作品一覧

  • 赤き心を おんな勤王志士・松尾多勢子
    5.0
    1巻1,029円 (税込)
    もし彼女の働きがなかったら、日本の歴史が少し違ったことになっていたかもしれない(著者) 52歳で志を立て、信州飯田から京へのぼった歌人・多勢子は、 岩倉具視の命を助け、孝明天皇暗殺の幕府方の密謀を探り出すなど 若き男性志士たちと共に命がけで国事に奔走する。 「武士(もののふ)の 赤き心を語りつつ 明くるや惜しき、春の夜の夢」(松尾多勢子) 随所にちりばめられる多勢子の和歌。その歌に込められた想いとは――。 明治維新の渦中、国ために戦った女性勤王志士の物語! 著者による「文庫版に寄せて」を加筆! 巻末には文芸評論家の縄田一男氏による「解説」を掲載!
  • 負けない人生
    5.0
    1巻814円 (税込)
    聖教新聞紙上に掲載され大好評を博した「古川智映子の負けない人生」の内容に著者みずから大幅に加筆し、一冊のエッセイ集に。 最愛の夫の裏切り、次々に襲いかかる病魔、NHK朝ドラ『あさが来た』の原案作『小説 土佐堀川』創作秘話まで。 日々を生きていくなかで著者が常に心に留めていたのは、「幸福になりたい」「負けない」という2つの言葉でした。 多くの人との出会い、そして人生の師匠からの励ましによって、著者の波瀾万丈の人生はやがて大きく拓かれていくことに。 すべての病魔を見事に克服し、90歳の現在を元気に溌剌と過ごしている著者・古川智映子さんのこれまでの「負けない人生」は、 行く先不透明で困難な時代を生きる私たちの生き方に、大きなヒントを与えてくれるに違いありません。
  • 家康の養女 満天姫の戦い
    4.5
    1巻1,029円 (税込)
    「おなごはいくさの役には立たぬかもしれぬ。 だが、もっと大きな働きで陰の役割を担うこともできるのじゃ」(徳川家康) 関ケ原後、いまだ不穏な動きを見せる奥州。 家康の画策で津軽藩主・信枚に嫁いだ満天姫。 慣れない最果ての地での正室としての暮らし。 前夫である福島家の息子の存在。 襲い来る飢饉。 信枚への想い―― そして大切な人たちの死。 すべては江戸と津軽のために。 これは――女の関ヶ原! 「争うよりも、相手の真心を引き出し、いかようにして味方につけていくか。そこに思いをいたさねばならぬ。相手ではない。自らの生き方にかかわることじゃ」(満天姫) 波乱に満ちた家康の養女の生涯! 巻末には、直木賞候補でいま大注目の作家・永井紗耶子氏による特別解説を掲載!
  • きっと幸せの朝がくる
    4.0
    1巻825円 (税込)
    人生のどん底で知った、どんな苦難にも負けない広岡浅子の生き様に励まされながら、やっとの思いで書き上げた『小説土佐堀川』が、刊行から27年を経て、朝ドラ「あさが来た」の原案本となる。それまでの軌跡は、著者自身の蘇生のドラマでもあった。「苦しんだ人こそ幸せになれる」を信条に生きてきた、85歳の「答え」がこの1冊に凝縮!
  • きっと幸せの朝がくる 幸福とは負けないこと
    4.0
    1巻990円 (税込)
    高視聴率を記録したNHK連続テレビ小説「あさが来た」の原案者・古川智映子さん84歳が、自身の波瀾の人生をとおして掴んだ幸せの秘訣を初めて伝えます。それは究極「負けない心」を持つこと。人生、良いことが不思議、悪いことが当たり前。何があっても「負けない心」が幸福に向かっていける原動力となるのです。
  • NHK連続テレビ小説 あさが来た 上
    4.0
    1~2巻1,144円 (税込)
    今の世の中には、もうじき新しい朝が来ます。 うちは……新しい商いをしたいと思うております。 京都の豪商の家に生まれ、おてんば娘に育ったヒロイン・あさ。しとやかで優しい姉のはつ。ふたりは生まれた時から結婚相手が決まっていた。 それぞれ大阪で一、二を争う両替屋に嫁ぐものの、明治維新の荒波にのまれ、はつの嫁ぎ先は倒産。あさの嫁ぎ先もやがて蔵の中は空っぽに。 しかし、あさは「気前のいいボンボン」の夫に代わって商いを学び、持ち前の前向きさで多くの人の助けを得ながら事業を成功させていく。 激動の幕末から明治・大正時代の大阪で、「いまより少しでも皆が幸せな世の中の実現」のため時代に先駆け、銀行・生命保険会社・日本初の女子大学の設立に尽力した白岡あさの感動の物語。平成27年度後期連続テレビ小説を完全ノベライズ!
  • 文庫版 小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯
    4.2
    1巻662円 (税込)
    文庫・50万部突破!! 連続テレビ小説「あさが来た」原案本 宮本輝氏絶賛!! 「読んでいて溜息をつくほどの ひとりの女性の一念の凄さ、 そして鬼気迫る行動力!」 近代日本の夜明け。未だ女性が社会の表舞台に 躍り出る気配もない商都大坂に、溌剌たる女性がいた! 常に全力、七転八起を超える九転十起のがんばりで、 大坂の豪商加島屋を切り盛りし、命の重さに想いを馳せ大同生命を興す。 女性教育にも心血を注ぎ、日本女子大学の創立にも関わった さっそうたる女性の一代記!!

ユーザーレビュー

  • 家康の養女 満天姫の戦い

    Posted by ブクログ

    最近ほっこりとした小説ばかり読んでいたので久々の女の闘いを読んで奮い立つ。のは大げさだけど人との争いは避けて通れないけど、真実が分かるまで事を荒立てない、取り乱すことなく時機を待つことや粘り強く相手を説き伏せることを満天姫から学ぶ。青森は全然馴染みがない武将ばかりだったが満天姫を焦点に動いていたので難しくなく読み終える。
    人生の中で合わない人や嫌がらせをする人もいるが満天姫は天下の大御所の養女であったのでプライドも高いだろいにぐっと抑えて堪えていた、そんな満天姫を見習いたい。

    0
    2025年06月08日
  • 負けない人生

    Posted by ブクログ

    言葉一つ一つが、とても研ぎ澄まされている。
    無駄が無い様に思う。
    負けなければ、最後は必ず幸福になる。
    それは、希望であると共に、決意の故なんだと思う。
    そして、それは、強さ。

    負けっぱなしの自分の人生も、最後は勝ちたいと思う。
    何度でも読み返したい一冊なった。

    0
    2025年03月01日
  • 家康の養女 満天姫の戦い

    Posted by ブクログ

    徳川家康の養女、満天姫は前夫福島正之の死により一度徳川家に戻るが再び津軽の二代藩主信枚と婚姻する。家康の仕組んだ天下安泰のための政略結婚であった。この結婚にも様々な困難が待ち受けていた。信枚の正妻を死に追いやったこと、家康が倒した石田三成の娘を信枚が側室としていたこと、信枚が小姓とも関係を持っていたことなど。それでも満天姫は津軽のため、信枚のためにと気丈に振る舞いやがて信枚も満天姫を愛するようになる。信枚も満天姫も50代という若さで病で亡くなる。100までも生きる現代の私達に比べてなんという寿命の短さであろうか。また生きていく上でも女は政略に使われ、夫を立てて生きていた。そして我慢強く、芯も強

    0
    2025年02月15日
  • 文庫版 小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    幕末の「尊王攘夷派」「佐幕派」「公武合体派」の三つ巴の混乱の中に、商人ならではの戦いがあったことを知った。商人には、朝廷派だとか佐幕派だとかの政治的側面よりも、どちらに就くことが事業の存続につながり、どちらのほうが儲かるのか(損をしないのか)の判断が重要であり、つまりは先見の明が必要であった。

    この難しい時期に、豪商三井から大阪の両替商「加島屋」に嫁いだ広岡浅子がこの小説の主人公。一言でいうならば女性剛腕実業家だが、ほとんど100%男性社会と言えるこの時代にあって、女性でこれだけのことを成し遂げた人物がいたとは驚きだ。

    幕府による政権、廃藩置県、明治維新、西洋の経済の仕組み導入、新政府の強

    0
    2023年10月13日
  • 赤き心を おんな勤王志士・松尾多勢子

    Posted by ブクログ

    古川千映子の赤き心を女勤王志士⋅松尾多勢子を読みました。
    松尾多勢子は実在の人物ですが、余り知られてはいません。
    私も初めて聞く名前でした。
    働き者で、庄屋の松尾家に嫁ぎ嫁を貰うなら松尾家の嫁のよう女を貰えと言われるくらいです。
    歌人でもあり、10人の子を産んで、52歳の時に勤王志士として隠密活動をするため京に上ります。
    松尾多勢子が居なかったら少し歴史が変わったかもしれないと言うほどの活躍をしました。
    なかなか面白かったです。

    0
    2023年07月20日

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