古川智映子のレビュー一覧
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古川智映子 さんの初読み。
朝ドラが放映されていた頃、どこの書店へ行っても大量に平積みされていた作品。そもそも朝ドラに興味が無い人間なので、当然この本も、完全スルー。
先日、たまたま、古書店にて程度の良い本が安価で売られていたので試しに読んでみようかと・・・。
いやあ、圧巻。
広岡浅子さん、すごいわ。江戸から大正にかけての、完全男尊女卑な世の中で、あんな生き方ができるだなんて!!!
戦後しばらく経ってから生まれた自分の父母たちの時代ですら、やっぱり男尊女卑の考え方は抜け切れてなかったのを思えば、さらに驚き。
朝ドラが観たくなった。
★4つ、8ポイント半。
2016.08.3 -
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NHK連続テレビ小説『あさが来た』のノベライズです。
明治の女性実業家「広岡浅子」をモデルとしていますが、
連続テレビ小説らしく?、登場人物やエピソードなどが、
いぃ感じで改変されており、とても面白かったですっ!!
本作品(ノベライズ)の内容(お話)は、
ドラマと同様に、一週間分ごとに章立てられており、
ダイジェスト版「あさが来た一週間」と、ほぼ同じです。
この台詞も入れて欲しかった!といぅ部分もありますが、
面白みが、とてもいぃ感じで、ギュッと凝縮されており、
1本の小説としても、よかったと思います。
本作品は、
もちろん、女性実業家たるあさの物語ですが、
視る人によって、いろんな切 -
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NHKの朝ドラ“あさが来た”の原案本『土佐堀川』
脚色されているドラマはドラマとして楽しみ
実在の人物ならば
少しでもその本当に近づきたい~と
映像を観る場合は原作は外せません~
『大日本女性人名辞書』の二段組紙面で
わずか一四行の記載しかなかったという“広岡浅子”
興味を惹かれた作者の古川智恵子さんは
そこから三井文庫に通い
加島屋本家の子孫や浅子の孫の生存を知り
写真に触れたり聞き書きもし
この小説を完成させていきました
出版後(1988年10月初版第一刷)、小説はラジオドラマ化、そして舞台化され
今回のNHKの朝のドラマ化となって
広岡浅子はさらに多くの人に知られるようになりました -
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NHK連続テレビ小説『あさが来た』のノベライズです。
上巻は、加野屋の義父正吉が亡くなるまでの大阪編、
下巻は、日の出女子大学校を創立するまでの東京編です。
明治の女性実業家「広岡浅子」をモデルとしていますが、
連続テレビ小説らしく?、登場人物やエピソードなどが、
いい感じで改変されており、ドラマもとても面白いです。
本作品の内容(お話)は、
ドラマと同様に、一週間分ごとに章立てられており、
ダイジェスト版「あさが来た一週間」と、ほぼ同じです。
この台詞も入れて欲しかった!といぅ部分もありますが、
面白みが、とてもいい感じで、ギュッと凝縮されており、
1本の小説としても、よかったと思いま -
Posted by ブクログ
前々回のNHK朝ドラ「朝が来た」の原作
ドラマもちょいと見たりしていたので内容はわかっていたが
明治維新前から商才を発揮して、危急存亡、転んでもただ起きない人生
女性の活躍もママならぬ時代に大正8年まで果敢に生きた、 こんな勇ましい頭のいい女性が存在していたとはすばらしい
また
この作者の簡潔な書きっぷりが、なお好感度であった
初版は1988年だそうだから、朝ドラに取り上げられたのはよかった、失礼ながらうずもれていた作品であったのであろう、 とにかく歯切れがいいのに感心した
思うにこういう前向きなガンガン進んでいくような小説が今のわたしには好もしい
ひと昔前は結構悟ったような