生きている作品一覧

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  • 長い夜
    完結
    3.0
    新婚そうそう地方へ転勤。ご近所ママ仲間ばかりで子供のいない私はなじめない。頼れるのは夫だけなのに、今日も背を向けるの…?人は誰しも、寂しさを何かで埋めながら生きている。私の場合、それはお酒だった――。
  • 流されて生きなさい
    4.0
    真面目な人ほど、どうしても頑張ってしまうもの。 一生懸命な人ほど、我慢して、いろいろなことを乗り越えようとしてしまうものです。 また一方で、ひたむきに生きている人は、「自分らしい人生」を歩みたいと願うものです。 でも、そうすればするほど、疲れてしまうこともありますし、また、うまくいかずに、悩みを増やしてしまうこともあります。 そういうときは、流されてみてください。 頑張らず、しがみつかずに流されてみてください。 頑張ってきた人ほど、勇気がいることかもしれません。 でも、すべての物事は、流れています。 それに逆らえば逆らうほど、うまくいかないものです。 「白雲自在」という禅語があります。 この意味は、大きな流れに逆らうことなく、自在に生きなさいということを、教えています。 風に流されている雲のように、山を流れる水のように、人生に起きるさまざまなことに流れてみると、実はとてもラクにスムーズに物事が運ぶことが多いのです。 大切なのは、一生懸命に頑張って、流されずに生きることではありません。 大きな流れに身を委ねながらも、自分を見失わないことです。 流されて身を任せて生きると、幸せにたどり着きます。 本書は、そのためのヒントを散りばめました。 第1章 感情を滞らせていませんか? ・「もう限界だ」と思ったら、逃げてしまいましょう。 そこにしがみつく必要はありません。……など。 第2章 ものに振り回されていませんか? ・ものの扱い方は、人の扱い方でもあります。 そこに心があるかどうか、です。……など。 第3章 悩みを解決しようとしていませんか? ・人間関係に「損得」はありません。 損をしたようなことも、回り回って「徳」になります。……など。 第4章 流されてたどり着く幸せ ・世の中に「つまらない日」はありません。 そう感じる心があるだけです。 「幸せ」と感じられる人だけが、幸せな人です。……など。

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  • 泣きたいときには泣いていい 走り続ける尼僧がすすめる「小さな実践」
    値引きあり
    -
    アラフォーで事務機関のOL的勤務も経験している著者が、同じ目線で女性たちにエールを送ります。もやもやを晴らす道をみつけてください!第一章 みんな仏さまとともに生きている悩んでいるあなたへ思い通りにならないのが人生 今の自分自身を受け止めて 喜びすぎない、沈みすぎない ……など。
  • 泣きたくなる旅の日は、世界が美しい
    4.0
    旅先で出会った心に沁みる 22の実話と写真 《そのとき、つまらなかった日々に意味が生まれた》 仕事を辞めて日本を飛び出し5年――、世界50カ国を旅し、数々の人間ドラマを目の当たりにしてきた著者、小林希。 笑ったり泣いたりしながら「世界も捨てたもんじゃない」と思える、22のエピソード集。 住む国や文化は違っても、みんな懸命に生きている ・サムライ好きな切腹上等のキューバの葉巻おじさんの教え ・恋愛事情の厳しいチュニジアで恋するムスリム女子とのガールズトーク ・亡き妻の保険金でフランスを旅する日本人夫 ・バスに乗るためのお金を募ってくれたマレーシア空港の地上スタッフたち ・失踪した息子を探すために寄付金をスリランカで募る父親 ・停電や地震があっても家族とハイチで暮らし続ける日本人女性 など 結局、奥さんは40代の若さでこの世を去った。たくさん、たくさん旅をしようねと約束していたのに。そうして彼には保険金が残った。何に使うかなんて、もう決まっていたのだ。彼女の目と足になって、世界を歩こう。―――「亡き妻の欠片を求めて」より
  • 泣きたくなるような青空
    3.3
    大人が、遠い記憶と向き合うための25篇 沖縄を離れる時、僕らは数日間の沖縄に別れを告げるのではなく、 妄想の中で暮らした美しく豊かだった日々に別れを告げなければならず、 その喪失感は青い空を見てつい涙が流れてしまうほどになる。(本文より) 『悪人』『横道世之介』『さよなら渓谷』『怒り』などの ベストセラーで知られる芥川賞作家・吉田修一が、 日々を懸命に生きている大人たちに贈る、 どこまでも前向きで心に沁みる50篇のエッセイです。 大人たちを縛る「記憶」との上手な付き合い方がしみじみ伝わってくる 『泣きたくなるような青空』の25篇、 自分自身がいかに唯一無二でユニークなのかをあらためて自覚できる『最後に手にしたいもの』の25篇の、2冊同時発売。 また、出版業界としては異例の ・紙書籍 ・電子書籍 ・audible(本を耳で楽しむオーディオブック) の3媒体同時発売!
  • 泣きながらがんばるあなたへ
    -
    1巻1,100円 (税込)
    明日はもっと、自分を好きになる 生きていると、日々の生活のなかで 心がすりへってしまったり 自信をなくしてしまったりすることもある。 精一杯努力していても コンプレックスに押しつぶされそうになることも…。 そんなセンシティブでがんばり屋さんな すべての人に贈る 自分を見つめなおす、心のコミック。 Twitterで160000人以上に拡散された「適材適所」をはじめ 心に響くマンガを発信し続けている著者の 実体験から生まれる魂の言葉たち。 描き下ろしを加えた全28話をお楽しみください。 【目次】 過去の自分に会えるゆいいつの方法 こころ 適材適所 自信喪失を経て“私なんか”という鎧を着る 油断大敵 コンプレックスのその先へ じしんないときってこんな感じだから こんかつ 結婚ができるのなら、今すぐにでもしたい 誕生日きらい 婚活をしないBちゃん 私が婚活をやめた話 自然と不自然 こころの図書館 みらい みみちゃんの黒い歴史 我らも行き着く先はババアなり 怒るということ 電車に乗ったときの話 心の傷もケガといっしょ じぶん 自分度を上げて生きる ひとり宝探し 諦めることを諦める 変わることはできひんけど 素敵だからがんばって あした 話はそのあとで 表あれば裏もあり 息をしよう 誕生日って頼もしい 宝物 四つ葉のクローバー
  • 情けは宇宙のためならず 物理学者の見る世界
    -
    1巻1,400円 (税込)
    宇宙物理学者の思考は∞(無限大)。ご冗談でしょう、須藤さん?と言いたくなるほど、私たちは不思議な世界に生きている。「物理法則で禁止されない事象は必ず起こる」をモットーに、注目の宇宙物理学者がこの世の森羅万象を一刀両断。最新宇宙論が笑って学べる、世界の「見方」が変わる物理エッセー。 ●この世に偶然は存在しない●どんな人生も物理法則に従っている●なぜ人は書店で便意をもよおすのか●地球外生命は必ず存在する●重力派天文学がもたらすもの……数々のテーマを通じて、身のまわりの日常から宇宙の果てまでを貫く「摂理」を探る。笑える「脚注」にも注目ください! ※電子版では一部の写真を削除しております。ご了承ください。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • なぜ、一流は飲み物にこだわるのか?
    4.0
    重要なプレゼン前に集中力を高めたいとき、残業続きで疲労回復したいとき、眠れない夜、二日酔いの朝…… 日々の不調を改善し、仕事のパフォーマンスを上げる最適な飲み物は? いつもの飲み物・飲み方を変えるだけ! 医者が教えるすごい体調管理術 飲み物を飲まずに生きている人はいません。水、お茶、ジュース、コーヒー、炭酸飲料、ビール、お酒など、誰もが1日のうちに何かしらの飲み物を口にしています。 しかし、ほとんどの人は「飲み物は単にのどを潤すためのもの」「食べ物は気にするけど、飲み物は好きなものを飲めばいい」と考え、飲み物の益と害に気づいていません。これは非常にもったいないことです。 なぜなら、飲み物は食べ物と同じくらい健康に重要で、普段の飲み物の選び方や飲み方を変えるだけで、日々の体調を改善し、仕事のパフォーマンスを上げることができるからです。しかも、食事改善や運動に比べて圧倒的に手軽で即効性があります。 長年、東京農業大学で栄養学を研究してきた内科医の著者が、医学×栄養学的に正しい飲み物の選び方とその効果を解説します。
  • なぜイヤな記憶は消えないのか
    3.7
    なぜ同じような境遇でも前向きな人もいれば、辛く苦しい日々を過ごす人がいるのか。出来事ではなく認知がストレス反応を生んでいる。そう、私たちが生きているのは「事実の世界」ではなく「意味の世界」なのだ。
  • なぜか9割の女性が知らない婚活のオキテ
    3.0
    長引く婚活や、疲れる婚活の問題点を解消し、幸せに結びつく正しい婚活のやり方を皆さんに知っていただくために、この本は生まれました。  出会いの場から、デート、プロポーズ、成婚に至るまでの流れに沿って、間違った婚活例を挙げながら、正しい婚活のやり方を具体的に紹介しています。  本書に書かれている婚活のオキテを頭に入れて正しく婚活をすれば、本当にあなたに必要な男性がわかり、あなたの結婚に対する真摯な気持ちを、自然な形で相手に伝えることができるはずです。  そして、相手の男性にも、“自分は、この人と結婚すれば、幸せになれるかもしれない! この人のことも、幸せにできるかもしれない!”と感じさせ、結婚を決意させることが、きっとできます。  誰しも、一人で生きていると、辛い、苦しいと感じたり、さびしく感じることがあると思います。誰かと一緒に生きていくことで、それが今よりも楽になる――これこそが、結婚の目的です。ぜひ、“婚活のオキテ”を上手に活用して、楽しく戦略的に、そして一日も早く、今より精神的にも肉体的にも楽な、幸せな日々を手に入れてください。・・・「はじめに」より                                            [こんな婚活NG、やってませんか?]             ×合コンや婚活パーティーに積極的に参加する×お店やメニュー選びは、常にお任せ×デート後すぐに、お礼のLINEやメールをする×手料理をふるまう成婚率80%を誇る〈カリスマ婚活アドバイザー〉の婚活戦略を初公開!
  • なぜ孤独を恐れるのか?20代の君を人間関係の疲れから開放しよう!20分で読めるシリーズ
    -
    さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ)=紙の書籍の30ページ程度) 【書籍説明】 初めまして。こちらの本をお手に取っていただきありがとうございます。 こちらは「20代で人間関係に疲れている人」に向けた本です。 無駄な飲み会や面倒な同僚、上司との付き合い。興味がないのに誘われると参加してしまうイベント。 それでも人付き合いを続けてしまう。孤独になるよりは人間関係に悩み続ける方がマシだと思っているからです。 私も長く職場の人間関係がうまくいかず、傷ついたり、悩んだりを繰り返していました。 自分を作り、人間関係という綱渡りを渡っていくような感覚。それでもどこか人とずれてしまう。 その度に自分を責めて、より一層、希薄な人間関係を築くようになっていく。それが私でした。 もう人間関係に疲れていました。そんな時に私は「孤独」をあえて選ぶようになりました。 孤独を選んでからわずらわしい人間関係に悩まされることはなくなりました。 孤独を選べば、周囲からの評価は気にならなくなります。そのため自分を偽らずともよくなります。 言いたいことが言えるようになります。周囲に振り回されなくなるので仕事が圧倒的に効率的になります。 読者の皆様が無駄な人付き合いを断ち切り、好きなことに没頭できる 【書籍内容】 「みんなが仲良く、みんなが友達」の嘘 本当に孤独は悪いことなのか 人間関係中毒とは? 既読無視で傷つく人 孤独になったときに起こりうる悪いケース 多くの人は自分の時間を生きていない ノリの悪い奴だと思われたくなくて参加 人に嫌われるのは自分が自由に生きていることの証拠 孤独を恐れる人は自己をうまく捉えられていない人 大勢の人が知らないことを知る やらないことをやる 「自分はどう思うか」問い続ける 孤独を突き詰めても、実は絶対に一人にはならない 孤独は自由だ
  • なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?
    3.6
    【「はじめに」より】ふたりの天才画家、ゴッホとピカソの偉大な名声なら、誰もが知っているだろう。だが、ふたりの生前の境遇には、天と地ほどの差があった。両者の命運を分けたのは、なんだったのか?それは、ピカソのほうが、「お金とは何か?」に興味を持ち、深く理解していた、という点ではなかったか。というのも、ピカソがお金の本質を見抜く類まれなセンスを持っていたことがうかがえる逸話が、数多く残されているのである。・ピカソの絵はなぜ高いのか?・なぜピカソは小切手を使ったのか?・ピカソはなぜ、ワインのラベルをタダで描いたのか?・ピカソの名前はなぜ長いのか?生前、ピカソは言ったそうだ。「私は、対象を見えるようにではなく、私が見たままに描くのだ」僕たちも、お金の正体を知らなければならない。そうでなければ、僕たちは自分の人生を自由に創造し、幸せに暮らすことがますます難しくなるだろう。【本書紹介】将来の“正解”が見通せない今、誰しもが、ぼんやりとした不安を抱えて生きているのではないでしょうか。その大きな原因は「変化が重なり、先がよめないこと」。近年、グローバル化やIT化によって最も大きく変化したもののひとつが、金融、「お金」のあり方でしょう。「お金」の変化に伴って、私たちは、食い扶持の稼ぎ方や、人との付き合い方など、生き方を大きく見直すべき岐路に立たされています。著者が、M&Aコンサルタントとして見聞きしたガイシ大資本の論理や、独立・起業で痛感した価値と価格の差を生む信用の大切さなど、独自の経験というフィルターを通して見た「お金」の変化を整理し、どうすれば幸せをつかめるのか、経済的に生き抜いていけるのか、これからの世の中にフィットする考え方や行動様式のあり方について、淡々と軽妙なエッセイ風につづられています。お金は「笑顔や感謝の言葉などコミュニケーションツールのひとつ」であり、「目的でなく、アイデアを具現化する構成要素」に過ぎない、という結論にたどり着いたとき、あなたの生き方はひょっとすると変わるかも?しれません。高校・大学生や、社会人中堅クラスの方がモヤモヤと感じている世の中の変化をスッキリ描き出し、自分の未来を考える上で土台を固めてくれる新「資本論」です。【目次】はじめに序章お金とは何か?第1章ハゲタカが跋扈し、お金でお金が殖えた時代第2章自分の価値をお金に換える覚悟と難しさ第3章企業や個人が国家に代わってお金をつくる世界へ第4章お金を媒介とせず、モノや価値を直接交換できる環境の広がり第5章信用でつながる新たなコミュニティづくり:資本より信用を貯めよう付録お金について身につけたい3つの習慣おわりに
  • なぜ、題目に功徳があるのか
    -
    法華経の題目を唱えるとどんな功徳があるのか、なぜ功徳が湧いてくるのか、この根本的な疑問が解けて、信が起こらなければ、喜び勇んで題目を唱えることは到底できない。この疑問を解決できれば、題目に力が備わり、題目を唱えることが楽しく、よろこびになり、仏界の薫風を漂わせ始め、爽快な常楽我浄の気分で、生きていること自体が嬉しくなってくる。
  • なぜ中韓はいつまでも日本のようになれないのか わが国だけが近代文明を手に入れた歴史の必然
    4.0
    1巻1,540円 (税込)
    韓国、中国はいまだ「前近代社会」を生きている。朴政権の驚くべき腐敗は歴史の必然だった。なぜ日本だけが近代化し、中韓はいつまでも前近代にとどまるのか。その謎を壮大な文明史から解き明かす渾身の書き下ろし。
  • なぜ日本人はとりあえず謝るのか 「ゆるし」と「はずし」の世間論
    5.0
    日本人はだれしも「世間」にとらわれている。世間という人的関係の中で、「ゆるし」や「義理」「人情」といった原理に庇護されて生きている。西洋では、神にたいして罪を告白するキリスト教の「告解」という制度により、「個人」が形成され、その集団である「社会」が誕生した。しかし日本にはいまだに個人も社会もなく、世間のなかでしか「存在論的安心」を得られない。ゆえに、日本人は世間からの「はずし」を強く恐れる。日本の犯罪率が低いのはそのためである。もし犯罪や不祥事を起こした場合は、ただちに謝罪しなければならない。日本では真摯な謝罪によって、世間からの「ゆるし」を得て「はずし」を回避することができるのだ。ところが、近年日本の刑法が厳罰化する傾向にある。これは犯罪をゆるす「世間」が解体されつつあることのあらわれなのか? 法制度の変遷をたどりながら、日本「世間」の現在を問う意欲作。

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  • なぜ人は生まれ、そして死ぬのか
    3.5
    霊能力など持たないごく普通の言語学者であった中部大学教授・大門正幸氏は、ネパール人であった過去生記憶(生まれる前の前世の記憶)を持つ日本人と出会い、そのネパール語が本物であることに驚嘆します。そして、多くの過去生記憶や臨死体験の実例を調べるうちに、その体験や記憶は本物だと認めざるを得ないことに気がつくのです。さらに、それらについての世界一の研究所であるバージニア大学の客員教授となり、本格的にその世界を研究するようになります。そして、なぜ人は生まれ、死んでいくのか。人間の人生の意味とは何かを真摯に問います。今の世に生きている人間の使命とは何か、なぜあの世と切り離され、ここにいるのか。その意味がわかる真実の一冊です。
  • なぜ人は砂漠で溺死するのか?
    3.4
    人間は「意外な死因」で「意外とたくさん」、「意外な場所」で死んでいる! いま日本で一番、不審遺体を解剖している気鋭の法医学者が、「死」から見える「私たちの生」を語る。人体への知識を深めながら、いま生きている喜びが湧きあがる一冊。
  • なぜ私たちは生きているのか
    5.0
    神なき時代、人間のエゴと欲望は肥大化し、それは私たちの生きづらさを引き起こしている。国家・資本・宗教を切り口に、物質世界のなかで精神生活の重要性を説くシュタイナー人智学の第一人者高橋巖と、キリスト教神学と現代社会を取り結ぶ著作活動をつづける佐藤優が、世界のあり方を問い直す。「見える世界」と「見えない世界」の結びつきに光をあて、いま、ここに生きる意味を探る一冊。
  • なぞとき紙芝居 思い出の幽霊
    3.3
    喫茶店〈ひがな〉の地下で、亀と一緒に住む謎の男・御劔耕助。「バッドエンドの物語しか作れない」とうそぶく彼の作る紙芝居は、生きている者の心を癒やし、死んでしまった者の魂をも鎮めるのだ……。
  • なぞとき 深海1万メートル 暗黒の「超深海」で起こっていること
    4.0
    人を寄せつけぬ「暗黒の世界」へ――いま、科学と冒険が交わる! 深海――光の届かない200メートル以深の海――は、古くから人類の知的好奇心を刺激してきた。海底にはどんな地形があるのか? そこではどんな生物がどんなふうに生きているのか? 海の深層で水はどのようにめぐっているのか? 人間の活動による海洋汚染はどこまでひろがっているのか? たくさんの謎がある。 海の調査技術や潜水船の進歩により、深さ6,000メートルを超える「超深海」の様子がおぼろげながら見えてきた。そこは意外にも多様で賑やかな世界だった! 超深海に挑む科学者・探検家のエピソードを交えながら、最新知見を解説する。あなたもきっと潜りたくなる! 【おもな内容】 第1章 海はどこまで深いのか?――深海・超深海への招待 第2章 世界最深点はどこか?――海底探査の歴史 第3章 この目で見たい!――究極の深みへ挑んだ英雄たち 第4章 ヒーロー現る――5大洋の最深点すべてをきわめた男 第5章 海を上下にかき混ぜる――深層大循環のしくみ 第6章 海底温泉とは何か?――熱水活動のしくみと生命の起源 第7章 海溝底では何が起こっているのか?――超深海科学の最前線 第8章 深海に生きる――奇妙な生物たちのスゴ技 第9章 深海で出会う――パートナーとわが家 第10章 深海を守れるか?――汚染・資源・絶滅危惧種
  • 謎まで三マイル
    3.5
    河からあがった死体の状態はあまりにひどかった。両手両足ばかりか首まで切断されていたのだ。ポケットにあった手紙から、死体が行方不明の大学教授のものと考えたモース主任警部は、ただちに捜査を開始した。が、やがて事件は驚くべき展開を見せた。当の教授から、自分は生きていると書かれた手紙が来たのだ。いったい、殺されたのは誰か?モースは懸命に捜査を続けるが……現代本格の騎手が贈る、謎また謎の傑作本格
  • ナックルズ the BEST 実録陰謀File~揉み消された不都合な真実編~
    -
    マイケル・ジャクソンは今も生きている!? 世界のスーパースター死の偽装説を追う!! 角界のタブー! 八百長告発者は裏社会に葬られた!? 皇居に埋まった人柱の謎、恐怖の毒雲ケムトレイルの正体――and more.触れてはいけない世界の闇を完全漫画化!! これを読んだら、もう何も信じられなくなるかも……?
  • 懐かしい人びと
    -
    勤め先の上司にほのかな恋心を抱いた子持ちの女性。定年を迎えた日に、別れた妻に花束を届け、感謝の気持ちを伝えた男。子供たちがいなくなった家で、インコをかすがいに生きる老夫婦――。さらにボタンを掛け違えてしまった嫁と姑や、孤独ゆえに心を寄せ合う隣人同士など、日常生活の中の何気ない一コマを描いた物語が、渇いた心にしみわたり、忘れていた人生の記憶を呼び覚ます。切なく、心温まる人間ドラマが満載された本書。読み進めるうちに、なぜか心の澱みが洗い流されたような気持ちになるのは、著者の端正な筆致ゆえか。生きることに疲れていても、本書を開くと、いつでもやり直しがきくような気がする。内海隆一郎の世界は、こんこんと湧く泉のごとく涼やかでありながら、その実、明日へのエネルギーに満ち溢れているのである。生きていることが、いとおしくなる24篇。解説は詩人で文芸評論家の安宅夏夫氏。内海文学の真髄を語り尽くしている。
  • 夏の黄昏
    5.0
    南部の小さな町に育った十二歳の少女。背丈ばかりのびて、近所の子どもから仲間はずれになっている少女の夏の出来事。この少女の心の孤独感は、仲間はずれになったことのある誰の心にも消えがたく残っている。そして自分がどこかのグループに属したい、誰かに認められたいという願望も。この作品はこの深くて鋭い心情をとらえて、あますところがない。しかしその卓越している点は、空気さえ感ぜしめる描写の力だ。人は空気によって生きるように、この作品の三人――少女と少年と黒人女性――は作中の暑い夏の空気を呼吸して生きている。その空気は狭いキチンにいる三人の息遣いを伝え、その絶妙の会話を伝える。外で遊ぶ子供たちの叫び、ピアノの調律音、猿まわしの演奏するオルガンの音、照りつける街なかの白い光などを伝え、その脈搏によってこの作品を日常の次元よりも高い、不思議な雰囲気のものにしている(訳者あとがき)。「結婚式のメンバー」という訳書もあるマッカラーズの代表作。
  • なつのやまのとり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「野鳥ってかわいい! おもしろい!」 これまでになかった美しいイラストによる「鳥見BOOK」 山や森、自然のなかに出かける楽しみが、もっと広がります。 ■夏山シーズンに、山麓の森から登山道の途中、稜線や山頂付近で見られる野鳥、46種を紹介。 鳥たちの個性豊かな生態を、かわいらしいイラストと文で綴ります。 ■紹介している鳥/キセキレイ、イカル、キビタキ、サンコウチョウ、オオルリ、センダイムシクイ、ツツドリ、エナガ、シジュウカラ ヒガラ、ヤマガラ、キバシリ、コゲラ、アオゲラ、コサメビタキ、コルリ、コマドリ、ウソ、メボソムシクイ、イワツバメ、ホシガラス、カヤクグリ、イワヒバリ、ライチョウほか。 著者について 1989年東京都出身。多摩美術大学卒業。イラストレーター。 大学卒業とともに野鳥観察を始め、野鳥をテーマにイラストや小物を制作。 野鳥が自然のなかで一生懸命生きている姿を伝えることを目標に、かわいらしく親しみやすいイラストを心掛けている。 イラストを担当した共著に『散歩道の図鑑 あした出会える野鳥100』(山と溪谷社)がある。
  • なでし子物語
    4.4
    1~3巻792~836円 (税込)
    ずっと、透明になってしまいたかった。でも本当は「ここにいるよ」って言いたかった―― いじめに遭っている少女・耀子、居所のない思いを抱え過去の思い出の中にだけ生きている未亡人・照子、生い立ちゆえの重圧やいじめに苦しむ少年・立海。三人の出会いが、それぞれの人生を少しずつ動かし始める。言葉にならない祈りを掬い取る、温かく、強く、やさしい物語。
  • なでし子物語
    4.4
    1~3巻1,650~1,760円 (税込)
    ずっと、透明になってしまいたかった。 でも本当は「ここにいるよ」って言いたかった―― いじめに遭っている少女・耀子、居所のない思いを抱え過去の思い出の中にだけ生きている未亡人・照子、生い立ちゆえの重圧やいじめに苦しむ少年・立海。 三人の出会いが、それぞれの人生を少しずつ動かし始める。 言葉にならない祈りを掬い取る、温かく、強く、やさしい物語。
  • 名無しの十字架
    -
    虎と戦った人間がいる。そのフィルムを探し出せ──アンダーグラウンドフィルムの手配師・三上哲平に持ち込まれた怪しい依頼。莫大な報酬につられ、引き受けることにした三上は、瀕死の重傷を負いながら、今もどこかで生きていると噂される伝説の男を追うが……!? 渦巻く欲望、交錯する男と女、顔も名前も失った哀しき男の復讐──退廃的空気漂う横浜で燃え上がる陰謀劇の行方は!? 衝撃の都市伝説ノワールミステリー。
  • 70歳からのボケない勉強法
    -
    勉強は、あなたの人生を豊かにしてくれる 「最高の道具」です――。 数々のベストセラーを手がけた精神科医が、 何歳になっても知的で若々しく、 そして充実した人生を楽しむための方法を伝授。 --- 私は27歳のときに執筆した『受験は要領』が 大ベストセラーになったおかげで、 これまでたくさんの勉強法の本を出してきました。 多くの受験生を指導して、 「受験の神様」と呼ばれたこともありました。 でも、勉強とはただ試験に合格するためだけのもの ではないと私は思っています。 むしろ、勉強を通じて自分の強みを知り、 工夫できるようになることが 大切なのではないでしょうか。 勉強は自分自身を強くして、 人生の選択肢を増やすものです。 それは何歳になってもかわりません。 私はほかの著書で「健康脳寿命」の重要性を 説きました。 ただ生きているだけの「寿命」ではなく、 自立した生活を送れる「健康寿命」です。 そして、70歳からは「脳の寿命」も大切だと 思うのです。 この「健康脳寿命」を維持するために 忘れてならないのは 「脳にラクをさせないこと」です。 本書では、さまざまな具体的なエピソードを 交えながら、 「健康脳寿命」の維持に欠かせない 「勉強」の方法を紹介しています。 「勉強」には、間違いなく「喜び」があります。 けっして苦しさや辛さばかりを 伴うものではありません。 これまで知らなかった情報や 新しい知識を得るのは、 誰にとっても新鮮で楽しい経験です。 新現役時代はけっこう長い。 だから学んで、勉強して、楽しみましょう。 ボケてしまっては、 もったいないではありませんか。 本書は70歳からの、 つまり新現役時代を楽しむための勉強本です。 豊かな新現役時代を楽しく、 機嫌よく過ごしたいと願う読者の方々の お役に立つならば、 著者としてうれしいかぎりです。
  • 70歳から楽になる 幸福と自由が実る老い方
    4.0
    一見成功して不自由なく見える人も、誰もが何かの問題を抱えながら生きている。70代、老いの境にさしかかり、どこか不安を抱えているという人の心が軽くなり、明るく生きるための智恵がある。欲や執着を手放し、悩みや怒りを捨てて気持ち良く人生の最後のステージを生きるコツとは? スリランカ初期仏教の教えでユーモアたっぷりに習う、合理的な人生の智慧。
  • 7年後の約束 1巻
    完結
    -
    全1巻660円 (税込)
    愛する青央(まさお)からのプロポーズ。しかし梨奈は思い悩んでいた。梨奈は青央との交際にとある不安を抱えていた。それは、梨奈の前に現れては青央との交際を妨害しようとする一人の謎の少年の存在。青央と出会うきっかけとなった学祭の日、少年は現れ、道を急ぐ梨奈を呼び止めて言った。「行っちゃだめ」、と。そして青央との交際が決まった日。少年は再び現れて言った。「つき合っちゃだめ」、と。少年は生きている人間ではなかった。そして再び少年は…。
  • 七曲ナナミの斜めな事情1
    2.7
    この星にはちょっとした秘密がある。《ミラー》と呼ばれる、僕たちが生きている星とは少し違う世界で、僕たちは《マスクド》という能力者として、怪物たちと戦っている。そして僕はここしばらく、大型の怪物にたった一人きりで挑み続ける“フードファイター”と呼ばれる《マスクド》の存在が少し気になっている。そんなある日、彼女の正体が、いつも無愛想なクラスメイトの少女・七曲ナナミだと知ってしまい……!?
  • 何のために生きるのか 感謝なき道、人生(ひと)の道にあらず
    5.0
    【注 電子版にはDVDは収録されておりません。ご了承ください】 国立大学入学直前にふとした縁で葬儀会社のアルバイトを経験し、これぞ天職と感動し、そのまま就職してしまう。その後、東海地方の互助会に転職するも、生活保護者の葬儀を切り捨てる会社の方針に納得できずに独立。いままで不透明だった葬儀料金を完全開示するという業界革命を起こすとともに、中部圏初の葬祭上場会社となり、注目を浴びる。業界では珍しい大卒の定期採用も始め、いまやマスコミで引っ張りだこの熱血経営者が語る、「いま」をムダにしない生き方とは?「生きている奇跡を噛みしめよう」「仕事ではなく志事をしよう」「幸せの種を拾い集めよう」「悪口は毒蛇だと思おう」「感謝の心は、実力を倍加する打出の小槌なり」……多くの死を見続けてきたからこそ、どうしても伝えたいことがここにある!

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  • なにもしてない
    5.0
    “ナニモシテナイ”幸福な私を脅かすのは?生きていることのリアリティを希求して、現実と幻想の世界を往還するモノロ-グの世界を描いた野間文芸新人賞受賞の表題作を含む2編を収録する第一小説集。(講談社文庫)
  • 「何者」かになりたい 自分のストーリーを生きる
    3.1
    革命的クリエイターが、9人の新時代のリーダーたちと、令和を生きる難しさと苦悩、それを乗り越え、成長するヒントを求めた「対話」の時間――。広告界の風雲児と称賛され、「変化と挑戦」を合言葉に令和を疾走する三浦崇宏。怖いものなしで突き進むかのように見える三浦だが、時に悩み、立ち止まることもある。そして、そんな苦悩を乗り越え、成長していくために必要なことは「人との対話」であると言う。SNSにおけるフォロワー数や拡散といった影響力の比べ合いと、メディアとSNSによる炎上文化のせいで「大物にはなりたくないが、何者かにはなりたい」と多くの人が願うようになった。本書では、令和という新時代の気分を体現化するかのような、この中途半端な欲望の正体を探り、変化する社会のもと、それでも「何者かになりたい」と悩む人々に歩み寄る。そのために三浦は「対談」という形式を選び、新時代のリーダーともいうべき9人と対話の時間を持った。「何をしていいかわからない、でも、何かしたければなんでもできる時代に生きている」――令和は素敵な時代だ。(あとがきより)対談相手(くつざわ、山内奏人、佐渡島庸平、カツセマサヒコ、正能茉優、郭晃彰、龍崎翔子、ゆうこす、糸井重里〈登場順〉)
  • 浪花のシャブ外道 密売人が見た薬物地獄絵図
    -
    生まれ変わっても極道になりたい。やけど、クスリを扱うようなヤクザにはなりたくない。薬物販売一筋の元極道の秘話。 五代目山口組系山健組太田興業「木佐貫興業」はシャブをしのぎとする、ご法度組織。薬物売買で半生を過ごした男がみた、売る者、買う者の悲喜こもごも。生きているうちは笑いと涙があっても、最期には地獄しか待っていない薬物にまつわるエピソードの数々を明かす。累計7万部を売り上げた「実録シャブ屋」シリーズ三部作をまとめ、新たに加筆した、迫真のノンフィクション。
  • なのな フォト ゴロー(1)
    完結
    -
    食品工場勤めの独身男、谷師悟郎(たにしごろー)。日々はさえない。明日もイヤなコトしか起こらないだろう…。西荻窪的雑貨屋勤めの女の子、阿木七乃菜(あぎなのな)。日々、ぼんやりと生きている。心はけっこうすさんだりしている…。コドクな男とコドクな女の美しくはない奇妙な出会い。きっかけは「ナノナ~」と鳴くすごぶるかわいい猫。二人と一匹の一筋縄ではないハートフル森下劇場開演!
  • ナマケモノ哲学 がんばりすぎない、が人生にはちょうどいい
    4.0
    「最近、休んでない」そこのあなたへ。 ナマケモノが教える“もっと生きやすくなるヒント”が詰まった 読めば心がすうっと軽くなる脱力哲学。 ゆるりと木にぶら下がりながら 遙か昔から種として、この地球で生きぬいてきたナマケモノ。 ナマケモノ哲学とは、そんな彼らが 時間に追われるようにあくせく毎日を生きるわたしたちに教えてくれる、 もっと人生が楽しくなる脱力哲学です。 「移動速度はがんばっても分速2メートル」 「食べた葉っぱを消化するのに1カ月かかることも」 「意外と泳ぐのは速い」 ……といった数々のユニークな生態にからめた、ナマケモノが贈る31のヒント。 Twitterフォロワー23万人の人気イラストレーター、わかるさんによるイラスト入り。 Contents/目次 ■Part1 ナマケモノ学習 ・はじめに ・SLOWメソッド ナマケモノ的生活に近づくために ・ナマケモノ診断 ~ あなたはどのナマケモノ? ■Part2 実践の手引き 健康 ・健康になりたければ、ゆっくり動け ・深呼吸しよう──正しい呼吸、できていますか? ・静かな場所をさがそう ・自分を嫌っている人に何を言われても気にしない ・木は友だち──緑にふれよう ・ナマケモノのスポーツ学 食事 ・「食」を楽しむ ・やっぱり「葉っぱ」は大事 ・デスクでお昼は食べません ・好きなものを好きなときに味わう 睡眠 ・朝寝坊して、昼寝して、早く寝る ・夜ふかしして夜を楽しむも、また良し 娯楽 ・数をこなすより「本物の読書」を ・旅する理由を思いだす ・音楽で最高のリラックス 恋愛と人間関係 ・大切なのは情熱 ・「ゆっくりな人」が選ばれる ・みんな支えあって生きている ・ただし、いいとは言えない関係もある ・あえて孤独を楽しむ 仕事と勉強 ・「なまける時間」を取り戻そう ・得意なことを見つけて、あとは忘れよう ・首をつっこまない、という判断 ・大切なものを見極める ・そして、あとまわしにする ・時間をかけて答えを出そう セルフケア ・ルールをひとつ作ってみる ・ずぼらだっていい ・いちばん大切なのは、自分を愛すること ・最後までしがみつく ・人生は短い――好きに生きないともったいない
  • ナマコは平気! 目・耳・脳がなくてもね!
    -
    1巻1,430円 (税込)
    ないないづくしのしぶとい生きざま! 海の底にぼってりと横たわるナマコ。馴染みはあるけれど、あれが何かと聞かれれば、「……何だろう?」となってしまう人も多いのではないだろうか。 本書では、そんな謎多きナマコを物語+解説のかたちで徹底解剖。ナマコには目も耳も心臓も脳もないが、海の底でひっそりと、りっぱに生きている。ナマコの摩訶不思議な生きざまは、いままでの私たちの考え方を超えた視点を示してくれる。せわしない現代人に贈りたい科学読み物。 ★カラー口絵8ページ!本文64ページカラー!
  • 悩ましい国語辞典
    4.3
    1~2巻1,188~1,232円 (税込)
    辞書編集37年の立場から、言葉が生きていることを実証的に解説。意外だが、江戸時代にも使われた「まじ」。「お父さん・お母さん」は、江戸後期に関西で使われていたが、明治の国定読本で一気に全国に。「がっつり」「ざっくり」「真逆」は最近使われ出した新しい言葉……。思いがけない形で時代と共に変化する言葉を、どの時点で切り取り記述するかが腕の見せ所。編集者を悩ませる日本語の不思議に迫る、蘊蓄満載のエッセイ。
  • 「悩み」が男をつくる
    3.0
    ■その「悩み」は、あなたを変えるチャンスだ。 あなたの「悩み」はくだらない。言い換えると、「どうでもいいこと」だ。 しかし、人は悩んでこそ大きくなるもので、 苦悩することは生きている証しともいえる。 仕事の悩みなら「苦悩こそが快楽」となる。 「妻とセックスレス」 「仕事の上司とうまくいかない」 「結婚するにはどうしたらいいのか」 あなたが抱えるそれらの問題は 世界中で、どうにもならないことなのだ。 あなたの悩みはすでに過去に答えが出ているか、 改善することが絶対にできない悩みで、 それを駄々っ子のように誰かに喚いているだけに過ぎない。 では、本当の苦しい悩みとは何か。 誰も聞いてくれないこと。 あるいは聞いてくれる人がいたとしても、とても少数派の場合だ。 思春期の悩みがそうだろう。 大人でも、制度、慣習とかけ離れた問題に直面したら、 誰にも相談ができず、悩む。 しかし、それが自分を変えるチャンスなのだ。 ■本書は読者からの人生相談をベースに書かれた本だが、 実は誰にも相談できないほどの悩みが、新たなあなたをつくる。 誰にも相談できないほど苦しく、強大な悩みが、男を大きくする。 あなたには時間がない。 悩む暇があったら、その悩みはすぐに解決させないといけない。 ■目次 第1章 世界が抱える「悲しみ」について 第2章 「女」という必要悪。 第3章 根源的な「苦悩」とつきあう 第4章 「悩み」がつきないからこそ人生だ 第5章 女だって悩んでる
  • 悩みが消えてなくなる仏教の教え
    値引きあり
    5.0
    仏教とは自らの「悩みの解決法」です。だから当然、生きている人のためのものであって、死者の供養のためのものではありません。日本で仏教と思われている風習は形骸化しています。ちゃんとした仏教というものに、やさしく深く触れられるのが本書です。人生を“よい”加減に、少し遠くから達観する視点が身につき、生きるのがラクになります。
  • 悩みが武器になる働き方 20代の今、考えておきたい仕事のコト
    3.6
    自分はなんのために働いているのか…… このままでいいのだろうか…… そもそも、「働く」ってなんなんだ…… そんな疑問や不安を持ってはいないだろうか? あなたが抱える悩みは、 簡単な質問に答えることで解消できる! 77の質問を通して、自分自身の答えにたどり着く。 これまでの間違った考えに従う必要はない。 自分なりの新しい答えを探せばいい。 「今、抱えている悩み」を「働く武器」にかえて、これからの時代を心地よく働こう! 納得いかない考え方は受け入れなくていいし、イヤなことはしなくてもいい。 いつまでも我慢をし続ける必要もない。 とは言え、不平不満を口にしても、「いつか……」と待っていても、目の前の現実が変わることはない。 次の時代を生きていくのは、あなただ。 あなたが心から納得して働けるように、そして、最大限の満足感を得られるように、 あなたにとって最高の「仕事」や「働く」を一緒に創っていこう。 全ては自由だし、全ては思い通りだ。 さあ、どうしていこうか? (本文「はじめに」より抜粋) 【目次】 第1章 自分の人生を生きているか? 第2章 あなたはなぜ、働くのか? 第3章 本当にやりたい仕事と出会うには? 第4章 惑わされない働き方とは? 第5章 いつでもどこでも生きていける自分になるには? 第6章 20代の今、やっておきたい10のコト
  • 成金
    3.7
    1巻471円 (税込)
    「世界に風穴をあけるぞ。僕らがいま生きているのはそのためでしかないんだ」 PCオタク、元カリスマ青年実業家、女子大生……個性的な面々が揃う“チーム・AKKA”。彼らは天才プログラマー・堀井健史のもと、新興IT企業を巧みにまるめ込み、資産の一部を中抜きしていた。最終目標はITベンチャーの雄、株式会社LIGHT通信の乗っ取り。携帯電話の販売代理店事業を全国展開し、創業10年あまりで時価総額5兆円の大企業へと登りつめた、ITバブルの象徴的存在だ。史上最大の下克上。チームAKKAは勝利を手にできるか。前作『拝金』から遡り、物語の舞台は1999年、渋谷へ。IT勃興期を駆け抜けた男たちの野心を圧倒的リアリティで描く、まばゆくも壮絶な青春経済小説!
  • 「なりたい自分」になるシンプルなルール
    4.0
    あなたは絶対、幸せになれる! ・万人に好かれる必要はない ・想像力を働かせて言葉を発する ・「怒り」は無駄な感情と知る ・ 自分に誠実に生きる 初代バチェロレッテ、初著書。 アマゾン配信の初代バチェロレッテを務めた著者は、番組では自信に溢れていた。 だが、かつては仕事も私生活もうまくいかず、落ち込んだり、絶望したり、泣くことも多かったという。 自己肯定感も得られず、「私はダメな人間だ」と思いつめた時期もあった。 そこから試行錯誤の末に、現在は「なりたい自分」を実現でき、「生きているだけで幸せ」と思えるようになったという。 本書では、著者が自らの経験から生み出した「なりたい自分」になるためのシンプルなルールを紹介。 12のルールを実践すれば、自己肯定感が上がるだけでなく、つねにハッピーで特別な存在になれる!

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  • なんで婚約破棄できないの!?
    3.8
    伯爵令嬢のキャサリンは、とある事故がきっかけで「今生きている世界は前世で愛読していた小説の世界であり、自分は嫉妬心から身を滅ぼす悪役令嬢に生まれ変わっている」と気づく。このまま作中のヒーローであった王子レオナルドと婚約すると処刑されてしまう!と焦ったキャサリンは、なんとか婚約が成立しないように動くが、逆に一目惚れされ、婚約者となってしまった。その後もレオナルドの猛アプローチと策略により、キャサリンの婚約破棄計画は空回りするばかりで……。
  • なんなんなん?
    値引きあり
    3.5
    【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 自分に大切なものは何かを考えさせる絵本。 「なんなんなん?」とは、「なんのために生きているの?」という問いかけ。 人生に大切なものは、人それぞれ違います。主人公の少年は、おばちゃんに聞きます。 「なんなんなんのため?」と。 おばあちゃんは、「それは自分で探さなくちゃいけないよ」と答えました。 すると、少年は、それを探すために旅に出ました。 漁師さん、ダンサー、大工さん……いろんな人に出会い、「なんなんなん?」と問いかけます。 少年は、自分の答えを見つけることができるのでしょうか? アメリカのベストセラー作家コンビが、人間の永遠のテーマをほりさげて生まれたユニークかつ難解な絵本。 ※この作品はカラー版です。
  • なんのために生きるの
    -
    1巻275円 (税込)
    男性が女性の中に見る、自分を分かっている女性の明晰を描く 三十代後半の男性が二十代後半の女性に結婚しようというような話をしています。男は友人に頼まれて彼女に彼との結婚を勧め、それをキッパリ断られると、今度は自分との結婚はどうかと聞きます。彼女の答えは、その話し方同様にキッパリしていて、その歯切れの良さは心地よい程です。その後、彼女は恋人と会い、「そのために生きている」と思う瞬間を味わうのです。これは、好きな人と一緒にいる悦びについて、冷徹に分析するような、ちょっと捻った恋愛小説。男性が女性の中に見る自分を分かっている女性の明晰が描かれています。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。文筆家。大学在学中よりライターとして「マンハント」「ミステリマガジン」などの雑誌で活躍。74年「白い波の荒野へ」で小説家としてデビュー。翌年には「スローなブギにしてくれ」で第2回野性時代新人文学賞受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍している。著書に『10セントの意識革命』『彼のオートバイ、彼女の島』『メイン・テーマ』『日本語の外へ』ほか多数。近著に『くわえ煙草とカレーライス』(河出書房新社)、『窓の外を見てください』(講談社)などがある。
  • ナンバー~運命のトリセツ(1)
    完結
    -
    全12巻165円 (税込)
    ある日、人の頭上に数字が見えるようになりました―。カメラマンの見習いアシスタントとして働く百環は33歳。趣味は写真、仕事も写真で、彼氏無し暦=年齢。同窓会でも「そんなに仕事ばっかりしてて人生楽しいの?」と言われる始末。好きなことを仕事にできて幸せだ、と割り切っていたつもりだったけど…その帰り道、交通事故に巻き込まれ意識を失う瞬間に思ったのは、恋愛と仕事への後悔で―。奇跡的に無事、意識を取り戻した百環だったが、それから人の頭上に数字のようなものが見えるようになってしまい…!?数字が示すのはそれぞれの運命…?どんなに大人になったって迷いながら生きている。数字があなたの『トリセツ』教えます。
  • 贄になった俺の身体~神と名乗る男に俺のナカまで暴かれて~
    完結
    -
    生きていることに意味を見出せなくなった主人公、月代千歳 目的地もなく片道切符を買って、列車に乗り、知らない土地をさまよい続けた。 そして不幸な事故に巻き込まれてその生涯を終えた…ハズだった。 目が覚めると、死んだはずの千歳は見覚えのない布団で横になっていた。 戸惑っている千歳のもとに、紫苑と名乗る今まで見たことないくらいの美青年が現れる。 紫苑は事情をすべて知っているようだが、千歳の質問には一切答えてくれようとしない。 それどころか千歳を何だと思っているのか、いきなり後ろのアナに指を入れ掻きまわし始めた。 そのまま気持ちいい所を攻められて、前のほうも弄られて、初対面の男の手によって即イカされてしまう。 神だと名乗る不思議な男に千歳はそのまま全てを委ねるのだった―。 不慮の事故であの世に行くことになった主人公が、初めて他人から必要とされ喜びを感じる。 オリジナルボーイズラブコミック [漫画]天宮らいか
  • にぎやかな未来
    3.7
    「超能力」「星は生きている」「最終兵器の漂流」「怪物たちの夜」「007入社す」「コドモのカミサマ」「無人警察」「にぎやかな未来」など、41篇の名ショートショートを収録。
  • 肉食御曹司の独占愛で極甘懐妊しそうです
    完結
    -
    過去のトラウマから恋愛と結婚を避けて生きている、二十六歳のさやか。そんなある日、飲み会の帰り際、イケメン上司で会社の御曹司でもある久我凌河に二人きりの二次会に誘われる。ホテルの最上階にある豪華なバーで呑むことになったさやか。お酒の勢いもあって、さやかが強く抱いている『とある願望』を彼に話したところ、なんと彼と一夜を過ごすことになり、しかも恋人になってしまった!? 彼は自分を女除けとして使っているだけだ、と考えるさやかだったが、少しずつ彼に恋心を覚えるようになっていき……。肉食でイケメンな彼にとろとろに蕩かされる、極甘濃密ラブ・ロマンス! ※電子版は単行本をもとに編集しています。
  • にこにこマンガ 88歳現役医師の ときめいて生きる力 60代、70代よりいまが一番!
    -
    【電子版のご注意事項】 ※一部の記事、画像、広告、付録が含まれていない、または画像が修正されている場合があります。 ※応募券、ハガキなどはご利用いただけません。 ※掲載時の商品やサービスは、時間の経過にともない提供が終了している場合があります。 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。 また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 以上、あらかじめご了承の上お楽しみください。 「幸せは人生の後半にあり」88歳現役人気医師 帯津良一先生の「生・老・病・死・食・体」の考え方と元気に過ごす秘訣。 ◆マンガとイラストと文章で「生・老・病・死・食・体」の考え方と、元気に過ごす秘訣が満載 【にこにこマンガの紹介】 プロローグ  1章「会うと元気になれる先生」患者さんとの対話・車座交流会 2章 「忘れたって大丈夫」忘れたってそんなに困ることはない 3章 「患者さんの話はとことん聞く」患者さんとの戦略会議 4章 「向こうに行けば会える」奥さまとの思い出 5章 「この一杯のために生きている」毎晩6時からの晩酌 6章 「84歳からの毎朝の太極拳」いつからでも筋肉は鍛えられる エピローグなど。 ■本文より 【1章】「生」の源はときめき力 ・命のエネルギーを高めながら生きる ・目には見えないけれど“気”は存在する ・“自然治癒力”は体に備わる治そうとする力 ・今日よりもよい明日を ・いくつになっても青雲の志を忘れない など 【2章】「老」を楽しみ、軽やかに生きる ・ナイスエイジングのすすめ(老いることを楽しむ) ・幸せは人生の後半にあり ・60代よりも70代よりもいまが一番楽しい ・落ちてきた機能は補えばいい など 【3章】一病息災「病」と生きる ・病気だけでなく人をまるごとみる ・がんの治療は医者でなく自分が決める ・病気の治療は“体・心・命”の三位一体 ・患者さんはともに戦う戦友 など 【4章】「死」は終わりでなく旅立ち ・今日が最後の日と思って生きる ・死後の世界はきっとある。いいところ ・死んだ後はみんな“いい顔”に ・いまの楽しみは彼の世で昔なじみと飲むこと など 【5章】人生を豊かにする「食」のよろこび ・“酒は天の美禄なり” 何よりの養生 ・好きなものを少しだけ食べる幸せ ・カツ丼だって命のエネルギーを高める ・大好物の湯豆腐があれば大満足 など 【6章】元気に動く「体」の整え方 ・下半身は大事 いくつになっても鍛えられる ・コロナ禍で始めた毎朝の太極拳 ・新呼吸法「時空」の紹介 など 帯津 良一(オビツリョウイチ):1936年2月埼玉県生まれ。医学博士。帯津三敬病院名誉院長。1961年東京大学医学部卒業後、同大学医学部附属病院第三外科に入局。その後、都立駒込病院外科医長を経て、1982年、生まれ故郷の埼玉県川越市に帯津三敬病院を設立、院長となる。主にがん治療を専門とし、西洋医学だけでなく中医学や代替療法などさまざまな治療法を融合し、体だけでなく命や心にも働きかける「ホリスティック医学」を実践、治療にあたる。2004 年には東京・池袋に代替療法を中心とした帯津三敬塾クリニックを設立。88歳になる現在もホリスティック医学の実践、気功や太極拳、講演や執筆など精力的に活躍。日本ホリスティック医学協会名誉会長。著書に『健康問答』(五木寛之氏との共著・平凡社)、『素晴らしき哉、80代』(ワニブックス)、『帯津三敬病院「がん治療」最前線』(佼成出版社)など多数。 ミューズワーク(ねこまき)(ミューズワークネコマキ):名古屋を拠点にイラストレーターとして活動開始。コミックエッセイをはじめ、ねこや犬のマンガ、広告イラスト、アニメなども手掛ける。80万部超の大ヒット「ねことじいちゃん」シリーズ(KADOKAWA)や大人気の「トラとミケ」シリーズ(小学館)など著書多数。

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  • 【2冊 合本版】悩ましい国語辞典・さらに悩ましい国語辞典
    -
    辞書編集37年の立場から、言葉が生きていることを実証的に解説。意外だが、江戸時代にも使われた「まじ」。「お父さん・お母さん」は、江戸後期に関西で使われていたが、明治の国定読本で一気に全国に。「がっつり」「ざっくり」「真逆」は最近使われ出した新しい言葉……。思いがけない形で時代と共に変化する言葉を、どの時点で切り取り記述するかが腕の見せ所。編集者を悩ませる日本語の不思議に迫る、蘊蓄満載のエッセイ。 ※本電子書籍は『悩ましい国語辞典』『さらに悩ましい国語辞典』全2冊を1冊にまとめた合本版です。
  • 西テキサスの小さな町
    完結
    -
    全1巻275円 (税込)
    どのような町にも歴史があり、語る人がいる 水道もなければ店屋もない。水は100マイル先からタンクで買ってこなければならない。それでも、そこには67名の人々が生きていた。西テキサスの小さな町。そこにあるのはカフェとガソリン・ステーションだけだ。カフェの女性主人は、流れてこの町にやってきた客に昔日の様子を語る。サーカスがやってきたことを語って聞かせる。たとえそれが昔であろうと、今は語るだけになってしまったとしても、その思い出をありありと語ることのできる人がそこでは生きている。西テキサスとは、そんな場所なのだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。https://kataokayoshio.com/
  • にじいろコンプレックス プチキス(1)
    完結
    3.0
    田舎の女子高に渋谷から転校生がやってきた。それをきっかけに、私たちの生活は変わっていく。制服の中に下着とコンプレックスを隠しながら、私たちは毎日「いっしょうけんめい」生きている。十人虹色の青春オムニバス、case1新妻さやか、case2窪田ちなつを収録。
  • 二十世紀(上)
    4.3
    二十世紀は戦争と革命の時代だったとも言える。一方で、一年ごとに見ていけば、意外にも大事件の起こった年は少ない。そんなふうに私たちは毎日を普通に生きているのだ。しかし、普通が激動に結びつくことは理解されにくい。一体、この百年で、何が変化し、何が変わらなかったのだろう? 生活レベルのことから、芸術、経済、政治まで、橋本治が、歴史の全体像を身近なものへと手繰り寄せる。
  • 虹の巣 (角川ebook)
    -
    美貌の実力派女優・鈴子(すずこ)は人気絶頂のなか、年上のちょっと冴えない舞台出身の脇役俳優・由崎克彦(ゆざきかつひこ)と結婚。奔放で飾らない鈴子の人柄で明るい家庭を渋谷区松涛に構えていた。克彦の仕事場である世田谷区の撮影所で鈴子は、弁当を届けにきていた女子高生・佳恵(よしえ)に出逢い、鈴子に憧れていた彼女を自宅のお手伝いさんとして採用する。鈴子の寵愛を受けていた佳恵だが、鈴子が娘を出産したことで様子が一変する。赤ちゃんの世話役として、いけすかない別の若い女性が家に入ってきたのだ。そして悲劇が起こる。赤ちゃんが亡くなった状態で自宅から発見されたのだ――。スキャンダラスに報じられた事件の7年後、由崎家には4つになる娘の日阿子(ひあこ)と、新しいお手伝いさんの暁子(あきこ)がいた。元気はつらつで食欲旺盛な日阿子はテレビドラマの子役に抜擢され、その笑顔が日本中を夢中にさせる存在に。この家の平和を心から願う控えめなお手伝いさんの暁子だが、彼女には胸に隠したある「秘密」があった――。幸せそうに見える家族。けれど実際は、それぞれが人に言えない暗い過去や闇を抱えながら生きている。夫婦とは、親子とは、血のつながりとは……という深いテーマに挑んだ、家族の魂の再生の物語。 ※本書は、2016年4月1日に配信を開始した単行本「虹の巣」をレーベル変更した作品です。(内容に変更はありませんのでご注意ください)
  • 21世紀の社会契約
    -
    生きづらさ、働きにくさ、地球の危機…… 世界を刷新する新しい社会の礎。 マイケル・サンデルほか絶賛! ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスの学長を務める、 今、もっとも影響力のある女性経済学者が、「社会契約」という視点で世界を読み解く! 人間は意識するしないにもかかわらず、社会契約のもとに毎日を生きている。 パートナーや家族、隣人、雇い主、同僚など、あらゆる関係の根底には、 お互いにサポートを必要とし、サポートを提供するという、社会契約がある。 社会契約は、過去の世代と未来の世代をつなげる義務や責任の入り組んだウェブなのだ。 壮年期に働いて社会に貢献することを期待され、その対価として、幼年期には教育を施され、 老年期には年金や医療を与えられてきたのも、そういった社会契約のひとつである。 しかし、グローバリゼーションとテクノロジーの進展、人口構成の変化によって、 そのような社会契約のあり方が壊れてきている。 20世期の社会契約のあり方のままだと、若年の負担は増し、子育ての労苦は増え、 女性は不幸なままで、老人は学ぶ機会を与えられることがない。 ポピュリズムの台頭やグローバル化への反動、女性の働きにくさの問題や、 若者が地球環境のために声を上げるのも、すべて20世紀型の社会契約が機能不全を起こしているからなのだ。 本書は、これらの問題は世界各国共通のものであり、今こそ21世期にふさわしい、 公平で持続可能な社会を実現する新しい社会契約を構築しなければならないと主張するものである。 より良い社会を築くための枠組みを提示する、全世代必読の希望の書!
  • 二十九歳の一年間で五つのことを手放し、本来のあなたになる
    -
    【書籍説明】 二十九歳のお誕生日を迎えたあなたへ、まずはおめでとうございます。 会社で一生懸命働き、帰りにお子さんのお迎えに行って、仕事も家庭も一生懸命な毎日をお過ごしのあなた。 この本は、そんなあなたが【二十九歳】の一年間を特別なものととらえ、この後の新たなステージに立つ準備期間としてその一年間を大切に過ごすためのヒントをお届けするものです。 例えば、あなたはこんなふうに思ったことはありますか。 ・会社と家を往復するだけの毎日。毎日が同じことの繰り返しで、つまらなく感じる。 ・私よりも、家庭がいつも優先。いつも身も心も削って旦那さんや子どもに尽くしている。前回美容院に行ったのはいつのことだろう。 そんなお心当たりのある方は、大チャンスです。 今お伝えしたような気持ちを持っているあなたが、こんなふうに変化していただけたら、この本の著者としてとても嬉しいことです。 ・毎日同じ繰り返しで流されるままではなく、「自分で自分の生活を動かしている」「いつも私を生きている」そんな実感を持てるようになる。 ・「自分は何でもできる」「これから三十代に入っても、まだまだ人生はこれからだ」と、あなた自身が新たなステージをポジティブにとらえ、三十歳になるのが楽しみになる。 もしかしたら、あなたは「そんなことができるの?」と思われるかもしれません。 実は、これら三つの変化は、私自身が二十九歳で手に入れたものです。会社と家を往復する毎日から、自分で自分の生活を動かしていく毎日へ。自分より家族を優先する状態から、自分もゴキゲンにして、自信を持てるマインドへ。 そして、自分の殻を破り、なんでも自由に挑戦ができる私へ。 この三つの姿をあなたが実現したいと思われるのであれば、ぜひ本書を開いてください。私がどのようにこれらを手に入れたかをご紹介します。 最後には、最初の一歩としてぜひ試していただきたいこともお話しします。でも、その前の準備として、まずあなたがある『五つのこと』を手放すご提案を差し上げます。 これら『五つのこと』を手放すだけで、あなたの日常が全く違ったものに見えてくるかもしれません。そのあなたの変化をぜひ楽しみにしていてください 。 それでは、まずひとつめの手放すべきものからお話ししていきましょう。
  • 20世紀ジャズ名盤100
    3.0
    1巻1,760円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 なぜ、ジャズは常に〈新しい〉のか? ジャズがわかれば、近代がわかる。 ジャズの歴史を知りたいならば、まずこの一冊! これからジャズを聴きたい人に、思わずへえーとなるエピソードで名盤100枚(+ウラ名盤100)を解説。 九段理江(小説家)さん推薦! 「ジャズには未来が見える」 柳樂光隆(音楽ジャーナリスト)さん推薦! 「21世紀のジャズのヒントは20世紀にある」 【はじめに】 「ジャズ」は20世紀とともに、つまり、音楽が録音され、モノに刻まれ、商品として売り買いされることが当たり前になった時代に誕生し、成長しました。また「ジャズ」とは、親から子へとタテに受け継がれる「民俗文化」としてではなく、多様な出自を持つ人々をヨコにつなぐ、おそらく歴史上はじめてあらわれた「大衆文化」としての性格を色濃く持った音楽です。この音楽には、多民族による植民国家として、そして、典型的に資本主義が発展した国としての「アメリカ合衆国」の20世紀の姿が写し込まれており、『20世紀ジャズ名盤100』をキュレーションするということは、現在ぼくたちが生きているこの21世紀が、その前の100年間はどんな状態だったのかを耳で聴いて理解する、そのためのディスプレイを試みる作業でもあると思っています。 この本では、とりあえず、20世紀のはじまりから時代順に〈第1章 ポップスの古層としてのジャズ〉〈第2章 モダニズム芸術として結晶化したジャズ〉〈第3章 創造の現在形としてのジャズ〉〈第4章 世界音楽のプロトタイプとしてのジャズ〉という区切りを設けてみました。 電子書籍版では、ジャケット写真をカラーで掲載! 【目次】 はじめに 1 ポップスの古層としてのジャズ 『Louis Armstrong and His Hot Five & Hot Seven 1925 - 1928』ルイ・アームストロング 『Xavier Cugat with Dinah Shore』ザビア・クガート・ウィズ・ダイナ・ショア 『ぼういず伝説』あきれたぼういず 等 2 モダニズム芸術として結晶化したジャズ 046『Blue Train』ジョン・コルトレーン 048『The Shape of Jazz to Come』オーネット・コールマン 050『銀巴里セッション』V.A. 等 3 創造の現在形としてのジャズ 『Complete Live at Plugged Nickel 1965』マイルス・デイビス 『Free Jazz』オーネット・コールマン 『サマルカンド』高橋悠治・佐藤允彦 4 世界音楽のプロトタイプとしてのジャズ 『On Jupiter』サン・ラー 『北京の秋』清水靖晃 『Double Booked』ロバート・グラスパー など おわりに 人名索引
  • 2016年日本経済 複合危機襲来の年になる!
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    ●次なるバブル創出に失敗した中国の命運は? ●安倍バブル崩壊で大失速する日本経済 ●米国利上げでマネーバブルは大崩壊へ 波乱必至の2016年を大胆予測する! 現在、世界に生じているリスクについては、経済的な問題に限っても以下のようなものが挙げられる。 ・米国の利上げ問題 ・中国経済の減速 ・日本の財政問題 ・統合欧州をめぐる混乱 ・各国の金融緩和策から生じた世界的な資産バブルの問題 その他、政治、安全保障上のリスクを含めれば、いま世界には実に多くのリスクが同時多発的に生じていることになる。 たしかに高度な情報処理技術やIT技術の進歩で、我々のリスク管理の能力は高まっている。だとしても、いまやこれらリスクの大きさは限界にまで拡大し、人類史上、未知の領域に突入していることは間違いないだろう。限界ぎりぎりまで風船が膨らんで、少し何かが触れただけでも一瞬にして破裂してしまう、そんなイメージではないだろうか。 世界のどこで、いつ、何をきっかけとして、その巨大リスクが破裂しても不思議ではない。我々はそのような時代を生きているという認識を持つ必要があるだろう。(「はじめに」より抜粋)
  • 2022年度版ニュース検定公式テキスト&問題集「時事力」入門編(5級対応)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ●ニュース検定5級合格に必須、中学受験の準備にも ニュース時事能力検定試験(ニュース検定、N検)は、世の中の仕組みを学び「いま、私たちが生きている社会で何が起きているのか」を理解し、考える力を育てます。中学入試でも必ずといっていいほど出題される「時事問題」に対応するには、早くから準備する必要があります。5級はその入門編。小学校低学年でも学べるように、すべての漢字にふりがながふってあります。カラーの図解ページや解説も充実しており、時事的感度を高めるコーナー「Newsなできごと」欄もあります。 本番の検定試験で出る問題(45問)の約6割はこの本から出題されるので、2022年度に5級合格を目指す人に必須の公式テキスト・問題集です。 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
  • 2024年度版ニュース検定 公式問題集「時事力」(1・2・準2級対応)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ●1・2・準2級合格に必須の教材 入学試験や就職活動、社会人のキャリアアップ・・・と、さまざまなステージで重視される力をしっかりと養うことができる。そんな定評もあるニュース時事能力検定試験(ニュース検定、N検)。1、2、準2級の合格を2024年度に目指す人に必須の公式問題集です。複数の文章やグラフなどを横断的に読み解き、課題解決に生かす力を問う「読解・活用問題」で思考力を鍛えることができます。 ●多角的な理解で充実のコンテンツ ・公式テキスト発展編の章立てに準拠しています。 2024年度版公式テキスト「時事力」発展編(1・2・準2級対応)で学習した後、本書に挑戦してみましょう。2024年度のニュース検定2級と準2級の検定問題(45問)の約6割は2024年度版公式テキスト発展編と本書から出題されます(関連・類似問題を含む)。1級の検定問題(45問)のうち記述式問題(5問)の約半分は本書からの出題です。さあ、合格は目の前です。 ●旬なテーマを5分野からバランス良く出題 ニュース検定は、今を読み解く重要なテーマをベテラン記者、有識者らのチームが厳選し、良質な問題に練り上げています。5分野(政治、経済、暮らし、社会・環境、国際)からバランスよく出題し、総合的な力を測ります。 公式テキストや問題集は、難しさが異なる六つの級(取り組みやすい5級から、一番難しい1級まで)それぞれに対応して取りそろえています。そのうち、本書は準2級(受検者の目安は中学生~大学生・一般)、2級(受検者の目安は高校生、大学生・一般)、1級(受検者の目安は大学生・一般)の合格に必要な力を無理なく養えるように、随所に工夫をこらしています。 ●みなさんがよりよく生きるために いまみなさんが生きている社会では、いったい何が起きているのか。それがみなさんの生活にどのように関わるのか。課題や問題をどう解決すればよいのか。それらを知り、考え、行動する力を「時事力」と呼びます。 新聞やテレビの報道や社会現象を読み解く「時事力」を養い、認定する検定試験。それがN検です。 これからの社会でますます重視される「思考力・判断力・表現力」を培う礎にもなれればと思います。  先が見えにくい時代を、みなさんがよりよく生きていくために――。そんな願いとともに、現代に必要な力を養うコンテンツを盛り込んでいるのが、N検の公式テキストと問題集です。

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  • 2千人を看取ってきた臨終医が教える みんなが幸せになる最高の逝き方
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    1巻1,100円 (税込)
    どの人も最終的に「安らかにあの世に旅立ちたい」という願いがあるのではないでしょうか。安らかにということは「苦しみがないこと」「寂しい旅立ちではないこと」です。だから、どのように残りの人生を生きるかと同様、どうやってあの世に召されるかについても、できるだけ早いうちから考えて準備していくほうがよいのです。そこで本書は人生の締めくくり方にスポットライトを当てました。「病気や余命の告知は受けたほうがよいのか」「酸素や水、薬剤の投与は延命治療のためではない」「寝たきりで年金が下せないという悲劇を避けよう」「家族をモンスターにしない経済対策」「耳は最後まで生きている」「独居はいいが孤独はいけない」など、多くの患者さんを看取ってきた84歳の現役医師が、自らの経験をもとに語ります。皆さんが「幸せに生きて、幸せに逝くことができた」と笑顔で思えるように、本書を役立てていただければ幸いです。
  • 日月巡礼 出羽三山
    値引きあり
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    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 聖地・出羽三山の「奇跡」が溢れる写真集。 世界が注目する「自然」と「信仰」が息づく聖なる地「出羽三山」と十年にわたり向き合い、撮影した「奇跡」に満ち溢れる英訳付きカラー写真集。同時多発テロを自宅で目撃した写真家・稲田美織氏が世界中の聖地へ巡礼に旅立ち、辿りついた究極の聖地。 「私は、この出羽三山で感じた神さまと山と人々の関係が、とても素敵だなと思ったのです。 短い夏の間、あらゆる生命が次世代に命を繋ぐため、精一杯生きているその姿はエネルギーに満ち溢れています。台風の前など、月山から雲が飛天や龍のような姿で、天に飛び立ちます。珍しいブロッケン現象にも出逢い、人々がそこに神仏を感じたことは、自然なことだと思いました。羽黒山は現世、月山は死後の世界、湯殿山は来世と言われ、三山を巡ることは、江戸時代には「生まれ変わりの旅」として、広がりました。山伏の方々は現世の自分を葬り、白装束をつけて山で無心に修行し、天地のエネルギーをいただき、擬死再生によって、新しい自分に生まれ変わるのです。この写真集には美しい奇跡の自然現象、そして祈りの美しさを、沢山納めさせていただきました。是非、ページを開いて、出羽三山の気を感じてください」(稲田美織) ※この作品はカラー版です。
  • 日常の奇跡―― 安藤誠の世界 ――
    完結
    -
    全1巻1,870円 (税込)
    「日常の奇跡」に気づいたなら、 それは毎日やってくる。 私たちの毎日は、当たり前ではないのだから ―― 北海道鶴居村の原野の中の宿、ウィルダネスロッジ・ヒッコリーウィンド。 ネイチャーガイド、カヌーツアー、バードウォッチング、スローフード、音楽とバーボン ―― オーナー 安藤誠の磨かれた感性で提供されるヒッコリーウィンドの時間・空間は、多くのリピーターを生んでいる。 彼らが求めて集まる「安藤誠の世界」。 本書では、その魅力を伝えるとともに、彼独自の世界がどのように形作られたのかを明らかにしていきます。 クマに魅了され「森や動物を守る仕事がしたい」と願った幼年時代、自転車やバイクで旅を重ねた少年~青年時代。子供たちの絶大な信頼を得た塾講師時代や、ギタリストとしての活躍、ヒッコリーウィンドの建設、アラスカの人々との固い絆、動物写真家そしてプロガイドとしての矜持。 安藤誠の人生をたどると、そこには必ず人を幸せにしたいと願う哲学と美学があります。 現在は日本熊森協会の顧問としても活躍し、森の自然保護活動、そしてクマを始め森の野生動物たちが人と同じように感情豊かに生きていることを伝え、彼らを愛し共存したいと願う人たちの輪をつなぐことに尽力している。 人間が自然の一部であることを振り返り、日常を丁寧に生きることを思い出させてくれる1冊です。
  • 日蓮主義とはなんだったのか 近代日本の思想水脈
    4.0
    1巻3,861円 (税込)
    【担当編集ノート】本書の著者の大谷栄一さんは近代日本における仏教と社会の関係、なかでも「日蓮主義」が果たした役割を若き日から30年近く精力的に研究してきた方です。そのお仕事をこのたび大部の著作にまとめるお手伝いをするにあたり、編集者として感じたことを以下に記し、「刊行の主旨」「内容紹介」に代えるしだいです。明治以降、内村鑑三、高山樗牛、宮澤賢治や北一輝などの思想家や文学者、満洲事変を主導した石原莞爾、血盟団事件の指導者・井上日召、「死なう団」の江川桜堂、創価学会創設者の牧口常三郎、新興仏教青年同盟の妹尾義郎など、さまざまな分野の多彩な人物が日蓮に傾倒しました。作家にして浄土宗僧侶だった寺内大吉はその著書『化城の昭和史』において「極右テロリズムから左翼の守備範囲へまで浸潤できる日蓮思想……」と述べているくらいです。いったい日蓮のどこにそんな魅力があるのか? また多くのインテリの心をとらえた親鸞に比してなにが違うのか……? 帝国日本の勃興期にあって日蓮の「思想」をイズムとして編成することに成功した二大イデオローグが、国柱会創始者の田中智学と顕本法華宗管長で統一団を結成した本多日生でした。二人とその支持者はいったいどのような国家像と社会のありようを求めていたのでしょうか。必ずしも日蓮主義はファナティックなものではありません。もともとそれは法華経を文献学的に吟味することを認め、同時に教義に基づいた個々人の純粋な信仰(belief)を重視する点できわめて近代的、ある意味でルター的プロテスタンティズムに近いものであるとさえ言えるでしょう。内村鑑三の信仰がJesusとJapanという「二つのJ」に支えられたものであったように、やがて日蓮主義の信仰はNichirenとNipponという「二つのN」の一致にこそ全世界を救う道があるという確信にいたります。智学・日生以降の世代においてその回路がテロリズムや東亜連盟、仏教社会主義などのさまざまなかたちで「国家社会のあるべき姿」として「模索」されるのです。いずれにせよ日蓮主義に顕著なのは強烈な「現世性」「此岸性」「能動性」です。仏国土はこの地上にあり(娑婆即寂光)、人はそのために生きねばならない。あの林先生ではありませんが、「仏の国は、いつ、どこに?」と自問して「今でしょ! ここに造るんでしょ!」と奮闘していくのが日蓮主義者であると言っていい。その延長線上に敗戦後の創価学会の大躍進、公明党の結党が見えてくるでしょう(じつは田中智学も立憲養正会という政党をつくり、挫折しています)。つまり「日蓮主義」はいまでも生きているのです。本書は現代日本にまで伏流する思想水脈を問う渾身の一冊です。
  • 日中の興亡
    4.8
    1巻1,400円 (税込)
    日本人は中国の戦略・真意がまったく分かっていない!政治家・官僚の怠慢、多くの日本人の無関心は、もはや許されない段階にきている!――ほんとうに“望ましい”日中関係の見方を本書で説く。中華思想は生きている/中国は次は東に進む/中国が狙っている「第四の資源」/軍事なき外交は無力である/「円」こそ、国際通貨である/二〇一〇年、東アジアは激動する/これが日中謀略戦の実態だ/……この素晴らしい日本という国を、子々孫々の手にわたすために、現代に生きるわたしたちは何をすべきか!?日本を愛してやまない著者が思いを語る、4年ぶりの単行本がついに発刊!

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  • 日本人の夜明け 第八巻 魂の永遠の成長-もうひとりの自分づくり-
    -
    人間としての「生きた証し」とはどういうものでしょうか。生きているだけで歓びがあり、その歓びを分かち合うことではないでしょうか。   しかし認知症になればどうでしょうか。いじめを受けているときはどうでしょうか。ともに交わりを失っています。生きる歓びなどまったくなくなります。  そこでこの本では、「ひとりぼっち」の魂、「いじめられっ子」の魂。理不尽にも殺された魂の救いについて取り扱っています。  生きるにしても、死ぬにしても、この世にあっても、あの世にあっても、天国を造る道、そういう自由な魂について紹介しています。  是非、参考にしてみてください。
  • ニッポン名城紀行
    4.0
    【城は今も生きている。日本を代表する31城の「井沢式」攻略法!】 「歴史上、誰もがその名をよく耳にする城にもかかわらず、現在は建物がまったく残っていない城もあれば、当時のままの遺構で世界遺産に登録された城もある。たとえば、本丸が残っていることで有名な高知城。この城は敵からの攻略にも耐えうるような工夫が随所に施されており、そのことが生き残りに成功したと思いがちだが、最も肝心な点は『一度も戦場になっていない』ことである。つまり、令和の今に残っている多くの城は、戦国乱世の戦災に巻き込まれなかった幸運な城なのだ。姫路城や彦根城なども同様である。もっとも、現存するすべての城が平和だったわけでもない。愛知県にある犬山城は、幾度も戦争に巻き込まれながらも炎上せずに残った稀有な例である。さらに言えば、犬山城は徳川幕府が出した軍縮令・一国一城令で破棄される運命もくぐり抜けている。現在、名城と呼ばれる条件は、まさに運不運にあったのだ」 著者の独創と直観による切れ味鋭い歴史・紀行ノンフィクション。北は五稜郭から南は首里城まで、著者が実際に見て歩いて聞いた、日本全国の名城31をユニークな井沢史論で解説。これまで誰も知らなかった名城の秘密が明らかになる。 〈本書の主な内容〉 第一章 蝦夷から信濃をめぐる 五稜郭・弘前城・江戸城・松本城 ほか 第二章 尾張から越前をめぐる 犬山城・名古屋城・金沢城・丸岡城 ほか  第三章 畿内をめぐる     安土城・二条城・大坂城・姫路城 ほか 第四章 山陽・山陰をめぐる  岡山城・備中松山城・津山城・松江城 ほか 第五章 四国をめぐる     丸亀城・高知城・伊予松山城・宇和島城 ほか  第六章 九州・沖縄をめぐる  名護屋城・豊後岡城・熊本城・首里城 ほか 〈著者プロフィール〉 井沢元彦(いざわ・もとひこ) 1954年、名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒。 TBS入社後、報道局(政治部)記者時代に『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞を受賞(26歳)。31歳で退社し、以後、執筆活動に専念。独自の歴史観で歴史推理・ノンフィクション分野で活躍。「週刊ポスト」連載の「逆説の日本史」は1200回を超え、現在は近現代史編を連載中。おもな著書に『逆説の日本史』『コミック逆説の日本史』『逆説の世界史』シリーズ(小学館)のほか、『学校では教えてくれない日本史の授業』シリーズ(PHP)、『英傑の日本史』シリーズ(KADOKAWA)などがある。最近刊は、『天皇の日本史』(角川文庫)。執筆以外では、多くのテレビ・ラジオ番組に出演、また、積極的な講演活動を行なっている。2009年4月から大正大学表現学部・種智院大学人文学部で客員教授を務める。

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  • 一教授はみえるんです
    値引きあり
    3.3
    この世ならざるものがみえる一凛子教授は…。 時は9月。ねっとりとからみつくような厳しい暑さが続く盆地の京都には、新学期初日を迎えたにもかかわらず朝起きられずにベッドでくだをまく女子大生……のように見えるが実際にはその倍以上生きている年齢不詳女子・一凛子がいた。「一」と書いて「にのまえ」、おともは白くてまんまるな綿飴みたいなわんこ、ビション・フリーゼの「にぬき」。そう、一風変わった凛子さんは京都の大学で民俗学を教えるれっきとした教授なのだ。基本的にズボラでダメ寄りな人間ではあるのだが、彼女にはなんと「この世ならざるものがみえる」という、他の追随を許さぬ特殊能力があるのだった。  さて、その日のろのろとベッドから起きだして、愛犬にぬきの朝の散歩に出かけた凛子さんは、道端でひとりの女性に出会った。いろいろマズイものに憑かれて半死状態の彼女の名は富士宮咲子。あまりに悲惨な状態を見るに見かねて(霊的に)助けて以来、咲子さんは凛子さんの秘書的相棒となるのだが……。 年相応にオトナでしっかり者の咲子さんと、全般的に浮き世離れした凛子さん。両極端ながら、なぜだか気の合う同年代凸凹コンビのもとに、次々と舞い込むオカルトなトラブルとは!?
  • 日本一の大投資家から教わった人生でもっとも大切なこと
    4.4
    ■現代の大富豪に「お金持ちになる方法」を聞いてみた 竹田和平さんをご存じでしょうか。 ・「タマゴボーロ」「麦ふぁ~」などのお菓子で有名な竹田製菓の会長 ・100社以上の上場企業の個人大株主 ・所有株式の時価総額は100億円以上 など まさに「現代日本の大富豪」といえる人物です。 ラッキーなことに 竹田和平さんとひょんな縁から500回以上寝食をともにし 和平哲学をマンツーマンで学ぶチャンスを得た人物がいます。 それが本書の著者・・・本田晃一(通称・コーチャン)。 ■和平さんが教えてくれた「幸せになる生き方」 本田さんはインターネット黎明期に ネットマーケティングで大成功を収めますが 20代のころから、成功者と呼ばれる人々や 幸せに生きている人たちに出会うチャンスに恵まれ、 たくさんのことを学んでいました。 そのなかでも 教えがひときわ輝いていたのが竹田和平さんでした。 本書はそんな「和平さんの教え」を 「出会い」「お金」「愛」「豊かさ」「成功」「人生の極意」 の6つのテーマに分けてあなたにシェアします。 ■本書の構成 序章  出会い 理想の師匠に最短でアクセスする方法 第1章 お金 和平さん、どうしたら「幸せなお金持ち」になれますか? 第2章 愛 和平さん、「お金は愛」ってどういう意味ですか? 第3章 豊かさ 自分のなかに秘められた豊かさに気づく 第4章 成功 ぶっちゃけ、成功するにはどうしたらいいんですか? 第5章 人生の極意 いつも希望をもって生きるために
  • 日本音楽のなぜ? 歌舞伎・能楽・雅楽が楽しくなる
    3.0
    歌舞伎や芸能を観賞してこのような感想をもったことがありませんか? ・このノリの悪いのは、なんとかならないのか! ・何をいってるのかさっぱり聞きとれなくて眠い! ・どうしていつも語尾を長く震わせているのか? いずれも理由があるのです。日本音楽には日本人が大切にしてきた心が宿っているのです。 近世日本音楽の第一人者が15の疑問に答える類例のない構成。 読めば歌舞伎、能楽がもっと深く、広く、長く、楽しめるようになります! 地震、暴風雨、水害、旱魃、火事や病気など、 気を休めるひまのない国でした。 多くの人がそれらの災害で命を失っています。 にもかかわらず、それに負けずに今日まで伝承され、生きているのは、 神が宿っていたからだと考えたのでしょう。 ですから日本人は内容も言葉もメロディーも 正確に後の世に伝えて行かなくては、 先人に申しわけがないと考えました。(本文より)
  • 日本が喰われた日【フルカラー】(1)
    1.0
    1~4巻198円 (税込)
    「ここでは生きていることが罪なのだ」生存本能と肉欲が渦巻く男女、人喰いの化け物、誰を信じ誰を裏切るのか…極限サバイバルが今はじまる…!--主人公・真悟が搭乗した旅客機は突然の暗闇に包まれ墜落してしまう。死体が転がり無残に荒れ果てた機内で女子高生・ねね、女医・古賀と出逢い、共に機内を脱出するが、崩れ落ち水没したビル群を目の当たりにする…探索を開始した真悟達はまだ知らなかった…ここでは自分達が『喰われる』存在だということを…--人が、街が、日本が喰われる!絶体絶命のサバイバルパニック!
  • 日本国憲法 検証 1945-2000 資料と論点 第3巻 国会と政治改革 (小学館文庫)
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    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 国民こそ政治の主人公である。この「国民主権」の理念が、どこまで実際に機能しているかが、日本国憲法の運用上における最大テーマであったといっても過言ではない。立法府の優位性は守られているか? 果たして国会は生きているか? 現今の焦眉の課題=政治改革を見据えて、憲法の根本原理を検証する。
  • 日本語と韓国語の慣用表現の差異 比較言語文化学の立場から
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    1巻4,180円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 例えば、日本語では「生」の意味として「黒」、韓国語では「青」が用いられる。日本=「目の黒いうち」/韓国=「目が真っ青に生きている」…近くて遠い、日本と韓国。物事の捉え方、生活・文化の違いをことばから探ってみる。
  • 日本語と神道 日本語を遡れば神道がわかる
    -
    日本人とはナンダ?――なぜ、ち(血)というのか 。むすこ(息子)・むすめ(娘)の意味は何か 。どうして、ひと(人)・ひこ(彦)・ひめ(姫)というのか。日本語(やまとことば)のルーツを探れば日本人のアイデンティティが見えてくる。 ●日本人は無意識のうちに神道の世界に生きている 日本人と神道とのかかわりを総体として描くにはどうすればよいのか。毎日なにげなく使い、口にしている日常のことばの中に、実は日本人の宗教が隠されているのではないか。それを顕在化すれば、日本人と神道とのかかわりを示すことができるのではないか。このような問題意識をもち、本書では、日常使っている日本語のルーツを探ることにより、神道の世界を説明してみたい。――<まえがき>
  • 日本語とはどういう言語か
    4.3
    「はるかぜ」というと温かい、「シュンプウ」というと何かちょっと厳しい感じがするというようなニュアンスの違いを、われわれはごく日常的に感じて生きている。それは日本人が繊細であるというより、日本語の構造が繊細なのである。アルファベット文化圏の「言語学」では捨象されてきた、漢字文化圏の書字言語の諸現象。中でも構造的に最も文字依存度が高い日本語の特質をとらえた、石川日本語論決定版。(講談社学術文庫)
  • 日本人のこころの言葉 聖徳太子
    -
    1巻1,320円 (税込)
    6世紀末から7世紀初頭、東アジア激動の時代に、日本国の礎をつくろうとの使命感から、聖徳太子は数々の政策を実施していく。とりわけ、わが国初の成文法である「憲法十七条」の制定は鮮烈であり、その冒頭に掲げた「和をもって貴しとなし」の精神は、日本人のこころのよりどころになっている。本書は、理想の国づくりに生きた太子の真摯な思いを表している言葉を取り上げ、日本人のこころに生きている太子像を明らかにしていく。
  • 日本人の死生観
    5.0
    日本人は生きることと死ぬことをどのように考えてきたのだろうか。長明、芭蕉、千代女、馬琴、良寛など代表的な古典の中に日本人の死生観を辿り、「死」を前提に生き方を考え、「死」の意味をあらためて見つめなおす。日本人の心性の基層に今日も生きている伝統的な死生観を現代に生きる私たち自身の問題として考える指針の書。「死」の偉大な先達から「終い方」の極意を学んでみたい。
  • 日本人はどう住まうべきか?
    3.8
    東日本大震災以降の大問題。日本人はどこに住めばいいのか、どう住むべきか? 現代人は「脳化社会」の中に生きていると喝破した養老孟司氏と、ヒトの毎日の環境である住宅、都市の設計を行う建築家隈研吾氏が語り合います。 都市集中、過疎、自然喪失、高齢化、そして、震災、津波。21世紀、どこに住み、どう生きるのが幸せだろう。 養老「建築界では、津波についてどう対策を考えていたんですか」 隈「驚くべきことに、津波に関してはノーマークだったんです」 養老「原発事故は絶対に起こらないというのと同じメンタリティですね」

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  • 逆襲される文明 日本人へIV
    3.9
    騒然とした日々の出来事から、普遍の教訓を抜き出す珠玉のエッセイ集。 「イスラム国」が引き起こした戦争とテロが世界を震撼させる一方で、EUは揺らぎつづけ、ついにイギリスが離脱。その間も難民の流入は止まることがない。アメリカではトランプ大統領が誕生し、その発言が物議をかもす。そして日本はいまだ不況から抜け出せず……まるでローマ帝国の滅亡を思わせる激動の時代に、私たちは生きている。 古代ギリシア、ローマ帝国、ルネサンス時代の歴史との対話を、およそ半世紀にわたってつづけてきた著者は、移りゆく日々の情勢を扱いながら、そこから歴史の教訓を抜き出す。 「宗教は、人間が自信を失った時代に肥大化する」 「民主政が危機に陥るのは、独裁者が台頭してきたからではない。民主主義そのものに内包されていた欠陥が、表面に出てきたときなのである」 「歴史を経ることで人間は進歩するとは思っていない」 世界情勢だけではなく、祖国日本への愛にあふれた提言や、先達として後輩女性への率直なアドバイスもつづられる。 月刊「文藝春秋」で好評連載中の「日本人へ」をまとめた第4弾!
  • 日本精神の復活 安倍首相が「日本の自立」と「世界の再生」を果たす
    3.0
    1巻1,400円 (税込)
    改めて問う、オバマ大統領は黒人も白人もヒスパニックも平等に暮らす社会を築いたか。リッチな経済大国の夢と理想を堅持しているか。世界の平和を守ったか。一部に富が集中する不公正や、奴隷制の暗黒史を「CHANGE」したか。答えは、どれも全くできていない。それどころか金融緩和を繰り返してお金を空費し、戦争をする体力すらない。だが日本の経済学者はわが国の財政赤字を批判しても、アメリカの財政赤字は批判しない。なぜか。「基軸通貨国だから」「世界の超大国だから」というのは理由にもならない。「アメリカの悪口を言うとアメリカ人から睨まれる」、それだけである。だが、そんな事を気にするのはインテリや政治家だけで、日本の庶民はアメリカの意向で生きているわけではない。アメリカの文化や社会に憧れてもいない。「別にアメリカと付き合わなくてもいいんじゃない?」と思っている。果たして、正しいのはどっちか?本書でご判断いただきたい。

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  • 日本大衆文化史
    -
    古代から現代に至るまで、大衆もまた作者だった。多種多様な文化は、どのように作られ、継承され、更新されてきたのか。時代ごとに存在した「場」あるいは「メディア」との結びつきに着目しながら、ジャンルを横断し、通史で読み解く。これまでの文化史を刷新し、これからの社会と文化のあり方を考える、研究プロジェクトの最前線! (執筆参加者) 大塚英志、伊藤慎吾、香川雅信、久留島元、木場貴俊、北浦寛之、佐野明子、山本忠宏、前川志織、近藤和都、松井広志、オウ・ケイカイ、エルナンデス・アルバロ (目次) 序 日本大衆文化史は可能なのか (大塚英志) 【第1部 声と身体】 1章 物語と座の時代(8世紀~16世紀) 2章 声とパフォーマンスの時代(12世紀~16世紀) コラム 「絵の本」の歴史 コラム 太平記読み 【第2部 メディア】 3章 木版印刷と「二次創作」の時代(17世紀~1890) コラム オヅ・ヨシサダ青年のディレッタンティズム コラム 鬼魅の名は 4章 「私」とアマチュアの時代(1900~1920) コラム パノラマの経験 コラム 画工と画家 【第3部 メディアミックス】 5章 参加する「素人」たち 群衆と動員の時代:前期(1920~1950) コラム スタジオは生きている コラム 「蒲田行進曲」と裏方たちのドラマ 6章 遅れてきたテレビ 群衆と動員の時代:後期(1950~1980) コラム 模型の近代史 コラム レイヤーとしてのトーキーアニメーション 【エピローグ デバイス】 7章 プラットフォームとデバイスの時代(1980~現在) コラム ボーカロイドとは何か
  • 日本の隠遁者たち
    3.0
    ひとは、生まれてから死ぬまで他人とのかかわりにおいて生きている。しかしそれが時にはわずらわしくもあり、また時には人恋しくもなる。並はずれた才能を持ちながら世を疎み、心の葛藤を自然を愛でることと孤独に耐えることで癒しながら生きた中世以来の隠遁者たち、西行法師、鴨長明、吉田兼好、松尾芭蕉、種田山頭火、尾崎放哉らの研ぎ澄まされた感性の表現から、われわれ現代人は何を感じとり、受け継ぐことができるのか。日本人の心の系譜を読み解く力作。
  • 日本の貝:温帯域・浅海で見られる種の生態写真+貝殻標本
    -
    1巻3,960円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【日本で見られる貝の生態写真と標本写真を600余種すべてに掲載した画期的な図鑑】 多くの人にとって、貝といえば海のシンボルとしての美しい貝殻、または食材かもしれません。 けれど、日本の近海には11万種ともいわれる多種多様な貝たちが住んでいます。 本書では、本州中部温帯域を中心に、日本の海に生息する600余種をセレクトした「貝の図鑑」です。 主に磯遊びや潮干狩り、スキュバーダイビングなどで観察可能な、海産の巻貝・二枚貝を紹介しています。 この本の最大の特徴は、海中で生きているときの生態写真と、標本となる貝殻写真がほぼすべての種で掲載されていることです。 生きた貝たちの海底での姿や生活をイメージしやすい作りにしました。 なかなか普段は見ることのできない、殻口側や目、触覚などを生きている状態の写真をアップ目でも掲載してるので、同定の際にも使え資料的にも価値があります。 海洋生物としての貝を、より立体的に知ることができる、新しい貝の図鑑です。
  • 日本の高山植物~どうやって生きているの?~
    4.0
    1巻1,320円 (税込)
    時には雲よりも高い場所で咲く高山植物。その可憐な姿には、登山中どんなに疲れていても目を留めてしまう。ただ生育環境は過酷そのもの。氷点下をはるかに下回る極寒に、吹き荒れる強風。生育シーズンは3ヶ月もない。そんな厳しい世界で、高山植物はどうやって次世代に命を繋いでいるのか――。可愛らしい花たちの強かな生存戦略の秘密を、この道30年の植物学者が鮮やかに描く。読めば“高嶺の花”を求めて山に出かけたくなる!
  • 日本の歳時伝承
    4.0
    正月のしめ飾りは本来、歳神を迎え祭る神聖な場を示し、門松は歳神が依り憑くものであった。お盆は仏教行事ではなく、実は死者・先祖と生きている親の魂祭りである――等々、現代に受け継がれる年中行事から正月、盆、さらに節分、花見、節供、花火、月見、冬至、歳暮などいまでも慣れ親しんでいる40の行事を取りあげて、その歴史的意味、多様性を明らかにする。 ※本書は2013年に(有)アーツアンドクラフツから刊行された単行本に加筆、改訂し、文庫化したものです。
  • 日本の死角
    3.9
    いま日本はどんな国なのか? 私たちはどんな時代を生きているのか? 意外と見えていなかった「日本の謎と論点」 【本書のおもな内容】 ●「日本人は集団主義」という幻想 ●中国で見た「日本衰退の理由」 ●なぜ若者は結婚しないのか? ●「ハーバード式・シリコンバレー式教育」の落とし穴 ●日本の学校から「いじめが絶対なくならない構造」 ●地方で拡大する「移動格差」 ●「死後離婚・夫婦別墓」の時代 ●「中国の論理」に染まるエリート学生たち ●若者にとって「個性的」が否定の言葉である理由 ●なぜご飯は「悪魔」になったのか? ●「ていねいな暮らし」ブームと「余裕なき日本社会」 ●災害大国の避難場所が「体育館」であることの違和感 ●女性に大人気「フクロウカフェ」のあぶない実態 ●性暴力加害者と被害者が対面したらどうなるのか? ●アフリカ人と結婚した学者が考える「差別とは何か」 ●“褐色肌・金髪・青い眼”のモデルが問う「日本社会の価値観」 「『移動できる者』と『できない者』の二極化が進んでいる。かならずしも地方から出る必要がなくなるなかで、都会に向かう者は学歴や資産、あるいは自分自身に対するある種無謀な自信を持った特殊な者に限られているのである。 問題は、そのせいで地方社会の風通しが悪くなっていることである。学歴に優れ、資産を持つ『社会的な強者』だけが抜けていく地方になお留まる人びとには、これまで以上に地元の人間関係やしきたりに従順であることが求められる。 結果として、地方では『地域カースト』とでも呼べるような上下関係が目立つようになっている。移動の機会の減少は、それまでの人間関係を変え、ちがう自分になる可能性を奪う。その結果、親の地位や子どものころからの関係がより重視される社会がつくられているのである」――「日本人が『移動』しなくなっているのはナゼ? 地方で不気味な『格差』が拡大中」より
  • 日本の食と農の未来~「持続可能な食卓」を考える~
    4.3
    食料自給率が40%を下回る日本は、食の大部分を海外に頼っている。また、「飽食の時代」という言葉に象徴されるように、私たちはクリックひとつで自宅に食品が届く時代を生きている。しかし、今後、地球環境に変動が生じ、農作物の輸出入に不測の事態が起きたらどうなるだろうか。私たちは今、食と農についてどう考え、どう行動すべきなのか。現場の新しい動きにも着目しながら、「等身大の自給」について考える一冊。
  • 日本のスゴイいきもの図鑑(大和出版) 海、山、川、街etc.で懸命に生きる固有種の話
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 とんでもない生命力でずーっと日本で生きてきました――。生きた化石!? 謎だらけ!? めったに見られない!? そんなわたしたちですが、日本で長らく住んでこられたのは、これからお話しする、たくさんの偶然と奇跡と秘密があったからなんです。今、テレビで大人気の加藤英明先生が教える固有種たちの感動エピソード。読めば彼らを応援したくなる! 日本はとても小さい島国なのに、30万種以上ものいきものが生息しています。その中でもたくさんの「固有種」たちが、いろいろな環境で生きているからです。固有種とは、特定の地域や国だけに暮らしているいきもののこと。残念ながら、環境の変化とともに、絶滅してしまった固有種たちもいます。この本では、いっしょうけんめい生きている、日本ならではの固有種たちのスゴさを、笑いあり、涙ありのエピソードとともに伝えます。楽しく読んで、いきものたちをもっともっと好きになってくださいね。「はじめに」より。
  • 日本の地名遺産 「難読・おもしろ・謎解き」探訪記51
    4.0
    無音、心像、八尺鏡野。いったいどう読む? 日本中の地名リストラを敢行した平成の大合併。しかしその嵐のあとも、地図に目をこらせば、おもしろ地名は各地に生きている。地名は歴史のタイムカプセル! 日本全国・謎の地名を訪ね歩く!
  • 日本の未来を考えよう
    4.2
    私たちが暮らす日本。 皆さんは、日本のことをどこまでご存じですか? 日本を小さな島国と思っていませんか? 日本の税金は高いのでしょうか? 安いのでしょうか? 年金破綻はあり得るのでしょうか? 知っているようで知らないことがたくさんあります。 数字を使って見ることで“ありのままの日本”を浮かび上がらせ、 どうすれば日本の未来が明るいものになるのか、日本が目指すべきはどこなのかを考えると同時に、 情報を集める方法、数字を使って物事の真相を見極める力まで養える1冊です。 僕の趣味は、旅と読書です。 これまでに70以上の国、1200を超える都市を訪れ、自分の足で歩いて得た1つの結論があります。 それは、「日本ほど素晴らしい国ない」という確信です。 「この素晴らしい日本の未来を明るいものにしたい」 この本には、そういう思いを込めています。 僕が常々思っていることは、「人間は次の世代のために生きている」ということ。 団塊世代の僕がこれからを担う若い世代にできること。 それは少しでも未来が明るい方向に進むように、情報を発信しつづけること。 ぜひ、日本の未来を明るいものにするため、日本の未来について一緒に考えてみませんか?
  • 日本のヤバい女の子 静かなる抵抗
    4.0
    引きこもっていたのに働かされるアマテラスオオミカミ、妊娠したら男に「ホントに俺の子?」と疑われるコノハナノサクヤヒメ、恋人と引き離されて石化する松浦佐用(まつらさよ)姫。見知らぬ男にさらわれる絵姿女房。日本の昔話や神話に登場する、理不尽な目に遭う「女の子」たち。 ──でも、みんな本当に平気だったのでしょうか。怒っていなかったのでしょうか。 著者は、怒りや悲しみをスルーされてきた昔話の女の子たちの素顔と本心に向き合い、彼女たちがどんなふうに「抵抗」してきたのかとことん語り合う。時に痛切で、時に痛快な、命を懸けた多種多様の異議申し立ては、現代の私たちにきっと力を与えてくれるはず。 優しくて、パワフルで、軽やかなイマジネーションが、千年前の女の子たちとあなたを自由にする新感覚エッセイ「日本のヤバい女の子」第2弾。女の子たちがわいわい語り合う4コマ漫画も収録。 【著者】 はらだ有彩 Harada Arisa 関西出身。テキスト、テキスタイル、イラストレーションを作るテキストレーター。デモニッシュな女の子のためのファッションブランド《mon.you.moyo》代表。2018年5月、『日本のヤバい女の子』(柏書房)を刊行。新聞・雑誌・ウェブメディアで、小説、エッセイ、漫画を発表している。本書のイラストも担当。 公式サイト:https://arisaharada.com/ Twitter:@hurry1116 Instagram:@arisa_harada [はじめに全文] 降ろされた幕をこじ開けて、物語の続きを 昔話の中には、理不尽な目に遭う女性がいます。彼女たちは奪われたり、捨てられたり、無理やり結婚させられたり、重責を背負わされたり、ナメられたり、敬遠されたり、ときには殺されたりします。 たとえば、「古事記」「日本書紀」に登場するコノハナノサクヤヒメは、妊娠したお腹を指して「ホントに俺の子?」と疑われます。同じくアマテラスオオミカミは引きこもるほど心に傷を負っても働かなくてはなりません。「絵姿女房」は会ったこともない男に攫われます。「松浦佐用姫」は社会に愛する人を奪われました。身体を揶揄されたり、一度ならず二度も命を奪われた女性たちもいます。 物語はなぜか、彼女たちの悲しみや苦悩をなんとなくスルーしたまま進んでいきます。 ――そういう話だから。そういう風に決まっているから。 でも、みんな、本当に平気だったのでしょうか。怒っていなかったのでしょうか。 怒っていいんだよ、と言われる、言える時代になってしばらく経ちました。いやだと思ったら声を出せる。運命だと受け入れず、拒否したり、怒りをあらわにできる。 それでも、怒るのは難しいことです。始めるのも持続させるのも体力を消耗します。「また?」と面倒な顔をされたり、その瞬間の表情を切り取って感情的だと言われたり、すぐに十分な手ごたえを感じられない場合もあります。怒りが薄れていくことに罪悪感を抱くこともあります。 昔話の中には、取り返しのつかない罪を犯してしまった女性もいます。裁かれる彼女たちの横顔を「うつくしい悪女萌え」と持て囃す視線はあれど、「どうしてそんなことをしたの」と聞く人は多くありません。生まれながらにして悪逆非道だったのか、それとも救済の欠如によって、悩み、後悔しながら人ならざるものに変わっていったのか。限界を迎えてしまう、もっともっと前に怒ることができていれば、破滅に向かわずに住んだのか。いずれにせよ彼女たちの罪の理由もまた、なんとなくスルーされたままです。 ――女というのはそういう生き物だから。そういう風に決まっているから。 昔話を見渡して、ふと気づいたことがあります。 もしかしたら、怒りを表現する方法は一つだけではないのかもしれない。泣いたり、暴れたり、叫んだりしていないからといって、怒っていないとは限らないのかもしれない。 たとえば―― 楽しく暮らすこと。サボること。 全然話を聞かないこと。真実を教えないこと。 ずっと忘れないこと。二秒で忘れること。 ここに立っていること。消えてやらないこと。 生きていること。生きていたこと。 静かだけど、これらも確かな抵抗の表明なのかもしれない。人々を尻目にニヤリとしている女の子を、あるいは気づかれずにがっかりしている女の子を、自分でも知らないうちに奮い立っている女の子たちを追いかけて、呼びとめて、「あの時」考えていたことを聞いてみたい。 これは昔話の女の子たちと「ああでもない、こうでもない」と文句を言いあったり、悲しみを打ち明けあったり、ひそかに励ましあったりして、一緒に生きていくための本です。 ・ この本は、二〇一八年に刊行した『日本のヤバい女の子』を読んでいても読めるし、読んでいなくても読めるようになっています。

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  • 「日本バイアス」を外せ!~世界一幸せな国になるための緊急提案15~
    値引きあり
    5.0
    事実を疑うことから、バイアス外しが始まる。  今日本には課題が山積している。私たちが思う以上に逼迫した問題が多く、世界からは「どうして日本人はそんなにのんきでいられるのか」と不思議がられることも多い。  「少子高齢化」「年金」「国防」「原発」「基地問題」「移民」・・・・どれもすべての日本人の未来に直接関わる問題であるにも関わらず、政府も社会も、解決どころか解決につなげる議論さえも先延ばしにしているように見える。  アメリカ出身で日本に長く暮らすパックンことパトリック・ハーランが、この国を愛するからこそ考えたいこれらの課題について、「日本の目」「世界の目」双方の視点から、データを基に解決に向けた提案をする。  そこで鍵になるのは、自分の中にある「バイアス」に気づくこと。「バイアス」とは、偏ったものの見方や、誤解や偏見にも繋がりかねない先入観・思い込みのこと。誰にでも「バイアス」はかかっており、そんな思考ぐせを外すことは簡単ではないが、「事実」をひたすらチェックし、その「事実」をまず疑ってみることが、「バイアス外し」の第一歩になる。  著者は、ずっと日本に生きている私たちは気づかない思わぬ「日本バイアス」を鋭く指摘しつつ、問題解決への提案をしていく。
  • 「日本列島改造論」と鉄道 田中角栄が描いた路線網
    4.3
    若くして首相に上りつめ、昭和の政界で絶大な存在感を持ち続けた田中角栄。そんな彼の代表的な政策提言である『日本列島改造論』は、1972年に刊行されてから、今年で50年目を迎える。この書のなかで、角栄は日本列島における鉄道の重要性を訴えた。続々と実現している整備新幹線網はまさにそのひとつ。しかし、角栄が重視していた地方ローカル線は、国鉄末期の経営再建、1987年の国鉄の分割・民営化、2011年の東日本大震災など、その時々で窮地に立たされてきた。この50年間で、角栄の提言はどのように生きているのか。今、解き明かす。
  • 煮干し少女と悪のロマン 千里の道も一本の煮干しから
    -
    「ライトなラノベコンテスト(※)」二次審査通過作品! ※livedoor Blog&impress QuickBooks主催・2014年3月結果発表。 応募時よりもさらにパワーアップした作品をお楽しみください☆ 本文にも表紙イラストを収録。挿絵は未収録です。 ●煮干し少女と悪のロマン    千里の道も一本の煮干しから <あらすじ> 「ニーボニボニボ! 怪人煮干し少女、ここに誕生だニボ!」 正義のヒーロー『セイントコード』を倒すために、世界征服を目論む悪の秘密組織『イビルロマンチカ』が生み出した怪人・煮干し少女。 しかしその姿は、煮干しのキグルミから女の子が顔を出しているだけという、あまりにお粗末な出来だった。 十六歳の若き総統・神代進は、即座の解体処分を宣告する。 必死の抵抗をする煮干し少女は、二十四時間以内にセイントコードの髪の毛を手に入れるという条件で何とか処分を免れた。 次々と襲い掛かる試練を乗り越えて、煮干し少女は正式な怪人として認められることが出来るのだろうか。 <審査時の講評より> 総合的な力があり、コント作りの才能がある作者。 メディア展開しやすいキャラクターと舞台設定。文章力もあり、キャラクターの裏設定も生きている。 続編や改訂版にも期待ができる。 <著者> 高波一乱(たかなみ・いちらん) 神奈川県出身、東京都在住。 社会の荒波に揉まれて苦しむ、どこにでもいるごく普通の小魚だったが、このほどライトノベルという釣り針に引っかかってしまう。煮られるも焼かれるも自分次第なこの世界で、自らに最適な調理法を探す毎日。 ブログ『売れるラノベを書きたい!≪高波一乱の創作日記≫』 http://takanami.blog.jp/ <表紙イラスト> 遊音まいあ
  • 乳がんと生きる ステージ4記者の「現場」
    5.0
    日本で乳がんと診断される女性は、1年間に4万人にのぼっています。 2016年6月9日、歌舞伎俳優の市川海老蔵さんが都内で会見し、妻でフリーアナウンサーの小林麻央さん(33歳)が進行性乳がんだと明かしました。この報道をきっかけに、同年代の女性たちの乳がんへの関心が一段と高まってきています。 「どうして私が……」――がんと診断された人は誰しも、最初に思う気持ちだと思います。これまでの平穏な生活から一転して、どうすればよいのか分からない不安感と絶望感に苛まれてしまうものです。一方、このような気持ちから立ち直り、がんと闘い、自分に合った治療法を選び、がんと向き合って生きている人もいます。 本書は、乳がん患者である記者を中心としたチームにより、毎日新聞で連載された「がんステージ4を生きる 笑顔で過ごしたい」、「がん社会はどこへ 第1部~第5部」までの連載記事から、乳がんに関する内容を中心にピックアップし、さらに追加取材で内容を構成。どのような治療法を選べばよいのか、手術前や手術後の治療はどうするのか、患者と医療従事者とのコミュニケーションを良好に保つにはどうすればよいのか、など乳がん患者やその家族に有益な情報をまとめて書籍化しました。脚注に用語解説、巻末に乳がんの基礎知識を掲載。
  • 入門!論理学
    3.8
    論理の本質に迫る、論理学という大河の最初の一滴を探る冒険の旅! あくまでも日常の言葉を素材にして、ユーモアあふれる軽快な文章で説き明かされていく。楽しみ、笑いながらも、著者とともに考えていく知的興奮。やがて、「考え、話し、書く」という実際の生活に生きている論理の仕組みが見えてくる。論理学ってなんだかむずかしそう、と思っているあなたにこそ、ぜひ読んでほしい「目からうろこ」の入門書。

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