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Posted by ブクログ 2022年03月06日
★あふれる芸過剰★再読。前回読んだ時の記憶はないが、とにかく読み通すのに気力が必要。純文学も女性性も複数の語り口も何の知見もなく、とにかく過剰さに圧倒される。正直なところブスかどうかにこちらはそんなに関心はない。内容の先端性以上に、幻想と悪態と複層する語り口を続けられる筆者の体力と技術と自信に押され...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年12月16日
醜貌を自認し一人で穏やかに暮らす作家に、結婚第一で男尊女卑全開の女ゾンビたちが次々と襲いかかるお話。本作が書かれたのは90年代後半だけど、現代も「モテ」や「男ウケ」などの言葉が溢れ、それらに食傷気味である私にとっては恐ろしくも痛快な小説で面白かった。時代は変わっても女性が背負う他からの先入観や偏見...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年03月18日
ブスブスブス
私はこんなに素晴しい女性なの!
お料理だって、お掃除だって、家事はもちろんお手の物。
それに言葉遣いだって美しいし、自分を常に高めようと努力しているの。
美しいし、心根だって優れているし、あとは素晴しい殿方だけ。
ね、なんで結婚できないのだと思う?
それはね、あなたみたいなブスが、殿方...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年02月03日
初めて笙野頼子の小説を読んだが、圧倒された。
強烈なメタと攻撃的文体で独特のフェミニズムが書いてある。しかし実際はそんな生やさしいものではなく、罵詈雑言の暴風雨が吹き荒れる。勘弁してくれと泣き言をいっても止まらない。勿論それは自分に対して言われているのではないのだが、受け止めるのは自分(読者)の言語...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年09月26日
つかみにくい話。
ありえない話なんだけど、よくある話でもある。
たとえばブス描写。ひとつひとつの描写がぜんぜんおかしくない。普通にみかけるコンプレックスや弱点や、そんな程度のものなんだけど、全部集まると大層な、でも異形じゃないただの外れ値になる。
無知を恥じもせず人を責めるだけの妄言を吐きまくる説...続きを読む
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