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本当に幸福な生き方とは? 「前向きな心、感謝、人を思う祈り」が脳を活性化し、免疫力を高め、自分も他人も変える! 新進気鋭の女性脳科学者が放つ、話題のベストセラー!! 脳科学の見地から「祈り」の本質に迫る。
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Posted by ブクログ
よくTVで拝見する有名人。たまたま会社で講演を聞かせていただきました。 参加前に読みたかったのですが、とてもわかりやすく、脳科学への興味が深まる一冊でした。入門書のような感じかな。 ・「よい祈り」をつづけると、よい方向に変わる ・祈りは惰性になりやすい ・利他行動は、脳にとって「快感」でもある ・...続きを読む困難を乗り越える達成感を、脳は喜ぶ ・何歳になっても、人は変われる 目次の抜粋ですが、面白そうでしょ。面白いんですよ。 『人は一人で生きているのではなく、他のすべての人と関わりをもち、支え合って生きている ー そのような考え方を突きつめていくならば、自己と他者との間に決まった境界などないことになります。 自分とすべての他者は、根源的にはつながっている。そして、そうである以上、利他行動といってもじつは利己と地つづきなのです。』 脳科学、ハマりそうです。
脳科学的にも 『利他』が 正しいと再認識 科学は良いな。 脳科学は良いな。 感情や行為を 数式化できる
<感想> 脳科学から見た「祈り」という利他的行為の効果を解説している本。祈りという言葉から、スピリチュアルな印象を持つが、内容は科学的見地から人間が他者のために行動するメリットを語っている。 <アンダーライン> ★★誰かに対して怒り・妬み・恐れ・不安といったネガティブな感情を持つと、それが社会的に...続きを読むは「あまりよくないこと」であるとされているのを自分の脳はわかっていて、「ストレス物質」であるコルチゾールという物質が分泌されます。 ★コルチゾールは脳内で過剰に分泌されると、「記憶」の回路で中心的な役割を果たす、「海馬」という部位が委縮してしまう ★前向きな心でいるとき、笑顔のとき、感謝の気持ちを持つとき、脳内にはベータエンドルフィン、オキシトシンなどの脳内快感物質が分泌されます。「よい祈り」とは、祈っている当人の脳にもよい影響を与え、幸福感を与えるものにもなるのです。 ★★競争や勝負に勝つことを祈る時、敵(競争相手)の失敗や不幸を祈るのではなく、「この勝負を通じて、ともに成長していこう」と、大きな心で相手の幸福も祈ることができたとしたら、それは「よい祈り」となって、自らの幸福にもつながっていくはずです。 ★展望的記憶 ・「来週の水曜日に○○さんに会う」という予定を記憶していることが、展望的記憶です。ちなみに、認知症患者では、この展望的記憶の能力が極端に低下しています。 ・展望的記憶の能力が低い場合、「こうなりたい」というヴィジョンに乏しく、目標達成への地道な努力も苦手で、何をするにも意欲がわきません。 ・人間が未来をいきいきと思い描くときに海馬の活動が活発になる ★★★そもそも祈りとは、本来、未来に向けられるものです。変えようがない過去に祈りを向けても仕方ありません。 ★亡くなった方のことを祈る場合でも、私たちはその人の生命が未来に向けてやすらかであるよう祈るものです。 ・見返りなど必要ないくらい、大きな快感があるのが本来の利他行動です。 ・幸福感の源である脳内快感物質ですが、同じ刺激をくり返し脳に与えていると、「慣れ」が生じ、その分泌量はみるみる減っていきます。 ★★★平穏無事な人生より、さまざまな困難が次々と襲ってくる人生のほうが、それを乗り越えるたびに深い幸福感を感じることができるのです。 ★「成仏=仏になる」というゴールがあって、そこにたどりついたらもう菩薩行をしなくてもよいというなら、それ以後は脳にとってなんの刺激もない、退屈な状態に苦しみ続けなければならなくなってしまいます。幸福感は感じられず、脳もどんどん衰えていってしまいまうでしょう。 ・真の仏とは、衆生を救うために次から次へと困難に立ち向かい、利他の行動を生涯最後の日まで続ける存在なのです。脳の仕組みから見ても、それこそが最高に幸せな生き方、脳が喜ぶ生き方だと思います。 ★ヘルパーズ・ハイ ★★逆境に直面したときには、「いまこそ脳を鍛えるチャンスだ!」と心の中で叫んでみてください。
平成16年6月ごろ読む 感想文ノートを見つけたので、令和元年9月記入 脳に与える祈りの影響 ネガティブな祈り「呪い」・・・自分自身に悪影響を及ぼす、逆効果 ストレス物質であるコルチゾールが分泌 ポジティブな祈り・・・祈っている当人の脳によい影響を与え、幸福感を与...続きを読むえる。 脳内快感物質が分泌される。 幸福な人、不幸な人 釈迦「人生で一番大事なことは何でしょうか?」の問に「幸せになることです」 幸福な人生とは、何事もない平穏な人生ではない。さまざまな困難が次々と襲ってくる人生の方が、それを乗り越えるたびに深い幸福感を感じる。 学び続け、成長続け、達成を繰り返すことの中に脳が幸福感を感じる。 自分一人だけで生きていけばいいと思っている人は範囲が最小となり幸福を感じられる機会もごく少なくなる。 釈迦、キリストは、人類全体を我が子のように深く思いやることのできた人だから、想像を絶する幸福感だったのではないか。→利己の幸福から利他の幸福へ
「科学者として、人々の幸福に貢献したい」 「本当に幸福な生き方とはどのような生き方か?」 テレビにも度々出演し、著書も多数ある日本を代表する脳科学者の一人でもある著者は、この二つの問題意識を持って本書を出版した。 「よい祈り」を続けると、人生はよい方向に変わるのだと。 「祈り」と言っても宗教...続きを読む的なものだけに限らない。 親が子を慈しむ。 先輩が後輩を育てていく。 たくさんの人と関わりを持っていく。 その「利他的な行動」のなかで、「脳内快感物質」のドーパミンやベータ-エンドルフィンが分泌され、恋愛感情すら上回る「幸福感」が得られるのだという。 人からほめられる、よい評価をされるだけでなく、自分で自分の行動を「素晴らしい!」と思うだけで、持続的な幸福感に結びつくのだと。 認知症の症状がある人に、何らかの役割や責任を与えるだけで、その症状が改善する例も多いのだと。 「自分は誰かの役に立っている」「愛されている」という実感が幸福感となり、生きる力となる。 ナチスの強制収容所から生還した人は、けっして体力で勝った人でなく、「生きる意味」を持っていた人だった、とも。 人は一人では幸せになれない。 「その人の幸せを心から祈れる相手」が増えれば増えるほど、「自己」の範囲は拡大され、その分だけ脳が幸福を感じる機会も多くなるのだと。 まずは、身近な人に、目の前の出来事に誠実に。 人のために火をともせば、我が前明らかなるがごとし。 他人なれども語らひぬれば命にも替るぞかし。 一番難しくて一番簡単な幸せへの道しるべを示した、手軽に読める一書。
フォトリ48。予想外に良かった。祈ることでこんなホルモンが出て…という解説は予想していましたが、「脳科学的に見た幸せな人」の定義が、私が薄ぼんやりと考えていたものとは真逆なことにびっくり。そして宗教や言霊も「非科学的」と否定せず、何とか科学の側から歩み寄り説明をつけようとする真摯な姿勢にうたれました...続きを読む。科学者というのは科学や人の力を傲慢に評価している人種と思っていましたが、そうでない方もいるのですね。
人は如何にして生きるべきか、それを教える生来的な人体の構造とはいかなるものかを教えてくれる。最新の脳科学のレポート。
怒り、妬み、恐れ、不安などのネガティブな感情を持つと、ストレス物質であるコルチゾールが分泌される。コルチゾールは血糖値を維持したり、免疫反応に影響を与える役割があるが(医者も知らないアドレナル・ファティーグ)、過剰に分泌されると海馬が委縮することがわかっている。前向きな心を持ち、笑顔や感謝の気持ちを...続きを読む持つと、βエンドルフィンやオキシトシンなどの脳内快楽物質が分泌される。 朝には、なりたい自分、成し遂げたい目標を祈り、夜には、今日何ができたか、翌日できることを祈る。 アルツハイマー型認知症の原因物質は誰でもたまってくるが、友人との会話などで絶えず刺激を受けると、認知症にかかるリスクが低くなる。 心の奥底で何に焦点を当てているかによって、その人の運の良し悪しが決まってくる(藤井聡)。どのくらい遠くの人、遠くの未来まで配慮できるかの範囲が広い利他的な人は、よい人間関係を築くことができ、盤石なネットワークをつくることができる。 フランクルの「夜と霧」によると、ナチス・ドイツの強制収容所から生還した人は、生きる意味を持っていた人だった。 脳は、達成感を感じた時に報酬系が活性化し、脳内快楽物質が盛んに分泌される。困難な目標を達成した時に、たくさんの脳内快楽物質が分泌されて、大きな喜びを感じる。平穏無事な人生より、様々な困難が次々と襲ってくる人生の方が、それを乗り越えるたびに深い幸福感を感じることができる。
良い祈りが脳に与える影響について。脳科学者として、震災後の日本人に幸福観を提示している。 精神論とされるものを科学的にアプローチする試みがおもしろい。 ・幸福観のとらえ直し ・利他行動は自分自身も幸福にする ・逆境はあったほうがいい
祈り とは 意識すること。目からウロコの一冊。祈りイコール宗教 といった認知を一掃された。免疫力をも上げるというこの 意識化の祈りは 医療者に是非読んで頂きたい。誰にも読みやすい文字の大きさです。
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脳科学からみた「祈り」
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中野信子
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