祈り作品一覧

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  • 日本の祭と神賑 京都・摂河泉の祭具から読み解く祈りのかたち
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 多彩に展開する現代日本の祭を、まず神事と神賑行事に分類し、カミとヒトが織りなす基本構造から図解。神輿・提灯・太鼓台・地車・唐獅子などの祭具が、神事と密接に関係しながらも、人々の楽しみに応えて発達してきた歴史を明らかにする。京都と大阪(摂津・河内・和泉)を中心に日本各地を旺盛にフィールドワークした成果から、人々が熱狂する祭の本質と新たな魅力を描き出す。オリジナル図版、写真、貴重史料も多数収載。
  • 人間のしわざ
    4.3
    この世界のどこに救いや癒しがあるのか――戦後70年に問いかける衝撃作。男は戦場カメラマン。紛争を追いかけて世界中を駆け回り何十年も家庭を顧みず、結果、妻の死を知ったのは葬儀が執り行われた後だった。今は、テロリストとの関係が疑わしい引きこもりの息子と暮らし、妻の裏切りの記憶に苦しんでいる。かつて、互いに惹かれあいながら結ばれなかった女との逢引先で男が語り始めたのは、青春の日々に長崎の町で掘り出された喉仏の骨、黒こげの殉教者の慟哭、そして30年前の雪の日の、爆心地での教皇の祈りだった――。デビュー20年。『聖水』『爆心』に続き新たに殺戮と紛争の世紀を問う衝撃作。長崎という土地の記憶を探り続けてきた著者の、到達点であり出発点がここに。【目次】人間のしわざ/神のみわざ
  • 乙女の祈り
    完結
    -
    彼氏が欲しい!と思いつつも、ロマンチックな恋愛を夢見る鹿乃。そんな鹿乃が友人の紹介で出会った聡は、優しくてイケメンで王子様みたいなひと。鹿乃のペースに合わせてくれる聡との健全な関係に不満なんてなかったけど、一緒に行った花火大会でふと近付いた瞬間、男のひとって意識しちゃった。キスをして、その指で愛されて……そんな妄想が止まらなくなった鹿乃は――…。
  • 乙女の祈り~英雄と呼ばれた恋人~
    -
    1巻550円 (税込)
    「君の手はひとを救う手。俺の手はひとを殺す手」乙女の祈りは唯ひとつ……苦しむ彼にまことの愛とさいわいを■滅ぼされた祖国より命からがら逃れてきたリーリエは、中立国アルモニアの難民キャンプで看護師見習いに採用された。広がる大戦の中、アルモニアは傭兵稼業と国籍を問わない医療活動で混乱の時代を渡っている。家族すべてを失ったリーリエは、途中で脱落した級友たちのことに心を痛めながらも、長閑な景観と新しい生活にひとときの癒しを感じていた。そこに一人の青年が亡命してくる。重傷だ。リーリエは傷口を手当てしようとしたが、彼はたどたどしい彼女の看護を素っ気なく振り払い、自分で手早く処置を済ませてしまう。「あまり自分にかまわない方がいい」とミステリアスに呟く青年。シャワーを使い、支給品の衣服に着替えた彼は、誰もがハッと目を奪われるほどの美貌を持っていた。しなやかな筋肉と身のこなし。鋭い感覚。そう……彼は「元・軍人」……しかも征服戦争を引き起こしたケラスィア帝国の【英雄】と称えられるリーベルト少佐であった――
  • かそけきもの 白洲正子エッセイ集<祈り>
    4.5
    熊野詣や西国巡礼、十一面観音像をはじめとする古寺・古仏をめぐる旅、近江を中心とした隠れ里への思いなど、神仏の信仰や求道的な祈りに共振する正子の眼差し。かそけきものへの思いと在りようを探る。
  • 水死人の帰還
    3.0
    1巻1,425円 (税込)
    「九年前の祈り」で芥川賞を受賞した作家の、奇想あふれる6篇。 これが小説の底力! 遠い号砲が、オジイの戦争の記憶を呼び覚ます。 悪戯者の猿は、オバアの血を騒がせる。 冥界から使者が訪れ、水死人は姿を変えて帰還する――。 最初の作品から20年の光跡を示す、魅惑の短篇集。
  • 年下オトコノコとやりなおす恋愛セラピー【第1話】
    -
    今度こそ本当の恋だって、思うのに結局体だけの関係に…私の王子様はどこに!?阿倍野なつめ、28歳。夢は素敵なお嫁さん☆ という普通のフリーター。いつも「この人との恋は本物!」と思って付き合ってみては、なぜか体だけの関係になってフラれてしまう。私は真剣なのに、一体どうして…!!? こうなったら神頼みお賽銭5円を入れ30分間祈りに祈り続けてみると…なんと恋愛成就の神「愛之麻呂」が現れた。神様はなつめに、今までの恋愛をはじめからやり直すチャンスをやろうと言って―!?
  • 【合本版】氷結鏡界のエデン 全13巻
    3.0
    『対・穢歌の庭術式へ移行了承。――第七天音律を結んでください』結界を張るよう要請された少女の頬を、透明な滴が滑り落ちる。「シェルティス……わたしたち、本当にもう会えないの?」幽幻種と呼ばれる存在に、人が侵される世界。巫女の祈りで守られた浮遊大陸オービエ・クレアでのみ、人は生きることができた。結界の巫女・ユミィは、ある少年を待っている。巫女を守る護士だった、幼なじみのシェルティス。大陸から堕ち、異端として追放された彼は、かつてユミィと約束していた――必ず君の隣に行く、と。世界の理を体現する少女と、世界の理に拒絶された少年。二人の想いが錯綜する、重層世界ファンタジー開幕! 特典として、カバーイラストコレクションを収録! ※本作品は『氷結鏡界のエデン』シリーズ全13巻を収録しています。 ※本商品は1冊に全巻を収録した合本形式での配信となります。あらかじめご了承ください。
  • 天皇陛下の本心―25万字の「おことば」を読む―
    4.0
    「平成」の世となって四半世紀。陛下は「天皇として何ができるか」を常に問い続けてこられた。「象徴」の模索、天皇としての孤独、伝統を破る挑戦、年齢との闘い、次世代への戸惑い、家族への愛情、被災者への祈り──。陛下はこうした想いを、驚くほど率直に国民に伝えてきた。25万字にものぼる「おことば」を元皇室担当記者が精読し、その本心と素顔を明らかにする。
  • となりの席は外国人
    4.2
    言葉の壁も文化のギャップも、子供には関係ナイ!! 個性豊かな外国人親子が繰り広げる爆笑★異文化コミュニケーション!! 運動会に家族みんなでバーベキュー!! 朝礼中にベーグル&ジュースを一気食い!! 姓名判断により急きょ改名!! 遠足でいった山の頂上でお祈り!! ワールドカップの日は学校を休む――など、ギョーテンエピソードが満載! 小学校講師×外国人児童の予測不可能コミックエッセイ!!
  • 沖縄の民間信仰―中国からみた―
    -
    沖縄県発・おきなわ文庫シリーズ第9弾。 「著者は道教研究の第一人者であり、二十数年にわたる?沖縄における中国文化の受容・変容″を研究し続けている。沖縄の民俗文化は、大和文化だけに求められるものではなく複合文化だといわれる。とくに、中国文化からの影響は多大である。たとえば、清民祭、爬龍舟、石敢当、ヒンブンなどが代表的なものである。この他に沖縄で受容された中国の神々としては、本書で紹介されている墓のヒジャイヌカミ(后土神)、土帝君、関聖帝君などが挙げられる。日頃、私達が何気なく祈りの対象としている神々やその祭祀用具には、意外に中国から招来されたものが多い。本書には中国での神々の祀りや供え物などが詳細に紹介されており、中国的な習俗を知る格好の書である。―1989年の紹介文より」 著者は東京大学名誉教授で宗教民俗学者である窪徳忠氏。道教の研究を中心に、庚申信仰、「石敢當」等の沖縄の民俗など幅広く研究してきた。沖縄国際大学南島文化研究所では、琉球・中国の関係などを研究する沖縄在住の研究者に対し、窪の名前を冠した「窪徳忠琉中関係奨励賞」を1997年より設けている。2010年心不全のため死去(97歳)。20数年の時をへて、あらたに窪明子氏による電子版あとがきを追記した電子復刻版。
  • 西表島に生きる―おばあちゃんの自然生活誌―
    -
    沖縄県発・おきなわ文庫シリーズ第7弾。 本書は編集者である安渓遊地(京都大学理学博士)、貴子(広島大学理学博士)夫妻が1974年から18年かけて、問わず語りの形で聞くことができた山田雪子さんという、西表島のひとりの女性の暮しの記録である。 雪子さんは1999年1月25日老衰のため死去。92歳であった。雪子さんの語りには、大自然の中で暮してきた人たちのシマへの愛着と、子孫の代のことを考えながら生きていくという教えがこめられている。地域に根を降ろして生きてきた人のなにげない語りに、私たちは未来につなげるべき多くのことを学ぶことができる。 本書は明治の末に網取村に生まれた山田雪子さんの生い立ち、そして西表島での暮しの智恵と生活の技術の記録で構成されている。イリオモテヤマネコで有名になった西表島は、どの季節に訪れても緑あふれる島。その自然に注目して「最後の秘境・原始の島」ともてはやされることも多い。しかしそこには、独自の文化と言語をはぐくんできた人々の暮しがあり、山の幸・海の幸・川の幸を活かし、その自然のめぐみに生かされてきた島びとの長い歴史がある。その歴史の中から、神がみにささげる歌と踊りをもつ多くの祭りが生まれ、何度も通うほどに、人と自然と神がみの共存が実感されてくる不思議な魅力をもった島である。  南の島の自然のただ中に生きてきた人々の暮しはどんなものか。西表島の西南部の網取(あみとり)村での、自然にとけこんだ生活の中からうみだされた暮しの智恵と生活の技術を、山田雪子さんが語る。自然のめぐみを大切にする生活の教科書となる1冊が電子書籍として復刻。 「四季を通して緑あふれる西表島に生きる人びとは、昔からその豊かな大自然と共に生きて行く暮らしの知恵を伝えてきました。つつましい祈りに満ちたその世界を、一人の女が食と料理を中心に語りつくします。生き物の暮らしと人間の暮らしに魅せられた編者夫妻の『わが故郷』シリーズ第3弾。「いま自然と共に生きるため」の知恵と技術を満載した手引書(1992年当時の作品紹介文より)。」
  • 夜明けの家
    4.0
    「老耄が人の自然なら、長年の死者が日々に生者となってもどるのも、老耄の自然ではないか。」――主人公の「私」が、未明の池の端での老人との出会いの記憶に、病、戦争、夢、近親者の死への想いを絡ませ、生死の境が緩む夜明けの幻想を語った表題作をはじめ、「祈りのように」「島の日」「不軽」「山の日」など「老い」を自覚した人間の脆さや哀しみと、深まる生への執着を「日常」の中に見据えた連作短篇集。
  • いつかぼくが帰る場所
    3.8
    メーデー、メーデー、こちらセスナ6333A、寂しくてたまらない……謎の疫病により、妻や友人知人のすべてを失った男ヒッグ。一変した世界で暮らす彼の仲間は、愛犬ジャスパーと、ガンマニアの隣人バングリーだけだ。しかしヒッグは、数年前に無線から聞こえてきた声が忘れられない。もしかしてどこかに元の世界が残っているのではないか? ある日ついに思い立った彼は、セスナ機で外の世界に飛び立つが……。人類がほぼ壊滅した後の世界の、絶望と祈りを描く傑作長篇。
  • White Blossomの降る頃に
    値引きあり
    -
    全1巻99円 (税込)
    町外れに静かにたたずむ、無人の教会。荒れ果てているが、1本の樹が白く美しい花を咲かせている。その傍らで考えごとをするのが好きな少女・海咲(みさき)。現在、彼女の頭を占めているのは彼氏の侑介(ゆうすけ)のことだ。気持ちが通い合わず、不安で仕方がない。ライブに誘っても断られ、お弁当作戦も門前払い。どうすれば、こっちを向いてもらえる? 教会でひとり悩む海咲の前に、不思議な雰囲気を持った少年・レンが現われた。無邪気な笑顔とともに、侑介よりずっとストレートに気持ちをぶつけてくるレンにより、海咲の心は揺れる。しかし、この屈託のない少年には秘密があった……。《その他の収録作品》チビで見た目が男の子、それでも恋にあこがれる少女がいた。リボンに想いを込め、告白の機会を待つけれど、彼にはすでに相手がいて…(『乙女の祈り』)。遊びに来た別荘で、気難しい年上の男性と出会った香織里。年の差を越えたロマンスの結末は…(『フラットタイム』)。花秋先生が描く全5編の恋物語集!
  • 聖処女の婚淫【イラスト付き完全版】
    3.5
    キラルリアは名家の姫でありながら巫女となり、神へ祈り、静かに暮らしていた。そんなある日、若き皇帝エスティオスから「お前は神託で妃に選ばれた」と告げられる。「この身は神に捧げたもの」と抵抗するも、「その神の言葉に逆らうのか」のと無理やり妻にされてしまう。しかし、初夜の儀式でエスティオスはキラルリアを強引には抱かず、ひたすら快楽へ溺れさせる。そんな彼の優しさに惹かれていくが…?
  • ライアの祈り
    値引きあり
    4.2
    映画『ライアの祈り』森沢明夫原作小説! 吉永小百合主演映画『ふしぎな岬の物語』原作者としても著名な著者が描く話題映画の原作小説が待望の文庫版を電子化。 縄文時代から豊穣な土地として営みが続けられてきた青森八戸に赴任してきた桃子。バツイチ、35歳で恋に臆病になっている。人数あわせで呼ばれた合コンで出会ったのは、何とも風采のあがらない考古学者だった。彼の誘いで遺跡発掘に目覚めた桃子。古代の人々の、豊かで人間愛に満ちた暮らしを知るうちに、背負ってきた様々な呪縛から解き放たれていく。不器用な二人の思いは成就するのか……。縄文と現代、時を隔てながらも進んでゆく2つの感動物語。
  • 祈り
    3.0
    東京大学在学中に、禅の世界からカトリックに改宗した奥村一郎師は、卒業後、フランスのカルメル会に入会し、司祭に叙階された。2年後に帰国してからは、他宗教との対話・交流にかかわり、キリスト教を日本人の感性から説いていった。祈りについて書かれた本書も、日本人独特の宗教心にそっている。初版は1974年だが、2008年に20刷を迎えたロングセラーだ。祈りとは単純なものであり、一方、生涯にわたって追求するに値する奥深いものである。呼吸のようなものであり、貴重な宝である。人間に欠くことのできない祈りについて、わかりやすく語っている本書は、新書版の200ページ足らずの本だが、祈りの導入の書としてまた解説書として名著である。

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  • 「イスラム国」よ
    3.7
    1巻1,100円 (税込)
    10年間アラブの世界で医療支援をおこなうため現地を行き来してきた著者が訴えるアラブ世界の現実。非軍事支援によるあたたかな連鎖こそがこれからの世界全体の真の平和をうむと説く祈りの書を緊急出版! 報復に報復、はもうやめよう。 憎しみには、愛を。 読んで下さい。僕が10年間訪ねてきたイスラムの真実を。 買って下さい。現地で苦しむ人々のためにこの本の印税を使います。 考えて下さい。今、日本にできることを。──鎌田實 本書の著者印税は全額イラク難民支援活動に寄付されます。
  • 祈り花
    完結
    3.8
    全1巻528円 (税込)
    足の不自由な青年・リーは、ある日ヒヨドリと名乗る少女に出会う。悪魔の力で姿を変えた彼女の正体はリーが助けた小犬だった。『お礼に喜ばせたい』─純粋な少女の心は次第に暴走し…!?「祈り花」「相愛メタフィジカ」「白花メランコリー」他、全5編を収録!
  • 天使が教えてくれた「おしゃれの法則」
    値引きあり
    4.0
    【ご注意】本電子書籍には紙書籍の付録「ミカエルのコインチャーム」は同梱されていません。 天使は、私たち人間が「もっとおしゃれをして自分を輝かせてほしい」と願っています。 天使は、私たちがきれいになる姿を見ることが大好きです。 そして、おしゃれをすることで天使とつながりやすくなるのです。 なぜなら、美しくなるために、アクセサリーをひとつ加えたり、 はおりものを一枚違う色に変えたりするだけで、私たちの発するエネルギーはガラリと変わるからです。 著者は、90年代の原宿を中心にブレイクし、パリコレにも参加し成功を収めた世界的デザイナーのLICAさんです。 LICAさんは、幼少期より見えない世界を感じながら過ごしました。 そして、デザイナーとしての成功をつかんだのち、天使からメッセージを受け取るようになりました。 本書では、天使とはどういう存在なのか、天使はどんなサインを私たちに送ってくれているのかということから、 ミカエル、ウリエル、ガブリエル……といった大天使とつながる具体的なファッションのポイントまで解説します。 *目次より ◎あなたのガーディアンエンジェルの名前を聞いてみましょう ◎願いをかなえる祈り方・不安を断ち切る祈り方 ◎大天使ラファエルにつながるファッション ◎大天使ウリエルにつながるファッション ◎大天使ガブリエルとつながるファッション ◎天使から「贈り物」をもらう方法
  • よいたよりの使者
    -
    聖パウロ女子修道会初代総長シスター・テクラ・メルロの伝記。20世紀初頭、ヨーロッパでも女性の社会進出は少なかった。まして、マス・メディアを使っての宣教に乗り出す女性は。イタリアの寒村カスタニートに生まれたひ弱な娘は、創立されたばかりの聖パウロ修道会の創立者ヤコブ・アルベリオーネ神父の指導のもとに立ち上がる。彼女は、知恵、祈り、宣教への情熱、愛、毅然とした生活で、神のみ旨に対する温順さに卓越し、絶え間なく神に向かって上昇しつづけた人であった。現在、彼女の信仰を受け継ぐ会員は、世界50か国に散在し活躍している。

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  • きぬぎぬのこえ
    -
    1巻550円 (税込)
    声なき「こえ」が恋を詠う――唯一人、あなた様に、愛されたい……と■決して「愛」を口に出してはならない……それが【加護】を発動させるために架せられた残酷なる巫女への戒め。銀灰の髪を持つ「惑わしの森の巫女」白蓮は、勝ち目のない戦に臨む黒燿と出会い、互いに一目で惹かれ合った。天下人の甥として重圧で潰れそうな日々を過ごす中、それでも生きようと藻掻く黒燿の美しさに打たれた巫女は、ひとつの決意を胸に秘める。我が身の純潔と引き換えに生還の加護を与えようと。しかし、幾度も夜を重ねるたび、黒燿も彼女に愛されたいと乞い願い、恋の言葉をねだり始める。最期の時が来る前に、せめて、白蓮からひとことだけでもと――愛するがゆえに「言えない」「聞きたい」狂おしいほどの二人の「祈り」は……
  • より良く生きるための術
    -
    千日回峰行により見性を得た老師があえて語った、仏教界のタブー。現在の仏教界が抱える矛盾と方便の意味。お釈迦様が語った真実、「自灯明と法灯明」とは。お釈迦様が伝えたかった死生観と処世術。認証欲とは。本来の布施とは。イスラムの礼拝の意味するもの。祈りと誓願の違い。「天上天下唯我独尊」の正しい解釈。輪廻転生と死後の世界。使命と宿命。他力と自力。無心とはどのような心持ちか……どうすればより良く生きられるのか。さまざまな疑問に対する答えがこの一冊にある。
  • 鎮魂戦艦大和(上)
    -
    世界最大級を誇り、日本の希望の象徴であった戦艦大和は沈んだ。その最期を見届け、奇蹟的な生を得た著者が、艦と運命を共にした三千余名と「大和」の鎮魂の為に書き記した二つの生と死の軌跡。死を覚悟した彼らの悲痛な祈りに、いま我々は耳を傾けねばならない。「臼淵大尉の場合」「祖国と敵国の間」の2作を収載。下巻「戦艦大和ノ最期」。
  • 決定版 伊勢の神宮
    -
    例年800万人以上の人々が参拝に訪れる伊勢の神宮は、いわば“最強のパワースポット”。一年365日、欠かすことなく、途切れることなく、神さまに「感謝」と「祈り」を捧げるお祭りが行われている。著者と取材班が、伊勢の神宮に通い続けた期間は10年以上。四季を通してとり行われる神事、壮大なスケールの遷宮神事、それらの祭りを支え、奉仕する人々への取材を幾年月、地道に、丹念に重ねてきた。お祭りの由来、意義を解説した文章を読み、特別撮影された写真を眺めれば、忘れてしまった「心のふるさと」を感じることができる。
  • アプサラス 1
    完結
    -
    ●主な登場人物/夏八木翔(賭博の女神・アプサラスの名を冠した幸運のサイコロを持つ、高校生。放課後は、託児所「ニコニコ園」で園長代理を務める心優しい好青年)、三田日出子(翔のことが好きなクラスメイト。翔と親しくなりたくて「ニコニコ園」でバイトをすることに)、兆治(「ニコニコ園」に通うミナコのおじいちゃん。かつては博奕に明け暮れた強者で、翔にサイコロ賭博を指南する。今も、いざとなると迫力十分)●あらすじ/17年前、託児所の前に男の子が捨てられていた。その小さな手に握られていたのは、二の目に一匹の虎が坐る古びた賽(さい)。遥か昔のインドで祈りをこめて造られた、摩訶不思議な象牙の賽である。現在高校生になった翔は、放課後、託児所「ニコニコ園」で働いている。ある日、そのニコニコ園で小さなトラブルがあった。園に通っている子・シンちゃんの母親が迎えにこないのだ。聞けば父親がギャンブルにはまり、返済のため母親が懸命に働いているらしい。そのギャンブルは、サイコロ賭博のチンチロリン。孫のミナコからその話を聞いた兆治は「カタギの遊びじゃねえなぁ」と心配する(第1話)。●本巻の特徴/翔の持っている賽を見た兆治は、それが賭博の女神・アプサラスの名を冠した幻のサイコロであることに気がついた。その賽を持つ者には女神が微笑むという伝説を知っていた兆治は、翔にチンチロリンを指南。翔に確かな運があることを確認する。そして兆治は、シンちゃんの父親を助けるため、翔を連れて賭博場「CLUB CUBE」に乗り込んだ。イカサマ師たちが渦巻く鉄火場で、翔と兆治の正義のための闘いが始まる!!●その他の登場人物/翔の父(ニコニコ園の園長。かつて捨て子だった翔を、実の子として育ててきた。現在過労で入院中)、片岡(シンちゃんの父親。腕のいい大工だが、チンチロリンで500万円の借金を背負う)、斉藤(片岡と同じく「CLUB CUBE」でカモにされた銀行員)、新谷(「CLUB CUBE」の元締め。細工したサイコロを使い、イカサマで大金をせしめる)
  • 天使のスピリチュアル・サイン【CD無し】
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    【本電子書籍には音声CDは付属しておりません。音声CDをお求めになりたい方は、紙版書籍をご購入下さい。】 無限にあるとされる天使のサインの中から、数字、雲、コイン、羽根、音楽など人がよく体験している例を著者のもとに寄せられた読者からの実際にあったエピソードから解説し、人々がどのようにして天使のサインの力で導かれ、守られ、癒されたのかを紹介します。天使を味方にする祈りの言葉34を収録。
  • 新ゴーマニズム宣言SPECIAL 沖縄論 上巻
    値引きあり
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    1~2巻492円 (税込)
    戦後60年の節目に怒濤の400枚で問う。上下に分けて配信。 『戦争論』『台湾論』から5年。構想、執筆1年。戦後60年の節目に、大幅書き下ろし、怒濤の400枚で問う問題作。これはゴーマニストから日本人への新しい挑戦状だ! 第1部…沖縄を考える(米軍ヘリ墜落と基地問題)、第2部…琉球王朝とは何か?(海の王国の物語)、第3部…沖縄戦後史(これが封印された祖国復帰の歴史だ)、最終章(歴史とクニガラ)。真夏の紫外線の中、恐る恐る沖縄に降り立ったゴーマニストは、沖縄の基地、現状を目の当たりにし、やがてその深層に潜む沖縄のアイデンティティと歴史へ足を踏み入れていく。沖縄の戦後史を救ったある政治家の一生、最後に降り立った「神の島」で捧げた祈り…これまでの対立軸に凝り固まったイデオロギーではとうてい立ち向かうことのできない思想的挑戦! しょくん!受けて立てるか!?(2005年7月発表作品) フィックス型EPUB146MB(校正データ時の数値)。 【ご注意】※レイアウトの関係で、お使いの端末によっては読みづらい場合がございます。タブレット端末、PCで閲覧することを推奨します。
  • ハリドワール
    -
    【齋門富士男 撮影記】 バラナシに2週間近く滞在していたら、飽きてきたのでハリドワールというところに行ってみた。デリーまで汽車に13時間あまり乗り、その後ギュウギュウ詰めのバスで6、7時間。遠い!ハリドワールについては、ガンジス河の源流であり、神々の住む山地への入口と観光ガイドブックの乏しい知識だけ。ものぐさというのもあるが、先入観なしの方がストレートに感じることができる気がして、あまり下調べなどはしないのが、いつもです。後でなにかの媒体などで、「へえ、こんなところがあったんだ、残念だなぁ」と少し思う時もあるが、それもまた出会った場所や人が、その旅の縁と思っている。ハリドワールのガートは着いた途端、なにか得体のしれないムンムンとした熱気が迫ってきた。「ここは撮りたいことがあるに違いない」。そういう、ピンとくる場所に出会うと、心が踊り、歩くのも速くなる。広く大きな河を大勢のインド人が取り囲んでいる。そして祈っている。その中に入り込み、人々の顔つきを見ると、街の匂いのするバラナシやデリー、ジャイプールなどで出会った人と違い、土着的な色が濃く、荒々しいパワーを放っている気がした。一番先に見に飛び込んできたのは岸辺に一列にならんでいる、手や足のない、物乞いの男たちや子供。そして、もの売りの女性、サドゥ、寝転がっているおじさん。着飾った女性。インドはどこもかしこも、やっぱり人だらけだなぁ。歩きざまに、ガンガン写真を撮りまくりたいところだけれど、突然、カメラを向けて拒否をされると、周りの人もNOだ。知らない森に迷い込んだ動物のように、慎重にとソロリソロリ進むのが肝心。撮りたい人のそばに座り込み、少し話をしたりして打ち解けたら、両腕に抱きかかえていたカメラをゆっくりと向け、「いいよ」というサインを待つ。やがて、誰か一人が写真を撮ることを受け入れてくれると、みんながOKサインを出してくれるようになったりする。まずは準備運動さながらに、人ごみをふらふら歩きながら、パシャ、パシャとシャッターを切ってみる。それから真っ先に気になった、赤いシャツを着た少年にゆっくり近づいた。片足がひざの下から無い。レンズの向こうには、まっすぐにこちらを見つめる瞳があった。気負いも曇りもなく、そこで物乞いをすることへの卑屈さも感じられなかった。彼らを撮ることの後ろめたさも、その少年を撮った瞬間に、吹っ飛んだ。「彼らも、現実のインドだ」それからは朝から晩まで、彼らと一緒にしゃがみこんでは、撮り続けた。撮りたいと思った対象を撮ることが出来て、なんか幸せになった。というか、彼らにもらった。乾ききった喉が癒やされていく。3日目にはガートでお祈りをするサドゥ達の集まる小屋に招かれ、写真を撮ることができ、チャイをごちそうになった。ハリドワールにいたのは、わずか3日。もっと滞在したかったが宿がとれず、リシュケシュに移動した。カメラをかかえている、一人旅のオジサンに、野宿は禁物!
  • バラナシ河岸
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    2011年4月、写真家・齋門富士男は30年ぶりにインド、バラナシのガンガー(ガンジス川)河岸を訪れた。インド中から死を待つ人々が集まるこのヒンドゥー教徒の「死出の地」で、写真家は何も考えずにひたすら写真を撮る日々を過ごし、バラナシの本当の姿を知った。 【齋門富士男 撮影記】 ガンガー河に沿って連なるガートには毎日、夜明けから夜中まで、数えきれない人が群がっている。河に向かい、お祈りをする大勢の人。地べたで眠っていたり、食べている人もいる。ノラ犬も牛も鳥もたくさんいる。ガートの端の方では死者を火葬したり、荼毘に付さず、水葬していたりする。そして、その河の水を浴び、飲み、持ち帰る。ガンガーの水がすべての罪を浄め、よりよい再生を叶えてくれるといわれ、崇められている聖なる河のほとりに佇んで、その空気を吸い、匂いを嗅ぎ、目で見て、浮かぶ言葉といえば「このグチャグチャな感じはやっぱり、すごいなあ」という平凡な感嘆と「インドでワシも考えた」という椎名誠さんの本の題名。さて、ここで、また写真に没頭するエネルギーが湧くのか? 2011年、4月。30年ぶりのバラナシの河岸で、すこしくたびれたオッサンはなんとも心もとない気分で、とりあえずシャッターを押すんです。毎日、毎日、ガートに出かけては写真を撮るんだけど、なんとなくピンとこないというか、集中しないというか、力がこもらないというか...ともかくダラシナイんです。それでも、30年も写真を撮っているから、「ちょっといいな!」という瞬間は見逃しません。ガートの外の迷路のような路地も、なんども行ったり来たりして、夜になるとビールを飲んで、カレーを食べて、眠って朝になる。そしてまたガートにでかけ、その日、目にしたことを撮る。ほとんど頭がからっぽで、あまりなにも考えなくなっていました。そんな写真もアリか? そんなことを2週間ばかり繰り返し、飽きて来たので、ハリドワールとリシュケシュに1週間ばかり出かけました。その写真は、また次にでも。 バラナシに戻って、小舟の船頭と知り合い、ガートの反対側の河岸に渡ることにしました。通称「対岸」と呼ばれる場所です。ガートでの賑わいが嘘のような、静寂の砂漠。そんな印象です。そこで見たものは河底が干上がり、 あらわになった人間の屍や牛の骨。それに食らいつく犬たちです。時々、対岸にある小さな村に住む人々にも会いました。不浄の地と呼ばれる対岸。バラナシの深い深い奥を覗き込んだようで、心が震えました。 滞在していた残りの10日間、取り憑かれたように対岸へと向かい、写真を撮りまくりました。その光景を撮るということの罪悪感と、撮りたいと思ってしまう欲求とを行ったり来たりで、毎日、グッタリして、人や動物がいて、食べ物やゴミの匂いのする路地があるガート側へと戻りました。たくさんの人の渦にまぎれ込むと安心感に満たされ、肩の力が抜けてくるのがわかりました。 小舟でわずか10分程度の距離にあるガートの河岸と対岸。30年前には知らなかったバラナシのほんとうの凄まじさをかいま見た旅でした。 今回の写真はバラナシ滞在のとりとめのない記録ですが、言葉では表せないなにかを写真で感じてもらえたらと思っています。
  • 赤の原遊戯
    完結
    -
    全1巻660円 (税込)
    理想という大儀の下、潔癖に純粋であろうとするアーリア人。体制への忠誠は血に勝り、死にゆく者にも祈りは与えられない。完全なる純粋を求める故に生まれる孤独、衝動、愛情、罪……。ナチス政権下、時代に翻弄される少年、そして若き将校へのレクイエム……。
  • 千年一夜の…
    完結
    5.0
    全1巻385円 (税込)
    千年一夜の物語――。夢幻と現世(うつしよ)の間で、織りあげられるアラベスク。平和なヴァルナの国を襲う数多の災いは、先王の息子・盗賊キリの呪いゆえなのか!? 人々の幸せを願うナイール姫の祈りは通じるのか? そして、片翼の天使は何を見せる……。
  • 生きる哲学
    4.0
    人間についての普遍的な原理を難しい言葉で記述するばかりが「哲学」ではない。書物に書かれている高尚な哲学ばかりが「哲学」ではない。ときに肉声のなかに、手紙のなかに、あるいは人知れぬ行為のなかに、真の哲学は宿っている――。 祖国を離れ、ひとり異国の地でひたすらに歩いた作家・須賀敦子。強制収容所で絶望を目の当たりにしながら、人生の意味を深く問うた精神科医・フランクル。食に命をこめる料理研究家・辰巳芳子。震災や戦争に際して遺族に祈りを捧げた美智子皇后。 歩く、祈る、見る、聴く、喪う。「悲しみ」ともいうべき人生の場面で言葉を紡ぎ、ある哲学を体現した者たちの「生きる哲学」を、その行為のなかに読む。
  • 聖書が語る 生きる勇気のことば
    -
    生活に疲れたとき、人を非難したいと思ったとき、挫折感を味わったとき、怒りの気持ちを感じたとき――。一生を祈りに捧げた著者が、自身の体験と聖書の美しい言葉をふまえて語る”生きる本当の目的”。
  • オンザティ
    完結
    4.0
    プロゴルファー・小野里良和は不慮の事故から人を殺してしまう。6年の刑期を終え、出所した小野里はアジアサーキットに挑む。家族との繋がりを振り切って、孤独な戦いを続ける小野里に待ち受ける結末は?ゴルフに運命を委ねた人々の話を集めた作品集。「命」「祈り」「雪と竜巻」「父の耳」の四編を収録。
  • ありふれた祈り
    4.0
    〈アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞/バリー賞/マカヴィティ賞/アンソニー賞受賞作〉1961年、ミネソタ州の田舎町で家族とともに暮らす13歳の少年フランク。そのごく平凡だった日々は、思いがけない悲劇によって一転する。少年の人生を変えた忘れがたいひと夏を描く、切なさとほろ苦さに満ちた傑作ミステリ
  • ポピーの祈り
    -
    情熱に流された一夜の代償―― それは不測の妊娠だった。 助産師のポピーは新任の小児科医ジェイクの手腕に目をみはった。緊急帝王切開で生まれたものの、ぴくりとも動かない赤ん坊の命をみごとに救ったのだ。ポピーは目を潤ませながら、横に立つ背の高い青い瞳の彼を見上げた。このたくましい両腕に包まれたら、どんな感じがするかしら。いいえ、ハンサムで才能のあるドクターに惹かれてはだめ!かつてそういう男性に恋したばかりに酷い仕打ちを受けたのだ。同じ過ちは二度と繰り返さないと決意するポピーだったが、ともに厳しい命の現場をくぐり抜けるうちにますます惹かれ、ついに激しく愛を交わしてしまう……。
  • 三原順傑作選 ’70S
    完結
    4.5
    全1巻807円 (税込)
    独自のテーマと感性で少女まんが界に大きなインパクトを与えた、三原順の前期傑作集。強烈な個性で三原順を印象付けた「遥かなる祈り」「ラスト・ショー」ほか別冊マーガレット時代の秀作、「祈りの鐘がひびくとも」「涙のクラウン」ほか、花とゆめ時代初期の傑作、そして'70年代後半の、代表作「はみだしっ子」の絶頂期に並行して描かれた「イン・ア・ボックス イン・ア・ボトル」「君の好きな帰り道」まで、今もファンの胸に焼き付く珠玉よみきり12編を収録。
  • 福音のこだま
    -
    人々、特に悩み苦しむ人、社会の隅に追いやられた人、顧みられない人、悲しむ人のよき理解者、指導者として、独自の霊性を培っているカトリックの森一弘司教の聖書の黙想書。生活に密着した内容で、親しみながら読み進むことができる。聖書の登場人物によりそいながら、第一部はあわれみの神秘、第二部は罪の神秘、第三部は愛の神秘と題し、イエスをとおして神とのかかわりが深まっていく。第四部の祈りの神秘では、福音書の中に見られるイエスの祈る姿をとおして、祈りの意味や祈りの方法についてわかりやすく記しているので、ここから読み始めるのもよいだろう。本書をとおして、イエスや聖書を親しく感じるようになるだろう。

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  • 森のはずれで
    3.0
    1巻1,527円 (税込)
    「九年前の祈り」で152回芥川賞を受賞した小野正嗣の原点。 異国の森のはずれに、幼い息子と住む「ぼく」。妻は第二子を出産するため実家へと旅立った。やがて森から不思議な物音が響き、次々に異形の者が現われる。妻は帰ってこない……。 在るべきものの不在、あり得べからざるものの出現、行くべき場所はなく、帰る家もない者の不安と焦燥、ささやかな慰藉。連作形式で描出される「奇妙な時間と空間の裂け目の中に生きる」父子は、私たちとどこか似てはいないか。新芥川賞作家、渾身の意欲作です。
  • 野の花のように咲き生きて 聖書が教えてくれた愛と祈りの言葉
    -
    田中順子 名門カトリック系女子校、横浜雙葉学園で理事長・学園長を務める現在82歳のシスターが、豊かに生きるためのメッセージを綴ります。 暮らしの中でのさまざまな問題で悩む人たちに向けての「幸せな毎日をおくるヒント」が満載。幅広い読者に役立つ一冊。

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  • はずれの記
    4.0
    季節もののおいしさに知る口の福。仲秋名月にこめた祈り。気になる秋の抜け毛。五十五年後の級友の消息。秘境への旅の感動―。移りゆく四季を背景に、日々の心の機微を描いた珠玉随想の数々。加えて、人生最大のイベントとなった豪華客船搭乗や引越しなど、稀な体験の数々。創作の現場から、日常生活まで国民的作家の素顔に出会える待望の一冊。
  • 花祭
    3.0
    修験者たちによって天龍川水系に伝えられ、中世に始まるとされる民俗芸能「花祭」。湯を沸かし神々に献じ、すべてを祓い清める冬の神事に、人々は夜を徹して舞い続け、神と人と鬼とが一体となる。信仰・芸能・生活・自然に根ざした祈りを今に伝える奥三河地方の神事を昭和初頭、精緻に調査し、柳田や折口にも影響を与えた、日本民俗学の古典的名著。(講談社学術文庫)
  • 祈りの海
    3.9
    二万年前に惑星コブナントに移住し、聖ベアトリスを信奉する社会を築いた人類の子孫たち。そこで微小生物の研究を始めた敬虔な信者マーティンが知った真実とは? ヒューゴー賞・ローカス賞を受賞した表題作、バックアップ用の宝石を頭のなかに持った人類の姿を描いた「ぼくになることを」ほか、遙かな未来世界や、仮想現実における人間の意志の可能性を描く作品までをテーマにしたヴァラエティにとむ全十一篇を収録
  • 芦原妃名子傑作集 1 記憶
    完結
    3.0
    全2巻583~605円 (税込)
    「砂時計」「Piece」で2度、小学館漫画賞を受賞し、 映画化・ドラマ化も果たした気鋭の女流作家、芦原妃名子先生の デビュー20周年ベスト・セレクション第1弾。 2014年夏にビッグコミックオリジナルで発表され、話題を呼んだ最新作「乞う女」も収録! ほか初期の短編から、「砂時計」の原型とも言える大長編作まで、計6編を詰め込んだ 豪華320Pの読み切り集です。 永遠に読み継がれるべき珠玉のストーリーを厳選してお届けする、ベスト・オブ・ベスト! 第2弾「祈り」も同時発売!
  • 脳科学からみた「祈り」
    4.1
    本当に幸福な生き方とは? 「前向きな心、感謝、人を思う祈り」が脳を活性化し、免疫力を高め、自分も他人も変える! 新進気鋭の女性脳科学者が放つ、話題のベストセラー!! 脳科学の見地から「祈り」の本質に迫る。
  • 傘寿お祝い記念 皇后美智子さまの祈りと慶び
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2014年10月20日、80歳の誕生日を迎えられた皇后美智子さま。本書はそんな節目の年に美智子さまが天皇陛下とともに歩まれた足跡を多数の写真とともに振り返ります。「皇室は祈りでありたい」――そのお言葉どおり、美智子さまは自然災害が起こるたびに現地へ赴き、被災者を慰め、犠牲者を弔われてきました。その「祈りの旅」や、半世紀前に国民を魅了した、懐かしいミッチースマイルのお写真の数々、渡辺みどりさん、喜多洋子さんによる特別寄稿など、皇室報道で実績のある「週刊女性」ならではの永久保存版です。※電子版には「特別付録 天皇・皇后両陛下2015年カレンダー」は付属しません。
  • 青い鳥~わくらば~
    完結
    5.0
    村上たかし氏渾身の、家族の喪失と再生の物語―― 第1章では、若い家族の姿を、 第2章では、老いを歩み始める夫婦の姿を―― 真摯に命と向き合う本作は、 「家族」を持つすべての人々に繋がる命を語りかける。 この涙は――祈り。
  • はたらく.com-Vol.1-2012年10月~12月号
    -
    今の時代、やりがいのある仕事をして自己実現を図るのは大変です。将来の夢を問われて「正社員になること」と答える若者に、同情してしまいます。 「就活」は避けて通れない試練のように言われます。何回トライしても内定がもらえず、落ち込む若者もいます。新卒で就職するチャンスは人生で1回限り。ならば、希望の仕事に就くため、ちょっとだけ頑張ってみませんか。 北海道新聞の就活ページ「はたらく.com」は、就活に取り組む若者たちの羅針盤を目指しています。毎週土曜日、テーマを設けて、役に立つ情報を特集で届けています。エッセンスはフェイスブックとツイッターで発信しています。 これまでの紙面をまとめて、電子書籍を作ってみました。中身は新聞に載ったものと基本的に同じです。面白いと思ったら、1度、新聞を手に取ってみてください。新しい発見があるはずです。 就活生の皆さん、健闘を心から祈ります。 北海道新聞「就活取材班」 (注・記事に登場する会社名や人物の肩書、年齢は掲載当時のものです)

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  • 源氏物語の祈り
    -
    1巻9,900円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 古典の時代の作家、登場人物たちはどのように、理想とする世界を仰ぎ見、憧れ、彼岸、祈りの世界に思いを致したのか。その道のりを作品世界を通し探る。
  • 道をひらく 内村鑑三のことば
    4.0
    近代日本に光を放った 内村鑑三の人間像を読み解く 近代日本の形成に影響を与えた宗教家・内村鑑三は、「無教会」という日本独自のキリスト教受容の道をひらいたが、その生涯は苦難の連続だった。自身の不敬事件と妻かずの死、その後の娘ルツの死は、内村鑑三の一生を変えた。教師・ジャーナリスト・思想家でもある内村の、苦しみの中で掲げた人間の理想、その根底にある信仰の深まりを探求する。 [目次] 第1章 迷いと慰め 第2章 現世と後世 第3章 静かなる細い声 第4章 真理と寛容 第5章 死者との対話 第6章 宇宙完成の祈り 第7章 ホームを求めて 第8章 天然の語るもの 第9章 人間の教育 第10章 大文学論 第11章 『聖書』について 第12章 内村鑑三の面影

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  • 医者が学んだ祈りの力 自然治癒のパワーを細胞に取り込む生き方
    3.0
    「病は気から」の科学的実証。諦めないこと――希望と愛と許しでガンが消えた!? 元胸部外科医の著者による、「祈る」ことによって自然治癒力を高め、病気を治す方法論。 世界の科学者も注目する、最先端医療の限界を打ち破る赤血球万能説とは? この新理論で、「STAP細胞」も「糖質制限論」も氷解する。 ――「祈り」が、他者との共生を志向したり、他人の幸せをもたらす利他であったりするような「よい祈り」であるならば、「よい物質」が分泌される。それは、多幸感や快感をもたらし、天然の妙薬となって、免疫系の活動を高め、記憶力を向上させ、自然治癒力も強める。(本文より)
  • 霊能師・音羽マリアの浄霊ファイル祈りの代償 (1)
    完結
    4.8
    家庭不和、会社の経営難、父の病……。次々に鷲尾家を襲う不幸。よくない土地の影響に加え、一家を歪めている意外なものの存在とは──? 霊能者・音羽マリアが、その道へと歩み出すきっかけとなった体験談も収録! 時空を超えた透視と魂の浄化で生者と死者を癒やす本当にあった心霊事件簿!!
  • 地図と写真から見える! 日本の街道 歴史を巡る!
    3.5
    1巻1,320円 (税込)
    オールカラーで日本の街道、西から東の歴史を巡るロマンいっぱいの一冊! 歩いて周るもよし、車でまわるもよし、もちろん読んで行った気分になるのもよし! いつも歩いてた道に思いがけない歴史が隠れているかもしれません! 【目次】 1章 一生に一度は行きたい街道 2章 祈りの道 3章 庶民の道 4章 戦いの道 5章 街道の基礎知識 <電子書籍について> ※本電子書籍は同じ書名の出版物を底本とし電子書籍化したものです。 ※本電子書籍は固定型レイアウトタイプの電子書籍です。 ※目次ページでは、該当ページの数字部分をタップしていただくと、すぐのそのページに移動することができます。なお、さくいん並びに本文中に参照ページがある場合及び【立ち読み版】からは移動できませんので、ご注意ください。また閲覧するEPUBビューアによっては正常に動作しない場合があります。 ※本文に記載されている内容は、印刷出版当時の情報に基づき作成されたのものです。 ※印刷出版を電子書籍化するにあたり、電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。また、印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。 株式会社西東社/seitosha
  • 日本全国 聖地めぐり
    -
    日本全国の「聖地」を訪れると、なぜ心が癒され、清々しい気持ちになるのだろうか?「パワースポット」を訪れると、なぜさまざまな運が開け、願いがかなうのか?古くから伝わる神社仏閣・聖なる山々・修験の修行場から近代建築に住まう八百万の神々の許に出かけてみよう。そして自然の美しさを見渡し、一帯をおおっている気配に身をゆだねてみよう。きっと日常とは異なるオーラを受け、心身ともに清らかに、軽やかになってゆくことが体感できる。本書では、古来から聖地として崇められ、幸せを祈り感謝がささげられ、そして清浄なエネルギーが降り注いでいる聖地・パワースポット60カ所の歴史と神々を紹介!
  • 昔は、よかった?
    値引きあり
    -
    朝ドラの復権。歌舞伎座改築と度重なる梨園の騒動。SNSが焚きつける同窓会不倫。そんな日本人の生活を一変させた東日本大震災……。辛い日々を経て、三陸鉄道の運転再開が灯した復興への希望。板についてきた中年生活、過去を振り返ることが癖になりつつ、良い未来を祈りながら綴られた「週刊現代」人気連載第6弾。
  • 夜と霧 新版
    4.5
    〈わたしたちは、おそらくこれまでのどの時代の人間も知らなかった「人間」を知った。では、この人間とはなにものか。人間とは、人間とはなにかをつねに決定する存在だ。人間とは、ガス室を発明した存在だ。しかし同時に、ガス室に入っても毅然として祈りのことばを口にする存在でもあるのだ〉 「言語を絶する感動」と評され、人間の偉大と悲惨をあますところなく描いた本書は、日本をはじめ世界的なロングセラーとして600万を超える読者に読みつがれ、現在にいたっている。原著の初版は1947年、日本語版の初版は1956年。その後著者は、1977年に新たに手を加えた改訂版を出版した。 世代を超えて読みつがれたいとの願いから生まれたこの新版は、原著1977年版にもとづき、新しく翻訳したものである。 私とは、私たちの住む社会とは、歴史とは、そして人間とは何か。20世紀を代表する作品を、ここに新たにお贈りする。

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  • 祈りの朝
    3.0
    高校教師の安優海は、臨月を迎え産休中。大学研究職の夫が寝言で女性の名前をつぶやき、浮気を疑い始める。研究室の女性ではと疑心暗鬼になり、定期健診の後、夫の職場に向かおうとするが……。同僚教師の傷害事件を知らされたり、卒業生と偶然再会したり、予測不可能な事態が次々に起こり……。東日本大震災からの再生と家族の希望を描く。心揺さぶる衝撃の問題作。
  • 奇跡に出逢える 世界の聖地
    値引きあり
    -
    1巻1,108円 (税込)
    世界の聖地の写真と文章で綴る「魂の浄化」。 9.11同時多発テロを目撃して以来、「魂の浄化」を心に決め、聖地を巡り続ける女性写真家が、世界11か国に導かれてシャッターを切った「祈りの地」。10年以上かけて自分の目で見て、感じて、「気づいた」ことを奇跡の写真と文章で一冊にまとめた決定版。ネイティブアメリカの聖地「フォーコーナーズ」、ハワイの神域「ヘイアウ」、トルコ「パムッカレ」、ウクライナ「ペチュルスカ大聖堂」、エルサレム「岩のドーム」、パレスチナ「聖ゲオルギウス教会」、チベット「聖山アムネマチン」、フランス「ルルドの泉」、「伊勢」etc。 「日々の中でふと思い立ち、聖地に行く。そうすると、様々なものがリセットされて、心と身体が軽やかになる。背筋を伸ばし、フッと肩の力を抜いて、感謝を込めて一心に祈る。自我を捨ててすべてを天に預けてみると、自然と一番良い方向に導かれるような気がする。そして、いくつかの偶然が起こり色々なことが整ってくる。それを人々は奇跡というのかもしれない。すべての人にとって、それぞれ、世界のどこかに、奇跡に出逢える聖地が必ず存在する。聖地に行こうと思った瞬間、すでに巡礼は始まっているのだと思う」(稲田美織)。 【ご注意】※レイアウトの関係で、お使いの端末によっては読みづらい場合がございます。タブレット端末、PCで閲覧することを推奨します。 ※この作品はカラー版です。
  • 平家物語転読 何を語り継ごうとしたのか
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 全12巻のエッセンスを本書一冊で読む。それが、転読!女性の祈りとともに、いくさの物語が閉じられる平家物語は、何を語り継ごうとしたのか。巻一から巻十二まで、ポイントを丁寧に読みながら、面白さを語り伝える。
  • 万葉集防人歌全注釈
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 私は何としても防人歌の詩と真実に迫らねばならない。『万葉集防人歌全注釈』『万葉集防人歌の国語学的研究』につづく、「防人歌研究」三部作、遂に完結。防人たちが己が歌に込めた、深い悲哀と忍苦とを思いやり、その叫びと祈りの声に耳を澄ませ、「防人歌」の本質を全一二章で追究する。
  • 萬葉集防人歌の研究
    -
    1巻18,150円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『萬葉集防人歌全注釈』『萬葉集防人歌の國語學的研究』につづく、「防人歌研究」3部作、遂に完結。防人たちが己の歌に込めた、深い悲哀と忍苦とを思いやり、その叫びと祈りの声に耳を澄ませ、「防人歌」の本質を全12章で追究する。
  • 熱中大陸紀行 真昼の星
    値引きあり
    5.0
    旅の作家の心をワシヅカミにした最果て紀行。 南米大陸の南端パタゴニアに屹立するパイネ山塊を目指す旅から一転、“動物も水も空気も咆哮する”大アマゾンの奥の奥、水没ジャングルを経て、祈りの大地・世界の屋根チベットの聖山カイラスに至る「大陸紀行」の集大成、待望の電子化なる。自らファインダーをのぞき、地球の果てに息づく生命の営みを映し撮り、かつ書き綴った旅の記録。 「第一章 氷河の牙へ――パタゴニア追想紀行」「第二章 奥アマゾンの水没ジャングルを行く」「第三章 チベット偽者巡礼旅」
  • ティンク☆ティンク(1)
    完結
    4.6
    全5巻550円 (税込)
    小さな南の島に住む双子の神、バニラとショコラの祈りのショートコミック。第1巻は、祭りのパレードの朝の様子や、咲かなかった睡蓮に心をいためるショコラの祈り……犬のバロンと不思議な猫のラン、そして巫女様たちとのささやかなだけれど胸に響く日常をつづります!
  • 走っても走ってもあたしまだ十四歳
    -
    1巻110円 (税込)
    小学6年生のマユコは、163センチの身長のせいでクラスでは巨人扱い、すごく生きづらい。年をごまかして中学生グループに交じり、一緒にダンスする時間が心の拠りどころ。ある夜も家を抜け出し踊りに行こうとしたら、売れない作家のマリコ叔母さんが何故かついてきちゃった――。歯がゆい日常を変えたくて、たった一つのアクションに託す、踊る十四歳の祈りとは。 本作品は、山内マリコ短編小説集『さみしくなったら名前を呼んで』のうちの1編を電子化したものです。
  • エロメン月野帯人 恋愛の神様【特別版】
    完結
    -
    【女性誌やテレビ番組などでも取り上げられている今話題の「エロメン」。彼らとの恋がe乙蜜コミックスで楽しめる!! 第2弾は、月野帯人さん!】 小さい頃にお隣に住んでいた6つ年上の帯人お兄ちゃん。私が小学校の時に引っ越してしまい、それ以来会っていない。お別れの時、帯人お兄ちゃんに「恋のお守りだ」と言ってもらったお守りは、大人になっても恋するたびに祈りを捧げ、帯人お兄ちゃんは私の恋の神様になっていた。また失恋してしまったある日、テレビを観ていたら覚えのある顔が…帯人お兄ちゃん?! 初恋の人がエロメンに?! こどもだった私がお兄ちゃんと再会して…ドキドキ絶頂H、恋するカラダを体験?! e乙蜜×SILK LABO企画第2弾★ ここでしか読めないインタビューやサイン&メッセージつきの特別グラビアも収録!!
  • バイトでウィザード 響けよわが祈り、と少女は笑った
    -
    いよいよ対決の気運が高まってきた本家と、術者殲滅を狙う団体。このままでは家長の命令により、自分たちが礼子の命を奪わねばならない。礼子のことを守るため豊花と京介は、二人きりで団体の本部へと乗りこんだ!
  • 聞け、我が呼ばいし声 幻獣降臨譚(1)
    3.3
    幻獣との契約。その時、少女は!?本格異世界ファンタジー開幕!リアラ女神の加護のもと、精霊や幻獣が息づく世界。この国の少女たちは、生まれたときから精霊に守られて育つ。しかしそれは、月が満ち、大人になる儀式が終わって、精霊の代わりにより強大な「幻獣」が使役できるようになるまでのこと。リスタル王国の辺境に住むアリアは14歳。期待と不安を胸に、いよいよ幻獣との『契約の儀』を迎えることになるのだが……。
  • 断罪のキスと祓魔師の祈り
    4.0
    新皇帝が即位した華やかな王宮。悪魔祓いに向かったそこで、祓魔師の少女・マリアは悪魔と契約した美しき皇子・ルクスと出会う。 生真面目で悪魔を嫌うマリアと、祓魔師に心を開かないルクス。反発しあってばかりの二人だったが、悪魔の存在を隠したい王宮の思惑によって、マリアは皇子の婚約者として振る舞うことになってしまい…!?一迅社文庫大賞アイリス部門、奨励賞受賞作家が贈る甘く切ないラブファンタジー!
  • 麒麟島神記 祈り巡りて花の降る
    -
    信仰の中心である麒麟島に、観光客が押し寄せるこの時期は、掏摸の少年ヤンとリーインにとって格好の稼ぎ時だ。彼らは隣国の姫君・フォニアからあるものを掏り盗ったせいで、世界の命運をかけた戦いに巻き込まれることになり……。愛する者たちを救う冒険の幕が上がる! 圧倒的筆力で描く鮮烈なハイ・ファンタジーの傑作、堂々のデビュー。
  • 奇跡泥棒と乙女の祈り
    -
    「その奇跡、いだたきます!!」――すすり泣く絵画、血を流す石像……〈奇跡〉を宿した物を狙い、街を騒がす少女泥棒! その正体は、ラヴァル家の次女ジェシー。清く貧しい姉妹が危険な稼業に精を出すのは、先祖が悪魔と交わした“血の契約”のとばっちり。病弱な妹(!?)ベルの命を永らえ、その身に巣食う悪魔を封じ続けるため、〈奇跡〉は不可欠なのだ。そんな秘密持ちの家に、ローレルという神学生が転がり込む。真摯な彼に、ジェシーはうっかり惹かれてしまい――!? ※作品の表現や演出を考慮して、電子版は本文縦組で制作しております。また一部のページを加工、追加、削除しております。※
  • 白い鳩のように
    完結
    -
    全1巻457円 (税込)
    20世紀初頭、型破りな女子修道会が創立された。編集、印刷、製本、書店経営、書籍の訪問販売、車の運転。修道女は修道院の中で祈りの日々を送っていると思われた時代に、彼女たちは、教会からも社会からも猛烈な反発を受けた。しかし、「今、聖パウロが生きていたら…」という思いに駆られ、時代の先端を行く社会的コミュニケーションメディアを使って、福音宣教に邁進する。聖パウロ女子修道会の中心にいたのが初代総長シスターテクラ・メルロである。指導者として、母として、修道女たちを支え励ましたシスターテクラ・メルロ心の中にはある燃える思いがあった。初代総長シスターテクラ・メルロの物語。
  • ENDLESS TIES
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    深い絆で結ばれた高校生・ユリとその担任教師・貴臣は、二人を引き離そうとするユリの実家・広域暴力団『正竜会』に赴く。確執が交差する本家で、貴臣はユリの自由と引き換えに、ユリの父親である組長にその身を差し出す覚悟を決める。次第に明かされてゆく、貴臣の隠された過去とは…? 立ち向かう運命に祈りを込める聖夜編など、全3編収録のシリーズ第4弾! ※本文にイラストは含まれていません

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  • 価値観再生道場 原発と祈り
    4.0
    いまだ続く原発問題をどのように捉え、震災後も不安が続く日本でどのように暮らしていくのか。悲しみや怒りに囚われて心が壊れてしまいそうなとき、心と体をととのえるための「祈り」の力とは? 雑誌『ダ・ヴィンチ』連載「価値観再生道場 これなんぼや?」を書籍化。
  • 幸せをみつける魔法の言葉
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    幸せをみつけるには、どうすればいいのでしょう。はるか彼方にある星をみつけるために望遠鏡がいるように、幸せの光をみつけるのにも道具が必要だと著者・中井俊已先生は考えます。この本には、その道具を集めました。言葉という道具です。では、幸せの扉を開くためには、どうすればよいのでしょう。固く閉ざした扉を開けるためにカギがいるように、幸せの扉を開けるのにもカギが必要です。この本には、そのカギを集めました。言葉というカギです。この小さな本のなかに、あなたの心にかなう道具があればいいですね。いまのあなたの心にピッタリのカギがあればいいですね。人との出会いで新しい人生が展開するように、言葉との出会いで新しい自分を見出せることがあります。美しい魂の言葉を紡ぎ出す著者が、あなたの「幸せ」がたくさんみつかるように、祈りを込めて書いた珠玉のメッセージ。

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  • 偽りの巫女~聖なる力は男達の愛で磨かれる~
    4.0
    無垢な乙女を覚醒させた背徳の愛戯!!■ああダメ。あなたに処女を捧げてしまったら、私は巫女の能力を失ってしまう……なのにもう抗えない。愛してしまったから――。辺境の村リチェルカに生まれたイリーナは、祈りの力で村を護るため、生涯を無垢で送ることを宿命づけられた巫女。しかし、イリーナには、巫女を崇める村人達には決して明かすことのできない、彼女自身すら知らない肉体の秘密があったのだ!? イリーナの体は性的な興奮で、力を失うどころか、逆に力を増していくのだ……。警固役オルトの狂おしい誘惑。若き領主シアルの激しい執着。村人達の目を欺きながら繰り返される男たち二人の密かな愛戯を受けて、イリーナの秘められた能力がいま、花開く!!
  • 祈りの回廊(小学館文庫)
    4.3
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 地球上には、多様な“祈りのかたち”がある。過酷な風土に生きる「チベット仏教」、イスラームの二大聖地「メッカ・メディナ」、古代ユダヤ教直系のキリスト教が息づく「エチオピア」、カトリックの総本山「ヴァチカン」。祈りの熱狂と厳しさ、そして優しさを鋭く捉える力強い写真と、現場の臨場感を伝える書き下ろしエッセイを収録。人と宗教の「今」を考える写文集。「風土と宗教と人間」を軸に、壮大なスケール作品を発表し続ける野町和義の代表作を一冊に。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 海軍特別攻撃隊 特攻戦記
    -
    一機一艦、必中の肉弾攻撃。レイテ湾の米艦隊めがけ史上初の体当りを敢行――。世界を震撼させた神風特別攻撃隊の第一陣であった。祖国の明日を信じ、流星に似た光芒を放って突入する情況を、つぶさに活写する「特攻発動!」。他に太平洋の空に海に、決然と死についた若人たちの真情と祈りを万感の想いをこめて描く特攻戦記四篇。
  • 唐川びとへ ~精霊たちの庭 出雲・唐川
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 和が濃い、唐川 神話と風土記の国、島根県出雲市の山あいの集落・唐川。 山上の巨大な岩倉に見守られるような、茶畑の広がるあたたかな風景。 そこに和やかに慎ましやかに、ときに晴れやかに暮らしをたてる人びと──。 百七十点余のカラー写真と折々の文章で綴るドキュメント。      唐川は戸数五十四、人口百七十九のちいさな集落。 島根半島の西端、出雲北山の山間に、大部分が荒木姓の人びとが暮らしています。 八世紀に著された『出雲国風土記』に記されている韓竈神社の氏子たちです。 二十五年に一度の遷宮に出会って以来、その唐川びとに魅せられた著者が、 二〇〇八年まで十年にわたって記録してきた写文集です。 春の新茶摘みと新茶まつりの賑わい、韓竈神社に集う人びと、 大祭の獅子舞や神楽の熱気、荒神さまや山神さまへの親しみ深い祈り、 紙漉きをする人、その材料であるみつまた刈りに精出す人……。 どのページからも、唐川びとの地道で確かな日々の表情が、 生き生きと立ち上ってきます。 自然の精霊たちとの交感にあふれた、ほのぼのと心温もる一冊です。 The scenes of the village ? an old man harvesting mitsumata (oriental paper bush), a couple making paper from this mitsumata, all the generations in the village taking part in a sports event, a man singing to warblers while walking in the forest, elementary school pupils crossing over the mountain ? offer a tranquillity our modern society seems to have long lost. The people there lead a natural life shaped by their various seasonal festivals.
  • 堕天使達のレクイエム
    5.0
    1巻462円 (税込)
    二人は抱きしめ合って一つになり、地上に舞い降りた片翼の天使だ――。不毛な愛欲に身を焦がす恋人達の孤独な姿に、失うことの悲しみと再生への祈りを込めた、尾崎豊、最後の小説。
  • 黄金色の祈り
    3.5
    母校の天井裏で見つかった、盗まれたはずのアルトサックスと、天才プレイヤーの白骨死体。僕は旧友の不審死を題材に小説を書き、人生の一発逆転を狙うが……。成功者に憧れ、理想と現実の間をさすらい続けた末に僕が見出す、最も知りたくなかった真犯人とは? 自意識の闇を精緻なトリックに昇華させた、極上の青春ミステリー。〈解説〉佳多山大地

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  • 心霊探偵八雲 ANOTHER FILES 祈りの柩
    3.7
    大学生の佐和子は、恐ろしい言い伝えがある泉でずぶ濡れの女の幽霊を目撃してから、謎の歌を口にし始める――八雲に持ち込まれた幽霊騒動は、語られることのなかった後藤刑事の過去へとつながっていた!?
  • 氷結鏡界のエデン 楽園幻想
    4.1
    『対・穢歌の庭術式へ移行了承。――第七天音律を結んでください』結界を張るよう要請された少女の頬を、透明な滴が滑り落ちる。「シェルティス……わたしたち、本当にもう会えないの?」幽幻種と呼ばれる存在に、人が侵される世界。巫女の祈りで守られた浮遊大陸オービエ・クレアでのみ、人は生きることができた。結界の巫女・ユミィは、ある少年を待っている。巫女を守る護士だった、幼なじみのシェルティス。大陸から堕ち、異端として追放された彼は、かつてユミィと約束していた――必ず君の隣に行く、と。世界の理を体現する少女と、世界の理に拒絶された少年。二人の想いが錯綜する、重層世界ファンタジー開幕!
  • 星がひとつほしいとの祈り
    4.3
    時代がどんなに困難でもあなたという星は輝き続ける。売れっ子コピーライターの文香は、出張後に立ち寄った道後温泉の宿でマッサージ師の老女と出会う。盲目のその人は上品な言葉遣いで、戦時中の令嬢だった自らの悲恋、献身的な女中との交流を語り始め――「星がひとつほしいとの祈り」。このほか、20代から50代まで各世代女性の希望と祈りを見つめ続けた物語の数々。「楽園のカンヴァス」で注目の名手が静かな筆致で描く、極上の短編集。
  • スピリチュアル紀行 台湾―魂をゆさぶる麗しの島
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 台湾各地の「巫俗人の村」「近代化を拒む先住民の生活空間」「神秘的な景勝地」など、その地を訪れる人の心を安らかにし、幸運を導くヒーリングスポットを、豊富な写真とともに紹介。 【主な内容】 第1章 癒しの旅―麗しの島、台湾のやさしさにふれる 第2章 祈りの旅―気を感じ、仏神に語りかける 第3章 悟りの旅―自然に分け入り、見えない力を感じる 第4章 実りの旅―海へ 山へ 島へ 台湾に抱かれて
  • 薔薇のマリア I.夢追い女王は永遠に眠れ
    3.7
    サンランド無統治王国の首都エルデン。伝説の王により異界生物が封印された「蓋」の上に築かれた街で繰り広げられる、美しい主人公マリアと、愛すべき仲間たちの物語。全く新しいネオファンタジー、衝撃のスタート!
  • BLACK SUN 奴隷王
    値引きあり
    3.4
    全2巻462~660円 (税込)
    「お前一人が先に天国行きだ」 聖地へと続く巡礼ルートの攻防のさなか、美貌の司令官レオナールは仲間の命を救うため、帝国軍の常勝将軍ジェマル・ジャンに囚われの身となった。清貧・貞潔・祈りをモットーとする修道騎士でありながら、昼夜をとわずジェマルに抱かれるレオナール。奴隷の身から将軍にまで昇りつめた男、ジェマル。敵同士でありながら、互いに惹かれるふたりだったが!?
  • 女神の娘の恋歌1 暁は伯爵、黄昏は魔王
    4.2
    パラデール教の司祭・ミーナは、お目付役の怪物・ギーを連れて、怪異の多さで有名なグメーラにやってくる。影で「魔王」伯と呼ばれるナリスフレイと対面するも、噂とは違う穏やかな応対に安堵するミーナ。そう、帰る訳にはいかないのだ……あのことを教えてもらうために。しかし、家令のファランドや村人たちの態度にどこか違和感を覚えたミーナは、その夜、ナリスフレイにそっくりで不肖の弟だと名乗るレイヴェンに出会いー―!? 神々の時代をこえて、今、闇の大地に乙女の祈りの歌が響く!
  • カラー版 般若心経 読む・聞く・書く【CD-ROM無し】
    -
    「般若心経」はいつの世にも祈りの経典として親しまれています。本書には、著者読誦による「般若心経」、読誦練習用「般若心経」、唱和による「般若心経」収録のCDが付いていますので、初心者の方でも繰り返し練習できます。また、写経についてもやさしく解説しており、写経用お手本も付いています。 *本書は、当社ロングセラー『CD付き 般若心経 読む・聞く・書く』(2004年1月発行)をオールカラーにリニューアルし、書名等を変更したものです。
  • ひとひらの祈り
    3.8
    家では父親からの虐待を受け、高校でも激しいいじめにあっていた深津基は、弁護士・那智正吾に救われ、惹かれていく。それを知った父親から性的虐待を受ける中、那智に救われた基は彼のもとで暮らすことになり、一度だけ身体を繋ぐ。それ以来、保護者として接する那智は基を抱いてくれない。身も心も那智を求めているのに――落ち込む基は!?
  • 聖なる木の下へ アメリカインディアンの魂を求めて
    4.0
    アメリカ先住民のスー族に伝わる祈りの儀式や占術……。神秘的な伝承を貫くものは、大地を敬い、勇気を重んじる「心の文化」であった。比較文明学者がインディアンの精神世界を丁寧に読み解く瞠目の書。
  • ひまわりの森
    4.2
    見知らぬ少年を我が子と思いこみ、恐ろしい事件を引き起こした母親の心を蝕んでいたのは、戦争中の凄惨な経験だった……。心に深い傷を負って苦悩する母親と、彼女を抱えて懸命に生きる家族の姿を哀感をこめて描き、人気作家が新境地に挑んだ愛と祈りの感動作。/掲出の書影は底本のものです
  • 天使に祈りを
    -
    ■悪夢がもたらすこの苦しみも、君に抱かれて眠ればいつかは消えるのか?■戦地で目にした光景の悪夢から抜けだせず、ジェイクは軍隊をやめ、故郷の町に帰ってきた。やせた頬に不精髭、それに肩までのびた髪という姿には、彼自身うんざりしていた。だが、そんなジェイクに、少女のころと同じ憧れの目を向ける女性がいた。今は医師となって、人々の信頼を集めているラモーナ。自らもレイプされた過去を乗り越えた経験がある彼女は、苦しむジェイクをなんとか立ち直らせてあげたかった。高校時代、彼は同級生にからかわれた私を助けてくれた。あの日のジェイクに戻ってほしい。どんなに外見が変わっても、私は遠い昔の彼を知っている。ラモーナはジェイクに救いの手を差しのべた。彼がそれを女からの誘惑と受け取ってもかまわなかった。
  • 薬指にこめた祈り
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    愛のないプロポーズなのに、 胸の高鳴りが止まらなくて……。 看護師長のサラは恋人にふられて落ちこんでいた。 そんな彼女に、ある日、意外な人物から声がかかった―― 顧問医のドクター・フーゴ・ファン・エルフェン。 フーゴの下で働き始めて3年になるが、 彼はこれまで一瞬たりともサラに関心を示さなかった。 もちろん今回も、入院患者のケアを手伝ってほしいと頼まれただけ。 ところが数日後、サラが勤務を終えて帰ろうとしたとき、 フーゴに呼び止められ、驚くべき申し出をされる。 「僕と結婚してくれないか?」息もできず呆然と立ちつくす彼女に、 彼はほほえみもせずに続けた。「友情以上を求めはしないよ」

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  • 僕は日本でたったひとりのチベット医になった ヒマラヤの薬草が教えてくれたこと
    4.3
    奇跡の脈診、月の光をとりこんだ薬・月晶丸、全チベット人の祈りがこめられた高貴薬。神秘の伝統医学を学びにいった著者が出会ったものは…。泣ける、笑える、チベット医学奮闘記。

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  • 小さな郵便車
    -
    恋愛、嫉妬、嫁姑、病気――悩みや不安に出会った時、身近な人より遠くの人の冷静な助言が、解決への「鍵」となることは多い。聖書の導きのまま、清らかにかつ厳しく「生」を見つめる三浦綾子が、迷うあなたへ、真摯なメッセージをおくる。「悩み」体験によって成長し、生きる勇気と希望を持ち得るように、「空しさ」を超えた生きがいを実感できるように、人生への愛と祈りをこめた、明日への道しるべである。
  • 愛と祈りを(小学館文庫)
    -
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 水子地蔵の繁盛、不倫が原因の家庭崩壊、核家族化が進み老人が軽視される風潮など、こどもをつつむ環境は厳しい。その中で子育てに取り組む若い母は、いかにわが子を愛し真の幸福を得る努力をしたらよいのだろうか? ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 朝をください
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 川崎病──原因不明の病に幼子が奪われた。もう一度「朝をください」という両親の祈りが病因の追求に立ちあがらせる。

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  • 人質の朗読会
    4.1
    遠く隔絶された場所から、彼らの声は届いた――紙をめくる音、咳払い、慎み深い拍手で朗読会が始まる。祈りにも似たその行為に耳を澄ませるのは、人質たちと見張り役の犯人、そして……。人生のささやかな一場面が鮮やかに甦る。それは絶望ではなく、今日を生きるための物語。今はもういない人たちの声、誰の中にもある「物語」をそっとすくい上げて、しみじみと深く胸を打つ、小川洋子ならではの小説世界。

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