古川智映子のレビュー一覧

  • 文庫版 小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯
    幕末の「尊王攘夷派」「佐幕派」「公武合体派」の三つ巴の混乱の中に、商人ならではの戦いがあったことを知った。商人には、朝廷派だとか佐幕派だとかの政治的側面よりも、どちらに就くことが事業の存続につながり、どちらのほうが儲かるのか(損をしないのか)の判断が重要であり、つまりは先見の明が必要であった。

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  • 赤き心を おんな勤王志士・松尾多勢子
    古川千映子の赤き心を女勤王志士⋅松尾多勢子を読みました。
    松尾多勢子は実在の人物ですが、余り知られてはいません。
    私も初めて聞く名前でした。
    働き者で、庄屋の松尾家に嫁ぎ嫁を貰うなら松尾家の嫁のよう女を貰えと言われるくらいです。
    歌人でもあり、10人の子を産んで、52歳の時に勤王志士として隠密活動を...続きを読む
  • 文庫版 小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯
    幕末から明治、大正という激動の時代に「九転十起」の精神で様々な苦難を乗り越え実業家として、女性の社会進出の先駆けとなった広岡浅子さんの生涯を描いた作品。

    男女関係なく、浅子さんの気持ちの良い性格に惹かれてしまうのは私だけではないでしょう。

    ドラマの原作にもなったみたいですね。
    オススメです♪
  • 負けない人生
    波乱万丈の人生の最終章に幸せになっていった。あきらめずにかちとった。負けない人生の実証の書、人生これからと、勇気と生きる希望をもらいました。感謝です。
  • 文庫版 小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯
    文章はボリュームのあるところと淡々と出来事を書くところの調整がうまいなぁと。
    広岡浅子さん。強くて素晴らしいだったんですね。
  • 文庫版 小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯
    朝ドラ「あさが来た」の原作です。
    ドラマが面白くて本作を読んだのですが、ドラマもビックリな生き様にひたすらページを繰っていました(笑)
    炭鉱に単身乗り込んで事業を始めたり、女子の高等教育機関を創る顧問になったり、中小会社の互助機関を創ったり、自分の病気(ガン)を吹っ飛ばしたり。
    豪商三井家の後ろ盾が...続きを読む
  • 文庫版 小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯
    朝ドラの原作ということで知った作品でした。大同生命を作った人のドラマらしいといことで、ほとんどドラマも見ていなかったため、どんな人かと読んでみたら、想像以上にすごい人生だった女性の話でした。

    こんなに広い視野をもって、先を読んで、世の中のためになることをと考えながら、日本が近代化していく時代の中を...続きを読む
  • 文庫版 小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯
    転んでもタダでは立ち上がらない女性。広岡浅子。
    男尊女卑の文化が残る時代、自らの才覚を元に起業家として邁進する浅子の姿にたくましさは女性起業家の魁とも言える。

    ・自分から始めたことやないか、頑固にやり通すしかない。
    ・仕事は命がけや。死んでも仕事は残る。そういう仕事をしなあかん。
    ・勝たなあかんで...続きを読む
  • 文庫版 小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯
    あさが来たのヒロイン広岡浅子さんの半生を描いている本です。あの時代に女性が強く生きるという事は難しかったはずですが、どんな困難があっても突き進むあさの姿はかっこいいです。「九転十起」をモットーに普通より二回多く転び二回多く立ち上がる。最後まで読むとあさの人生そのものだなと感じました。恵まれている今の...続きを読む
  • NHK連続テレビ小説 あさが来た 下

    やはりいいなぁ!

    朝ドラで観てファンになりました!やっぱり面白いし 泣ける!あさの一生懸命な姿勢は 真似しなければいけないし、新次郎のあさへの思いは うらやましい限りです!ドラマも良かったが、小説もまたいい!ぜひ読んでいない方は 読んで『あさが来た』ワールドへ行って来てください!後悔はありません!道の陰からあさが『...続きを読む
  • 文庫版 小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯
    著者、古川智映子さんの丁寧な取材と描写で、広岡浅子の生涯がイキイキと伝わってきます。
    振袖の袖をまくりながらガニ股で歩いた姿、肺病をおして嫁ぎ先の資金繰りのために走り回った姿、融資を断った恨みを買い刺されながらも一命をとりとめた姿など、当時の様子が生々しく想像できました。

    幕末から明治、大正と時代...続きを読む
  • 文庫版 小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯
    朝ドラ「あさがきた」主人公の広岡浅子が三井家から加島屋に嫁いだのちの生涯を描いた作品。母校の創立に関わった女性の話と聞いて、興味を持って読んだ。
    在学中、「男性と同等に学ぶこと、社会に還元するために働くこと」を強く教え込まれたのを思い出す。女子大学校創立の契機となったのは成瀬先生自身の梅田女学校時代...続きを読む
  • 文庫版 小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯
    あさちゃんにに元気もらった。
    自分の子供が生まれたら、名前は『あさ』と『えん』にしようと思っている。

    後、小藤【ともちか】って、信五郎さんとの子供産むのね。
  • きっと幸せの朝がくる
    漱石のことば に続きエッセイを読んで

    人生の見方が人によってここまで違うのだ
    同じ人生なら、漱石ではなく古川さんのような捉え方で生きたほうが、楽しいでは?
  • 文庫版 小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯
    以前に読んだ玉岡かおるさんの『負けんとき』に出て来た広岡浅子さん。とても懐の深い女性で、魅力を感じていました。その後、NHKの朝ドラ「あさが来た」で、彼女の生涯が描かれると知り、ドラマをほとんど見ない私が、毎朝欠かさず見ています。ドラマの原案本ということで手に取りましたが、激動の時代に、女性が色々な...続きを読む
  • 文庫版 小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯
    ・口答えはあかん。人間、修行中は、無理なことかて工夫してやる気にならなあかんのや
    ・環境が悪い、条件が悪いいうて不満いうたかて、人間大きゅうはならん。自分を深めるためは、悪い条件の中でうんと苦労することや
  • 文庫版 小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯
    「あさが来た」原作本。懐かしいな…。
    広岡浅子の生涯を描いたノンフィクションだが、
    彼女の豪快で気高い生き方は抜群に面白い。
    ドラマも良かったが、浅子さん本人もスゴイお方や。
  • 文庫版 小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯
    あっさりと読みやすい本。でも内容が衝撃的ですごーいなこれ。ドラマ2回しか観てないが内容がかなり違った。
  • 文庫版 小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯
    古川智映子 さんの初読み。

     朝ドラが放映されていた頃、どこの書店へ行っても大量に平積みされていた作品。そもそも朝ドラに興味が無い人間なので、当然この本も、完全スルー。
     先日、たまたま、古書店にて程度の良い本が安価で売られていたので試しに読んでみようかと・・・。

     いやあ、圧巻。
     広岡浅子さ...続きを読む
  • 文庫版 小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯
    ドラマを見ていたので読んでいても勝手に脳内で映像化されていきました。

    私は当たり前に学べる時代に生まれたけど、あまり学ぼうとしていなかったな…。

    彼女のように学ぶということに貪欲になっていたら現在とは異なる人生になっていたと思います。

    いや、今からでも遅くないから貪欲に学び続けよう。

    商売人...続きを読む