後のフロンティア。
高性能AIを搭載し、あなたの欲望をすべて叶えるロボットは「完璧な伴侶」になりうるか? 人工で培養した肉は動物たちの権利を守り、気候変動を防ぎ、地球を救うだろうか? 妊娠も出産も、代理母すら必要ない人工子宮による生殖は本当に女性たちを社会的に救うのか? 人間にとって「満たされた、完璧な死」とは何なのか……?
科学と倫理の境界でゆらぐ、21世紀の性、食、生、死。生命倫理、暴走する資本主義、ジェンダーとフェミニズム、気候変動、管理社会、ウェルビーイング……様々な命題が複雑に絡み合う最新技術開発の最前線で、気鋭のジャーナリストがその進歩や課題、あるいは華やかなシリコンバレーの起業家たちをはじめとしたプレイヤーの虚実を5年にわたって現場取材し、21世紀の「人間性」のゆくえを考察した、グレーな近未来ガイド。
Jenny Kleeman “SEX ROBOT & VEGAN MEAT - Adventures at the Frontier of Birth, Food, Sex and Death”の完訳。

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セックスロボットと人造肉 テクノロジーは性、食、生、死を“征服”できるか のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    日本で生きていると実感の湧かない世界の実情、地球の現実を知ることができた、自分にとってはとても貴重な一冊。
    テクノロジーの発展は、確かに私たちを便利な生活へと導く。しかし、その甘い蜜を現代を生きる誰もが吸っている(無意識的に)からこそ、「便利さ」という誘惑に私たちは驚くほど脆弱だ。
    現代に蔓延る社会

    0
    2024年04月26日

    Posted by ブクログ

    ●2025年10月3日、池袋ジュンク堂本店にあった。
    これからの時代は、人工肉にもAIが関係してるのかーと思って、読んだ方がいいかと思った。

    0
    2025年10月03日

    Posted by ブクログ

    テクノロジーの進化によってもたらせる
    性、食、生、死のアップデート。

    技術革新によってこれら全てがもし自在コントロールができるようになったとして、その先にあるのは果たしてユートピアと言えるのか。

    本質的で根源的な自分にとっての"幸せ"はなにか考えさせられました。

    AI黎明期

    0
    2025年06月27日

    Posted by ブクログ

    性、食、生、死にまつわる4種類の近未来の技術に挑む人々を取材したルポルタージュ。技術の革新性よりも、シリコンバレーなどで開発に挑むユニコーン企業の”上手くいくまでは上手くいっている様に見せる”というビジネスの論理が共通している点に驚いた。

    0
    2024年12月26日

    Posted by ブクログ

    多様化した現代社会で表面化している性愛、肉食、生殖、自死の問題
    人間性の根幹領域をテクノロジーに委ねることで、何か大事なものを失っている
    しかしすでにもう舵は切られているんだな…
    ホモ・サピエンスは本当に、ホモ・デウスになるのか

    面白いが末恐ろしい読書体験

    0
    2024年09月28日

    Posted by ブクログ

    最後まで読めなかったけど面白かった。特に人工肉の章。フードテックで働いているので今後食べ物に関する人間の価値観がどう変わっていくのか興味がある

    0
    2024年07月26日

    Posted by ブクログ

    最先端テクノロジーは人間を幸福にするのか。自称「懐疑的なひねくれもの」である女性ジャーナリストが取材するテクノロジーの世界には、人間の見栄、虚栄心、エゴ、支配欲が充満している。
    テクノロジーをフェミニズムの問題として読める新鮮な読書だった。

    0
    2022年10月09日

    Posted by ブクログ

    最新のテクノロジーを詳しく知れると思いながら読んだけど著者の私情がふんだんに入っていて正直邪魔だった。しかも批判的…
    セックスロボット、人工肉、人口妊娠、自発的な死を取り上げている。

    テクノローと倫理がテーマだった。でも著者に興味はないんだよななければ良かったな。

    0
    2024年03月28日

    Posted by ブクログ

    倫理の議論が追いついていないほどの超最先端テクノロジーに対して、フェミニズムの視点と生身の人間を最上と定義する著者がインタビューをする内容。質問内容にも筆者の考え方が色濃く出ている。
    最新技術はどれもSFのような夢のある発明ばかりで、読んでいてワクワクする。倫理的な議論の余地も存在するが、超最先端テ

    0
    2024年02月12日

    Posted by ブクログ

    性、食、生、死の形が今後多様化していくのは間違いないと思うし、その多様化を進めていくのは本書に書かれているような人々なのだろうけど…なんとなく拒絶感を感じてしまう…著者が否定的だからなのか、本能的なものなのか…
    何十年、何百年後には書かれているような技術が普及してる未来が本当にくるのかしら…?

    0
    2023年04月03日

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