Posted by ブクログ
2018年12月29日
時間の浪費と思いつつ読むのが、筆者の本。文体の特徴を知り尽くしながら、笑いに誘われる。内容も厚さも薄いので、一気に読めて何も得られない。と思ってたら、今回は違った。示唆に富む2点の含蓄。最初は物忘れの進化、第一に名前を忘れ、第二に顔を忘れ、第三にジッパーを閉め忘れ、第四にジッパーを開け忘れる。車内で...続きを読む吹き出してしまう。次はAI進化のあり方。IT技術が効率化の対象として人間から単純作業を取り上げる。本来IT技術は人間の弱点を補うべきであり、人間は単純作業は得意だが、高度の判断をするのは苦手で、人間でもできる作業は奪ってはならないというパラドックス。人間とAIの棲み分けに踏み込んだ意見?と言えなくもない。