日本のスゴイいきもの図鑑(大和出版) 海、山、川、街etc.で懸命に生きる固有種の話

日本のスゴイいきもの図鑑(大和出版) 海、山、川、街etc.で懸命に生きる固有種の話

ビジネス・実用
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とんでもない生命力でずーっと日本で生きてきました――。生きた化石!? 謎だらけ!? めったに見られない!? そんなわたしたちですが、日本で長らく住んでこられたのは、これからお話しする、たくさんの偶然と奇跡と秘密があったからなんです。今、テレビで大人気の加藤英明先生が教える固有種たちの感動エピソード。読めば彼らを応援したくなる! 日本はとても小さい島国なのに、30万種以上ものいきものが生息しています。その中でもたくさんの「固有種」たちが、いろいろな環境で生きているからです。固有種とは、特定の地域や国だけに暮らしているいきもののこと。残念ながら、環境の変化とともに、絶滅してしまった固有種たちもいます。この本では、いっしょうけんめい生きている、日本ならではの固有種たちのスゴさを、笑いあり、涙ありのエピソードとともに伝えます。楽しく読んで、いきものたちをもっともっと好きになってくださいね。「はじめに」より。

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  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    学術・語学 / 理工
  • 出版社
    :
    PHP研究所
  • 掲載誌・レーベル
    :
    大和出版
  • タイトル
    :
    日本のスゴイいきもの図鑑(大和出版) 海、山、川、街etc.で懸命に生きる固有種の話
  • タイトルID
    :
    1258443
  • ページ数
    :
    188ページ
  • 電子版発売日
    :
    2022年11月25日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    97MB

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日本のスゴイいきもの図鑑(大和出版) 海、山、川、街etc.で懸命に生きる固有種の話 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『日本のスゴイいきもの図鑑』感想|身近な自然は謎だらけ

    日本には、まだ自分の知らない世界がこんなにも広がっているのか。

    加藤英明さんの『日本のスゴイいきもの図鑑』を読んで、そんな驚きを感じました。

    海外の珍しい動物ならともかく、今回の舞台は日本です。

    普段から暮らしているこの国に、これほど多様な生き物がいて、それぞれに長い歴史と独自の生存戦略がある。

    しかも、いまだに解き明かされていないことがたくさん残っているというのです。

    特に面白かったのが、東日本と西日本でモグラの種類が違うという話。

    身近な生き物でさえ、これだけ知らないことがある。

    そう考えると、何気なく見ていた日本の自然が、まったく違う景色に思えてきました。

    日本にしかいない生き物たち

    本書は、生物学者の加藤英明さんが、日本に生息する固有種たちを紹介する一冊です。

    固有種とは、世界の特定の地域にだけ自然分布している生き物のこと。

    日本には、ニホンカモシカやヤンバルクイナ、オオサンショウウオなど、世界的に見ても珍しい生き物が数多く暮らしています。

    本書では、哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、魚類、無脊椎動物という幅広い分類から、そんな生き物たちの特徴やエピソードを紹介しています。

    面白いのは、単純に「こんな珍しい動物がいます」と教えるだけではないこと。

    なぜ、その生き物は日本にいるのか。

    どのような環境で生き延びてきたのか。

    そうした背景を知ることで、生き物たちの姿がより魅力的に感じられます。

    図鑑でありながら、壮大な日本の自然史をのぞいているような感覚になるのです。

    日本が島国だから面白い

    特に興味を惹かれたのは、日本という国の成り立ちと、生き物の進化の関係です。

    現在の日本は島国ですが、はるか昔からずっと今と同じ形をしていたわけではありません。

    大陸とのつながりが変化し、陸地が分かれ、長い時間をかけて現在の地形が形成されました。

    その過程で、生き物たちの暮らす環境も大きく変化してきたわけです。

    かつては行き来できた場所が隔てられたり、同じ祖先から分かれた生き物が、それぞれ異なる環境で暮らすようになったり。

    そうした長い歴史が、日本独自の生物相を生み出してきました。

    これが実に面白い。

    今、当たり前のように見ている山や川も、長い地球の歴史の結果として存在している。

    その風景の中に、気の遠くなるような時間をかけて命をつないできた生き物たちが暮らしているんです。

    日本の自然は、ただそこにあるのではなく、長い時間をかけて出来上がった歴史そのものなのだと思いました。

    モグラにも東西の違いがある

    今回、特に印象に残ったのがモグラの話です。

    実は日本には、東日本に広く分布するアズマモグラと、西日本に広く分布するコウベモグラという種類がいます。

    同じ日本のモグラでも、地域によって違う生き物が暮らしているんですね。

    これが面白かった。

    しかも、この二種類は分布の境界付近で競争しており、分布域が変化していることも確認されています。

    地面の下で、そんなことが起きているなんて。

    私たちの目には、いつもと変わらない田畑や山の風景が広がっています。

    ところが、その足元では、異なる種類の生き物たちが、それぞれの生存圏を築いている。

    考えてみれば当然なのかもしれませんが、知るまでは思いもしませんでした。

    海外の秘境まで行かなくても、身近な場所に面白い自然のドラマがある。

    こういう発見があるから、図鑑を読むのは楽しいんですよね。

    まだ解き明かされていない世界

    そして、もう一つ強く感じたのが、生き物の世界にはまだまだ研究する余地があるということです。

    これだけ科学技術が発達して、生物学の研究も積み重ねられてきた現代。

    それでも、生き物の分布や生態、進化の歴史など、完全には解明されていないことが数多く残っています。

    これが、なんとも夢のある話ではありませんか。

    身近な生き物の生活を詳しく調べるだけでも、新しい発見につながる可能性があります。

    これまで同じ種類だと思われていたものが、研究によって別の種類だと判明することもあります。

    何となく当たり前だと思っていたことが、調べれば調べるほど複雑になっていく。

    そして、ひとつの謎が解けると、また新しい疑問が生まれる。

    きっと、こういう世界を追いかける研究者の方々は楽しいでしょうね。

    もちろん、研究には大変な苦労もあるはずです。

    それでも、まだ誰も知らないことを自分の手で明らかにできるかもしれない。

    そう思うと、研究しがいのある世界なんだろうなと、つい想像してしまいました。

    知れば知るほど、知らないことが増えていく。

    自然科学の面白さは、まさにそこにあるのだと思います。

    図鑑なのに物語を感じる

    本書が読みやすかった理由の一つは、それぞれの生き物にエピソードが添えられていることです。

    単に名前や生息地を暗記するだけでは、なかなか記憶に残りません。

    しかし、その生き物がどんな場所で暮らし、どんな特徴を持ち、どのように生き延びてきたのかを知ると、自然と興味が湧いてきます。

    例えば、飛ぶことができない鳥。

    地中で生活する哺乳類。

    限られた地域にしか生息していない両生類。

    それぞれに異なる生き方があり、長い歴史があります。

    私たちはどうしても、人間の都合で生き物を見てしまいがちです。

    かわいいとか、珍しいとか、役に立つとか。

    でも、彼らは人間に評価されるために存在しているわけではありません。

    それぞれの環境の中で、ただ懸命に生きている。

    そう考えると、一見地味な生き物にも、不思議な魅力を感じます。

    本書のタイトルにある「懸命に生きる」という言葉が、読み進めるほどしっくりくるように思いました。

    知ることで自然の見方が変わる

    こうした本を読む醍醐味は、読み終わった後にあるのかもしれません。

    例えば、山を歩くとき。

    川を眺めるとき。

    普段なら何も考えず通り過ぎてしまう場所でも、そこに暮らす生き物の存在を想像するようになります。

    このあたりには、どんな種類の動物がいるのだろう。

    同じような環境でも、地域が変われば違う生き物が暮らしているのだろうか。

    そんな疑問が自然と湧いてくるんです。

    もちろん、一冊読んだからといって、生き物に詳しくなれるわけではありません。

    むしろ、自分がいかに知らなかったかを実感します。

    でも、それこそが読書の面白いところだと思っています。

    世界そのものが変わるわけではない。

    変わるのは、その世界を見る自分の目なんです。

    昨日まで何の変哲もなかった風景が、今日から少しだけ面白くなる。

    知識が増えるというより、日常の中に発見できるものが増えていく。

    そんな読書体験は、なかなか贅沢だと思いました。

    固有種を知る意味とは

    もう一つ、少し考えさせられたのは、日本にしかいない生き物がいるという事実そのものです。

    固有種は、その地域独自の自然環境や長い歴史と深く結びついています。

    だからこそ、生息環境が大きく変わってしまうと、世界のほかの場所ではその命をつなげない場合もあります。

    日本のどこかでひっそりと暮らしている生き物が、実は世界中を探してもそこにしかいない。

    そう考えると、普段見慣れた自然にも、かけがえのない価値があるように思えてきます。

    環境保護というと、どうしても難しく、少し堅苦しい話になりがちです。

    しかし、その入り口はもっと単純でいいのではないでしょうか。

    「こんな面白い生き物がいるんだ」

    そんな驚きから始まってもいい。

    知らなければ関心も持てませんが、面白いと感じれば、もっと知りたくなる。

    そして、もっと知れば、その生き物が暮らす環境も大切に思えてくる。

    本書には、そんな自然への関心を育てる魅力があると感じました。

    『日本のスゴイいきもの図鑑』まとめ

    『日本のスゴイいきもの図鑑』は、日本の自然の面白さを改めて教えてくれる一冊でした。

    何より良かったのは、日本という身近な場所に、これほど多くの発見が隠されていると気づけたことです。

    大陸との歴史的なつながり。

    島国ならではの生き物の進化。

    東西で異なるモグラの分布。

    そして、いまだに解明されていない数々の謎。

    どれも知的好奇心をくすぐる話ばかりでした。

    子ども向けの図鑑としても楽しめる内容ですが、大人が読んでも十分面白いと思います。

    むしろ、ある程度世界を知ったつもりになっている大人こそ、驚かされる部分が多いかもしれません。

    世界には、まだまだ知らないことがある。

    しかも、その世界は遠い外国だけではなく、自分たちの足元にも広がっている。

    そう思うだけで、少しわくわくしてきませんか。

    読み終えて感じたのは、自然の不思議さと、それを研究することの奥深さでした。

    まだ知らないことが、無限にあるように思える。

    そんな楽しさを味わわせてくれた、面白い一冊でした。

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    2026年10月10日

日本のスゴイいきもの図鑑(大和出版) 海、山、川、街etc.で懸命に生きる固有種の話 の詳細情報

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    学術・語学 / 理工
  • 出版社
    :
    PHP研究所
  • 掲載誌・レーベル
    :
    大和出版
  • タイトル
    :
    日本のスゴイいきもの図鑑(大和出版) 海、山、川、街etc.で懸命に生きる固有種の話
  • タイトルID
    :
    1258443
  • ページ数
    :
    188ページ
  • 電子版発売日
    :
    2022年11月25日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    97MB

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