集英社作品一覧
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4.32歳で完成したヒトの体内時計は生涯、健康に影響する。赤ちゃんのひどい寝ぐずりや夜泣きの原因には諸説があるが、著者は長年の臨床経験から以下のように想定している。それは「誕生直後は『超日リズム』で生活していた赤ちゃんが、乳児期になり『概日リズム』を身につけるときに、自身の体内時計と社会活動のリズムとの間でずれが生じることで、睡眠障害や不機嫌さを起こす」というものである。この状態は赤ちゃんが〈時差ぼけ〉を起こしているようなもので、心身に様々な影響が出ることを意味する。ヒトの体内時計は生後1歳半から2歳にはほぼ完成し、生涯にわたり健康に強い影響をもたらす。本書では、体内時計の知識、睡眠障害と発達障害との関連性、睡眠治療の検証などを提示する。【主な内容】○体内時計の準備は胎児期後半に始まる ○概日リズムと超日リズム ○健康な乳幼児に必要な睡眠時間 ○脳の海馬は睡眠欠乏に弱い ○遅刻リズムと不登校リズム ○概日リズム睡眠障害と発達障害 ○眠るタイミングがつかめない赤ちゃん ○フランス人の睡眠教育 ○赤ちゃんに「時間」を教えよう ○夜間授乳は定期的な覚醒のリズムを作ってしまう ○うつ、糖尿病、認知症、がんとの関連性
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3.7極端な育児観をもつ親が増えている。赤ちゃんが集中しているからと1日7時間もテレビを見せる、手当たりしだいに育児教室に通わせる、赤ちゃんが思いどおりにならないからと自信喪失する。これらの行き過ぎた現象の背景には、20世紀的な右肩上がりの成長、発達観があるのではないか。「子どもの成功」にこだわりすぎることで、子どもからの自然な成長のメッセージを無視しているのではないか。本書では、脳科学、発達行動学を専門とする小児科医が、親を駆りたてる早期教育、臨界期等の“科学的根拠”をもう一度科学的に検証しなおすことで、「普通の育児」こそが今まさに重要であると説く。新しい「赤ちゃん学」の誕生である。【目次】序章 悩める母親の育児事情/第1章 誤解を生んだ「科学的根拠」/第2章 胎児の能力の不思議/第3章 生後二ヶ月革命/第4章 神経ダーウィニズムと子育て/第5章 テレビと育児/第6章 育児の目的と目標/第7章 子どもの発達を幅広く「見る」/あとがき/参考文献・引用出典
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-想いはめぐる。たとえ形は変わっても…。 岡本モカ夫は、実家の喫茶店でいつも勉強をしている奈美子に恋をした。父親からもらった「幸運のカップ」を受験のお守りと一緒に奈美子に贈るが奈美子は他の子供にあっさりあげてしまう。「幸運のカップ」のたどり着く先は…? 心があったかくなる読みきり5編 【同時収録】春色の肖像/*Blossom Season*/赤糸リール/poco a poco
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2.0武器は“言葉”! 完全論破ディベートバトル!! 「お前、いま納得したな――?」 町中でフードを被った少女と大男が揉めている。そこへふらふらへらへら安物のマント姿の男・ワードがやってきて、剣も魔法も使わずにあっさり問題を解決! 彼はこの世界でもっとも恐れられる存在――言葉で納得させることによって、絶対的な力で相手を操る“戦闘論者”(バトロジカ)と呼ばれる流浪の能力者だった! 危険視されて連行されたお城でワードを待っていたのは先ほどのフード女あらため、この国の王女であるミシェル殿下。 「あんた、私に力を貸しなさい!」 「シュークリームで手を打とう」 気がつくと国を揺るがす一大事件に巻き込まれていたワードは、ミシェルを守り抜けるのか!?
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4.0「死にそうになったら延命治療なし 人工呼吸× 死んだら読経、戒名なし」という遺言を東日本大震災の年にしたためていた女優・木内みどり。2011年3月11日以降、彼女はそれまでとはがらりと生きかたを変え、政治・社会活動に積極的に参加し、脱原発や反戦運動などに奔走した。常に死を意識して、生きているうちにやれるだけのことを、と世界と日常を見つめ、日々発見をし、学習し、発信する。出張先で亡くなる直前まで元気に自らの思いを表現していた。最期も自分らしくありたいからと、亡くなる1年前には散骨の場所を見つけている。そんな彼女のあかるい死生観を、遺されたエッセイや、絵、お別れのために開催された「木内みどりさんを語りあう会」の様子から紡ぎだす。
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3.0【SD名作セレクション(テキスト版)】★品名:アキカン!★あらすじ:ファーストキスはメロンソーダの味!? ある日、大地カケルが飲もうとした缶ジュースが、突然女の子に! わがままメロンソーダの「アキカン」・メロンのオーナーになってしまったカケル。学校に通いはじめたメロンの存在にカケルの幼なじみ・なじみの気持ちは複雑。さらに「アキカン」たちが戦いあう「アキカン・エレクト」がスタート! 戦いたくないカケルを尻目に、メロンは戦闘意欲充填満タン! 前代未飲のすっからかんラブコメ、開封!! ★賞味期限:開封後はお早めに。なくなる前に新しいメロンソーダを足してください。※この商品にはイラストが収録されていません。
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-【生と愛の尊さを謳う与謝野晶子の“反乱”の物語】未だ男尊女卑の色濃き明治の世に、女性の情念をあふれんばかりに綴った歌集・「みだれ髪」――数多くの恋に、子育てに、創作にまっすぐ突き進む晶子の生涯を、高橋由佳利が鮮やかに描き出す。
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4.7「干物妹!うまるちゃん」の大人気キャラ・海老名菜々ちゃんが主人公!! 方言あり、グルメあり、恋愛要素までありの海老名ちゃんスピンオフ!! 「うまるちゃん」本編では、うまる達と八王子の荒矢田高校で過ごす、海老名ちゃん。高校入学をきっかけに東京にやってくる前、秋田で暮らしていた日々も描かれる!?
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3.8『こち亀』作者・初のビジネス指南書! 長く、そして面白く仕事をする秘訣がここに! 「なぜ、40年間も週刊連載を休まずに持続できたのか」これは僕がとてもよく聞かれる質問です。対する僕の答えは、さほど面白いものではないかもしれません。いまになっていえることといえば、“目の前にあることをこなし、ひとつ ひとつ積み重ねること”。月並みかもしれませんが、これしかないのです。(まえがきより)週刊少年ジャンプで『こちら葛飾区亀有公園前派出所』、通称『こち亀』を一度の休載もせずに40年間連載し続けた作家=秋本治は、どのような思考・行動で日々仕事をしていたか? ・週刊連載時代、そして現在もどのようなタイムスケジュールで働いているのか。・『こち亀』の毎回のアイディアはどこから出てきたのか。・歴代担当全員とうまくいった人間関係はどうやって築いたのか。など、偉業を成し遂げた著者の仕事の取り組み方、考え方を「セルフマネジメント術」「時間術」「コミュニケーション術」「発想術」「健康術」「未来術」の6章立てで、本邦初公開。巻末には本書のために描き下ろした特別漫画「両津勘吉の仕事術」も掲載!
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3.5遭難したダイビング仲間を探すため、奥多摩の地底湖に潜った正人は複雑に枝分かれした水中洞窟に迷い込む。命綱は切れて酸素の残りもわずか。死を覚悟した正人を出口へと導いたのは、直接頭に入り込んできた“彼女”だった。体の奥に響く衝撃とともに浮かぶイメージ。あれは一体何だったのか。正体を明らかにしようと再び正人はその地へと向かう――。著者の原点となった傑作ファンタジー小説。
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5.0時は平安末期。300年続いた貴族の世も乱れ、貴族の血を継ぐ武士が台頭し始めた。その武家のひとつ「清和源氏」源義朝の長男として生を受けた“義平”は日本一の武士となるため平安の世を駆け抜けるのだった―――
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-この世界の人間は皆魔力を持っているが、加護が覚醒していなければ魔法を使うことはできない。しかし俺は、十五歳の時に受ける儀式で『加護なしの無能』と言い渡されてしまった。そして、義父に家を追い出されただけでなく、兄のアダムにも裏切られて立ち入り禁止区域の『奈落の谷』に突き落とされてしまった俺は、儀式もアダムによって仕組まれた嘘の鑑定だったということを聞かされる。谷の底へと落ちていく中で覚悟を決めたその時、俺は柔らかい何かの上に落ちた。それは、危険度A級ランクの魔獣イエティだった!! はじめて対峙するA級ランクの魔物に俺は――!? これは、全てを失い奈落の底まで落とされた少年が、最強の力で成り上がっていく物語。
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-「文芸漫談にようこそおいでくださいました。今回は芥川龍之介『藪の中』を読むという、大変な回となっております。」(奥泉)。芥川賞作家と希代の仕掛人が捨て身でおくる“漫談スタイル”の超文学実践講座。本電子書籍は、文芸誌「すばる」2011年3月号に掲載された作品の電子版シングルカットです。
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3.9羽田空港に突如、中国のステルス爆撃機が飛来した。女性パイロットは告げる。「積んでいるのは核兵器だ」と。核テロなのか、あるいは宣戦布告なのか。警察庁の鶴来(つるぎ)は爆撃機のパイロットを事情聴取しようとするが、護送中に何者かに拉致されてしまう。囚われた彼女を助けたのは鶴来の義兄で警備員の真丈(しんじょう)だった。核起爆の鍵を握る彼女の身柄をめぐり、中国の工作員、ロシアの暗殺者、アメリカの情報将校、韓国の追跡手が暗闘する。爆発すれば人類史上最大の犠牲者が――その恐怖の中、真丈と鶴来が東京中を奔走する。『天地明察』、『十二人の死にたい子どもたち』、「マルドゥック」シリーズ等数々のヒット作を生み出した著者が、作家生活25年のすべてを込めた極上の国際テロサスペンス。
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5.0【小説版登場!】「ダイハチ」の凸凹コンビが刑事に転身!? 「金塊強奪事件」の後始末で、県警の手伝いをすることになった黒騎と瀬名。そこで二人は、とある事件の裏に隠された陰謀を捜査しようと動きはじめ…!? その他、「ダイハチ」のメンバーのゆる~くて騒がしい日常を描いたオリジナルエピソードを多数収録!!
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4.5この令嬢に、買えぬ物無し。 アジア最大の闇組織のドン・犬飼源一郎時貞が108年の天寿を全うした。その孫娘・犬飼千冬が受け継いだ遺産・総額なんと5000兆円。アマ〇ン創始者の資産の約360倍。日本の国家予算の約17倍。規格外の財力を手にした悪徳令嬢の望みは「友達を作る」こと…!? 時事ネタ・風刺ネタ満載、圧倒的コメディセンスのコミック漫才師が天衣無縫に描き出す“サディスティック浪費コメディ”ここに爆誕!!!!
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3.5現代科学を根底から変えた進化論──そこには語られざる「暗黒面」があった。生物学のみならず、現代史をも変えてしまったダーウィニズムの功罪を、神学、西洋哲学史、資本論などの観点から、現代日本を代表する「碩学」が解剖する。同志社大学で行なわれた「伝説の集中講義」を、学生たちとの率直なやりとりも含めて完全再現。
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3.5川崎市中一男子生徒殺害事件、群馬大病院事件、名古屋大女子学生の殺人・傷害・放火事件、酒鬼薔薇聖斗、ルフトハンザ系航空機墜落……。周囲では日々、「悪の力」が増大しているように映る。そして、ひとたび「悪」を見出したとき、人々は心の奥底からどす黒い感情が湧き出すのを感じるだろう――“こいつだけは許せない”、と。しかし、そうした憎悪のエネルギーは、実のところ「誰かと繋がりたい」という叫び声でもある。現代人を苦しめる「悪」はどこから生まれるのか。私たちはそれとどう向き合えばいいのか。100万部のベストセラー『悩む力』の著者が、人類普遍の難問に挑む。『教団X』の中村文則氏推薦!【目次】プロローグ/第一章 悪意に満ちた世界/第二章 悪とは何か/第三章 なぜ悪は栄えるのか/第四章 愛は悪の前に無力か/エピローグ/後書
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3.7藤子不二雄Aの名作漫画『笑ゥせぇるすまん』では、主人公の喪黒福造が日常のどこにでもいるような老若男女を言葉巧みに陥れていく。喪黒は<誘惑の悪魔>として、様々な手段でターゲットを破滅に導く――。人間は誰でも驚くほど簡単に騙すことができる。そして、人間の心は簡単に操ることができる。喪黒福造というキャラクターを分析しながら、喪黒の<騙しと誘惑の手口>を脳科学の視点で考察し、「人間の心のスキマ」を解き明かす! 巻末には藤子不二雄Aとの対談も収録。■主な内容:ココロと呼ばれるものの正体/「悪の教科書」というタブー/絶対に守れないルールを課す/「意志の力」は、いつか必ず負ける/人間の脳は、全体像ではなくパターンを認識する/心を開かせるために、相手の目を見て話す/相手が感じる「後ろめたさ」を利用する/優秀な営業マンが美男美女とはかぎらない理由/人間の「我慢の総量」はあらかじめ決まっている/喪黒福造が狙う月曜日/怖がらせることなく、命令する/サイコパスの世界観/喪黒福造が誕生するまで/感情と理性/嫉妬心を認める
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-【SD名作セレクション(テキスト版)】とある事件により「悪魔」であることを自覚した少年・相馬逢司。6人もの人たちの死にかかわってしまい、自らを拒絶するオージに、世界はしかし、優しかった。だからオージは決意する。この手に届く全てを守ろうと。生きることを許されているその間、人間を救おうと。幼なじみの白姫青蓮はそんなオージを心配し見守り続けるのだ。そしてトラブルに巻き込まれる友人たちの前に悪魔は現れる。「僕は悪魔だ」と。※この商品にはイラストが収録されていません。
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5.0「お前の望みを叶えてやる、我が主(あるじ)よ―。」 寿退社を夢見る遠藤かなえ、36歳独身。酔っぱらって恋のおまじないを試したところ、なんと悪魔を召喚してしまった!! 悪魔と契約を結んだ者は何でも願いを叶えることができるらしい。でもその代償として、死後は地獄に落とされる!? 悪魔の登場で毎日が劇的に変化したかなえ。ふたりが巻き起こす、ドタバタ、ファンタジーラブコメディー! あなたなら、何を願う?
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3.5英語習得を妨げる日本人独特の「おりこうさん」マインドを悪魔のごとく削ぎ落とす。「言いにくいことを伝えるとき」などの場面で使える“I hate to say this, but~”や、伝えた後のフォローに使える “Feel free to~”など、日本人にも無理なく使える「脱・おりこうさん英語」のためのノウハウが満載。さらに映画のセリフから学ぶネイティブのマインドや、オンライン会議で使える英語表現、そして実践的な説得・交渉術を指南します。
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4.1人は意識と無意識の間の、ふわふわとした心理状態にあるときに、犯罪を犯したり、自殺をしようとしたり、扇動されて一斉に同じ行動に走ってしまったりする。その実行への後押しをするのが、「自分ではない者の意志」のような力、すなわち「悪魔のささやき」である――。精神科医、心理学者、そして作家として半世紀以上にわたり日本人の心を見つめてきた著者が、戦前の軍国主義、六〇年代の学園闘争、オウム真理教事件、世間を震撼させた殺人事件など数々の実例をもとに、その正体を分析。拝金主義に翻弄され、想像を超えた凶悪な犯罪が次々と起きる現代日本の危うい状況に、警鐘を鳴らす。【目次】はじめに 二十一世紀の日本を蝕む悪魔のささやき/第一章 悪魔はいかにして人を惑わすか/第二章 日本人はなぜ悪魔のささやきに弱いのか/第三章 人間を嘲笑い破滅させる、ささやきの正体/第四章 豊かさを餌に太り続ける現代の悪魔/第五章 いかにして悪魔のささやきを避けるか/おわりに
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5.0悪魔から人間へと転生した主人公・芥川マモルは、双子の妹・くるみの魂を使えば悪魔に戻れる事を知る。方法は分かれどすぐには実行できないマモルは、ことある毎に不幸に巻き込まれるくるみを守りながら、元天使の兄・杏世の監視をかいくぐる。元悪魔×元天使×不幸少女、新感覚ドタバタ兄妹コメディ開幕!!
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-◆大人気コミカライズがフルカラーになって登場!◆「私、悪役令嬢になろうと思うの!!」 天然系の侯爵令嬢・ベアトリクスはある日唐突に侍女へ悪役令嬢宣言をする。「は?」と戸惑う侍女へ、ベアトリクスは自分の婚約破棄のために悪役令嬢になると告白する。…婚約相手は誰もが一目置く国の王子なのにお嬢様は何を考えているのやら…。
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4.0徳心学園の高等科に進学し、寄宿舎もクララからアグネスに移った「しーの」。新しい部屋割りで誰と同室になるかが大問題。本当は親友のマッキーか菊花だとよかったんだけど、舎長のたっての頼みで、及川朝衣なる編入生に決定。それでも新しい友達になれるかもと胸ときめかせていたしーのだったが、現れた朝衣はうわさ以上のとんでもない性格で…。
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5.0古代ローマ時代。カエサルの侵攻を受けてローマ軍によるガリア支配が続く…。そんな中、反旗を翻すべく立ち上がったガリアの若きカリスマがいた!! その名は、ヴェルチンジェトリクス。いま、反ローマ戦争の烽火が上がる…!!
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4.2デビュー作『空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』で2010年第8回開高健ノンフィクション賞、2011年第42回大宅壮一ノンフィクション賞、2011年第1回梅棹忠夫・山と探検文学賞を受賞し、『雪男は向こうからやって来た』で2012年第31回新田次郎文学賞を受賞した若き冒険作家の最新作! 今なお命の瀬戸際まで人間を追いつめる酷寒の北極圏。19世紀、地図なき世界と戦い、還らなかった人々を追う、壮絶な1600キロ徒歩行! 人間の生と死をめぐる力強い物語!
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4.2「どこで、どうやって生きていくのか、うちは自分で決めたい」12歳の少女・真記は上京を目指すも、80年代後半の狂騒に翻弄され……親世代にも子世代にも読んでほしい、宝石のような20年間を描いた佐川光晴の最新長編小説。 広島は尾道の小学五年生・真記は、1970年生まれ。子供のいない伯父夫婦からかわいがられ、養女になるかもと心配事は絶えない。中学では英語部の朗読劇が大成功をおさめ、英語を一生の仕事にしていこうと決意する。念願の学生生活は、80年代後半のバブル経済のただなかで、順調そうにみえたのだが……。 当時の時代背景や男女の考え方を、時に繊細に、時にユーモラスに描出する。真記と同時代を生きた人にも、そしていま同世代の人にも読んでほしい青春小説。
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4.5「この期に及んで、僕の話など聞いて、何になるというのです?」明智小五郎は、日本人ばなれした彫りの深い顔に笑みを浮かべながら、じっと蓑浦を見つめた。特徴的なモジャモジャ頭は、かつて蓑浦元警部補が事件の相談を持ちかけたときと、ほとんど変わりがなく、まだ白髪が混じることもなかった。しかし六十歳を過ぎた彼の顔には、細かな皺が刻まれていた。……(本文より)。謎に包まれた出生の秘密、一高・帝大時代の暮らしぶり、江戸川乱歩との邂逅、そして二十面相との秘められた関係等々、名探偵が自らの生い立ちを独白する。乱歩研究の第一人者が、研究の粋を尽くして描き上げた、明智小五郎の知られざる生涯!
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3.9【速報】朝起きたら、世界各国にダンジョンが発生していた――。しかも普通の高校生・九重大樹の部屋の引き出しにもダンジョンが出現! 無限に湧くスライムに頭を悩ませながらも、引き出しダンジョンを隠し通す日々。世界はあっという間に“ダンジョンブーム”に。そして冷静に時勢を見極めているはずの友人・広瀬裕二と柊雪乃の家庭の事情に巻き込まれ、大樹たちは揃ってダンジョン探索免許を取得をすることに。資格試験を無事に合格した三人はいよいよダンジョン攻略を始めるのだが……それは想像以上に苛酷なものだった! リセットがきかない現実世界で、平凡な高校生達がモンスターが跋扈するダンジョンへと挑む!
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3.0現役の朝日新聞社員である著者は、若手記者時代、阪神支局襲撃事件やサンゴ損傷事件を間近で体験し、その教訓をジャーナリスト活動の原点とした。しかし、慰安婦報道(吉田証言)、原発報道(吉田調書)をめぐって明るみに出た朝日新聞の「誤報」は、過去の事件に勝るとも劣らない衝撃的な出来事であった。「もう一度、原点にもどって考えなければならない」という思いで書き下ろされた本書では、当時の記事や第三者委員会の報告書等を仔細に分析し、“当事者”の立場から、厳しく、真摯に一連の問題を検証する。【目次】はじめに/第1章 そもそも慰安婦報道問題とは何か/第2章 記事を取り消しながら謝罪なし――慰安婦報道の2014年検証記事/第3章 池上コラム問題と元朝日記者へのバッシング/第4章 衝撃的な吉田調書報道とその取り消し/第5章 「重大な誤り」――吉田調書報道への見解/第6章 「読者の信頼を裏切るもの」――慰安婦報道への報告書/第7章 朝日新聞は原点に帰れ/おわりに/「慰安婦報道」関連 参考記事・資料/「吉田調書」関連 参考記事/慰安婦問題をめぐる関連年表
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4.2本を読んで世界を広げる。身の回りにないものと出会い、憧れに向かって頑張る努力のお供に本がある。塾の最難関大クラスで国語を教える著者が実践する「人生を切り拓く読書術」! 塾の講師として国語を教えるほか、カルチャーセンターの講座や企業セミナーも担当する著者が、多忙な日々の中で、気軽に読書を楽しむコツ、読書によって何を得ることができるのか、人生の中で影響を受けた本について語ります。「未知の世界だった都会へ憧れを抱く」「受験勉強に必要な読解力が身につく」「起業家になる夢を支える」「国文学の面白さにハマる」著者の経験、具体例を交えながら、読書の素晴らしさを紹介します。
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4.1【デジタル版限定!「となりのヤングジャンプ」掲載時のカラーページを完全収録!!】恋に落ちる瞬間を描いた60の物語。ピュアラブストーリーオムニバス。何気ない一言、思わず口にしてしまった本音、触れ合う手と手。瞬時に、微妙に、それでいて取り返しがつかぬほど、変わってしまう、2人の関係性。「恋が始まる、30秒の瞬間」を切り取った、ショートオムニバス60本収録の第一集。
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3.6遥は幼い頃から、がさつで乱暴者のかっつのことが好きだった。だけどかっつは、いつも他の子に夢中で、遥の気持ちに気付いていない様子なんだけど…。いたいけなセンチメンタル・ラブ。 【同時収録】たんぽぽの園/夜八時、天文台行き
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