古川智映子のレビュー一覧
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古川智映子 さんの初読み。
朝ドラが放映されていた頃、どこの書店へ行っても大量に平積みされていた作品。そもそも朝ドラに興味が無い人間なので、当然この本も、完全スルー。
先日、たまたま、古書店にて程度の良い本が安価で売られていたので試しに読んでみようかと・・・。
いやあ、圧巻。
広岡浅子さん、すごいわ。江戸から大正にかけての、完全男尊女卑な世の中で、あんな生き方ができるだなんて!!!
戦後しばらく経ってから生まれた自分の父母たちの時代ですら、やっぱり男尊女卑の考え方は抜け切れてなかったのを思えば、さらに驚き。
朝ドラが観たくなった。
★4つ、8ポイント半。
2016.08.31.古。
※夫の広岡信五郎・・・日和見で世間知らずな、金持ちのボンボンかと思いきや・・・いいやまあ、金持ちのボンボンには違いないけれど・・・なかなかどうして、素敵な夫だった(笑)。きっと、浅子が思う存分に力を発揮して偉大な仕事を成し遂げられたのは、「女だてらに」と反発することなく彼女の力を認め、信じ、それでいて愛し続けた彼の存在があってこそだったのだろう。
※自分を慕っていて、自分も心から頼りにしている小藤を、自らの意志で夫の側室に・・・という心理は、最後まで理解できなかったけれど。 -
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NHK連続テレビ小説『あさが来た』のノベライズです。
明治の女性実業家「広岡浅子」をモデルとしていますが、
連続テレビ小説らしく?、登場人物やエピソードなどが、
いぃ感じで改変されており、とても面白かったですっ!!
本作品(ノベライズ)の内容(お話)は、
ドラマと同様に、一週間分ごとに章立てられており、
ダイジェスト版「あさが来た一週間」と、ほぼ同じです。
この台詞も入れて欲しかった!といぅ部分もありますが、
面白みが、とてもいぃ感じで、ギュッと凝縮されており、
1本の小説としても、よかったと思います。
本作品は、
もちろん、女性実業家たるあさの物語ですが、
視る人によって、いろんな切り口がありまして…、
ボク的は、様々な形の夫婦や親子や家族が織りなす、
連続テレビ小説らしぃホームドラマだったんでは…と。
あさと新次郎、姉のはつと惣兵衛の横軸、
加野屋の正吉とよの、山王寺屋の栄達と菊、
実家の今井家の忠興と梨江といった親の縦軸、
娘の千代と啓介といぅ子の縦軸が、シンプルに交差し、
さらに、大番頭の鴈助とうめ、中番頭の亀助とふゆに、
炭鉱の治郎作とカズ、最後の平十郎と美和に至るまで、
あさを中心に、多くの夫婦や親子が織りなしたお話は、
実業家あさの業績を描いていく骨格を邪魔することなく、
いつも楽しく、ときに切なく、いぃ感じに肉付けされて、
途中でダレる切れ目もなく、とてもお見事な作品でした!
加えて、
本作品の最大の功績の1つは、やはり、五代友厚でそぅ。
実際の、広岡浅子と五代友厚の接点は、
本作品ほどには、深くはなかったよぅですが…、
単なる偉人の枠を超えた、本作品における五代像は、
結果的に、本作品の完成度と評価を高めただけでなく、
今後の幕末モノにおけるニューカマーとなり得るだけの、
大きな話題と影響力を、残したのではなぃでそぅか…??
とにかく、とても素晴らしぃ作品だったと思います!
もぅね、ぶっちゃけ、あさロス必至!?ですね…(笑) -
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NHKの朝ドラ“あさが来た”の原案本『土佐堀川』
脚色されているドラマはドラマとして楽しみ
実在の人物ならば
少しでもその本当に近づきたい~と
映像を観る場合は原作は外せません~
『大日本女性人名辞書』の二段組紙面で
わずか一四行の記載しかなかったという“広岡浅子”
興味を惹かれた作者の古川智恵子さんは
そこから三井文庫に通い
加島屋本家の子孫や浅子の孫の生存を知り
写真に触れたり聞き書きもし
この小説を完成させていきました
出版後(1988年10月初版第一刷)、小説はラジオドラマ化、そして舞台化され
今回のNHKの朝のドラマ化となって
広岡浅子はさらに多くの人に知られるようになりました
“颯爽”という言葉が相応しい
青空を見上げて胸いっぱいに
薫風を吸い込んだような女性の一生です~
女性が生きづらかった時代にあって
“九転び十起き”の精神で
前へ前へと歩いて行く様は
浅子の不屈の精神と共に
夫、義父等、周囲の理解者の存在がありました
小説はドラマの後半部分(現在放送部分)を中心に
浅子は村岡花子や市川房枝とも関わっていきます~
文庫版の解説は作家宮本輝さん
最後の言葉は深く頷かされます
“今、『小説 土佐堀川』があらためて世に躍り出たのは、たかだか数十年かでいやに姑息になり、
こぢんまりとしてしまって、勇気や気迫や
向上しようという意欲を失くしたこの国と民衆に、
生きるとはなにか、命の力とは何かについて
考える時間を取り戻させるための、
天のはからいではないかと私は思っている” -
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NHK連続テレビ小説『あさが来た』のノベライズです。
上巻は、加野屋の義父正吉が亡くなるまでの大阪編、
下巻は、日の出女子大学校を創立するまでの東京編です。
明治の女性実業家「広岡浅子」をモデルとしていますが、
連続テレビ小説らしく?、登場人物やエピソードなどが、
いい感じで改変されており、ドラマもとても面白いです。
本作品の内容(お話)は、
ドラマと同様に、一週間分ごとに章立てられており、
ダイジェスト版「あさが来た一週間」と、ほぼ同じです。
この台詞も入れて欲しかった!といぅ部分もありますが、
面白みが、とてもいい感じで、ギュッと凝縮されており、
1本の小説としても、よかったと思います。
史実では、姉のはつさんのモデルになったお姉さんは、
天王寺屋(山王寺屋のモデル)の倒産と時を同じくして、
25歳で亡くなってしまいますが、
ドラマの中でのはつさんは、山王寺屋の倒産後も健在で、
お話のアクセントとして、とてもよかったですよね~。
宮崎あおいさんの演技も、とてもよかったです。
となると…、史実では、
この後、おふゆさんのモデルになった女中さんが、
あさの旦那さんの妾になって、3人の子供を産みますが、
はたして、下巻(後半)では、どぅなるんでそぅか…?? -
Posted by ブクログ
前々回のNHK朝ドラ「朝が来た」の原作
ドラマもちょいと見たりしていたので内容はわかっていたが
明治維新前から商才を発揮して、危急存亡、転んでもただ起きない人生
女性の活躍もママならぬ時代に大正8年まで果敢に生きた、 こんな勇ましい頭のいい女性が存在していたとはすばらしい
また
この作者の簡潔な書きっぷりが、なお好感度であった
初版は1988年だそうだから、朝ドラに取り上げられたのはよかった、失礼ながらうずもれていた作品であったのであろう、 とにかく歯切れがいいのに感心した
思うにこういう前向きなガンガン進んでいくような小説が今のわたしには好もしい
ひと昔前は結構悟ったような小説を好んでいた気がする
たとえば、 ジェームス・ヒルトン『チップス先生さようなら』とか田辺聖子『姥ざかり』 主人公はお年寄りで、妙に達観したような作品にね
自分がそのような年齢になってみると
そのようなのを読んでのんびりと過ごせないような気分になっているのである、勝手なものだ