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Posted by ブクログ
ブスブスブス
私はこんなに素晴しい女性なの!
お料理だって、お掃除だって、家事はもちろんお手の物。
それに言葉遣いだって美しいし、自分を常に高めようと努力しているの。
美しいし、心根だって優れているし、あとは素晴しい殿方だけ。
ね、なんで結婚できないのだと思う?
それはね、あなたみたいなブスが、殿方を手練手管でたぶらかしているからよ、ね、いいこと、カニバット様のおっしゃる通りにしていたのよ、だから私は、
哀れというのでもなく、可笑しいというのでもなく、ただただ呆然とする。
ブスブスブスと連呼しながら頭に渦巻く疑問。
それを結婚という幻想に覆い隠しながら、連呼する。
そうでなければ自らの思いを何に託すことができようか!
フェミニズムを否定し、結婚を理想郷のように崇めている彼女らは一見恐ろしく何とも馬鹿げているように思える。
しかしそこにあるのは、行き場を失った「自分」を求める人間の姿。
本書の感想を述べるのはとても難しい。
評するのも同様に。
迫りくる言葉は、「こばと会」の正気の沙汰とは思えない彼女らの思い込み、あるいは正義。
結婚と女と容姿という、普遍的でありそうで実は現代特有の問題について、読む者は頭を撹乱、いや、ミキサーにかけられたようになる。
面白いとか面白くないとか、そういうことを考える前に訳がわからなくなるのだ。
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