赤ちゃんと体内時計 胎児期から始まる生活習慣病

赤ちゃんと体内時計 胎児期から始まる生活習慣病

880円 (税込)

4pt

4.3

2歳で完成したヒトの体内時計は生涯、健康に影響する。赤ちゃんのひどい寝ぐずりや夜泣きの原因には諸説があるが、著者は長年の臨床経験から以下のように想定している。それは「誕生直後は『超日リズム』で生活していた赤ちゃんが、乳児期になり『概日リズム』を身につけるときに、自身の体内時計と社会活動のリズムとの間でずれが生じることで、睡眠障害や不機嫌さを起こす」というものである。この状態は赤ちゃんが〈時差ぼけ〉を起こしているようなもので、心身に様々な影響が出ることを意味する。ヒトの体内時計は生後1歳半から2歳にはほぼ完成し、生涯にわたり健康に強い影響をもたらす。本書では、体内時計の知識、睡眠障害と発達障害との関連性、睡眠治療の検証などを提示する。【主な内容】○体内時計の準備は胎児期後半に始まる ○概日リズムと超日リズム ○健康な乳幼児に必要な睡眠時間 ○脳の海馬は睡眠欠乏に弱い ○遅刻リズムと不登校リズム ○概日リズム睡眠障害と発達障害 ○眠るタイミングがつかめない赤ちゃん ○フランス人の睡眠教育 ○赤ちゃんに「時間」を教えよう ○夜間授乳は定期的な覚醒のリズムを作ってしまう ○うつ、糖尿病、認知症、がんとの関連性

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赤ちゃんと体内時計 胎児期から始まる生活習慣病 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年08月16日

    赤ちゃんの体内時計を整えることがいかに重要か、最新の論文、著者の臨床経験を元に書かれた本。

    引用された国際論文は140報近く!
    2021年2月出版の本でありながら、2020年8月の論文まで引用されている。
    一般向けに書かれたレビュー論文の様な本だった。

    時計遺伝子が体の機能に深く寄与しており、生...続きを読む

    1

    Posted by ブクログ 2022年11月14日

    体内時計を整えることの重要性を説いた本。
    早寝早起きの大切さを伝えている本。
    たくさんの論文を引用しているがとてもわかりやすくかかれた本でした。

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月23日

    読みやすい。仮説ベースの話もあるので注意(明記されている)
    2歳までに概日リズムを身につけることで、社会に適合して生きていける。今までは発達障害の一症状として睡眠障害が捉えられてきたが、睡眠障害(といっても新生児期の超日リズム不調)が原因で発達障害が起きている可能性がある。

    0

    Posted by ブクログ 2024年01月17日

    日本の社会に合った睡眠リズムを獲得させることが大事。
    自閉症や発達障害の傾向がある子でも、社会のリズムに合った睡眠習慣をつけることで、症状が緩和、改善することがある。

    0

    Posted by ブクログ 2023年01月17日

    非常に面白く読んだ。睡眠と発達の関係について、最近の研究をまとめつつ自身の仮説、取り組みを説明。
    この本だけじゃないけど、知育とかより先にまず寝ることだよなと強く思わされる。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2024年01月20日

    新生児期は超日リズムが作り出している。速やかに寝つく。2〜4時間周期の睡眠、覚醒リズム。1日の睡眠時間は9時間以上。日中機嫌良く過ごす。乳児期は夜の眠りは夜7時から朝7時までの間にとること。睡眠時間は夜中に頻回に目が覚めることなく持続して9〜11時間寝ること。ある程度たったら夜間の授乳は必要ないのか...続きを読む

    0

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