エッセイ・紀行作品一覧

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  • 日当りの椅子
    -
    北海道は道南、浦河という町の中の小さな漁師の集落。そこを守るようにして切り立つ草山のてっぺんで、著者は「山の上のセンセエ」と呼ばれながら、夏を過ごす。厳しい自然を受け入れ、その自然で暮らしを立てる人々は、いつも優しく温かく、そして時は暢気に過ぎていく。――へそを曲げた神サマのご機嫌をなだめたり、安全カミソリと木綿針で肩凝りを治してもらったり……。「笑い」と「ビックリ」がいっぱいの日々を愉快に綴るエッセイ。
  • ウドウロク(新潮文庫)
    4.0
    49歳独身。職業・アナウンサー。これまで、いろいろなことがありました。たくさんの人と出会い、多くの言葉をもらってきました。そんなこんなを好きなように書いた本です。自他ともに認めるクロい部分も、ちょっとだけ残っているシロい部分も詰まっています。――人気アナウンサー初の書き下ろし本、待望の文庫化! 「人生で一番悩んだ決断」にいたった経緯と本心も、初めて明かしています。
  • 社長の顔が見たい 上
    -
    何かがふっと気になった時、腑に落ちない「何か」を感じた時、生きていくうえで迷った時、その迷いの原因がわからない時、本書が役に立つことでしょう。物事に隠されている真実、普段の意識では見抜けない核心、生きていくために必要な「何か」が、きっと見えてくるはずだ。多岐に渡るテーマを真正面から見据える曽野綾子の目線は、時に辛辣だが、温かであり、力強い。我々の心を励ましてくれるのだ。
  • いろんな気持ちが本当の気持ち
    4.2
    2011年デビュー10周年を迎えた著者の、創作の原点がわかる、第一エッセイ集。じたばたと考え、小説を書き、小説を読み、記憶をさぐり、そして日常を送る……。世界のなにに注目し、それをどう描いていくのか。新鮮な驚きと独特のこだわりに満ちた、長嶋有ワールドは、どんなに短いエッセイでも健在。文庫化にあたり、書き下ろしエッセイを追加。
  • 晩年の美学を求めて
    -
    さて、晩年とは何歳なのだろうか、という簡単な疑問から始まる。当人にはいつが晩年かわからないからだ。連載当時七十歳代半ばだった著者は、晩年をどう美しく生きるかを、人生の締めくくりとして考え始める。超高齢化社会に加速度的に向かう日本と日本人は様々な問題を抱えている。老後の生活の不安、ひとり残された暮らし方、老いた親のことなど。ボケを防止するという消極的なことではなく、自らを律し(自律)、自ら生活を立て(自立)積極的に老後を生きることを提案する。不幸な家庭と戦争という少女時代、貧しかった世の中、作家として生きることを決め、キリスト教者として「神の存在」を確信し「愛」で自らを見つめる。人みな老いていく中で、どう生きるべきか、どう人生を締めくくるか。 本書は考えるきっかけを、心に語りかけてくれる。
  • ほんとのこと言えば? 佐野洋子対談集
    4.0
    絵本作家・エッセイストの佐野洋子を前にすると、誰もが丸裸にされてしまう。小沢昭一、河合隼雄、明石家さんま、谷川俊太郎、大竹しのぶ、岸田今日子、おすぎ、山田詠美、阿川佐和子との傑作対談集。
  • プーと私
    3.7
    プーさん、ピーター・ラビット、ドリトル先生……子どもの心を豊かにする多くの本を世に出した著者が、その歩みを綴った随筆集。著者を訪ねる旅、海外の児童図書館見聞記も。単行本を再編集、新規二篇収録
  • みがけば光る
    4.5
    変わりゆく日本のこと、言葉、友だち、恋愛観、暮らしのあれこれ……子どもの本の世界に生きた著者が、ひとりの生活者として、本当に豊かな生活とは何かを問いかけてくる。単行本を再編集、新規五篇収録。
  • 知る悲しみ やっぱり男は死ぬまでロマンティックな愚か者
    -
    元「週刊プレイボーイ」誌の名物編集長が、「東京スポーツ」紙上で連載している人気コラムをまとめた処女エッセイ集「甘い生活」の続編である。単なる有名編集長の回顧録、編集論にとどまらない、男として、ロマンティックな愚か者として、ユーモアとペーソスを糧に、面白おかしく生きていく技術を教えてくれる。巻頭言は伊集院静氏、装画は横尾忠則氏が担当して、シマジワールドを彩る。
  • 一日の苦労は、その日だけで十分です
    3.5
    導かれて生きる。三浦綾子最後のエッセイ集。  人間の罪、弱さ、ゆるしを描きつづけた作家・三浦綾子が遺した愛にあふれる言葉の数々。「冬のあとに春の来ない人生もある」「人生には往々にして意地悪がひそんでいる」と書きながらも、「なるようになる。なるようにしかならない」「一日にできる仕事は、量が決まっている。明日のことは心配しない」と道を照らす。自らの病気も苦難も「すべてが神様の贈り物」であるとあるがままに受け入れ、その恵みに感謝の念をも抱く。でも、だからといって「病気に協力することはない」と、前向きに自分の人生を生きることを考える――。  深い信仰に根ざしたその生き方から浮かび上がるのは、“愛”と“感謝”と“学び”の心。大上段に振りかざすのではなく、自身のいたらなさや苦い体験にも触れながら、弱い立場の人々や道に迷う若者たちに温かいまなざしを向け続ける。その思い、時を経ても色あせない言葉は、私たちが一日一日を大切に積み重ね、より良い人生を歩むための指針となるに違いない。没後20年を前に届けられた、やさしさに満ちた最後のエッセイ集。
  • 東京銀座六丁目 僕と母さんの餃子狂詩曲
    -
    「自分を大切に生きていますか? 空気を読みすぎて、自分の中に湧きあがる思いや言葉を押し殺して生きていませんか? せっかく持って生まれた自分の個性。等身大の自分を大切に生きてみると、まったく別の世界が見えてくるかもしれません。――かずこママより」子どもの頃から“普通”からはみ出ていた少年が、学校でのいじめや“母の壁”を乗り越え、人との出会いに導かれていくうちに、母のために、銀座でバーを開くことに! 噂の会員制バー“銀座ルーム”のかずこママが綴る、痛快饒舌自伝エッセイ。笑って泣いて、するすると読み進めるうちに、あなたの未来も輝かせる感動の書!

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  • おもしろくても理科
    3.9
    理科は楽しい、科学は愉快! 慣性の法則、脳の中身、地球の滅亡などいくら聞いてもチンプンカンプンだった内容がこんなに楽しくよく判る!? 山積みされた素朴な疑問をあいだに挟んで、達人シミズと鬼才サイバラが繰り拡げる文章とマンガの爆笑大バトル。理科アレルギーがすぐなおる痛快異色エッセイ集!! (講談社文庫)
  • しみことトモヱ
    -
    1~2巻799~850円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【複数色を使用したコンテンツです。モノクロ端末では一部読みづらい場合がございます】愛猫しみこと暮らすこと9年――ワンルームマンションに住む独身女性「かいぬし」は、しみこ一匹を部屋に残して仕事に行くのがかわいそうと、多頭飼いに初挑戦。しかし、やってきたトモヱと、しみこはまったくソリが合わず……。かいぬしは、そんなネコたちと川の字に寝る夢を実現できるのか? 本書は、無料コミックアプリ『comico』の大人気連載を1話から26話まで掲載したオールカラー文庫。イラストのかわいさもさりながら、しみことトモヱの間で「あちらを立てれば、こちらが立たず」と翻弄されるかいぬしもまた、笑いといやしを与えてくれる。同じネコでもまったく違う個性の二匹の態度やセリフの描写もまた秀逸。本書でしか読めない、描き下ろしの「かいぬし妄想劇場 極猫三人娘」ほか、「しみトモ蔵出し写真館」では、ついにしみことトモヱの写真を初公開! 『comico』のファンはもちろん、すべてのネコ好きが必ずはまるネコ漫画の傑作!
  • 読書の価値
    3.8
    より深く、より広く、より自由に。 人気作家が初めて明かす読書の極意。 なんでも検索できる時代だ。娯楽だって山のように溢れている。それでも、本を読むことでしか得られないものがある─。著作発行累計1600万部を誇る人気作家が、並外れた発想力とアウトプットを下支えする、読書の極意を明らかにする。本選びで大事にすべきただ一つの原則とは? 「つまらない本」はどう読むべきか? きれいごと抜きに読書という行為の本質を突く、唯一無二の一冊!
  • 夢を食いつづけた男 ──おやじ徹誠一代記
    5.0
    クレイジー・キャッツのメンバー、俳優の植木等が描く父の人生。息子から見ると「支離滅裂」というその人生は? 若い頃、義太夫語りを目指し、やがてキリスト教の洗礼を受けたと思ったら、後に浄土真宗の住職に。その間、社会主義者として労働運動や部落解放運動に身を投じる。治安維持法違反の嫌疑で繰り返し投獄されても平等と平和を求め続けた。名著、ついに復活!
  • 50歳からの人生術 お金・時間・健康
    3.5
    人生後半の質は、自分自身で作るもの。お金があるからといって幸せとは限らない――。精神科医として長年中高年の心のケアをしてきた著者は、人生後半で大切なのは「少ないお金でも心豊かに過ごすこと」だと説く。定年を意識し始める50歳から、「老後のためにお金を貯める」のではなく「今を大切にしながら暮らしを考える」ことで、お金の不安を静かに解きほぐし、「楽しい老後」への道を開く! 心が軽くなるスマートな生き方のヒントが満載。
  • 今日も一日、楽しかった
    3.8
    「ダウン症のイケメンタレント」として、NHK「バリバラ」などで活躍中のあべけん太さんの初エッセイ集。55回試験を受けて合格した運転免許のこと、趣味のレスリングや絵画のことだけでなく、相模原障害者殺傷事件などについて語る。
  • 健康になる食べ方 幸せになる生き方
    3.0
    食生活が変われば人生が変わる! 92歳の「自然食」「自然療法」研究家が贈る“健幸”へのメッセージ。 「自然食」「自然療法」の大家として知られる著者が人生のどん底の時に、ゼロからスタートさせた月刊誌『あなたと健康』が創刊45周年を迎えました。 本書は、92歳にして、料理教室の講師や、月刊『あなたと健康』の執筆など現役で活躍している著者の人生のエッセンスを『あなたと健康』45年分の記事の中から「健康になる食べ方 幸せになる生き方」のテーマで編集した“THE 集大成”です。 どんなものを、どのように食べればいいのか。どのような心がけで毎日をすごせばいいのか。 本書に凝縮された、食生活の知恵、人生の知恵をぜひ、読者の皆様の健康と幸せのためにお役立てください。
  • 江戸春画考
    -
    春画の魅力は永遠に不滅! 不倫、夜這い、のぞき、男色、獣姦…江戸びとの性を春画を通して解説。 著者の若かりし日の体験談も妙におかしい、楽しい春画コラム。 【目次】 第1章_春画に見る性 性はゆたかだったか 春画はダンディズムとは無縁 妾奉公は親孝行 性は娯楽 春画の魅力は不滅 第2章 江戸の女の性 見せるは魅せる? あそこを、何と呼んだか 女性器は奥が深い 淫乱の定番 第3章_庶民の性 のぞきの誘惑 どこでしようか 武士も庶民も夜這い ありふれた密通 第4章 夫婦の性 性の風習 子供のいる風景 婚礼と初夜 夫婦のセックスは官能的か 顎で蠅を追う 第5章_遊里の性 女の値段 奇妙な感覚 女の喧嘩 異人と遊女 性は聖か 第6章_異端の性 江戸の変態 江戸のアダルトグッズ 後門の変 畜生道 獣姦の妄想
  • 底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる
    3.0
    丸山ゴンザレス氏(ジャーナリスト)推薦! クズな私でも輝ける場所があった――。 やる気ゼロ、貯金ゼロ、計画性ゼロ。ポンコツキャバ嬢による、タイ、香港、シンガポール、カンボジア、ベトナムの「日本人向けキャバクラ」潜入就職&アジア夜遊び放浪記。
  • 『箱男』完全解読
    -
    安部公房の小説『箱男』(一九七三年)は文中に大量の矛盾を含み、ストーリーは一貫せず曖昧なものになっている。その上で、作中に「真の筆者は誰か?」、「真の目的は何か?」などといった問題が提出されている。解答はついていない。  本論は、作中の矛盾した記述を見つけ出して、それを手がかりに『箱男』を解読した。そして読者に提出された問題に解答し、筋の通る物語として成立していることを証明した。  小説『箱男』の根本的な謎はすべて、本論により解読された。
  • 台湾探見 Discover Taiwan―ちょっぴりディープに台湾(フォルモサ)体験
    3.0
    台湾在住歴20年の作家夫婦が取材体験をもとに、台湾各地の風土や祭典、歴史、日本とのかかわりなどを紹介した紀行エッセイ。秘境探索、田舎散策、歴史建築探訪、ご当地グルメ、島旅などのほか、愛文マンゴーの開発秘話や凍頂烏龍茶の茶畑訪問記など、いくつかのネタを厳選し、ちょっぴりディープな台湾を取り上げています。 [目次] まえがき(★台湾全図) 第1章 素顔の台湾を見つめる 01 人々から愛される航海の女神 媽祖 02 マンゴーの香りに誘われて 玉井 03 凍頂烏龍茶の郷を訪ねて 鹿谷 第2章 人々が愛する故郷 04 知られざる大都会の魅力を探る 台中 05 地方都市には地方都市の魅力がある 嘉義 06 「古都」ではない古都 台南(★台南・米街周辺お散歩マップ) 07 大都会の中の港町風情に触れる 高雄(★哈瑪星エリア散策マップ) 第3章 台湾の「田舎」で魅力再発見 08 蘭陽平原に秘められた日台の歴史 宜蘭 09 客家の郷を訪ねる 美濃 10 南部台湾 絶景路線の旅 高雄から台東まで(★南廻鉄路 車窓見どころガイド ★屏東線・南廻線) 第4章 原住民族と秘境の文化に触れる 11 花東海岸公路バスの旅 魅惑の東海岸(★花東海岸公路の旅) 12 サイシャット族の村を訪ねる 南庄・向天湖(★台湾原住民族は16部族 ★台湾原住民族分布図) 13 台湾の最果ての地を訪ねる 馬祖(★馬祖列島の島々) 第5章 最後に 14 新たな潮流を生み出す人々 台北 [巻末]本書に掲載した店のデータ <プロフィール> 【著者】片倉真理(かたくらまり) 台湾在住ライター。早稲田大学政治経済学部卒業後、メーカー勤務を経て台湾と関わる。ガイドブックや書籍の執筆、製作のほか、機内誌への寄稿や女性誌の台湾コーディネートなども手がける。台湾生活情報誌『悠遊台湾』を毎年編纂。共著に『食べる指さし会話帳・台湾』(情報センター出版局)、『台湾で日帰り旅 鉄道に乗って人気の街へ』(JTBパブリッシング)などがある。 【写真】片倉佳史(かたくらよしふみ) 台湾在住作家。台湾に残る各地の日本統治時代の遺構を探し歩き、台湾と日本の歴史的関わりを記録している。著書に『台湾に生きている日本』(祥伝社新書)、『古写真が語る 台湾 日本統治時代の50年』(祥伝社)など多数。 ※この電子書籍は株式会社ウェッジが刊行した『台湾探見―ちょっぴりディープに台湾(フォルモサ)体験』(2018年4月20日 第1刷)に基づいて制作されました。 ※この電子書籍の全部または一部を無断で複製、転載、改竄、公衆送信すること、および有償無償にかかわらず、本データを第三者に譲渡することを禁じます。
  • カルト宗教信じてました。
    3.9
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 部活も自由にできない、希望する進路にも進めない、彼氏も作れない…そんな制限だらけの日々に耐えてきたけれど、息子の病気治療をきっかけに、宗教をやめました! エホバ2世の著者が明かす、カルト宗教の世界と洗脳がとけるまで…
  • アガサ・クリスティー完全攻略〔決定版〕
    4.5
    クリスティーの愛読者も、これから読む読者も楽しめる! 推理作家協会賞&本格ミステリ大賞の2冠に輝いた傑作評論集が待望の文庫化。解説収録/杉江松恋
  • #生きていく理由 うつ抜けの道を、見つけよう
    4.3
    大学卒業を間近に控えたマットは、将来への不安から激しいパニックに見舞われる。うつと不安神経症だった。自殺の手前まで追い込まれながらも、彼は家族や恋人の助けを得て、うつと共に生きていく道を見つけていく。うつへの実践的対処法が満載の感動エッセイ
  • 追憶~不登校になったボクが歩んだ軌跡
    -
    いじめ、初恋、不登校、自殺未遂、高校留年、大学生活での友情と恋愛、社会人。  自らの体験を、様々な人との出会いと別れを交えながら追憶するもの。
  • 理解という名の愛がほしい。
    5.0
    孤独の哀しみをのりこえ、ひらき、出逢い、心で通じ合う人とつながるレッスン。「ほぼ日」連載「おとなの小論文教室。」からのベストコラム集。居場所がなくてもだいじょうぶ!あなたには表現力がある。 ※本書は二〇〇六年三月に小社から刊行された単行本『理解という名の愛がほしい――おとなの小論文教室。II』の文庫版『人とつながる表現教室。』を改題し、一部追加したものです。
  • 日本人だったアメリカ人社長、日本を叱る
    値引きあり
    -
    1972年、高卒でロサンゼルス近郊の大学に留学、結婚してアメリカ人となり、卒業後に不動産と貿易の会社を起業した著者が、自らの波瀾万丈の人生をもとに、外から見た日本と日本人に対し熱い思いを語る叱咤激励の書!
  • ブルボン小林の末端通信~Web生活を楽にする66+2のヒント【電子増補版】~
    3.5
    2000年当時のインターネット世界の光景を語った時評がまさかの復刊! 当時の驚きやためらい、ワクワクやモヤモヤが、“一周回って知らない”世界として新しい。連載中に著者が本名で小説家デビューし、芥川賞を獲る過程も描かれており、小説の名手誕生の瞬間を、当時のザワザワしたライブ感溢れる筆致で読めるのも魅力。名コラムニスト・ブルボン小林の原点が、電子版特別書き下ろし2編とまえがき・あとがきを加えて堂々の復刊!
  • はじめての暗渠散歩 ──水のない水辺をあるく
    3.6
    テレビの散歩番組でもよく出てくる暗渠って何? それはかつて川や水流だった跡地のこと。暗渠をさがせば街は探検の舞台となり、暗渠をたどれば土地の歴史が見えてくる。本書では、まず橋跡、車止めなど暗渠探しのポイントを開示。次に、夜の暗渠、文学や漫画作品と暗渠などの様々な魅力を伝え、東京を中心に、横浜、埼玉、大阪、神戸の主な暗渠も案内する。
  • 文豪たちの友情
    値引きあり
    3.5
    彼らの関係は、とてもややこしくて、とても美しい。 文豪同士の友情を追ったエッセイ集。 佐藤春夫と堀口大學は仲良しすぎて男色関係を疑われた? 室生犀星と萩原朔太郎の出会いは最悪だった? 国木田独歩と田山花袋は同居していてもケンカばかり? 最近再び注目を集めている、日本の文豪たち。学生時代、教科書で彼らの存在を知った、という人も多いでしょう。でも、教科書に載っているから、後世に名をのこしているから、彼らはわたしたちにとって遠い存在なのでしょうか?文学で成功してやろうとがんばっていた若き日の彼らは、本当はどういう人たちだったのでしょうか? 本書では、文豪同士の友情にまつわる逸話を紹介しながら、彼らの人生と作品に迫ります。第一章は自他ともに認める「ニコイチ」の二人を取り上げました。第二章は若くして亡くなった文豪を取り巻く人間関係がテーマです。友人を代表して一人の作家を選んでいますが、他にも親しかった人たちの言葉を多めにピックアップしています。第三章は絶交のあと和解するなど、一筋縄ではいかない二人の複雑な関係を浮き彫りにすることを目指しました。全13組の文豪たちの「友情の履歴書」を、ぜひ味わってみて下さい。文豪がテーマのマンガやゲームの元ネタもわかります。
  • 生きていることは暖かい
    -
    大学の歯学部教授として、研究と教育に没頭する日々を過ごしてきた著者。現在は退官して、平穏な日々を過ごしているようにみえる。しかし、これまでの人生を振り返ってみると、常にある一つの恐怖に囚われてきた。それは「死への恐怖」である。人間が死に向かって進む時間の中で生きているということを受け入れることができず、この世とは何か、生とはそして死とは何かと、時に不眠になり身体に変調をきたすまで悩み続けてきたのだった。死すべき存在としての運命を受け入れ、生を肯定的に生きることはできるのだろうか? 本書は、著者がもがき苦しんできた半生とその内面の切実な告白であり、人生の根本的な問題と向き合い続けた思索の記録をまとめた一冊である。

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  • 心眼をひらく―未来を創る人たちへのメッセージ
    -
    研究・開発のトップマネジメントに携わった著者が、心静かに日常の出来事を見つめ、そこから発見した、思いがけない課題や気づきについて、「第一章 ものの見方・考え方」「第二章 組織」「第三章 研究」「第四章 技術」「第五章 行動学」の5章で語る。 榊 佳之氏(元豊橋技術科学大学学長、ヒトゲノム国際機構〈HUGO〉会長、文化功労者)推薦!「本書は我が国のトップ企業で技術開発を主導し、技術王国日本を支えた原邦彦博士が、その豊かな経験と深い洞察力、人生哲学を基に、次代の日本を担う世代へ送る渾身のメッセージである。今日の社会では情報が溢れ、政治も経済も激動し、我々は何が本質か、何が大切かを見失いがちである。本書は著者の長い人生経験を基に、様々な事例を取りあげながら、この激動の時代に個人として組織として、事の本質を見極め、進むべき道を考えさせてくれる得難い良書である。」

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  • 田中小実昌ベスト・エッセイ
    3.5
    牧師の家に生まれ、戦争では死にかけ、東大に入学しながらストリップ劇場に転がり込んだ男、田中小実昌、通称コミさん。香具師をやったり、米軍基地で働いたりしながら翻訳や創作を始め、いつの間にか直木賞作家に…?! そんなコミさんの、人に優しく「物語」に厳しいエッセイを精選。入門編にして決定版! コミさんの「目」は、今も輝きを失っていない。
  • 私がなぜ旅行作家になったか―地球を歩いてみて―
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    「いまの子どもはもやしっ子」この批評が多くのメディアで報道されていた1960年代。日本は自国の後継者である子どもたちを「もやしっ子」と非難するばかりで、まるで他人事だった。「もやしっ子がだめなら、もやしっ子でないようにしてやればよいではないか」そう考えたのは、当時27歳のたった一人の若者であった。彼の名前は森田勇造。日本人にして初めて、陸路による世界一周をやり遂げた男である。彼は、自分の足で世界中を踏査し、その国々の民族と生活を共にした。自分で世界を見て、聞き、接し、感じたことで「日本人」、「日本」とは何なのかが初めてわかった。どんなに素晴らしい文明社会でも、その社会を知らなければ、今後の発展は望めない。日本人も、「日本」を知らなければ、日本のより良い後継者を育てることはできないのだ。「俺がやらなきゃ、誰がやる!」――これは、日本の青少年教育を支えた、ある一人の男の知られざるはじまりの物語。

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  • 良子という女
    -
    「妻より先に死にたい」「死ぬならがんで死にたい」最初は自分が死ぬときに備えて、書き残すためのメモ書きに過ぎなかった。「余命1年」の宣告が、妻に告げられるそのときまでは。「がんでない可能性」という気休めにもならない医者の言葉とは裏腹に、妻はだんだんと弱り、受け入れたくなくても受け入れざるを得ない現実に直面する。これは、所詮赤の他人が書いた看取りの記録、ではない。誰にでも起こる悲劇である。決して目をそらしてはならない、大切な人を看取ることの現実がここにはある。

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  • 人生の味わい方、打ち明けよう
    -
    「せっかくの人生じゃないか、自分に冷たくするなよ」――。 香港映画界の伝説的プロデューサーにして、旅の達人。 世界的美食家にして、人生を楽しむ哲人。 「料理の鉄人」辛口審査員としても知られる、アジアが誇る知の巨人の極上エッセイが遂に邦訳!! ジャッキー・チェン、サモ・ハン・キンポー、シー・キエン。香港を代表する俳優たちと数々の大ヒット作品を世界に送り出し、中国語版「座頭市」シリーズは東南アジアで大好評を博す。「料理の鉄人」(フジテレビ)で辛口審査員として鳴らし、中国版ツイッター微博のフォロワー数は980万(2018年4月時点)。島耕二監督はじめ、多くの映画人や文化人と国境を越えて交流を結び、日本へ多くの外国人旅行者を連れてくるインバウンドの先駆者――。人を魅了してやまない著者が語る、食、映画、旅、日本、友、そして人生。 【もくじ】 序 第一章 美食の世界 第二章 故郷の味 第三章 香港映画の世界 第四章 シンガポールの少年 第五章 蔡瀾的日本 第六章 汝の名は 第七章 人生の味 訳者あとがき
  • 空へブーンと。 つれづれノート(33)
    4.0
    引き続き静かに瞑想するような毎日を過ごしていました。コツコツ考え、ぷかぷか浮かんで。そうするうちにだんだんエネルギーは蓄えられていたようで、最後の方では何かをしたくなってきました。とはいえそれが何なのか。やりたいことはあるけどあまりにも広大すぎてどこから始めればいいかわからない。なのでちょっとやりたいと思った小さなことからはじめてみることにしました。空へブーンと飛びたつ今。
  • お道化もの
    4.8
    人気お笑いコンビ・トータルテンボスの大村朋宏が幼少期、学生時代、NSC時代、家族から相方まで“いとやんごとなき日々”をオール書き下ろし! ふざけた男のノンストップ爆笑滑稽エッセイは必見です!
  • この間。
    4.0
    偏見と先入観で人間模様を切り取った、東野幸治のブログ『この間。』の一年間の集大成。 走って泳いで自転車乗って、汗を流して嫌われる、ファンは全員中年男性。 Mr.好感度ピンポイント芸人の悲哀に満ちた日常を、ゴシップ&ジョーク満載で贈ります。 オリエンタルラジオ・中田にかけられたバイ疑惑、中国人女子大生によるカオスな中国語教室、過酷なフルマラソンに挑戦、後輩芸人たちの知られざる真実など、心の無い東野幸治の胸の内が詰まった本音エッセイ。
  • 舞台男子 the document
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 web文芸誌「小説屋sari-sari」で好評を博した人気連載「舞台男子」から、 8名の人気若手俳優のインタビューを一冊にまとめました。 役者を志したきっかけから、板の上に立つ意味、その矜持まで、 熱い想いをたっぷりと語りおろしたインタビュー&フォトに、未公開カットをプラス。 舞台を愛するすべての人に届けたい、一冊です。 【掲載順】 山本一慶の純心 神永圭佑の羅針盤 鳥越裕貴の一歩 黒羽麻璃央の瞬間 染谷俊之の綺麗 東啓介の素直 和田雅成の縁 宮崎秋人の息吹
  • 随想 春夏秋冬(新潮文庫)
    3.5
    音楽の道をあきらめ、文学を志した十代。大学では英文科に籍を置くもののフランスの詩に心惹かれた。稲垣達郎、小沼丹、新庄嘉章……錚々たる師の学恩に導かれるも道は険しく遠い。雑誌記者を経て、競馬で食いつなぎ、結婚後は、英語の私塾で糊口をしのぐ。クラシック音楽、古典文学、写真、陶器、書と様々な学びを得て二十数年、曙光が漸く身を照らし出した。著者の文学的軌跡を刻む傑作随想。
  • 時代小説の愉しみ
    3.5
    志を立て、それに殉じた英傑たち。彼らの誇りはいまなお烈々と訴えかけてくる。その志・誇りに光を照射してみる。織田信長・武田信玄・明智光秀らに新解釈を加え、歴史上の人物の器量と命運をダイナミックにはかりながら、人間の面白味を発見してゆく。著者の風格と風貌を鮮やかに伝える歴史エッセイ集。
  • トットひとり(新潮文庫)
    4.1
    「ザ・ベストテン」時代の舞台裏。毎日共に過ごした向田邦子、母と慕った沢村貞子、頼りになる兄貴の渥美清、「一回どう?」と誘った森繁久彌など、大好きな人たちとの交流。トモエ学園やパンダの研究、テレビ草創期、ニューヨーク留学、結婚未遂、ヌード写真などの思い出。そして友人たちを見送った今なお、ひとり活躍を続けるエンタテイナーが綴る珠玉の回想録。永六輔への弔辞を全文収録。
  • グルメぎらい
    3.0
    「美味しいものを食べることと、グルメという言葉のあいだには、おかしな距離ができてしまった。」(「はじめに」より)。「おまかせ料理」という名の「お仕着せ料理」をありがたがる“自称グルメ”、味よりもインスタ映えを気にする客と店、料理人を愛称で呼んで馴れ合うブロガー、予約の取れない店自慢……。今のグルメ事情はどこかおかしい――。25年以上食を語ってきた著者による、忖度なしのグルメ批評!
  • 混沌の大地―イスラムの女と僕の憂鬱―
    -
    1巻880円 (税込)
    主人公の「僕」(ヨシオ)は、フランス語と英語の翻訳・通訳者として雇われて、アルジェリアにやって来た。「僕」はコンスタンチンヌから車で二時間近く離れた野営地にある事務所で働くことになった。周囲はテロの脅威から守るために高い塀とライフルで警備されていた。 「僕」は、初めて見るアルジェリア人と、イスラムの生活習慣、宗教に大きな興味を持つ。また、身近で働くイスラムの女性に魅了され、やがて、イスラムの若い女性、イマネと出会う。  日本の企業はムスリムの女性をタブー視する傾向があった。多くは、イスラム教を忌避した。「僕」の行動は日本人の目から批判すべきものと映る。「僕」は自分の拠り所のない不安定さに常におびえていたが、職場の人間から嫌われても、外国人からは好かれ、多くの友達を持つにいたった。  交流を深めるイマネと、ひょんなことから、イマネの家庭に招待されることになった。友人も同行するはずだったが、結果、当日僕はイマネと二人で会うことになる。  そしてこれが、最後にはイスラムのタブーに触れることになり………。  この体験談では、孤独者としての「僕」と企業倫理との間で生じる様々の問題、人間性を重視した考えと、個人の自由を営利のために否定する立場での葛藤が、アルジェリアの若い女性との出会いによって、屈折し、表面化する。  日常生活に宗教意識を持たない日本人と、イスラム教によって生活の隅々を支配されているアルジェリア人たちの違いが、僕とイマネや事務所で働く女性たちの姿を通して、ありありと浮かび上がってくる作品。
  • そして、俺は今日も万全をkiss
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    1巻880円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 強烈なインパクトで話題沸騰! Twitterフォロワー30万超!!愛と笑いのリリックで贈る「俺」初単行本。Twitterで圧倒的な人気を誇る「俺」が、愛と笑いあふれる写真&リリックで綴る、まったく新しいタイプのフォトエッセイ。付録として、「俺ことわざ」「俺かるた」も撮り下ろしで完全収録。Twitterアカウント:俺 @Messiah_ore
  • ヨゼフ・チャペック エッセイ集
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    ゴーレムからロボットに至る人造人間創造の歴史を描いた「人造人間」のほか、チェコの人々や文化、政治や戦争に関するエッセイ26篇とナチス収容所で書かれた詩9篇を収録。
  • 多田富雄 からだの声をきく
    3.8
    生命とは何かを問い続け、究極の生命表現としての能に行き着いた免疫学の雄の思考を一冊で。STANDARD BOOKS第2期完結
  • 日高敏隆 ネコの時間
    3.8
    チョウ、ネコ、そして人間……。自然の世界は生き物たちの不思議と知恵でいっぱい!  日本の動物行動学の第一人者として活躍した著者の、ユーモアと発見に満ちた随筆を厳選。
  • 神谷美恵子 島の診療記録から
    4.2
    ハンセン病患者に寄り添い続けた精神科医・神谷美恵子。瀬戸内の療養施設の経験、使命感、育児、心に残る人々……人間と死に真摯に向き合い、たおやかに生きた人の美しい随想。
  • 南方熊楠 人魚の話
    3.9
    今年生誕150周年を迎えた知の巨人の遺した膨大な原稿を1冊に精選。自然科学、民俗学、宗教学、歴史学、文学を軽々と横断し、古今東西を渉猟できる未知の読書体験がここに。
  • 中西悟堂 フクロウと雷
    4.0
    「野鳥」という言葉をつくり、日本野鳥の会を創立した著者による、鳥への愛に満ちた随筆集。自然と対峙しつづけたそのまなざしは、一級の文明批評ともなっている。
  • 湯川秀樹 詩と科学
    4.0
    日本人初のノーベル賞を受賞した湯川は「科学界の詩人」と呼ばれ、端正な文章で人々を魅了した。鋭い観察眼と人間愛光る名随筆35篇。
  • 朝永振一郎 見える光、見えない光
    4.0
    日本人として2人目のノーベル賞に輝いた朝永は、当代一流の粋人にして随筆の名手でもあった。飄々とした闊達なユーモアと、平和への真摯な姿勢に満ちた珠玉の24篇を厳選。
  • 稲垣足穂 飛行機の黄昏
    4.0
    独特のモダニズム感覚で、今も根強い人気を誇る稲垣足穂。月や星への憧れ、ヒコーキ野郎たち礼讃、神戸の街への偏愛、そして幼少期の不思議な体験……。珠玉の随筆を精選。
  • 串田孫一 緑の色鉛筆
    3.7
    山や自然に、哲学や思想に、絵や音楽に……さまざまな表情をもつ著者による、何気ない視点の揺さぶりや虚をつく発想が気づきをもたらす、日常を変えてくれる約30篇を精選。
  • 牧野富太郎 なぜ花は匂うか
    3.5
    日本植物学の父と呼ばれた牧野富太郎。花と植物の魅力の真髄を語った表題作、「私は植物の愛人」と軽口を飛ばしつつ研究人生を振り返る「植物と心中する男」などを精選。
  • 中谷宇吉郎 雪を作る話
    4.2
    「科学のこころ」を本棚に──スタンダードブックス第4巻は雪研究の第一人者・中谷宇吉郎。代表作「立春の卵」、高野文子氏が取り上げ反響を呼んだ「天地創造の話」など13篇収録。
  • 岡潔 数学を志す人に
    3.6
    世界的数学者でありながら、日本人の心性や情緒などにも洞察を深め、多くの文章を遺した岡潔。代表作「春宵十話」をはじめ、近年世代を超えた人気を集める岡の随想を一冊で。
  • 野尻抱影 星は周る
    4.2
    古今東西の文学や民俗を渉猟し、軽妙洒脱な筆致で星を紹介した「星の文人」野尻抱影。星との出会い、抱影が特に愛したオリオン座やシリウス、四季折々の星にまつわる話などを厳選。
  • 寺田寅彦 科学者とあたま
    4.4
    科学的精神と芸術的センスが融合した珠玉の随筆を生んだ寺田寅彦。科学者は頭が悪くなければならないと唱える表題作他14篇を収録。
  • 幻獣辞典
    3.8
    セイレーン、八岐大蛇、一角獣、古今東西の竜といった想像上の生き物や、カフカ、C・S・ルイス、スウェーデンボリーらの著作に登場する不思議な存在をめぐる博覧強記のエッセイ一二〇篇。
  • 平成後を生きる日本人へ
    3.5
    日本の未来を担う若者たちに伝えておきたいことがある  知の巨人からの遺言! 「先生、日本人にこれだけは言い遺さなければならないと思われることだけを語ってください」 本書は平成24年~28年まで、渡部昇一先生を主任講師として開催された「日本人への遺言セミナー」をベースとしている。 「先生、日本人にこれだけは言い遺さなければならない、心に刻み込まなければならないと思われることだけを語ってください」そうお願いしてスタートしたセミナーは、未来を生きる勇気の種として先人たちの言葉を受け取り、自分の頭で考え、子供たちに手渡す大人でありたい、そんな渡部昇一先生の思いに満ち溢れていた。 「大丈夫、日本は日本らしくあればよい!」先生のその声が、きっと心に木霊するに違いない。 (編者より) 【目次】第1章 子供達に本当の歴史を教えよう○第2章 日本人よ、「ガッツ」を持て!○第3章 日本人の誇り○第4章 「歴史戦」をいかに戦うか○第5章 日本よ、永遠なれ○第6章 西郷隆盛に学ぶ/「朝日の落日」まで闘おう (特別収録) ※この電子版は育鵬社発行「平成後を生きる日本人へ」(2018年4月17日 初版第1刷発行)をもとに制作されております。
  • 生活の発見 場所と時代をめぐる驚くべき歴史の旅
    5.0
    各誌から絶賛のレビューが相次ぎ、世界9カ国で翻訳されているベストセラー『THE WONDERBOX』、待望の邦訳!! 愛、家族、感情移入、仕事、時間、お金、感覚、旅、自然、信念、創造性、死生観など、普遍的かつ真剣に解明すべき人生の問題にぶつかったとき、わたしたちはどのように生きるべきだろうか。大昔から繰り返されてきたこの問いは、現代社会に生きるわたしたちにとっても、変わらず、超重要な課題である。わたしたちはいつになったらこれらの悩みを解決することができるのだろうか。おそらく新しい悩みは次々と生まれ、未来永劫、むずかしいことだろう。 しかしだからと言っていたずらに落胆することもまた、無意味なことである。なぜなら少なくともわたしたちにはその解決の手がかかりとなる「歴史」があるから。自分で大胆な実験をするのは勇気がいるが、異なる時代や文化のなかで人々がどのように知恵をしぼって生きてきたのか、実践の結果をふり返り、教訓とすることができる。 人生を力強く刺激的に、より良く生きるための秘訣は、歴史の叡智にある。本書を人生のガイドブックとして、私たちの「生活の発見」を始めよう。

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  • 「幸せだった」といって死ぬために 100歳時代の食べ方・生き方
    -
    人生100歳時代、あなたはどう生きますか? 食べ物や生活習慣について考えることは、自分の人生と向き合うことでもある。「糖質が長寿遺伝子を壊す」「100歳まで歩くには太極拳」など、さまざまな見地から導きだされた長寿のための知識は、実践するごとに人生が豊かになる。医者として多くの長寿者と向きあってきた著者が、心と体の充実を説くとともに、豊かに生きることとは何かを問う。
  • 自分のことだけ考える。 無駄なものにふりまわされないメンタル術
    3.7
    ホリエモン初のメンタル本! 思い込みを振り払え、炎上を恐れるな。 メンタルコントロールの極意49。 他人の目が気になる、人前だと緊張が止まらない、モチベーションを持続できない……。 こうした心の悩みを抱え、自分のやりたいことにブレーキをかけてしまっている人は多い。 無駄なものを遠ざけ、心をフラットに生きる方法。
  • 死言状
    -
    麻雀に人生を学び、数十年ぶりの寝小便に狼狽し、男の渡り鳥的欲望について考察する。「無害で有益な人間はほとんど存在しない」「男の顔の化粧ないしカモフラージュとして、ヒゲほど有効なものはない」「美人好みはホンイチ狙い」「人間は長生きしすぎて、せっかくの完全形をみずから壊す」等々の風太郎流名言(?)も次々と登場。ナンセンスに見えて深遠。これぞ風太郎エッセイ。
  • マサイのルカがスマホで井戸を掘る話
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 マサイ族の青年ルカが綴った「マサイ通信」が書籍化! 壊れた井戸を直す資金を原稿料で稼ぐべく、マサイの生活、文化、食事、戦い、ファッションに恋愛に結婚などなどリアルなマサイを写真いっぱいにレポート。世界初(?)のネットライター・マサイが誕生!
  • ススメ⇒共働家
    3.7
    1巻1,298円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 風邪引いてるヒマもないっ! とにかく忙しい働く母が綴る葛藤とシアワセの日々! どこまで行けるか奮闘中の共働き一家! 50平方メートル賃貸マンション4人暮らし、実家サポート皆無、毎日のワンオペ育児、三人目妊活、フルタイム移行といった、 ワーキングマザーがぶつかる壁を、著者ならではのガッツと工夫で乗り超えようと奮闘する姿を赤裸々に綴ります。 苦しいほどノンフィクションなその姿に共感すること間違いなし! 【目次】 第1章:手抜き、息抜き、バンザイ! 時短家事よススメ 第2章:今日も笑顔があればいい! 働く母流子育てのススメ 第3章:つまずき、転び、前のめり! 共働きよススメ 第4章:遊べや、学べ めいっぱい! 成長のススメ 第5章:葛藤とシアワセの日々は続く! 共働きのススメ
  • 被災地で生き方を変えた医者の話
    -
    大学病院勤務の神経内科医として順調にキャリアを重ねてきた著者は、 2011年3月の東日本大震災の翌年、職を辞し、福島第一原発から一番近い病院に赴く。 時の流れとともに風化する震災の跡地にとどまる「外部者」として、 診療・地域再生に取り組む中での葛藤・逡巡、そして喜びを生々しく語るノンフィクション・エッセイ。 帯文は、南相馬市在住で著者とともにマラソンチームを形成する作家の柳美里氏。 冒頭の「小鷹さんは誠実な人だ」の一文に、全ての想いが凝縮されています。  東日本大震災が発生してからも、熊本や鳥取など、日本中で地震は継続している。 いつの世も、どこの場所でも震災は起こり得る。 直後の深刻さや被害を最小限に食い止めるためのノウハウ、災害の時にとるべき行動というような言説も大切だが、 被災地に移住して、そこで生活した支援者の生き方というものも知らせておかなければならない。 そう考えると、風化した被災地において、いまからでも語れることは、 そこで変化し続けてきた外部者の心情なのではないだろうか。課題はまだまだ残されている。 日常に復するはもちろんのこと、いやむしろ、回復してから感じる葛藤や逡巡(しゅんじゅん)のような想いを残しておくのだ。 もし、私にできる最後の仕事があるとしたらそういうことだ。 何かを得たいがために、自分の何かと引き替えに続けているわけではないが、 「気が付いたら調子にのってやっていた」という想いを説いておきたい。  本書は単なる震災の記録としてではなく、 一人の医療者が、被災現場で暮らすことによってどう変化していったのか、 その足跡に注目してお読みいただければとありがたい。 もちろん、「私のケースが理想だ」ということを言いたいわけではないし、 「これが支援者のとるべき行動だ」ということも、けっして言えない。ただ、 一時の支援のつもりで来たはずだった医師が、そこで生活の基盤を築き、 さまざまな葛藤をくぐり抜け、良いこともあれば悪いこともあり、 優しくもあり厳しくあるこの南相馬市というひとつの被災地に溶け込んでいった、 そのいきさつを伝えておきたい。  支援活動によって芽生えた新しい価値観を理解していただき、これからも震災の発生し続けるこの国において、 皆さまの行動原理の参考になれば幸いである。 ―――はじめに ■著者 小鷹昌明
  • うっかり鉄道
    4.1
    錆びた看板に初めて魅かれたのは、能町みね子が中1の時だった。そんな著者が全国ローカル線を計画性不十分にめぐるとどうなるか。「平成22年2月22日の死闘」「琺ホーロー瑯看板フェティシズム」「あぶない! 江ノ電」など、タイトルからして珍妙な乗り鉄イラストエッセイが出来上がるのです。本書を読めばあなたも鉄道旅に出たくなる……たぶん!
  • わたしの容れもの
    4.0
    人間ドックの結果で話が弾むようになる、中年という年頃。ようやくわかった豆腐のおいしさ、しぶとく減らない二キロの体重、もはや耐えられない徹夜、まさかの乾燥肌……。悲しい老いの兆しをつい誰かに話したくなるのは、変化するカラダがちょっとおもしろいから。劣化する自分も新しい自分。好奇心たっぷりに加齢を綴る共感必至のエッセイ集。
  • 101%のプライド
    3.0
    疑惑の判定負けを乗り越え、見事、世界ミドル級王者に輝いた村田諒太。常に“定説”を疑い、自ら考えて導き出した理論に基づいて、人よりも1%多く努力を重ねる。その勝利哲学が、彼を日本人初の“金メダリスト世界王者”へと導いた。不登校だった中学時代、恩師との号泣秘話、さらに知られざるタイトルマッチの舞台裏まで収録した、文庫完全版。
  • ヤクザの人生も変えた名僧の言葉
    5.0
    「明日をあてにせず、今日一日を悔いなく生きろ」(親鸞)、「目先の快楽や利益はまやかしと知れ」(空海)、「悪口は毒蛇と思って受け取るな」(蓮如)。高僧の教えに触れることで、36人のヤクザは、自分の生き方を劇的に変えた。仏教名句が、なぜ生死の狭間で生きる男たちの心を動かしたのか? 感動のエピソードとともに解釈する名僧の言葉。
  • わたし、結婚できますか?
    3.6
    週刊文春連載の、炎上覚悟の“マリコ砲”炸裂! ついに「週刊新潮」山口瞳氏の連載記録を抜いて、前人未到の三十二年目に突入! 小林麻耶さんとの結婚についての特別対談も収録。 おいしいものを食べ、ダイエットに励み、国内外を頻繁に旅行し、洋服や着物を買っては、片付けを決意する生活は変わらず。 ISの犠牲になった後藤健二さん、本を出版した少年A、川崎の男子中学生殺害事件などの時事ネタから、堀北真希さんと山本耕史さんの結婚、小林麻耶さんとの対談まで、物事の核心を突く「マリコ砲」が炸裂。 【目次】 並ぶ人 私の予定 ミュージカルだよ 帽子の話 まるで憶えられない ふつうのアナタ 生きものへの愛 スカウトされちゃった 元気な人 お母さん、お願い 絆って 金沢の物語 本屋へ行く幸せ 富山セーフ 彼女の場合 着物の運命 感じ悪い お片づけ お片づけその2 お金って…… 腹が立つこと ドラマあり 建築家 ヒールの靴 トリとイヌ 思い出すこと 観劇のあと ごきぶりホイホイ 桃の話 恋は遠い日の…… 余計なお世話 ポリスとKGB ハッピーバースデー 当事者って! 被災地のペット 酒豪志願 地の力 雑誌が教えてくれること 電車に乗って 紙が好き 京都行こう 香席です 誰か止めて たべる、のべる 一冊の本 ななつ星、おそるべし 私の名前 番外篇 私は結婚できますか? 小林麻耶×林真理子
  • 北京でいただきます、四川でごちそうさま。 四大中華と絶品料理を巡る旅
    3.8
    パンダが汚れてる!? グーグルマップが使えない!? トイレが×××!? でも掴まれた胃袋が何度でも僕を中国へ向かわせる。北京ダック、上海蟹、点心、火鍋などの四大料理の王道を制覇しつつ、珍料理にも舌鼓を打つ。突っ込みドコロはあるものの、一昔前のイメージを覆すほど進化した姿がそこにあった。食べて呑んで好奇心が満たされる弾丸旅。
  • 私を通りすぎたマドンナたち
    -
    淑女、女傑、猛女…… 彼女たちとの出会いで私は鍛えられた 吉田茂の三女・麻生和子、国民的作家・塩野七生、名ピアニスト・中村紘子。そして、緒方貞子、櫻井よしこ、阿川佐和子……。「ミスター危機管理」が、生涯で邂逅した“マドンナ”四十二人との思い出を語る。解説・石井英夫
  • ラオスにいったい何があるというんですか?
    4.0
    そこには特別な光があり、特別な風が吹いている――ボストンの小径とボールパーク、アイスランドの雄大な自然、「ノルウェイの森」を書いたギリシャの島々、フィンランドの不思議なバー、ラオスの早朝の僧侶たち、ポートランドの美食やトスカナのワイン、そして熊本の町と人びと――旅の魅力を書き尽くす、村上春樹の紀行文集、待望の文庫化!カラー写真を多数収録。
  • 人生の大切なことに気づく 奇跡の物語
    4.5
    人生の大切なことに気づくことができる、39の奇跡の実話を収録しました。 【発売前に本書を読んだ読者から、感動の声が続々!】 「当たり前だと思っていた日常が実は奇跡の連続だったことに気づいて、何気ない日々が愛おしくなりました。」 -20代女性 「感謝を伝えられる時に伝えないとあとで後悔すると思って、家族に思わず電話を掛けてしまいました。」 -30代男性 「就職活動でうまくいかない時期にこの本と出会って、そうかこう考えれば良いのかと心が軽くなりました。社会人になっても、読み返してこの気持ちを忘れずにいたいです。」-20代男性 「自分にとって気づきがあるだけでなく、大切な人にシェアしたくなる珠玉の短編集だと思います。」 -40代女性 「寺井さんの温かい眼差しで選ばれたエピソードは教育の現場でも活用したいです。物事の本質を捉えたストーリーを気軽に読めるのがこの本の凄いところ。」 -50代男性 「無理に泣かそうとするあざとさが無いので自然と読めて、気が付いたらほろりと涙がこぼれました。」 -30代女性
  • 坂の下の湖
    3.7
    ゆるやかな下降路線に入って久しい、平成の日本。格差も広がり、ついついうつむきがちになるけれど、そんなに悲観しなくても大丈夫。下り坂をマイペースに歩いてゆけば、いつかきっと、自分だけのオアシスが見つかるはず――。世の中を広く見つめ、仕事や恋愛、結婚、趣味などさまざまなトピックから、成熟の時代の生き方を真摯に軽やかに提案する。「R25」連載の好評エッセイ第3弾。
  • たべもの九十九
    3.3
    完璧よりも、ちょっと足りないくらいの方が落ち着くし、おいしい。 料理家・高山なおみが神戸へ移住して綴った食の新境地。 100にはひとつ足りない、自身初の挿画と25のレシピとともに書き下ろした食べものあいうえおエッセイ!!
  • 後藤さん、今日はどちらへ? 地元な暮らし(大和出版)
    5.0
    【複数色を使用したコンテンツです。モノクロ端末では一部読みづらい場合がございます。】「沼津だから私はお店を開こうと思ったし、沼津じゃなくちゃお店はやっていなかったと思います」雑貨屋「hal」のオーナーで、今やその暮らしぶりが大人気の後藤由紀子さん。後藤さんの地元である、三島、沼津ってどんなところ? 美味しいものはもちろん、富士山の壮大さ、海や川の美しさ、商店街のあたたかさ……、この本では、地元を愛する後藤さんならではの目線で、撮り下ろしの写真とともに「私なりの今の地元」「昔も今も変わらない地元」「子育てをしていたころの地元」「人と人があたたかい地元」を紹介します。同級生と一緒に、あるいは子供と一緒に、ときどきは、ひとりで。どんなときも、ずっとずっとあたたかく見守ってくれたこの街は、なぜかほっとする。なぜか自分に合っている気がする。あらためて、大好きな地元について考えてみたら、たくさんの発見がありました! あなたも、忙しい毎日でも、ふと立ち止まって、「地元」を見直してみませんか?

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  • 泣きたくなったあなたへ
    4.2
    「くらしのきほん」編集主幹の松浦弥太郎さんが贈る、静かな夜にこそ読んで欲しい、個人的なおしゃべりのような24のエッセイと小さな気づき。ウエブサイト「くらしのきほん」に夜八時から朝五時の夜間限定で掲載されたエッセイ「泣きたくなったあなたへ」に加筆、修正をし、本書のために新たに書き下ろした「小さな気づき」を知恵のあるヒントとして付け加え再編集しました。読む人の隣に座って語りかけるような個人的で親密なエッセイと、読む人の役に立つようにと工夫して書かれた「小さな気づき」の数々は、著者自身と同じように、ときに迷うすべての人の人生の道しるべとなるでしょう。

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  • 「五足の靴」をゆく
    4.0
    1巻1,408円 (税込)
    明治40年夏、与謝野鉄幹と若き北原白秋、吉井勇、平野萬里、木下杢太郎が、南蛮文学やキリスト教伝来に興味を抱いて九州でひと月の間、実り多き旅をした足跡を丹念に辿る。
  • 岡尾美代子の雑貨ヘイ!ヘイ!ヘイ!
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 雑貨スタイリストの先駆け、岡尾美代子の雑貨と旅と日々の暮らし。旅先で日々の暮らしの中で出会う「小さな物」への愛情。岡尾美代子の目で、暮らしを取り巻くさまざまな雑貨を眺めれば、日々が愛おしく輝きはじめます。岡尾美代子が撮った雑貨とエッセイにファンも多い、雑誌フィガロジャポンの人気連載をまとめた1冊です。
  • 偏愛読書トライアングル
    4.2
    書評やインタビューにひっぱりだこ、「王様のブランチ」ブックコーナーのブレーンも務める著者が、古今東西、本当に好きな本だけを紹介した、極私的かつ普遍的なブックガイド。読書生活を豊かにしてくれること間違いなし。エンタメも、純文学も、海外文学も、ノンフィクションも、面白くない本は一冊もなし。
  • 俺はNOSAKAだ ほか傑作撰
    -
    稀代のトリックスターが素顔を明かし感動極まる表題作、前人未到の絶品「骨餓身峠死人葛(ほねがみとうげほとけかずら)」など短篇の他、「火垂るの墓」の原点「プレイボーイの子守唄」、「山椒魚」末尾削除問題への疑問、大島渚監督への詫び状、田中角栄追悼の名エッセイ、さらに坪内祐三との対談を附す。 ※単行本に収録の「戦争童話集沖縄篇 石のラジオ」は電子書籍版には収録しておりません。
  • キクコさんのつぶやき 83歳の私がツイッターで伝えたいこと
    完結
    -
    「この歳になった今だからこそ言えるんです。年寄りを敬えだなんて、冗談じゃありません」…83歳の著者のこの意外な言葉の真意とは? なんとそのフォロワー数8万9196人! (2018年1月現在) 豊かな人生経験と理知的感性に裏打ちされたつぶやきで絶大なる支持を得る“世界一のツイッターおばあちゃん”が、 自らの名言・金言ツイートの数々をナマの言葉でとことん掘り下げます! 共感、納得、感動、爆笑…スッキリ爽快、読めば元気の出るヒューマン・メッセージBOOKの決定版! ●おもな名言・金言ツイート● 「お年寄りを敬いましょう、にはほんとに違和感を感じる。いるだけで周りは気を遣うもの。 年寄りこそ周りの人に感謝の念を持つべきものと思う。そこまで生きてこられたことにも」 「タチの悪い姑、基本、頭が悪い。性格が悪い。その他悪いものがいっぱい。 いい姑になるわけない条件が揃っている」 「駄目女は女の敵」 「どういう言葉を使うかに、その人の考えを読み取ることができる。嫁をもらう。これはもらったらこっちのもの。 こっちの家のもの。我々に従ってもらう。我々の世話や介護をしてもらう。つもりなのです」 「子供を自立させるまでが親の務め。その後は自分の老後を考えて準備する期間」 「人に自分の世話をさせることは、人の時間を奪うことです」 「今はセックスレスの夫婦が多いというが、要は体力と気持ちの在り方なのではないかと思う」 「無知と吝(ケチ)が結び合ったら箸にも棒にもかからない」 「私は子供のころから色々感じて、こうはなりたくないということを強く感じて、そうならないように努力してきました。その結果が今の在り方になっています」 「男性は肩書がないと動けないのだとか。女性は何の肩書もなく生きるのに慣れているのですね」 …他、まだまだいっぱい!
  • 晩酌パラダイス<春編> ~今宵も酔いし、美味し、楽し
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    気づけば桜は満開中、春の訪れに心も弾む。仕事は一段落してないけど、もういいや。よっしゃ、晩酌突入~。ホタルイカにふきのとう味噌、ぬる燗にしてひと口。うん、生の香りがひっこんで、濃諄な旨味がひきたってきた。やっぱり春の宵はぬる燗に限るわな……。春編は、呑み仲間ゲンちゃんから飲食情報を仕入れ、安くてうまい韓国料理を求めて釜山まで。春もすばらしき晩酌道が待っていた!大人気の晩酌エッセイ春編、お待ちどうさまです。 ※本作品は、『晩酌パラダイス 今宵も酔いし、美味し、楽し』の第一章「今宵の晩酌 春編」を抜粋してまとめたものです。 (目次) ◆ホタルイカとふきのとうの宴 ◆あなたワサビを溶きますか? ◆許せぬ言葉 ◆利き酒飲むか吐き出すか ◆釜山港で飲め!
  • やらない理由
    3.7
    虫のいい話のどこが悪い!? 自虐の神がお届けする新刊はいまだかつてないくらい超ポジティブ! cakesの人気連載「やらない理由」が待望の書籍化! 自分のワガママを許すと、気がラク~~~になるんです。 Q)以下のジレンマ、あなたはいくつ当てはまりますか? ・痩せたいが、食べるのを我慢するのは嫌 ・部屋はきれいしたいが、片付けするのは嫌 ・寂しがり屋だが、人付き合いは嫌 ・結婚したいが、縛られるのは嫌 ・浮気したいが、浮気されるのは嫌 ・SNSに「いいね!」してほしいが、「いいね!」するのは嫌 ・話は聞いてもらいたいが、あれこれ言われるのは嫌 ・セックスはしたいが、自分から積極的に誘うのは嫌 ・浮きたくないが、人とかぶるのは嫌 ・優しい男は好きだけど、優しすぎる男は嫌 3つ以上当てはまってしまったあなた、 自分の虫のよさに嫌気がさしていませんか? メンヘラになっていませんか? ジレンマに苦しめられるのは万病のもとです。 一人でも多くの人が健やかな心を保つために、 自分勝手な虫のいい話がいかに正しいことか、 カレー沢薫氏が立ち上がり、理論的に解説します。 あなたがやるべきことは、 反省ではなく、自己肯定である!!!!! 心にもやもやが沸き起こったら、 何度でも繰り返し読んでみてください。
  • 東京の夫婦
    4.0
    「僕、51歳、福岡出身。M子、31歳、茨城出身。東京で出会った」 東京で家族を失った男に、東京でまた家族ができた。 夫は、作家で演出家で俳優の51歳。妻は、31歳の箱入り娘。 東京で出会って、東京で夫婦になった。 ときどきシビアで、ときどきファンタジーで。 東京の夫婦はたくさんいる。そのどれにもドラマがある。 これも一つの東京の夫婦のストーリー。 「大人計画」を主宰し、 作家、俳優として活躍する松尾スズキさん。 2014年に「普通自動車免許を持った一般の女性」 (著者twitterより)と再婚した松尾氏が その結婚生活を綴ったエッセイ「東京の夫婦」 (雑誌GINZAで2015年より連載)が単行本化。 松尾氏ならではの諧謔的で赤裸々な描写に笑いつつ、 ときに本質を鋭く見据えた視点からあぶりだされる 「今の社会に漂う閉塞感や歪み」に共感させられる、 多面的な魅力を持つ作品となりました。 「今までの著作の中で最も文章を練り上げて書いたものの一つ」と著者も認める、 34の「結婚」の像。 「この本には、僕が大好きな松尾さんがたくさん詰まっています」 (帯コメント・星野源)
  • ピースフル権化
    4.4
    Twitterで紡ぐやさしい言葉が若い女性を中心に人気の蒼井ブルー氏はじめての文芸エッセイ。日記形式でつづられる、笑えて泣けてニヤニヤできる日常。毎日は幸せなことばかりじゃないし、悲しいことやイライラすることやむかつくこともあるけれど、でも幸せって確かに存在している。 人の日常をうらやむな、自分の毎日が愛おしくなる一冊。
  • 風待ちの港で
    5.0
    ひたすら純文学にこだわった20代。ハードボイルドを書き続けた30代。日本の時代小説から『三国志』『水滸伝』に転進した40代。そして、50歳。人生の折り返し地点。しかし、その年齢になってこそ手に入れられるタフネスというものがある。新しい風よ、吹け。変革はこれより始まる。作家・北方謙三の現在、過去、そして、未来への宣言の書。
  • 生き方、六輔の。
    値引きあり
    3.3
    永六輔さんの著書が、待望の電子書籍化! ――天才の秘密はかなりの部分で解明されたが、それでもまだ十分ではない。もともと永六輔という存在そのものが不可解なのである。しかし、これまでに本書のようなものが出版されたことがあっただろうか。つまり、解剖しきれなかった部分については、これからも私は執拗に挑戦するつもりである。 『生き方、六輔の。』によって、あなたの生き方も変わる。私はそう確信している。 矢崎泰久 ――あとがきより
  • 老い方、六輔の。
    値引きあり
    4.0
    永六輔さんの著書、待望の電子書籍化! よく老いることは独り上手になることです。生きるということ、死ぬということ、「選べる死」があってこその人生設計、言葉にもっと敏感になろう、もう1人の自分と出会う旅など、「生き方の達人」が提案する老い方の極意。
  • Hospital column (老頭児のつぶやき)2006年~2016年千葉徳州会病院広報誌『なのはな』より
    -
    ダジャレセンスのある院長、「憎まれっ子 世にはばかる」を地でいく常務理事、ブラジャーの重要性を説くおじいちゃん医師……。千葉徳洲会病院での日常を、“診療情報管理士の筆者がオバサン”ならではの目線でユーモラスに暴露!思わずクスッと笑ってしまう、約10年間院内広報誌に連載していた名物コラムの集大成。

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  • 家と庭と犬とねこ
    3.5
    子ども時代、東北での農場暮らし、犬や猫や食べもののこと……日本の児童文学に大きな実りをもたらした著者が、ささやかな日常の出来事をのびやかに綴った生活随筆集。単行本を再編集、新規三篇収録。
  • わたしの 「もったいない語」辞典
    3.0
    「銀幕」「ペーペー」「Gジャン」「アンドロイド」「達者で」――など「あまり聞くことのなくなってきた“もったいない”言葉」を、自身の体験談とともに厳選。作家・文学者・俳人など言葉のプロ150人が選んだ言葉に込められた想いに、共感するもよし、新たな発見を見出すもよし。どこから読んでも楽しいエッセイ集。 <“もったいない語”の例> 「朝ぼらけ」……横文字にはない感覚(逢坂剛) 「恐れ入ります」……礼を失しない交渉術(岸本葉子) 「光栄です」……謙虚な姿勢を表現(佐藤智恵) 「シャレ」……=「親父ギャグ」にあらず(南伸坊) 「せどり」……知識と経験で転売 今は昔(北原尚彦) 「底力」……爆発させれば夢は叶う(市川染五郎) 「到来」……はるか遠くの美味しさ(小川洋子) 「鳴かぬなら…」……嘘もおもしろい(阿刀田高) 「ハンサム」……立ち居振る舞いも問われた(プチ鹿島) 「一っ走り」……自然で粋で頼もしい(福原義春) 「フィルム」……栄華極めた絶滅危惧種(手塚眞) 「まあ大変」……大事装った趣深い造語(泉麻人) 「万年筆」……書き癖に染めて楽しく(高野史緒) 「民芸」……「嬉々」が包み込む風景(ねじめ正一) 「利休鼠」……感性豊か 和の色名(里中満智子)
  • アンコールワットの「発見」(タイ篇)
    -
    1~3巻825~1,155円 (税込)
    【The Discovery of Angkor Wat】 19世紀、なぞに満ちたインドシナの王国の奥地。その森のなかには地元の人たちのみが知るクメール芸術の至宝がたたずんでいた。フランス人旅行家アンリ・ムオ(1826-61)は、バンコクからカンボジア海岸部、首都ウドン、プノンペン、トンレサップ湖をへて、シェムリアップに到達。そこで見たアンコール・ワットの大伽藍を詳細に記述し、世界に紹介した。 その後、旅を続けたムオは、「冷王が森」を越えてラオスへ足を伸ばし、ついにルアンプラバンに達するが……。情熱に突き動かされて旅を続け、35歳の若さで生涯を終えた探検家の「魂の記録」が読みやすくなって3分冊で登場!! [電子書籍版]第1巻(『アンコールワットの「発見」』の1~10章まで)では、ムオが訪ねたバンコクの街、タイ王宮の様子、またチャオプラヤー河を遡航して着いた旧王都のアユタヤ、漁船に乗ってチャンタブリーへ向かう旅など、タイ篇を収録。 [電子書籍版]第1巻タイ篇の目次 序 第1章 航海 第2章 バンコクの住民 第3章 王宮 第4章 寵妃と娘子軍 第5章 博奕と芝居 第6章 チャオプラヤー河の遡航 第7章 寺とパゴダ 第8章 バンコクへ帰る 第9章 漁船の旅 第10章 山の生活 1939年に刊行された『シャム、カムボヂァ、ラオス諸王國遍歴記』(大岩誠訳/改造社)を改題して分冊、現代仮名遣いに変更。ムオのたどった道など、豊富な図版をあわせて。

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