シャーデンフロイデ 他人を引きずり下ろす快感

シャーデンフロイデ 他人を引きずり下ろす快感

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「シャーデンフロイデ」とは、他人を引きずり下ろしたときに生まれる快感のこと。成功者のちょっとした失敗をネット上で糾弾し、喜びに浸る。実はこの行動の根幹には、脳内物質「オキシトシン」が深く関わっている。オキシトシンは、母子間など、人と人との愛着を形成するために欠かせない脳内ホルモンだが、最新の研究では「妬み」感情も高めてしまうことがわかってきた。なぜ人間は一見、非生産的に思える「妬み」という感情を他人に覚え、その不幸を喜ぶのか。現代社会が抱える病理の象徴「シャーデンフロイデ」の正体を解き明かす。

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シャーデンフロイデ 他人を引きずり下ろす快感 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    妬み いやらしい感情だけれども
    人間誰しもあるものなのね、多数派なのね、と
    安心したりして。
    そしてまた、実は、愛情深いんだ、なんて。
    多数派、集団、社会的
    キーワードがつながる
    そして、このシャーデンフロイデは、人間が生きていくために必要だ、と。
    オキシトシンってこんなに人間をかえてしまうものなの

    0
    2025年11月18日

    Posted by ブクログ

    「あなたのためを思って・あなたのためだから」とか
    ある種の愛や思いやりの押し付けで、人を蹴落としたりする人間の愚かさ。
    今のSNSを眺めていて正直8割くらい不快に思うのは
    自分とは全く関係のないゴシップや騒動で
    赤の他人に意見を言ったり、罵詈雑言やを蹴落としている文字列を
    普段から眺めてしまっている

    0
    2025年06月26日

    Posted by ブクログ

    シャーデンフロイデというキャッチーなテーマに惹かれて読んだがいろいろな実験の例とオキシトシンやセロトニンなど脳内分泌物についての話が面白く、戦争に突き動かされる人間についての洞察に着地する流れが見事

    0
    2025年06月08日

    Posted by ブクログ

    とても興味深く読めた。愛が深いからこそ、誰かを阻害しようという意識が生まれるというのは、実感としてわかる。得体の知れないもの、気を引きたい人がいるために、誰かを排除して内向きの結束力を高めるというのはすごくわかる。
    現代の世界的右傾化、自国ファーストな考え方もまさに、愛国心によるオキシトシンの分泌か

    0
    2025年03月10日

    Posted by ブクログ

    シャーデンフロイデは、「対話」と逆位置にあるものだと思い込んでいたが間違いだった。どちらもオキシトシンを媒介に起きる一直線上の事象というのは興味深い。
    愛や正義は塩梅が難しい…だからこそうまく行かないことも多いのだろう。愛=神、正義、英雄といったものがいかに生存戦略上有意であったか、これらが個の生存

    0
    2024年03月16日

    Posted by ブクログ

    シャーデンフロイデとは、他人を引きずり下ろした時に感じる快感のこと。

    特にこれには、オキシトシンというホルモンが関係している。
    オキシトシンとは愛のホルモンと呼ばれ、

    0
    2023年05月31日

    Posted by ブクログ

    愛と憎しみは紙一重
    信じる気持ちが強いほど背くものに耐えられない

    好かれすぎて大変なことになった経験を思い出した…
    自分の世界を壊されそうになると人は攻撃的になるのかな
    大好きだからこそ自分の世界の中で大きなパーツになってて
    そこが崩れることを何としても避けようとする…

    宗教とかの強さもなんか納

    0
    2021年10月31日

    Posted by ブクログ

    タイトル買いしたけど、中身はそれ以上に価値があると感じた。コロナ禍で他人の行動や言動に敏感になっている今だからこそ、色んな人に読んでほしい。

    他人を引きずり下ろすことに快感を得る仕組みを解説したあとに、その恐ろしさというかいろんな側面を解説してるのかな。後半なればなるほどゾットする。

    興味深い事

    0
    2021年09月19日

    Posted by ブクログ

    「愛」や「正義」は排除の根源っていう本。

    オキシトシンの光と闇。

    リチャード・H・スミスの『シャーデンフロイデ人の不幸を喜ぶ私たちの闇』より読み易く、理解しやすかった。

    マスコミやネット等の「炎上」に熱狂する人や、自分の中の妬みや嫉みを少し冷静に見れるようになる。

    第2章加速する「不謹慎」の

    0
    2021年07月20日

    Posted by ブクログ

    相手に触れることでオキシトシンが分泌されて愛着が生まれるのは、経験的に納得!
    子宮頸部への刺激でオキシトシンが出て女性は相手への愛が増大するというので気をつけよう。

    正義を振りかざして、目立った人(不倫した政治家、自分らとは異なる宗教の人、反対の思想を持つ人など)を攻撃する行為は、集団を維持すると

    0
    2025年10月24日

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