古川智映子のレビュー一覧

  • 家康の養女 満天姫の戦い

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    最近ほっこりとした小説ばかり読んでいたので久々の女の闘いを読んで奮い立つ。のは大げさだけど人との争いは避けて通れないけど、真実が分かるまで事を荒立てない、取り乱すことなく時機を待つことや粘り強く相手を説き伏せることを満天姫から学ぶ。青森は全然馴染みがない武将ばかりだったが満天姫を焦点に動いていたので難しくなく読み終える。
    人生の中で合わない人や嫌がらせをする人もいるが満天姫は天下の大御所の養女であったのでプライドも高いだろいにぐっと抑えて堪えていた、そんな満天姫を見習いたい。

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    2025年06月08日
  • 負けない人生

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    言葉一つ一つが、とても研ぎ澄まされている。
    無駄が無い様に思う。
    負けなければ、最後は必ず幸福になる。
    それは、希望であると共に、決意の故なんだと思う。
    そして、それは、強さ。

    負けっぱなしの自分の人生も、最後は勝ちたいと思う。
    何度でも読み返したい一冊なった。

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    2025年03月01日
  • 家康の養女 満天姫の戦い

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    徳川家康の養女、満天姫は前夫福島正之の死により一度徳川家に戻るが再び津軽の二代藩主信枚と婚姻する。家康の仕組んだ天下安泰のための政略結婚であった。この結婚にも様々な困難が待ち受けていた。信枚の正妻を死に追いやったこと、家康が倒した石田三成の娘を信枚が側室としていたこと、信枚が小姓とも関係を持っていたことなど。それでも満天姫は津軽のため、信枚のためにと気丈に振る舞いやがて信枚も満天姫を愛するようになる。信枚も満天姫も50代という若さで病で亡くなる。100までも生きる現代の私達に比べてなんという寿命の短さであろうか。また生きていく上でも女は政略に使われ、夫を立てて生きていた。そして我慢強く、芯も強

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    2025年02月15日
  • 文庫版 小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯

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    ネタバレ

    幕末の「尊王攘夷派」「佐幕派」「公武合体派」の三つ巴の混乱の中に、商人ならではの戦いがあったことを知った。商人には、朝廷派だとか佐幕派だとかの政治的側面よりも、どちらに就くことが事業の存続につながり、どちらのほうが儲かるのか(損をしないのか)の判断が重要であり、つまりは先見の明が必要であった。

    この難しい時期に、豪商三井から大阪の両替商「加島屋」に嫁いだ広岡浅子がこの小説の主人公。一言でいうならば女性剛腕実業家だが、ほとんど100%男性社会と言えるこの時代にあって、女性でこれだけのことを成し遂げた人物がいたとは驚きだ。

    幕府による政権、廃藩置県、明治維新、西洋の経済の仕組み導入、新政府の強

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    2023年10月13日
  • 赤き心を おんな勤王志士・松尾多勢子

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    古川千映子の赤き心を女勤王志士⋅松尾多勢子を読みました。
    松尾多勢子は実在の人物ですが、余り知られてはいません。
    私も初めて聞く名前でした。
    働き者で、庄屋の松尾家に嫁ぎ嫁を貰うなら松尾家の嫁のよう女を貰えと言われるくらいです。
    歌人でもあり、10人の子を産んで、52歳の時に勤王志士として隠密活動をするため京に上ります。
    松尾多勢子が居なかったら少し歴史が変わったかもしれないと言うほどの活躍をしました。
    なかなか面白かったです。

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    2023年07月20日
  • 文庫版 小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯

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    幕末から明治、大正という激動の時代に「九転十起」の精神で様々な苦難を乗り越え実業家として、女性の社会進出の先駆けとなった広岡浅子さんの生涯を描いた作品。

    男女関係なく、浅子さんの気持ちの良い性格に惹かれてしまうのは私だけではないでしょう。

    ドラマの原作にもなったみたいですね。
    オススメです♪

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    2023年02月12日
  • 負けない人生

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    波乱万丈の人生の最終章に幸せになっていった。あきらめずにかちとった。負けない人生の実証の書、人生これからと、勇気と生きる希望をもらいました。感謝です。

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    2022年11月16日
  • 文庫版 小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯

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    文章はボリュームのあるところと淡々と出来事を書くところの調整がうまいなぁと。
    広岡浅子さん。強くて素晴らしいだったんですね。

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    2022年06月25日
  • 文庫版 小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯

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    朝ドラ「あさが来た」の原作です。
    ドラマが面白くて本作を読んだのですが、ドラマもビックリな生き様にひたすらページを繰っていました(笑)
    炭鉱に単身乗り込んで事業を始めたり、女子の高等教育機関を創る顧問になったり、中小会社の互助機関を創ったり、自分の病気(ガン)を吹っ飛ばしたり。
    豪商三井家の後ろ盾があったとしても、そのバイタリティに驚かされます。
    ましてや浅子が生きた時代は幕末から明治、大正期の、女性の地位がとんでもなく低かった頃でした。
    浅子な後の世代の女性たちの地位向上のために、自身の人脈を繋げたり、今でいうセミナーを開いたりします。そこに市川房枝や村岡花子がいたということが、なんというか

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    2021年03月31日
  • 文庫版 小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯

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    朝ドラの原作ということで知った作品でした。大同生命を作った人のドラマらしいといことで、ほとんどドラマも見ていなかったため、どんな人かと読んでみたら、想像以上にすごい人生だった女性の話でした。

    こんなに広い視野をもって、先を読んで、世の中のためになることをと考えながら、日本が近代化していく時代の中を生きたのは、本当にすごいと思いました。

    幕末~明治、大正と日本が経済的に大きく変わっていく様子が、主人公が次々と進めていく事業を通してよくわかります。ただ、もう少し主人公の広岡浅子さんの目に映る日本の様子や大阪の経済事情、起業者にとって大切な、人とのつながり、相手との信用を詳しく描写してほしいとい

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    2019年09月02日
  • 文庫版 小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯

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    転んでもタダでは立ち上がらない女性。広岡浅子。
    男尊女卑の文化が残る時代、自らの才覚を元に起業家として邁進する浅子の姿にたくましさは女性起業家の魁とも言える。

    ・自分から始めたことやないか、頑固にやり通すしかない。
    ・仕事は命がけや。死んでも仕事は残る。そういう仕事をしなあかん。
    ・勝たなあかんで。負けの人生は惨めや。

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    2018年05月10日
  • 文庫版 小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯

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    あさが来たのヒロイン広岡浅子さんの半生を描いている本です。あの時代に女性が強く生きるという事は難しかったはずですが、どんな困難があっても突き進むあさの姿はかっこいいです。「九転十起」をモットーに普通より二回多く転び二回多く立ち上がる。最後まで読むとあさの人生そのものだなと感じました。恵まれている今の時代に甘えて中途半端な自分が恥ずかしくなるくらい、あさは時代を変えていきます。そんなあさの周りには助けてくれるたくさんの方達が集まってきてそれこそが財産だと感じました。時代を変えた人の本をもっと読みたいです。

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    2017年10月08日
  • NHK連続テレビ小説 あさが来た 下

    購入済み

    やはりいいなぁ!

    朝ドラで観てファンになりました!やっぱり面白いし 泣ける!あさの一生懸命な姿勢は 真似しなければいけないし、新次郎のあさへの思いは うらやましい限りです!ドラマも良かったが、小説もまたいい!ぜひ読んでいない方は 読んで『あさが来た』ワールドへ行って来てください!後悔はありません!道の陰からあさが『びっくりぽんだす』と飛んで出てきそう(笑)楽しい『あさが来た』ワールドです!とにかく一生懸命やってたら 報われるんですね!あさみたいには 生きられないけれど!生きて行ったこの先にどんな『びっくりぽん』が出てくるか?楽しみです!とにかく百聞は一見にしかず この小説を読んでください!

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    2017年08月10日
  • 文庫版 小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯

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    著者、古川智映子さんの丁寧な取材と描写で、広岡浅子の生涯がイキイキと伝わってきます。
    振袖の袖をまくりながらガニ股で歩いた姿、肺病をおして嫁ぎ先の資金繰りのために走り回った姿、融資を断った恨みを買い刺されながらも一命をとりとめた姿など、当時の様子が生々しく想像できました。

    幕末から明治、大正と時代が変わる中で、炭鉱、銀行、輸入業、保険、女子大学など事業を形にしていく様子は読み応えがあり、元気づけられます。
    発刊から27年間も経っていますが、これまで注目されなかったのが不思議なほど名著です。

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    2017年06月09日
  • 文庫版 小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯

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    朝ドラ「あさがきた」主人公の広岡浅子が三井家から加島屋に嫁いだのちの生涯を描いた作品。母校の創立に関わった女性の話と聞いて、興味を持って読んだ。
    在学中、「男性と同等に学ぶこと、社会に還元するために働くこと」を強く教え込まれたのを思い出す。女子大学校創立の契機となったのは成瀬先生自身の梅田女学校時代の経験と西洋の女子教育に感銘を受けたこととされているが、浅子の生き様にも多大な影響を受けたのではないかと感じる。
    数々の事業を興し、幾度もの危機に瀕しながらも「九転び十起き」とただでは起きず、チャンスの種を見つけて立ち上がり続けた強い女性の人生に、学生時代に抱いた夢をふと思い出しながら、明日への活力

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    2016年03月28日
  • 文庫版 小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯

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    あさちゃんにに元気もらった。
    自分の子供が生まれたら、名前は『あさ』と『えん』にしようと思っている。

    後、小藤【ともちか】って、信五郎さんとの子供産むのね。

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    2016年03月19日
  • きっと幸せの朝がくる

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    漱石のことば に続きエッセイを読んで

    人生の見方が人によってここまで違うのだ
    同じ人生なら、漱石ではなく古川さんのような捉え方で生きたほうが、楽しいでは?

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    2023年11月04日
  • 文庫版 小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯

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    以前に読んだ玉岡かおるさんの『負けんとき』に出て来た広岡浅子さん。とても懐の深い女性で、魅力を感じていました。その後、NHKの朝ドラ「あさが来た」で、彼女の生涯が描かれると知り、ドラマをほとんど見ない私が、毎朝欠かさず見ています。ドラマの原案本ということで手に取りましたが、激動の時代に、女性が色々な難題に挑む姿勢は圧巻です。ドラマはかなり脚色されてますが、それはそれで楽しみたいと思います。

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    2023年02月12日
  • 文庫版 小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯

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    ・口答えはあかん。人間、修行中は、無理なことかて工夫してやる気にならなあかんのや
    ・環境が悪い、条件が悪いいうて不満いうたかて、人間大きゅうはならん。自分を深めるためは、悪い条件の中でうんと苦労することや

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    2018年11月04日
  • 文庫版 小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯

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    「あさが来た」原作本。懐かしいな…。
    広岡浅子の生涯を描いたノンフィクションだが、
    彼女の豪快で気高い生き方は抜群に面白い。
    ドラマも良かったが、浅子さん本人もスゴイお方や。

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    2017年02月01日