社会問題作品一覧

  • 買い負ける日本
    4.1
    かつては水産物の争奪戦で中国に敗れ問題になった「買い負け」。しかしいまや、半導体、LNG(液化天然ガス)、牛肉、人材といったあらゆる分野で日本の買い負けが顕著になっている。日本企業は、買価が安く、購買量が少なく、スピードも遅いのに、過剰に高品質を要求するのが原因。過去の成功体験を引きずるうちに、日本企業は客にするメリットのない存在になったのだ。調達のスペシャリストが目撃した絶望的なモノ不足と現場の悲鳴。生々しい事例とともに、機能不全に陥った日本企業の惨状を暴く。
  • 薬物売人
    4.2
    田代まさし氏への覚醒剤譲渡で二〇一〇年に逮捕され、懲役三年の実刑判決を受けた著者は、六本木のバーを拠点にあらゆる違法薬物を売り捌いていた。客は、金のある日本人。会社員もたくさんいた。マリファナの客は、癒しを求めて、コカインの客は、創造性のために、週末だけシャブをキメる客も多かった。しかし、楽しむための薬物は、いつしか生きるために欠かせなくなり、人生を破滅させる。自らも依存症だった元売人が明かす、取引が始まるきっかけ、受け渡し法、人間の壊れ方――。逮捕から更生までを赤裸々に描く。
  • オーバーツーリズム解決論 - 日本の現状と改善戦略 -
    NEW
    -
    コロナ禍が収束し、各地に観光客が戻ってきたことで再び表面化しているオーバーツーリズム問題。 ・市民が市バスに乗れない京都 ・登山道に行列ができる富士山 ・違法駐車とサンゴ劣化に悩まされる沖縄 ・「行列店」が増えすぎている東京 ……など、自然環境や地域住民の生活が脅かされる事態が多発しています。 今後も旅の楽しみ、喜びを守るためにはどうすればよいのか、ユネスコ本部で在外研究を行い、多数の論文を執筆している気鋭の研究者が、国内外の豊富な事例とともに解説します。
  • #生涯子供なし なぜ日本は世界一、子供を持たない人が多いのか
    3.0
    《「#生涯子供なし」…なぜ日本は無子化・少子化のトップランナーとなったのか。SNS上で大きな反響を呼んだ特報を起点にその背景へ迫る。》 ・無子化=少子化とは言い切れない? ・そもそもセックスしたくない? ・ハッシュタグ「#生涯子供なし」にあふれた声とは? ・高齢者の4人に1人が賃貸住宅入居を拒否される? ・「子供を望まない」3割の無子志向集団 ・出産すれば退職……産めなかった時代の働き方 〇「生涯子供なし、日本突出 50歳の女性の27%」 経済協力開発機構(OECD)が発表したデータベースによれば、1970年に生まれた女性の50歳時点の無子率を比べると、日本は27%と先進国で最も高い。このことを報道した日本経済新聞の記事はSNS上で大きな反響を呼び、ハッシュタグ「#生涯無子」「#生涯子供なし」を添えてさまざまな声があふれ出した。 ○本書ではこの記事を起点にし、日本に未曽有の「無子化」「少子化」が到来した複雑な社会背景について、女性と子どもをとりまく歴史的経緯、さらに海外での「独身税」をはじめとした最新のデータや議論などにも触れ、私たちが今後どのような社会を構築していくべきかを検討していく。 〇本書の特筆すべき点のひとつとして、「無子化」「少子化」を語る際にとりこぼされがちな個々人の視点を丁寧に汲み取ることも試みていることが挙げられる。無子化を「問題」として扱うことも慎重に問い直しながら、「問題」として取り組むことをしなければ、子供を持たない人の増加の背景にある社会的な構造を見落とす可能性があると筆者は警鐘を鳴らす。 子供の有無にかかわらず、現代の少子化問題に疑問を持つ方々に読んでいただきたい1冊。
  • 私、毒親に育てられました
    4.3
    家の中には「絶望」以外、何もなかった。 15人の女性が告白する「地獄の日々」と「その後の人生」――。『東京貧困女子。』などで知られるノンフィクションライター・中村淳彦の新境地ルポ。中村氏が訳あり女性への長年の取材でわかったことは、彼女たちの貧困や生きづらさ、トラブルの原因が「毒親育ち」である可能性が非常に高いということだった。著者は主に「貧困」をテーマに取材してきたが、今回のテーマは初となる「毒親に育てられた女たち」。想像を絶する「悲惨な体験」と「その後の人生」を著者が聞き出す。
  • スマホ依存が脳を傷つける デジタルドラッグの罠
    3.0
    ついスマホで気になってニュースをチェックする、スマホの着信に気をとられて集中力が続かない……。このようなことが当たり前の日常になると、読書をするのが億劫になったり、論理的に考えることができなくなったりすることも。最悪の場合、認知症を招くこともあるといいます。本書は、便利なスマホの負の側面を解説。つい依存しがちになるスマホやデジタル情報をデトックスする方法も紹介します。
  • 中国人が日本を買う理由
    3.5
    多くの中国人の声から論じる、まったく新しい「日本論」! 高成長が曲がり角を迎え、コロナ禍以降は社会に息苦しさも感じる――。 ここ数年、中国人が母国を見る目が変わりつつある。統制が厳しくなる一方の社会、格差が広がり先行きの暮らしにも大きな不安を感じる。 そして彼らは日本に目を向ける。食事、教育、文化、ビジネス、社会……。距離的に近く、安心・安全、そして何よりコスパのいい国にどれだけの魅力を感じるのか。 豊富な取材により、多くの中国の人々の声から浮かび上がる、新しい日本論が誕生しました。
  • なぜ少子化は止められないのか
    3.0
    2022年、出生数がついに80万人割れ! わずか7年で20%以上の減少 2030年までが最後のチャンス ・2025年には出生数70万人割れ? ・第1子に手が届かない人、結婚しても子どもを希望しない人が増加 ・現金給付依存の危険性 ・若者の経済・雇用環境の好転が不可欠 ・「経済成長はもういらない」という老人を怒鳴りつけたい ・非正規雇用の女性は結婚・出産に後ろ向き ・フィンランドも実は日本並みの出生率に低下 ・東京の企業に一本釣りされる地方の優秀な女性 ・育休中にリスキリングしてはいけないのか  etc. なぜ少子化は止まらないのか。どのような手を打てばよいのか。若者の意識の変化や経済環境の悪化、現金給付の効果など、人口問題の専門家が様々なデータを基に分析、会話形式でわかりやすく解説します。
  • 「脱炭素」が世界を救うの大嘘
    -
    世界中で進められる「脱炭素=カーボンニュートラル」社会への試み。地球温暖化に端を発するこの潮流に潜む「不都合な真実」とは? 「再生可能エネルギー」促進で暴騰する日本の電気料金、メガソーラーによる自然破壊と災害リスク、 「太陽光パネル」で目論む中国の世界支配、欧州自動車メーカーが「EV原理主義」に暴走する裏側――。 各分野のスペシャリストが「脱炭素社会」実現で危惧される“害悪”をレポート。 一体、誰のための「脱炭素」なのか? 「環境にやさしい」に騙されてはいけない!
  • 改訂版 ネット犯罪の温床
    -
    「ネット犯罪の温床 ふたりの恋愛白書」の改訂版です。元々「爺ちゃんの恋愛白書」のリニューアル版でありましたが、更に「気まぐれ横丁シャブ屋の街」「罪と更生・懺悔の値打ち」「覚醒剤なんか要らない」の更生シリーズ本を加えての大リニューアルです。 ネットでは「ロマンス詐欺」の被害に遭った女性が結構多いのです。爺ちゃんも手口は同じようなものでした。爺ちゃんは「ヤクザを四十年やってきたからな」という言葉を残して去っていきました。それは爺ちゃんの自慢でもあったのでしょう。でもこの行為は、堅気になった爺ちゃんの現実の姿なのです。更に大阪西成在住の元シャブ屋の木佐貫真照氏との出逢いと都内在住の漫画家の成田アキラ先生との出逢いで思ったこと等も書き加えました。
  • 地球温暖化「CO2犯人説」の大嘘
    4.0
    地球科学者の9割は、脱炭素のウソを知っている! 「環境ビジネス」でいったい誰が儲けているのか―― 若き活動家、グレタ・トゥーンベリさんのスピーチにおいて繰り返された、 “How dare you!” (よくもぬけぬけと!)というフレーズは記憶に新しい。 世界中が正しいと思い込まされている「脱炭素社会の実現」だが、その実、 国連主導の地球温暖化人為起源CO2説にはねつ造や欠陥が含まれていることを指摘する専門家は少なくない。 本書では、環境保護運動の科学的検証と経済合理性を大テーマに、「CO2犯人説」などの矛盾と危険性について掘り下げる。 ●異常気象の原因は「偏西風の蛇行」 ●欠陥だけけのIPCC気候変動モデル ●グレタさんが中国批判しない理由 ※本書は2020年2月に小社より刊行した単行本『地球温暖化「CO2犯人説」は世紀の大ウソ』を改訂し、新書化したものです。 【目次】 第1章 地球温暖化の原因は人為起源CO2ではない 第2章 IPCCとメディア報道の嘘 第3章 本当の地球環境問題とは何か? 第4章 国連が招くカオスとプラネタリー・バウンダリーの真実 第5章 人類史上最大の試練の時代 終 章 これからどうすべきか?
  • ウイルス学者の絶望
    4.2
    なぜ、ウイルス研究の第一人者の 主張は「異端」とされたのか? 大手メディアが封印し続ける 新型コロナウイルスとワクチンの「真実」 なぜ日本の「コロナ騒動」は終わらないのか? メディアの情報統制により「真実」を語る者の声が封印され、国民が「新型コロナウイルスは怖い」と洗脳されたからではないのか。多数のウイルスを実際に扱い、多くの国際論文を発表してきた真のウイルス研究者である著者の声も「異端」とされ続けた。マスクなど感染対策はまだ必要なのか。本当にコロナワクチンは「安全」なのか。京大准教授が科学的見地から記したコロナとワクチン、最終結論――。
  • 図解ポケット ジェンダーがよくわかる本
    3.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ジェンダーギャップの基本を図解でわかりやすく解説した入門書です。
  • 孤独という病
    3.5
    生物学者が生存戦略の視点から説く、 現代人のための「孤独の飼い慣らし方」! いま、日本人の約4割がなんらかの形で孤独を感じているという。 心身の健康リスクをもたらし、テロや無差別殺傷の引き金にもなるといわれる“現代の伝染病”が、私たちに不安や寂しさを抱かせる理由とは? 「孤独の起源」を読み解くヒントは、人類の祖先が狩猟採集を行っていた時代の生活様式にあった。 現代を生きる我々は「ひとりぼっちを回避することによって生き延びた人びと」の末裔(まつえい)なのである――。 他生物との比較を交え、気鋭の生物学者が解き明かす、知られざる孤独の正体と処方箋! 〇「孤独になると死ぬ」という人類のトラウマ 〇「仲間を助ける」は生物界においては珍事 〇オランウータンのワンオペ育児は合理的 〇一匹狼は孤独を愛していないという事実 〇無益な争いを回避するサルの階級社会 〇ボノボの疑似セックスは孤独回避の知恵 〇生物界では「不倫」も立派な生存戦略 〇「みんなと同じことをやれ」の教育が孤独を生む 〇弱い個体ほど集団で群れたがる 〇「人生の意味」という妄想が人を苦しめる
  • 奨学金、借りたら人生こうなった
    -
    奨学金は、大卒即借金人生への片道切符か? 人生逆転の救いの手か? 東洋経済オンラインで累計2000万PVを誇る人気連載が書籍化! 現役高校生・保護者も必読の「奨学金のリアル」とは? 「奨学金」を借りた人々の、「その後の人生」ーー。そして、これから借りる学生たちへ [収録されているケースの一部] 奨学金400万円借りた男性に父親が言った驚くの一言は? 年収120万円で290万円の奨学金の返済を続ける女性の暮らしとは? 奨学金550万円を迷いなく借りた女性の真意とは? 奨学金600万円借りた女性が苛立つ「ある一言」とは? 奨学金総額2160万円! 借りた男性の「逆回り人生」とは?
  • マスク社会が危ない 子どもの発達に「毎日マスク」はどう影響するか?
    3.5
    「表情が読めない」と、脳と心が育たない! 2020年5月、コロナ対策の一環として「新しい生活様式」が提唱された。あれから3年――ウイルスの弱毒化を指摘する専門家も多いなか、日本人の大半はいまだに「毎日マスク」の日常から脱却できていない。保育や教育の現場でも「密」を避け、顔をマスクで覆うことが、“感染対策”の名のもとに継続しているが、これらが子どもたちの心身の正常な発達を阻害するリスクについては黙殺されている。比較認知発達科学を専門とする京都大学・脳科学者が提言する「脱マスク」への処方箋とは?
  • 聖書がわかれば世界が見える
    4.1
    多くの日本人は、世界で最も読まれている大ベストセラー「聖書」を読んだことがありません。 しかし池上先生は、「聖書」を理解することは、世界の教養を身につけることであり、世界を理解することにもつながるといいます。 そこで本書では、教養として抑えておきたい聖書の全貌を明らかにしながら、聖書が世界にどのような影響を与えているのか、解説していきます。 ※カバー画像が異なる場合があります。
  • アスリート盗撮
    4.0
    2020年10月12日、アスリートの性的画像問題についての第一報が配信された。共同通信運動部の女性部員ふたりからはじまった一連の調査報道は、JOCや警察を動かし、社会的なうねりを巻き起こしていく。調査報道の舞台裏から、盗撮罪をめぐる法制度整備の動きや盗撮加害者の実態解明まで、これからのスポーツと盗撮の問題を考えるための一冊。
  • 資源カオスと脱炭素危機
    -
    「時代遅れ」と切り捨てたはずの化石燃料が、 ロシアのウクライナ侵攻で改めて脚光を浴びている。 何が起こっているのか。出口はあるのか。 日経の専門記者が、疑問に答える! 脱炭素/カーボンニュートラルが話題になる昨今、もはや化石燃料は時代遅れになったはずだった。 しかし原油や石炭の価格は一向に下がらず、2月末からのロシアのウクライナ侵攻を受けて、 さらに需要拡大の兆しを見せる。 また、EV(電気自動車)や再生可能エネルギーへの転換には多量の金属を必要とするため、 各地で資源争奪の様相を呈している。 時代は逆流し、グローバルな環境重視と脱炭素への取り組みは後退するのか。 本書では、エネルギーを中心にカオス=混迷状態に陥った資源の動きを追う。 「石油・シェールガス」「石炭・天然ガス」「金属」「食料」「ESG・環境投資」などについて いま世界で何が起きているのかをわかりやすく解説する。
  • ロシア・ウクライナ戦争と日本の防衛
    3.6
    ロシア・ウクライナ戦争を専門家が詳細に分析 渡部悦和元陸将、井上武元陸将、佐々木孝博元海将補の3人が徹底討論。 日本が教訓とすべきことを明確に提言する! ■ウクライナ侵略までの経緯 ・プーチンの「大義」と「歴史観」 ・ウクライナ、ロシア、ベラルーシの歴史 ・NATOとプーチンの関係 ・ウクライナの歴史と対ロシア感情 ・クリミア併合とウクライナ紛争 ■侵略直前に起きたこと ・情報戦 ・サイバー戦 ・宇宙戦、ウクライナの軍事強化 ・ロシア軍のずさんな作戦構想と組織 ■2月24日から起きていること ・陸海空戦それぞれの推移 ・情報戦、サイバー戦の推移 ・経済戦の効果分析 ・核兵器、生物兵器使用可能性の分析 ■今後の展開 ・ロシアレジームチェンジの可能性は ・プーチンの失脚はあるのか ・経済制裁の効果 ・米国の利益はどこにあるか ・中国の立場はどう変化するか ・NATOの今後 ■日本が教訓とすべきこと ・国家指導者のありかた ・国民と「国家防衛」の意識 ・強い国家とは何か ・日本人の極端な「軍事アレルギー」 ・弾道ミサイルへの対応 ・軍民一体の作戦の必要性 ・日本は市街戦に対応できるのか 【著者プロフィール】 渡部悦和 (わたなべ・よしかず) 1955年愛媛県生まれ。元陸将。 1978年東京大学卒。 陸上自衛隊入隊後、外務省出向、ドイツ連邦軍指揮幕僚大学留学等を経て、東部方面総監。2013年退職。 著書に、『米中戦争』(講談社)など多数。 井上武 (いのうえ・たける) 1954年徳島県生まれ。元陸将。 1978年防衛大学校卒(22期)。 陸上自衛隊入隊後、ドイツ連邦軍指揮幕僚大学留学、ドイツ防衛駐在官、陸上自衛隊富士学校長等を経て、2013年退職。 陸上自衛隊最新兵器について、『月刊JADI』(日本防衛装備工業会)等の雑誌に数多く投稿。 佐々木孝博 (ささき・たかひろ) 1962年東京都生まれ。元海将補。 1986年防衛大学校卒(30期)、博士(学術)。 海上自衛隊入隊後、オーストラリア海軍大学留学、在ロシア防衛駐在官等を経て、下関基地隊司令。2018年退職。 著書に、『近未来戦の核心 サイバー戦』(育鵬社)など多数。 発行:ワニ・プラス 発売:ワニブックス
  • 知らないと大損する老後の「お金」の裏ワザ
    3.0
    正しい老後の備え方を家計のプロ荻原博子がわかりやすく徹底解説! マンガに登場する、老後への備えゼロで不安な夫婦とともに 知らないと大やけどをする老後のお金の貯め方、守り方を学ぼう!
  • 図解ポケット MaaSがよくわかる本
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 MaaSは、Mobility as a Serviceの略で、検索・予約・決済など移動手段に関わるあらゆるサービスを1つに束ねることを指します。本書は、新しいモビリティサービスの発展により注目を集めるMaaSの基礎知識や、国内外の自治体・企業の事例について、図版を用いてわかりやすく解説したハンディサイズの入門書です。MaaSに関わる仕事をする人やこれからビジネスをしたい人のヒントとなる情報が満載です。
  • SDGsの大嘘
    3.8
    「脱炭素」は欧州のペテン! “環境ビジネス”で丸儲けしている人々の正体 世はまさにSDGsブーム。 「よりよい未来をつくるために」と掲げられ、政府やマスコミも手放しで礼賛する17の達成目標はどれもご立派なものばかりだが、その一つひとつを科学的に検証していくと、欺瞞と矛盾に満ちた「大嘘」であることがわかる。 このままだと「地獄への一本道」を突き進むことになるというのに、日本人はいつまでこの茶番を続けるつもりなのか? 拗(す)ね者の生物学者が忖度(そんたく)なしに語りおろす、SDGsの知られざる真実! 〇世界の貧困を加速させる「高級牛ステーキ」 〇人口を減らさない限り「資源の争奪戦」は終わらない 〇SDGsはグローバル資本主義を続けたい欧州の免罪符 〇枯渇しつつある水産資源を中国が食べ尽くす 〇実はエコではない「太陽光発電」と「風力発電」 〇「CO2の増加が地球温暖化の原因」という大嘘 〇利権のためには科学的ファクトも「無視」する日本人 〇「塩害」知らずでサステイナブルだった日本の水稲栽培 〇実は地球にも環境にも優しい遺伝子組み換え作物 〇「地熱発電」と「エネルギーの地産地消」が日本を救う 【本書「はじめに」より抜粋】  先ほど触れたように、利益を得るのはほんの一握りの連中だけで、世界のほとんどの人たちは利益を奪われて貧しくなる。SDGsという矛盾に満ちた「絵に描いた餅」を実現しようとすることで、この世の中は確実に今よりも悪くなる。  それなのに、国連が垂れ流すこの「嘘」を鵜呑(うの)みにした政府やマスコミの大キャンペーンのせいで、ほとんどの人々はSDGsというのは素晴らしいものなのだと信じて疑わず、その目標に少しでも貢献できるように頑張っている。  人々の「いいことをしたい」という善意につけ込んで、騙(だま)しているという意味では、かなり悪質だ。(中略)  「環境を守らなければならない」という人々の善意につけ込んで、この説を後押しする政府機関や企業は、国民から多額のカネを搾り取っているが、多くの国民はいまだに「いいことに加担している」と思い脳内にドーパミンが出て、騙され続けている。  私くらいの世代の者は、どうせこの先もたいして長くはないのだから、この茶番につきあわされてもさして実害はないかもしれないが、未来のある若者や子供たちからすれば、とんでもない話だ。  だから、あと50年も生きねばならないあなた方に、SDGsも人為的地球温暖化論も基本的にはまったく同じで、反対しづらい善意のスローガンを並べているだけで、「地獄への一本道」になっている事実について考えてもらいたいと切に思う。 2022年5月池田清彦
  • 土地は誰のものか 人口減少時代の所有と利用
    3.0
    「太平洋戦争の敗北より深刻」と司馬遼太郎が嘆いた地価高騰・バブルから一転,空き家・空き地の増大へ.生存と生活の基盤である土地はどうなるのか.近年続々と制改定された,土地基本法と相続など関連する個別法を解説するとともに,外国の土地政策も参照し,都市計画との関係や「現代総有」の考え方から解決策を探る.

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  • 陰謀論とニセ科学 - あなたもだまされている -
    3.8
    えっ! まだ信じてるの!? 本当っぽいウソ・怪しげな情報を“科学的に”一刀両断! 政治の有名陰謀論からニセ健康情報、都市伝説、オカルトまで―― ニセモノを見抜くセンスが面白いほど身につく。 アポロ月面着陸はなかった・地震兵器・気象兵器・人工地震・UFO・911テロ事件自作自演・フォックス姉妹・こっくりさん・前世の記憶・幽霊・超能力・手かざし治療・念力・ノストラダムス・スプーン曲げ・Qアノン・反ワクチン・水素水・牛乳有害論・NMRパイプテクター・インチキがん治療・あやしい代替医療・ゲーム脳・発達障害は食が根本原因説・ニセ健康食品・影の世界支配機関――など。 「くわしくはわからないけれど、科学は大切だよね」。そう思っている方が日本人には多い。 なので、一見すると“科学っぽいモノ”に惹かれやすい傾向があります。 言い方を変えれば、科学とはまったく無関係であったり、論理が無茶苦茶だったとしても、“科学っぽい雰囲気”にはコロッと騙されやすくもあるのです。 本書は、いわゆる「普通の人」が、ニセモノの科学や陰謀論のわるい影響を受けにくくなる “予防接種的役割”を果たすことを願って書きました。 「世の中にはどんな陰謀論やニセ科学があって、どこに問題があるのか――」。 いくつかの事例を知ることで、「ニセモノを見抜くセンス」を高めることができるはずです。 ――「本文」より 【著者プロフィール】 左巻健男(さまき・たけお) 東京大学非常勤講師。 元法政大学生命科学部環境応用化学科教授。 『理科の探検(RikaTan)』編集長。 専門は理科教育、科学コミュニケーション。 1949年生まれ。千葉大学教育学部理科専攻(物理化学研究室)を卒業後、 東京学芸大学大学院教育学研究科理科教育専攻を修了。 中学校理科教科書(新しい科学)編集委員・執筆者。 メディア出演をはじめ、理科教室や講演会の講師も精力的に務める。 おもな著書に、『面白くて眠れなくなる理科』(PHP研究所)、『世界史は化学でできている』(ダイヤモンド社)など。
  • かぼちゃの馬車事件 スルガ銀行シェアハウス詐欺の舞台裏
    値引きあり
    4.7
    1巻990円 (税込)
    「少しでも将来の足しになれば……」 軽い気持ちで友人の誘いに乗った 「かぼちゃの馬車」は、地獄の一丁目行きだった――。 2億円の借金を背負わされた一被害者の、2年に渡る苦しみと闘いの日々を描くドキュメント! 2018年、スルガ銀行による巨額の不正融資事件が発覚。 時の金融庁長官に「地方銀行の雄」とまで評価されたスルガ銀行だったが、 シェアハウス不正融資事件の元凶として巨大な壁となり、 被害者たちには長く苦しい闘いの日々が待っていた。 被害者の一人である著者は、離婚、自殺まで考えるほど追い詰められながらも、 徐々に同志を増やし、被害者同盟を結成。社会派弁護士らとの出会いにより、 一人では到底勝ち目のない闘いをチーム戦で挑み、 ついに累積1570億円の債権放棄を勝ち取ったのだ。 被害者だからこそ知り得た詐欺事件の裏側を、実体験をもとに克明に描き出した本書は、 誰の身にも迫りうる詐欺被害への注意を喚起する、必読の一冊である。
  • 誰も書けない「コロナ対策」のA級戦犯
    4.2
    迷走の果て国民の生活を犠牲にした政府のコロナ対策の総括。いったい何が、誰が悪かったのか元厚労省医系技官の著者が徹底追及。医師会、分科会、感染症専門医、メディア、厚労省、政治家たちはどんな行動原理だったのか。歯に衣着せぬ発言でテレビでも話題の木村盛世氏、最新刊。
  • なぜ、日本の職場は世界一ギスギスしているのか
    4.6
    人間関係、生産性、やりがい、満足度…… 日本の職場は「ワースト1位」!? 職場がギスギスしている……。 そう思ったことはないでしょうか? 残念なことに、それは気のせいではなく、紛れもない真実です。 それも日本の職場は「世界一」ギスギスしていると、国際調査で明らかになったのです。 日本の職場のどこに問題があるのでしょうか? 本書では、350以上の企業・自治体・官公庁で職場コミュニケーションと組織風土の問題に向き合ってきた著者が、 豊富な実例とデータを基に、職場のギスギスの原因を掘り下げ、働きやすい職場に生まれ変わるためのアイデアを提案します。 こんな職場は危険信号 ●コロナ禍以前と働き方は変わらない ●誰に何を聞けばいいのかが分からない ●「○○さんにしか分からない仕事」がある ●部署間の連携が取れない、敵対している ●新しいことに挑戦しにくい ●雑用が多くてスキルが伸びない ●正社員と非正規社員に大きな格差がある
  • 大学は何処へ 未来への設計
    4.1
    パンデミックで窮状が白日の下に晒された日本の大学.襲いかかるオンライン化の奔流,不可避の人口減,疲弊する教員,逼迫する資金,低下する国際評価――.存続の危機の根本原因はどこにあるのか.本来の大学を追究し続けてきた著者が,「時間」をキー概念に提案する再生のための戦略とは.ロングセラー『大学とは何か』待望の姉妹編.

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  • 学者の暴走
    4.0
    学者は本当に信用できるのか? 「イデオロギー」「金銭(利権)」「同調圧力」によってウソをつく学者たち。そして新型コロナウイルスでは学者の罪が疑われている。倫理感なく突き進む学者の実態に警鐘を鳴らし、学術界の悪の正体を暴く! 第1章 新型コロナウイルスと悪魔の科学 情報隠蔽がもたらしたパンデミック/武漢で行われていた危険な研究/陰謀論とのレッテルと戦う/あまりに危険な科学者たち 第2章 科学とは何か そもそも科学とは何なのか/科学の限界/学者のウソのパターン 第3章 日本の科学の弱点 科学に向かない日本文化の側面/日本文化と左翼イデオロギーの奇妙な共鳴/学者の村社会 第4章 世界の学問の危機 反西洋文明思想の到来/ジェンダー学の危険/環境科学のイデオロギー性/ポスト・モダン思想の影響/繰り返される知の欺瞞 第5章 学問の再建に向けて 危険な科学をどう制御するか/知識人にどう責任をとらせるか
  • たかがニュース されどニュース:報道から見える現在の日本
    -
    1巻990円 (税込)
    「夜回り先生」が、令和の2年間に報道された国内ニュースをチェック。真摯に考え、時に憤り、また反省しながら、報道のあり方を問いかける。「まいどなニュース」(関西発Webメディア)に寄稿した原稿をもとに加筆・再構成。
  • ソーシャルメディアと経済戦争
    4.7
    ファーウェイの危険性にいち早く警鐘を鳴らした気鋭の著者が説くグローバル・ビジネスの真実! ◎民主主義のグレートリセット ◎DX・5G通信の攻防戦 ◎中国監視システムの完成 ◎脱炭素と送電網利権 ◎米中冷戦の特需者、台湾 ビジネスプロパガンダを制する者が世界を制する時代―― 混迷の米中関係と加速するグローバリズムの行方を描き、日本が生き残る道を示す! 【目次】 序 グレート・リセット 第1章 プロパガンダという武器 第2章 ウイルスと経済戦争 第3章 DXと5G諜報インフラ 第4章 グローバル・エネルギー・インターコネクション 第5章 ソーシャルメディア戦 第6章 米中冷戦特需の受益者 第7章 親日親米反中で親中という奇策 第8章 日本に残された道
  • 郵政腐敗 日本型組織の失敗学
    4.0
    日本郵政グループは、2021年に郵便事業の創業から150年を迎えた。従業員40万人を超える巨大組織は「腐敗の構造」にはまって抜け出せずにいる。近年では、かんぽ保険の不正販売、ゆうちょ銀行の不正引き出しと投信販売不正、NHKへの報道弾圧、総務次官の情報漏洩と癒着など、数多の不祥事が発覚した。一連の事象の底流にあるのは、究極の「事なかれ主義」――。朝日新聞経済部のエース記者が、巨大グループの実態にメスを入れる。
  • コロナ禍で見えてきたおかしな専門家と知識人ー非科学的なコロナウイルスPCR検査抑制論
    -
    PCR検査をむやみに行うと医療崩壊を起こす、PCR検査は当てにならない、日本は既に集団免疫を獲得している、コロナはインフルエンザみたいなもの、といった言説は本当だろうか?日本でPCR検査が抑制され、発展途上国並みの検査体制が続く理由は? 日本で蔓延するPCR抑制論は一体誰が広めているのか? 大学の医学部保健学科卒業後、臨床検査技師の資格を取得し、その後獣医学科に入学し獣医師の資格を取得した著者が、日本のコロナ対策に物申す一冊。日本において新型コロナウイルス対策がどのように変化してきたのか、検査は充分に行われてきたのか、PCR検査抑制論を唱える人達がどのようなことを言ってきたのかを時系列で振り返り、検証した。
  • 男女平等はどこまで進んだか 女性差別撤廃条約から考える
    4.0
    日本が女性差別撤廃条約を批准して30年余.この間,批准した内容に沿って女性の地位や権利の向上は進んだでしょうか.そうとは言い難い現実をふまえ,条約の理念と条文の内容を身近なテーマやトピックスを入り口にやさしく解説し,家庭や職場,地域での課題を明らかにします.巻末には条約(対訳).選択議定書を収録.

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  • 若者たちのニューノーマル Z世代、コロナ禍を生きる
    3.7
    ごく普通の会社員・渡辺正太(49歳)。2020夏のコロナ禍において、 見た目だけがZ世代(21歳)に変身するという、 「ありえない」 事態に襲われました。 本書は、なんとか20代前半のコロナ禍の「ニューノーマル」に適応しようと、悪戦苦闘する彼の姿を通し、イマドキの若者の消費や働き方、SNS事情、恋愛・結婚や家族関係のリアルを、ストーリー方式で読み解く、「若者生活・体感型」マーケティング本です 。 著者は、「おひとりさま」「草食系男子」などを世に広めた、世代・トレンド評論家の牛窪恵。 本書は3つの要素からなっています。 1 物語(小説)編: ある朝起きたら、21歳の大学生になっていた! ……そんな状況に置かれた主人公・正太(49歳、食品メーカー勤務)。彼の一人息子・翔一(21歳、大学3年生)、そしてその周りの友人や先輩、家庭教師先の女子高生らが繰り広げる物語を軸に、Z世代がコロナ禍で直面する様々な事象や消費トレンド、生活、仕事、恋愛観に迫ります。 2 マーケティング解説編: 物語に登場したキーワードやデータを、図表やイラスト、詳しい解説と共に読み解く。ここを読むだけでも、Z世代の全体像が分かります。 3 マーケティング分析編 現代の若者や消費者全般を捉える際に有効な、マーケティング&経営分析のフレームワークを紹介。STP、PEST、SWOT分析やイノベーション曲線、カスタマージャーニーなどの実践法を図解します。
  • コロナ後の世界を生きる 私たちの提言
    3.9
    新型コロナのパンデミックをうけて,私たちはどのような時代に突入するのか.私たちを待ち受けているのは,いかなる世界なのか.コロナ禍によって照らしだされた社会の現実,その深層にある課題など,いま何を考えるべきなのか.コロナ後の世界を生き抜くための指針を,各界の第一人者二四名が提言する緊急出版企画.*本電子書籍では著作権上の理由により,底本とした書籍版で収録されていたマーガレット・アトウッド「堀を飛び越える」は掲載されておりません.

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  • 新型コロナ 収束への道
    4.5
    〇新型コロナウイルスはいつ、どのようにして収束するのか――。本書は、世界中の人々が抱くこの問いに答える書。COVID-19というウイルスの特性、治療薬やワクチン実用化の見通し、経済社会や医療・ヘルスケア業界に及ぼす影響まで分析する。 〇「日経バイオテク」への緊急寄稿、「新型コロナの収束シナリオとその後の世界」をベースに、最新情勢を加筆。
  • データでわかる 2030年 地球のすがた
    4.0
    相次ぐ豪雨・台風による被害。 一気に世界中に拡大する感染症。 魚や水など、急速に身近になってきた食糧問題。 「うさんくさい」「きれいごと」だと思われてきた「地球全体の問題」について、 一般の人々も切実なテーマとして関心を寄せるようになりつつある。 企業も「規制があるから仕方なく対応」「環境問題に配慮しすぎると成長が止まる」 といった旧来型の発想からの転換を求められている。 本書は、いま世界でなにが問題視されているのか、 このままの状態が続くと近い将来世界がどうなるのかを、 一般層に向けてわかりやすく説明する。 取り上げるのは気候変動にともなう天災、食糧危機。 フードロスや、乱獲による水産資源の減少、そして「水リスク」。 コロナ問題で一気に他人ごとではなくなった感染症問題。 さらに途上国の工場をめぐる人権問題など、我々をとりまく課題について、 ひととおり理解ができるようにする。 一般ビジネスパーソンに向けて、先行する欧米企業がどのような動きをし、 投資家がどう見ているのかといった内容を紹介する。
  • 中小企業問題と独禁法 問題はその生産性が低いことか
    -
    1巻990円 (税込)
    【中小企業の主張】 約50年前ベンチャー・中堅企業論は、「零細企業→小企業→中企業→中堅企業、さらに大企業への成長はむしろ一般的」と述べた。しかし、今日も「政府が延命、温存させた技術力のない中小企業、ゾンビ企業が力のある企業の競争力を奪い、ひいては日本経済の発展を阻害している」といわれる。 しかし、中小企業と大企業はその存在の場が異なる。つまり、役割、機能が違う。技術上改善すべきとして、同じ仕事、条件で大企業であればできるわけではない。この点を、部分的であるが、約50年前の姿と建設業について検証を試みた。 他方、産学共同、経営改善の助言等の政策も、【質】の問題だけでなく、事業所数5百万という中小企業の数に比べ【量】も全く足りない。 なかで、着実な改善策を独禁法に求め、その現状と法自体の改善策を探った。むろん、当初はその量も影響も小さいであろう。が、(量から)質への転換を期待し、まず、量の実績づくりを提案した。
  • 「カルト」はすぐ隣に  オウムに引き寄せられた若者たち
    4.5
    家族や友人などの繋がりをすべて断ち切って、オウムに入信し、凶悪な事件に手を染めていった若者達。一連の事件がどうして起きたのか、彼らは特別な人達だったのか。オウムを長年取材してきた著者が、若い世代に向けて事実を伝えるとともに、カルト集団に人生を奪われない生き方を示す。巻末に年表を付し、当時の社会も見える化した。

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  • 沖縄から貧困がなくならない本当の理由
    4.0
    沖縄には、謎が多い。圧倒的な好景気が続く中、なぜ、突出した貧困社会なのか。「沖縄の人は優しい」と皆が口をそろえる中、なぜ、自殺率やいじめ、教員の鬱の問題は他の地域を圧倒しているのか。誰もなしえなかったアプローチで、沖縄社会の真実に迫る。「沖縄問題」を突き詰めることは日本の問題を突き詰めることであり、それは、私たち自身の問題を突き詰めることだ――。「コロナ後の世界」のありかたをも問う、鮮烈の問題作。
  • 新型コロナウイルスの真実
    4.3
    感染症専門医の第一人者が 語る感染不安への処方箋 ダイヤモンド・プリンセスに なぜ私は乗船し、追い出されたのか 動画公開に至るまでの顛末 本書は、新型コロナウイルスの正体と感染対策を これ以上なく分かりやすく解説した決定版です。 感染症パンデミックとなったいま、世界中の人々が 過剰にパニックを引き起こすメカニズムまでをも理解できます。 そんなとき、組織はどうあるべきか、個人はどう判断し行動すべきか。 「危機の時代を生きる」ための指針に満ちています。 【目次】 第一章 「コロナウイルス」って何ですか 第二章 あなたができる感染症対策のイロハ 第三章 ダイヤモンド・プリンセスで起こっていたこと 第四章 新型コロナウイルスで日本社会は変わるか 第五章 どんな感染症にも向き合える心構えとは 【自分と家族を守る感染症対策の鉄則】 ◎新型コロナウイルスは空気感染するの ◎このウイルスがタチが悪いとはどういうこと ◎手洗いやうがいで本当に感染は防げるの ◎感染対策にマスクは効果ないって本当 ◎若者がウイルスを拡げているの ◎満員電車には乗らないほうがいいの ◎PCR検査で正しい結果がでるのは6割!? ◎なぜ世界中でパニックになってしまったの ◎なぜ医療崩壊してしまう国が出てきたの ◎感染症パンデミックは本当に収束するの
  • 中高年ひきこもり―社会問題を背負わされた人たち―
    3.8
    40~60代のひきこもりが61.3万人の衝撃! 当事者の肉声で、この国が抱える現代の問題点を炙り出す! 親との確執、パワハラで離職、うつ病……ひきこもりの原因は多岐にわたるが、根本的要因は日本の独特な社会構造にあった!? “不寛容大国”ニッポンで増え続ける中高年の引きこもりとは? 年老いた親×ひきこもりの子供=8050問題に解決策はあるのか?
  • リプロダクティブ・ヘルス 支援の現場から
    -
    日本女性のかかえるリプロダクティブ・ヘルスの課題を説明する。 女性の心と体を守る相談、月経トラブル、避妊方法、妊娠ではないか、妊娠はとても困る、性感染症にかかったのではないか、などの内容は、家族のこと、生育歴のこと、仕事や収入のこと、貧困、相手の特性や関係性など、単純でない独自の背景が読み取れる、またDV、デートDVに苦しむ女性などがいる、こうした実態を著作物として出版する。
  • 今なら間に合う  脱・貧困老後
    3.0
    「1日1食。たまには風呂の湯船につかりたい」(60代女性) 「月約9万円の年金から4万5000円のアパートの家賃と水光熱費を払うと、1回の食事にかけられる費用は200~300円。3カ月前に前立腺がんとわかったのですが、治療するお金がない。そもそも入院するには保証人が必要で、身寄りがないためムリ」(74歳男性) 「サンデー毎日」の連載「貧困老後」をスタートした時点から、このような感想が多く寄せられた。「希望がない」「早く死ねればいいんだけど」と何度も聞いた言葉は、胸に深く突き刺さった。“一億総中流”といわれた時代を生き、右肩上がりの収入を得て子どもを育てあげ、年金でのんびり暮らす老後を信じていた人たちがほとんどだ。「何ごと」もなければ少ない年金の範囲内で日々の生活をなんとか維持していけるが、急な医療費の支払いや事故など突発的な事案が起きると一気に生活が破綻してしまう。そして「まさか私が......」という言葉を一様に口にする。「高齢期に入って経済的に困窮するのは『自己責任』である」という厳しい意見も少なからず寄せられた。現役時代にそれなりの蓄えをするべきだと。だが、人生にリスクはつきものだ。失業、離婚、病気、そして最近では子の失業。これらは誰の身にも起こり得ることであり、そこから転落する人が増えているのだ。それは決して自己責任ではなく、景気低迷や時代に合わなくなってきた年金制度や社会保障費削減などが生み出している構造的問題だ。今や、4人に1人が65歳以上の高齢者という、超高齢社会に突き進む日本。他人事ではない長寿社会の現実を鋭く抉り、自衛のための具体的対策が盛り込まれた良書。●第1章 高齢者の貧困は他人事ではない●第2章 持ち家が老後破綻のきっかけに●第3章 おひとりさまの老後●第4章 孤立が生み出す高齢者の犯罪●第5章 今なら間に合う! 脱貧困・脱孤立対策
  • 経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか
    4.0
    国際貢献という「リアルポリティクス」の大義名分のうちに、戦争ができる国へと変貌を遂げる日本。反「経済成長」という視点から、私たちのおかれた現実を批判的に検証する。解説=辻信一【※本作品はブラウザビューアで閲覧すると表組みのレイアウトが崩れて表示されることがあります。予めご了承下さい。】
  • 平和ボケした日本人のための戦争論
    -
    日本国民は七十年間「平和ボケ」で過ごすことができた。しかしそれがいよいよ、そうはいかない極めて厳しい「危機」が日本の周辺で発生している
  • 飛行機事故はなぜなくならないのか 55の事例でわかった本当の原因
    3.4
    飛行機事故による死者は、全世界で年間500人程度である。飛行機による重大事故の発生率は年々減る傾向にあるが、事故はゼロになっていないし、今後ゼロになることもあり得ない。一方で、事故をゼロに近づけようという努力は常に続けられてきている。本書では、過去の飛行機事故の事例を分析し、事故はなぜ起きたかを検証したうえで、事故を減らすために機材や安全装置がどのように進歩してきたかを解説する。(ブルーバックス・2015年4月刊)
  • 海賊党の思想:フリーダウンロードと液体民主主義
    -
    1巻990円 (税込)
    海賊党という「あやしい政党」が21世紀のヨーロッパを徘徊している! これは、かつて海上で船を襲って金品を強奪していた直接的な意味における海賊ではなく、海外や自国の書籍・DVD・CD等を無断でコピーする場合の比喩的表現である「海賊版」という言葉にちなんで名づけられた。スウェーデンが発祥の地で、現在ドイツ各地で猛威をふるっていると聞けば、北欧ゲルマンの神話やヴァイキング、ハンザ同盟の歴史も連想されるだろう。逆説的パロディーで「ふざけた名前」を党名に掲げているわけだが、反社会的な海賊行為を推奨している政党ではない。むしろこれまで自明とされてきた著作権や知的所有権の本質を問い、ACTA(模倣品・海賊版拡散防止条約)に反旗を翻し、デジタル時代の現状に即した見直しを要求している。本書は、個人使用のダウンロードの合法化&特許システム廃止という主張や液体民主主義という制度設計など、海賊党が提唱する新しい統治(透明性あるガバナンス)のあり方について紹介した日本初の概説書。津田大介氏推薦! 海賊党の思想が実装された、ウェブで政治を動かすヨーロッパの方法論をレポート。ネット選挙解禁に際しての基礎知識。
  • いのちか原発か
    4.0
    原子力にNOを突きつける不屈の研究者と、世界一の「原発銀座」若狭で反対運動を続ける反骨の僧。二人にしか語れない反原発“直言”対談。「フクシマ」後の世界をどう生きるか。

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  • THE 記者会見-企業不祥事、その時メディアにどう対応する-
    -
    1巻990円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 企業不祥事その時とるべき最善の方法とは…。企業経営者や管理職、必読。
  • 誰も知らない「死刑」の裏側
    4.0
    1巻990円 (税込)
    必読! 死刑告知から執行まで53時間の全容! 大阪拘置所長が秘かに録音させた、執行の言い渡しを受けてから53時間、絞縄に吊り下がるまでの実際の経過を紙上再録!

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  • 絶食系男子となでしこ姫 国際結婚の現在・過去・未来
    -
    現在、活躍の場をアジアに求めて飛び出し、そこでアジアのグローバル・エリートと国際結婚し活動する日本人女性=「なでしこ姫」が急増中。彼女たち急増の背景には、日本における女性差別的慣行や、絶食化する若年男性の問題があった。 一方の若年男性は現在、好きな女性がいても告白せずに様子をみているという。さらには、恋愛に消極的で誘われるのを待つ「草食系」にとどまらず、そもそも女性との交際を諦めている、あるいは女性との交際が面倒くさいといって恋愛欲求すらもたない「絶食系男子」へと変質している。 グローバル化の進展、雇用不安定化のなかで「なでしこ姫」は海外に進出し、安定志向の日本人男性は「絶食系男子」となって国内に取り残される。30代前半男性のほぼ半分、女性の3分の1が未婚という日本における結婚の現状は、今後どうなるのか。 日本の結婚問題が、日本の社会・経済システムが停滞から抜け出せないことの象徴であることを喝破し、結婚の常識が大きく変わることを明確に示した、家族経済学の視点から発せられた警鐘。ベストセラー『「婚活」時代』で「婚活」ブームの火付け役となり、「パラサイト・シングル」「希望格差」など多くの言葉を世に送り出してきた著者(山田昌弘氏)による新刊。
  • コロナワクチン 私たちは騙された
    3.5
    「前代未聞の薬害」「謎の体調不良」 「接種後に日本全体の死者数が増加」 “疑惑のワクチン”の実態を徹底レポート! 日本人が知らないmRNAワクチンのリスク あなたの体調不良も、もしかして…… 大手メディアによる「陰謀論」のレッテル貼りに騙されるな! パンデミックから3年、新型コロナとコロナワクチンの「真相」が明らかになりつつある。過去最大級「薬害」の実態。有名人「体調不良」との関係。接種後に「日本全体の死者数増加」が意味すること。ノーベル生理学・医学賞とファイザーの金銭的癒着……。新聞・テレビだけでなくネットメディアも言及しない「最大のタブー」を明らかにする。
  • 未婚と少子化 この国で子どもを産みにくい理由
    4.7
    ●なぜ日本の少子化対策は実を結ばないのか? ●少子化にまつわる誤解をデータ・統計から見抜く! ●さまざまなエビデンスが指し示す「婚姻・出産」のリアル 少子化が止まらない日本。理由の一つとして、そもそも「少子化にまつわる誤解」が世に多く流布していると著者は指摘する。たとえば「少子化対策=子育て支援」とだけ考え、手前の「未婚・晩婚問題」が改善されない現状は、誤解が招いた過ちの最たる例だ。本書ではデータ・統計を用いて、これらの誤解を分析・検証。冷静な議論のために必要な知識を提供する一冊。
  • 人事の日本史
    3.8
    一大リストラで律令制を確立した天武天皇、人心を巧みに掴んだ武家政権生みの親・源頼朝、徹底した「能力主義」で人事の停滞を打破した松平定信……。「抜擢」「出世」「派閥」「査定」「手当」「肩書」などのキーワードから歴史を読み解く、現代人必読の書!
  • 習近平 VS.櫻井よしこ(月刊Hanadaセレクション)
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 祝!中国共産党100年記念! 中国の過去・現在・未来が全て分かる!
  • 認知症と生きる: 母と息子の介護奮闘記
    -
    1巻999円 (税込)
    父の死後、認知症の症状が出てきた母の介護を始めた著者が目の当たりにした、認知症の実態――。母の変貌に翻弄されながらも、その奥の孤独や不安を理解しようと奮闘する、苦悩と葛藤の日々をありのままに綴った介護体験記。医療と福祉の現状に問題提起を行うとともに、認知症の予防や軽減のために「生きがい」を持つことの大切さを説く。いつか認知症介護の当事者になるかもしれないあなたに。
  • 市井人: 権力への反抗とその歩み
    -
    1巻999円 (税込)
    本書は、1980年から発行している月刊小新聞「野火」で時の政権・政治を批判し、さらに世の中の不合理や権力に抗議する市民運動の先頭に立ってきた著者が、自らの行動の軌跡を記した一冊。また、ある女性との再会と交流を描いた物語も展開され、厚みのある作品となっている。市民運動の歩みと物語の間を行き交い、著者自らの思想と人生を綴った伝記的ルポタージュ‼
  • “愛知のテドロス”大村知事リコール!高須克弥院長熱烈応援号(月刊Hanadaセレクション)
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 高須克弥×百田尚樹×有本香×竹田恒泰×武田邦彦 大村愛知県知事リコール 緊急記者会見全再録 高須克弥 リコール運動、私の真意 河村たかし 朝日新聞と中日新聞への公開質問状 高須克弥×河村たかし 腐敗した大村王国をリセットせにゃいかん 門田隆将 「表現の不自由展」はヘイトそのものだ 門田隆将×河村たかし マスコミが報じない不都合な真実 小川榮太郎 「不自由」を作るのは君らだ 藤原かずえ 表現の自由を弄ぶなかれ 木佐芳男 中止を一面トップで報じた朝日新聞の病理 竹田恒泰 実体はただの「反日展」 【わが天皇論】 高須克弥 天皇とは日本の“父” 【わが靖国論】 高須克弥 靖国の心をつなぐ若者たちへ 【感動の半生記】 高須克弥 防空壕で生まれて 【グラフ特集】 「表現の不自由展・その後」誌上大公開! 【『週刊新潮』の追及】 公金10億円が費やされた「表現の不自由展」にあの黒幕 表現の自由はなぜそんなに「公金」が欲しいのか 【「表現の不自由展・その後」私はこう考える】 有本香 「あいちトリエンナーレ」本当の“戦犯” 島田洋一 アメリカ版「表現の不自由展」 高橋洋一 公金支出と芸術の関係とは 長谷川幸洋 呆れた中日新聞のトンチンカンぶり 岩田温 大村知事は“自らの不明”を恥じよ ケント・ギルバート アメリカなら退役軍人が黙っていない 【応援宣言】 デヴィ・スカルノ デヴィ夫人もリコール運動熱烈応援宣言! 【厳選ツイート】 高須克弥の激熱ツイート118選 【知事失格!】 大村秀章言行録 【夕刊フジ大人気連載選】 Yes!高須のこれはNo!だぜ 編集部から、編集長から
  • 武漢ウイルスと習近平帝国2020(月刊Hanadaセレクション)
    -
    1巻999円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【習近平と闘う! 武漢ウイルスと闘う!】 櫻井よしこ×門田隆将 武漢ウイルスは天からの警鐘 金美齢×野嶋剛 中国への警戒心が台湾を救った 宮崎紀秀 28歳一人暮らしの女性が記録しつづけた封鎖都市『武漢封城日記』 上念司 疑惑のV字回復 “失血死”する中国 クライブ・ハミルトン 国家を喰い尽くす「目に見えぬ侵略」 山口敬之 “蝙蝠女”石正麗だけが知っている ゴードン・チャン 図々しい習近平 中国共産党は必ず崩壊する! 長谷川幸洋 中国が極秘「マスク買占め」指令スクープ! 岡部伸 ファーウェイ排除でイギリス「中国決別宣言!」 矢板明夫 中国発表の数字は全部嘘だ! 福島香織 周庭独占インタビュー 国家安全維持法で香港死す 山岡鉄秀 オーストラリア州議会大物政治家が家宅捜索 川口マーン恵美 ドイツ大衆紙が習近平に宣戦布告 桂和子 孔子学院に潜入してみた! 河野克俊(前統合幕僚長)×高橋洋一×長谷川幸洋 尖閣で日米軍事演習を 松川るい 国際宣伝戦 今こそ反転攻勢の時 石平×高橋洋一×長谷川幸洋 新たなウイルスを中国が撒く可能性 一色正春 尖閣侵略、中国船の映像公開せよ 坂井広志 担当記者がつぶさに見た厚生労働省コロナ敗戦 桜林美佐 自衛隊、コロナと闘った150日 上部泰秀(自衛隊中央病院病院長)感染者ゼロは「基本の徹底」 【歴史に残る世界首脳の名演説】 エリザベス二世 私たちの誇りが現在と将来を決定づける アンゲラ・メルケル 最も有効な手段とは私たち自身 エマニュエル・マクロン われわれは戦争状態、総力戦で 蔡英文 自助助人、自助人助 安倍晋三 日本は希望の灯をともす存在になろう 【今こそ読みたい名論文再録】 中嶋嶺雄 「日中国交正常化」は誤りだった 中嶋嶺雄 Chinaを「中国」と呼ぶ重大な過ち 【編集部厳選!】 中国に負けないために。必読の33冊 【グラフ特集】 人類VS武漢ウイルス 【関連年表】 武漢ウイルスこうして拡大していった
  • この国で起きている本当のこと
    3.8
    1巻999円 (税込)
    年金制度の崩壊、財政破綻に大増税、迫り来る次の大地震、終わらない原発の悪夢……このままでは我々は国に殺される! 何が起きているかを正しく知り、未来を自らの手で選び取ろう。人気キャスターが身を削って記したニュースの真実。
  • 原発事故 残留汚染の危険性
    3.4
    1巻999円 (税込)
    福島原子力発電所で大変な事故が起きた。そもそもなぜ起きたのか、安全ではなかったのか。右往左往しているように見える現場では何が起きているのか。本当に大丈夫なのか。これからどう対処していけばいいのか。ブログにアクセス集中の専門家・武田邦彦氏が、緊急出版する原発事故の本当の問題点。「こんな非常事態だからこそ、原発問題に関する今までのタブーを表にすべきときです」と綴った衝撃の一冊。

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  • 母は強し賢し! 身近な環境問題でシングルマザー奮戦す
    -
    やっぱ、おかあさんはつよいよ、かしこいよ!自宅マンション屋上の騒音公害で夜眠れないため、高圧的な業者と対抗。行政とかけあい、コミュニティを味方につけ、黒いカマキリ男を打ち負かし、屋上を緑豊かな憩いの場として取り戻すまでのシングルマザー900日の奮闘記。

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  • 弱者男性1500万人時代
    4.5
    「弱者男性」の75%は自分を責めている。 “真の弱者”は訴えることすらできない――。 「40代後半でカネもない 独身のおっさんに 人権なんてないんです。 そこにいるだけで 怪しくて、やばいんです」 (本書インタビューより)
  • なぜかいじめに巻き込まれる子どもたち
    4.3
    小中高校で認知されたいじめの件数、過去最多(2022年度)。心身に重大な被害が生じるなどの疑いが認定された「いじめの重大事態」の件数、過去最多(同)。 我が子を守るために、いま大人が知るべき実態と予防策。 いじめの原因は、スマホ依存、ブラック部活、教員のブラック勤務、偏る食事習慣……だった? “いじめが始まる前に防ぐ方法”を、20年以上にわたりいじめ問題を取材し続けるTBS記者が徹底ルポ。
  • 歴史で読み解く!世界情勢のきほん
    3.9
    1巻1,012円 (税込)
    急成長しているIT大国インド、世界のリーダーの座を狙う中国、ウクライナ侵攻に突き進んだロシア――歴史をおさえると、各国の思惑がよくわかる!世界情勢を理解するうえでカギとなる主要8か国の歴史を解説しながら、各国の考え方をわかりやすく紹介。これからの世界を深く理解するための必読書です。
  • ポリコレ過剰社会
    4.0
    有無を言わさぬ「正義」が社会を覆っている。そして、一度「差別主義」「排外主義」のレッテルを貼られると、それを覆すのは容易ではない。だが、差別と言われていることは本当にそうなのか? 『「弱者」とはだれか』の刊行から20余年。ごく普通の生活感覚を手掛かりに「差別問題」の本質を問う。 第1章 ポリコレ現象はなぜ広まるのか 第2章 非常識なポリコレ現象の数々 第3章 女性差別は本当か 第4章 性差の変わらぬ構造 第5章 LGBTは最先端の問題か 第6章 攻撃的なバリアフリー運動はかえって不利 第7章 ポリコレ過剰社会の心理的要因 第8章 ポリコレは真の政治課題の邪魔
  • 歴史戦 朝日新聞が世界にまいた「慰安婦」の嘘を討つ
    5.0
    朝日新聞、中国・韓国と日本はどう戦うか 永久保存版! 朝日新聞の“欺瞞”を暴く ◎「挺身隊の名で戦場に連行」と事実を歪曲 ◎「強制連行」、女性の人権問題にすり替え ◎事実に基づかない日本の汚名が世界中に 朝日新聞「慰安婦」報道と「河野談話」を潰さなければ、 日本は永遠に「性奴隷の国」だ! 河野談話「日韓合作」をスクープし、朝日の誤報と「慰安婦」報道を徹底批判してきた産経新聞。そのすべてが1冊にまとまりました。 いまや世界に拡がった「日本=性奴隷の国」の現状とその嘘の構造を解き明かす!これ1冊で慰安婦問題のすべてがわかります!
  • 徹底解説 エネルギー危機と原発回帰
    4.0
    日本のエネルギー政策はどこに向かっているか? ウクライナ侵攻に端を発するエネルギー危機を受けての「原発回帰」という政策大転換。耐用年数や核のゴミの処理といった問題から、次世代革新炉や廃炉の実現性、再び事故が起きた際の避難体制まで、20年以上にわたりエネルギー業界を取材してきたNHK解説委員らが、山積する課題を徹底解説。電気料金の高騰や逼迫したエネルギー事情が国民生活を直撃するなか、再生可能エネルギーの普及状況も含め、日本のエネルギー問題の核心に迫る。池上彰氏との特別鼎談も収載!
  • 持続可能な発展の話 「みんなのもの」の経済学
    5.0
    あふれるごみ,とまらない温暖化,生物多様性と水の危機――.私たちの身の回りに,環境問題が差し迫る.一人ひとりでは解決できないこの難問を,〈環境と経済〉の視点から解きほぐし,SDGsへのさまざまな取り組みを意味あるものにする道を指し示す.持続可能な発展をめざして,みんなで,ここから世界を変えよう.

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  • 悩んでも迷っても道はひとつ ~マリ共和国の女性たちと共に生きた自立活動三0年の軌跡~
    値引きあり
    -
    1巻1,039円 (税込)
    ノーベル平和賞候補者が綴る初の活動軌跡。 48歳で小児歯科の開業医を辞して、世界最貧国といわれる西アフリカのマリ共和国へ単身渡航、30余年にわたる破天荒なボランティア人生へと転身を遂げた、ノーベル平和賞2020年候補者・村上一枝氏初の著書。 それまでの生き方を変えてゼロからの出発をし、特定非営利活動法人(現在は任意団体)カラ=西アフリカ農村自立協力会を立ち上げてからは、マリの農村地域の人々と多岐にわたる自立支援活動を行う。それは、自分が学んできたことや得てきたことものを、活動を通して少しずつ返していき、ゼロになって人生を終える道を選ぶことでもあるという。 実際、村民の識字率と就学率を上げる教育の普及、助産師の育成と助産院・診療所の設立、女性の生活改善、所得の向上をほぼ同時進行で実施し、運営管理は地域住民に任せるという画期的な活動により、「支援に頼らないで自立した生活」を構築。マリの未来に光を当て女性の地位向上につなげた。 著者は常に本質を伝え、約束を守り、マリの人々の信頼を得ていった。「視野が広い発想と行動力」「人を巻き込む指導力」「成果につなげる忍耐力」で向き合う経験の数々は、読者の人生観を心地よく刺激することだろう。 ※この作品はカラーが含まれます。
  • 池上彰の世界の見方 フランス ~うるわしの国の栄光と苦悩~
    値引きあり
    4.3
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 自由・平等・友愛の国でなぜテロや暴動が? ルーブル美術館やオルセー美術館が立ち並び、エッフェル塔やノートルダム大聖堂がそびえるパリは世界一の観光都市。そしてパリを首都とするフランスは世界で最も多くの観光客が訪れる国である。 そしてフランスは住民の1/3がルーツをたどれば移民系という移民大国でもあり、差別や格差から、移民による暴動がたびたび起きている。 また公共交通機関は繰り返しストライキを起こしているが、国民はストライキに寛容である。 このようなフランスはどうやって成り立っているのか。また、現在抱えている課題にはどのようなものがあるのか、さまざまな視点から見ていきます。 本書は、「ストライキと革命から見るフランス」「政教分離から見るフランス」「移民問題から考えるフランス」「『教育のエリート主義』から見るフランス」「軍事大国フランスの外交戦略」といった全く異なる章立てで構成。いろいろな角度からフランスを見ることで、その栄光から影の部分まで、まるごと理解できます! 暁星中学校・高等学校(東京都千代田区)での白熱授業を書籍化しました。 (底本 2023年10月発売作品)
  • 池上彰の世界の見方 北欧 ~幸せな国々に迫るロシアの影~
    値引きあり
    3.7
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 幸福度ランキング上位国を悩ませるものは? 高福祉国家、幸福度ランキングの上位国、高い学力と安い学費、北欧デザイン……。 良いイメージで語られることの多い北欧諸国ですが、どの国も悩みを抱えています。 ロシアのウクライナ侵攻後、フィンランドとスウェーデンがNATOに加盟申請したことは記憶に新しいですが、悩みはそれだけではありません。 ソ連(現ロシア)から一方的な要求を突き付けられたことをきっかけに、ソ連と二度も戦い敗北したフィンランドは、つねにソ連(およびその後身・ロシア)との関係に苦心してきました。 スウェーデンは、高福祉を実現したために国民の労働意欲が低下。経済成長率が低くなる時期を経験しています。 ノルウェーは、ノーベル平和賞が発表・授与されるホスト国。中国の平和活動家に平和賞が授与されると、中国から経済制裁を受けて大変困った事態に陥ります。 北欧諸国はイギリス、ドイツ、フランスといった国々に比べれば、寒冷の土地にあり、人口も多くありません。 それらの国々が、どのような知恵や政策で困難を乗り越えてきたのか。 学ぶべきことが多い北欧諸国の素顔を池上彰が徹底解説します! 東京都立小石川中等教育学校での白熱授業を書籍化しました! (底本 2023年7月発売作品)
  • 小川さゆり、宗教2世
    値引きあり
    3.7
    1巻1,039円 (税込)
    「神の子」じゃなく、私として生きたい。 旧統一教会の「教会長の娘」として生まれ、絶望の末に脱会した彼女は、なぜ両親から止められ、教会から妨害されても屈せず、「涙の告発」を決意するに至ったのか?「被害者救済法案」成立の立役者となり、「宗教2世」のシンボルになった小川さゆりさんの覚悟の手記、緊急刊行! 〈家族の生活の中心だった統一教会を私はどうして信じるようになり、そしてなぜ脱会しようと思ったのか。与えられた家族の価値観からどのように脱し、新たな家族を築く道を選んだのか。  この本のなかでこれから書いていくのは、私がなぜ、自分の顔を出して2世問題に取り組むに至ったかの半生です。〉(「はじめに」より) (底本 2023年3月発売作品)
  • 失敗しないためのジェンダー表現ガイドブック
    値引きあり
    4.0
    【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 悪気はなかったでは済まされない時代です。 現役新聞記者たちが自省の念を込めて贈る「気づきの書」。 「美しすぎる○○」がダメな理由がわからない。女医、女子アナと無意識に言ってしまう。「女性ならではの気配り」はほめ言葉のつもりだった?「薄着の季節だから痴漢に注意」のどこが問題!?女児の出産祝いになんとなくピンクを選んでしまう・・・。ひとつでも当てはまる人、アウトです。ぜひ本書を一読することをおすすめします。 ジェンダー平等を日本で早く実現したい。それにはまず、メディアが発信する記事から見直さなければならないーーー。この本は、現役の新聞記者たちの強い危機感から生まれたものです。今やSNSや広告、宣伝で誰もが発信者になる時代、ジェンダー表現のリテラシーを高めることは必須。その手引き書的な一冊です。 無意識の偏見と男尊女卑、性別役割分業のすりこみなどジェンダーの視点で改めて見直すとたくさんの問題点がみえてくる。ウエブ記事もしかり。スマホアドバイザー・モバイルプリンスさん、ジャーナリスト浜田敬子さん、弁護士の太田啓子さん、武井由起子さんに聞くインターネットとジェンダー論。性暴力の報道や表現の問題、メディアの現状と取組まで徹底的に追求。 (底本 2022年3月発行作品)
  • 過疎再生 奇跡を起こすまちづくり ~人口400人の石見銀山に若者たちが移住する理由~
    値引きあり
    4.2
    1巻1,039円 (税込)
    小さな地方ならではのブランディングがある。 2021年1月、著者の松場登美さんは、人口400人の過疎の町、石見銀山を再生・活性化させた功績で 総務省主催「ふるさとづくり大賞」内閣総理大臣賞を受賞した。 町で創業したアパレルブランド「群言堂」を全国展開のブランドに育て上げ、地域の魅力を全国に発信。 古民家(空き家)再生事業で展開した宿泊事業、リノベ古民家住宅で 若い世代の移住・定住を促進し、子どもの人口はじわり増えてきた。 不便で、遠くて、非効率的。 経済から置いて行かれたような小さな地方だからこそできるブランディングとは? 本書では著者の40年にわたる事業と町づくりの軌跡をたどりながら、 地方再生で効果を上げるために大切な考え方とヒントを包み隠さず伝授する。 地方で地域のために奮闘している皆さん、必読の一冊です! ※この作品はカラーが含まれます。
  • 赤ちゃんポストの真実
    値引きあり
    3.9
    1巻1,039円 (税込)
    誰も知らなかった赤ちゃんポスト。 やむなき事情で育てられない赤ちゃんを病院が匿名で預かる。その後、特別養子縁組を目指す。2007年に慈恵病院が開設したのが「赤ちゃんポスト」である。「命を救う」という理念のもと10年以上運用されてきたが、同病院に続く施設は現れない。法整備も進まない。内情を知ると一筋縄ではいかないことがわかる。 2019年3月までに預けられた144人中、病院が想定した早期新生児は76人。残りの約半数が、ある程度育った赤ちゃんだった。開設第一号は3歳児だ。障害児や外国人の赤ちゃんもいる。いずれも出産状況が分からないため医療者の負担も大きい。 大手メディアが美談として報じる一方で、こぼれ落ちた事実がある。ポストに預けるため熊本入りする妊婦がいる。育った子は「出自を知る権利」を持ち合わせていない。ドイツでは、ポストが乳児遺棄の減少に寄与していないという報告書も出された。 「匿名」という壁をこえ、地元記者が細い糸をたどるようにポストに預けた母、預けられた子を訪ねた。また数多くの医療・福祉関係者や熊本市長や県知事にもあたった。賛否ではなく、赤ちゃんポストが照射する「真実」をひたすら描いたルポルタージュ。
  • 人間臨終考
    値引きあり
    4.0
    1巻1,039円 (税込)
    歴史人物の死に際に見る日本現代論。 石川五右衛門の釜ゆではなぜ見世物にされたのか ガガーリンが若くして飛行機事故で死んだ理由とは ラスプーチンが用いたであろう詐欺師の常套手段とは キュリー夫人が福島第一原発の事故を知ったら? ――歴史人物の死に際から、それを取り巻く社会を、ノンフィクション作家・森達也が痛烈に風刺。死刑、付和雷同の国民性、想像力なき善意…硬直する日本社会にズバッと斬り込む新感覚日本現代論。
  • 「日本バイアス」を外せ!~世界一幸せな国になるための緊急提案15~
    値引きあり
    5.0
    事実を疑うことから、バイアス外しが始まる。  今日本には課題が山積している。私たちが思う以上に逼迫した問題が多く、世界からは「どうして日本人はそんなにのんきでいられるのか」と不思議がられることも多い。  「少子高齢化」「年金」「国防」「原発」「基地問題」「移民」・・・・どれもすべての日本人の未来に直接関わる問題であるにも関わらず、政府も社会も、解決どころか解決につなげる議論さえも先延ばしにしているように見える。  アメリカ出身で日本に長く暮らすパックンことパトリック・ハーランが、この国を愛するからこそ考えたいこれらの課題について、「日本の目」「世界の目」双方の視点から、データを基に解決に向けた提案をする。  そこで鍵になるのは、自分の中にある「バイアス」に気づくこと。「バイアス」とは、偏ったものの見方や、誤解や偏見にも繋がりかねない先入観・思い込みのこと。誰にでも「バイアス」はかかっており、そんな思考ぐせを外すことは簡単ではないが、「事実」をひたすらチェックし、その「事実」をまず疑ってみることが、「バイアス外し」の第一歩になる。  著者は、ずっと日本に生きている私たちは気づかない思わぬ「日本バイアス」を鋭く指摘しつつ、問題解決への提案をしていく。
  • 世界2024年1月号
    続巻入荷
    4.0
    【特集1】ふたつの戦争、ひとつの世界  2022年2月24日、世界中が「いま、なぜ」と問うなか始まったロシアのウクライナ侵攻。その終わりはいまだ見えず、戦禍は拡大している。2023年10月7日に起こったハマスの襲撃が引き金となり、イスラエルはガザ地区への凄惨な攻撃を開始した。人質解放のための束の間の「戦闘休止」は平和に結実するのだろうか。  私たちが生きている世界では、いまも人が殺し、殺されている。その現実を直視しつつも、けっして平和をあきらめないために。停戦への道と世界のこれからを考える。 【特集2】ディストピア・ジャパン  世界各地で戦火がやまないなか、日本はそれでも平和を享受している――。それは事実なのか?  上がらない賃金と長時間労働、ジェンダーギャップ指数125位、横行するハラスメント、G7最下位の報道の自由度、根深い外国人差別……。  同じ人間であるにもかかわらず、人間が貶められる現実が広がってはいないか。それは「平和」なのだろうか。私たちの足もとのディストピアを見つめる。 ※本電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており、タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大すること、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能は使用できません。

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  • 働く悩みは「経済学」で答えが見つかる 自分をすり減らさないための資本主義の授業
    3.5
    ◎マルクス、ケインズ、ガブリエル先生が、いきなり教室にやってきて、みんなの悩みに答え始める! 経済学というと「需要曲線」・「供給曲線」といったことばかりが思い浮かびますが、「経済学者」がやってきたことは、目の前の事象から今どんなふうに社会が回っていて、どうしていけばいいのかを考える、ということ。 「仕事が楽しくない……」「真面目にやっている人が損する社会になってない?」「デジタル化で、経済はどんなふうになるの?」「同じ仕事をしているのに、転職したら年収があがって、なんとなく不思議な感じ」「会社に行くと疲れる」などなど、身近な疑問に、古今東西の経済学者が答えます。 ◎マルクス先生、ケインズ先生のホンネを聴け! マルクス・ケインズなどが本音ベースで持論を解説。 その背景を知ることで、その本当の意味が見えてくる――。 経済学をはじめとする社会学・哲学の著名な学説をざっと知りたい方にもおすすめです。 登場する経済学者・社会学者・哲学者の一例: マルクス、アダム・スミス、ケインズ、シュンペーター、ヴェブレン、ハイエク、ヒューム、ベンサム、カント、、デリダ、デュルケーム、リースマン、ボードリヤール、レヴィ=ストロース、ダニエル・コーエン、マルクス・ガブリエル、斎藤幸平 協力:UNIVERSITY of CREATIVITY
  • 新・日本の階級社会
    3.8
    新自由主義の台頭で日本社会に格差が定着した。非正規労働者層が誕生し、人口の三割が経済的理由から家庭を持つことができないという、膨大な貧困層を形成した。人々は格差の存在をはっきりと感じ、豊かな人々は豊かさを、貧しい人々は貧しさをそれぞれに自覚しながら日々を送る。豊かさの程度によって日本はすでに分断され、「新しい階級社会」が成立しているのだ。最新の調査データが物語る、現代日本の恐るべき現実!!
  • 警察捜査の正体
    3.8
    「このままでは警察国家が復活しかねない、市民はとにかく自衛するしかない」北海道警の方面本部長を務め、2004年に「警察幹部の裏金」を告発した著者が危惧するのは、警察の捜査権限が拡大しつつあること。治安維持という錦の御旗のもと、刑事訴訟法改正で司法取引の導入、通信傍受対象の拡大が進み、新しい科学捜査が次々導入される。だが法律に照らすと、あまりにも「グレーゾーン」が多いのが警察捜査の正体だ。
  • アイヌ学入門
    4.1
    海を渡り北方世界と日本を繋ぐ大交易民族としてのアイヌ。中国王朝と戦うアイヌ。従来のステレオタイプを覆し、ダイナミックに外の世界と繋がった「海のノマド」としてのアイヌ像を様々なトピックから提示する。(講談社現代新書)
  • 犯罪症候群
    2.3
    現代ほど犯罪が、われわれにとって重大な意味をもちはじめた時代はない。犯罪は日常領域と非日常領域の屈折した回路を巡って出現し、逃走する。この犯罪のメカニズムがもはや機能しなくなった世界ではいったい何が起きるのか。犯罪のことばのパラドキシカルな諸考察を通して、二・二六事件から連合赤軍事件にいたるまで、衝撃的な事件の闇の内部構造を鋭敏な生活感覚で照らしだす別役版犯罪原論。
  • お前の1960年代を、死ぬ前にしゃべっとけ!
    4.4
    「おやじ死ぬんだろう、だったら、その前にしゃべっておけ」(息子) 末期の肺がんであることが発覚した親父に、息子がとことんインタビュー。 1960年代後半、元東大全共闘・駒場共闘会議のリーダーであった親父が息子に語る、 全共闘という時代。

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  • 大人問題 目標喪失した社会を正しく生きるために
    -
    1巻1,045円 (税込)
    現代に生きる「大人」たちの多くが感じている不安の実態とは、一体何なのか。 成熟と老いと死、労働の意義、他人との付き合い、恋愛、家族、若年および中高年期のアイデンティティ・クライシス、先端文明との関係、法制度と責任など、我々が直面している問題のひとつひとつを、小浜逸郎が等身大の視点で再検証する。 昨年12月に発行した『子供問題』の対となる一冊。

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  • 子供問題 学校、家族、メディアに見る子供をめぐる矛盾
    4.0
    1巻1,045円 (税込)
    小浜逸郎が2001年から約十年にわたり発表してきた文章から、子ども、教育に関わるものを一挙収録。 「子どもという存在について」「メディアから見る子ども」「学校、教育の現場に見る子ども」と、三つの切り口から、現代の子どもたちが直面する問題を論じていく。 2010年2月には、この本と対をなす『大人問題』刊行予定。

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  • デジタルコンテンツをめぐる現状報告 出版コンテンツ研究会報告2009
    4.0
    本が売れない。1996年にピークを迎えた出版物の総売上は、2008年にはその4分の3程度にまで落ち込んだ。 一方で、インターネットの利用者数は90年代後半の約8倍近くまで増加し、コンテンツの需要はますます増している。 そのような状況の中で、情報学研究、出版、大学、印刷、行政、コンテンツ流通、図書館、新聞、放送・イベント、ミュージアム、法曹という各分野から有志が集まり、出版コンテンツの今後を考える会として「出版コンテンツ研究会」が発足。 もう一度、出版という営みの原点に立ち戻り、出版コンテンツが生き残る可能性を報告する。 出版、音楽配信、印刷、役所、ITの現場のエキスパートに出版コンテンツの現状と未来を訊くインタビュー、現状の理解を深める豊富なデータに、詳細な注釈付。

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  • ロッカショ 2万4000年後の地球へのメッセージ
    3.8
    人類にとって最も「不都合な真実」は日本にあった! 2008年2月に本格稼働を予定する「六ヶ所村核燃料再処理施設」は、世界中の人々が恐れるモンスターだった!
  • 企業研究者のすゝめ
    -
    1巻1,056円 (税込)
    研究は、高学歴の限られた人にしかできない行為なのでしょうか? そんなことはありません。科学技術に「興味」があれば誰にでも潜在能力が備わっているのです。企業研究者として博士号とをとるまでになった著者の、楽しく豊かな企業研究生活へのガイダンス。まだ誰も知らない発見は、あなたが見つけるのかもしれません。全理系社会人、学生必読の一冊。
  • 再審制度ってなんだ? 袴田事件から学ぶ
    4.0
    2023年3月13日,袴田事件の再審開始決定が確定した.事件から57年が経過していた.なぜ,冤罪は起こるのか?実際に袴田事件で再審開始決定を下した元裁判官をはじめとする刑事裁判の専門家が,日本の刑事司法制度の下で冤罪が発生する要因に正面から迫り,是正策や法改正の必要を解き明かす.

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  • 文学は地球を想像する エコクリティシズムの挑戦
    4.8
    環境問題を考える手がかりは文学にある.ソロー,石牟礼道子,梨木香歩,アレクシエーヴィチ,カズオ・イシグロらの作品に,環境をめぐる文学研究=エコクリティシズムの手法で分け入ろう.人間に宿る野性,都市と絡みあう自然,惑星を隅々まで学習するAI──地球と向き合う想像力を掘り起こし,未来を切り開く実践の書.

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  • 核のごみをどうするか もう一つの原発問題
    4.7
    原子力発電によって生じる「高レベル放射性廃棄物」は国内に大量に溜まり続け,放射能の影響が弱まるまで長い年月を要するといわれている.この危険な「核のごみ」をどこにどのような方法で処分すればよいのか.私達はこの問題とどう向き合えばよいのか.専門家らによる提言を読み解きながら問題解決への道を探る.

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  • 外国人集住団地――日本人高齢者と外国人の若者の“ゆるやかな共生
    5.0
    かつて「チャイナ団地」と呼ばれ、今も住民の半分以上が外国人の芝園団地(埼玉県川口市)に住み、 数々のトラブルと向き合い見えてきた共生の道筋―― 急激に進む高齢化と多国籍化の中で誰もが住みやすい環境をつくる!! 【目次】 はじめに かつて「チャイナ団地」と呼ばれた芝園団地 第一章 なぜ芝園団地は外国人住民が激増したのか 「見知らぬ隣人」が「迷惑な隣人」に/外国人住民の増加/母国との生活習慣の違いが生むトラブル/外国人居住者への誹謗中傷 他 第二章 「開かれた自治会構想」と「芝園かけはしプロジェクト」 日本人住民と外国人住民の関係づくりの三つの課題/開かれた自治会構想/学生ボランティア団体「芝園かけはしプロジェクト」発足/SNSによる外国人住民への情報発信 他 第三章 各地の外国人集住地域の「共存」「共生」の取り組み <UR大島六丁目団地(東京都江東区)> インド人住民の集住/「日本語ワカリマセン」/インド人目線での効果的な生活トラブル対処法 <県営いちょう上飯田団地(神奈川県横浜市)> 中国残留邦人の帰国とインドシナ難民の受け入れ/団地祭りと国際交流会を合体/団地で生まれ育った「第二世代」  <UR知立団地(愛知県知立市)> トヨタのお膝元にある外国人集住団地/交代勤務による生活リズムの違いが生む騒音/外国人自治会役員への敵意  <UR笹川団地(三重県四日市市)> ブラジル人がサッカーW杯優勝で大騒ぎ/1000台以上の路上駐車問題/南米ペルー出身の日系三世から見た笹川団地/多文化共生モデル地区担当コーディネーター 他 第四章 日本人同士でもできていない「共存」「共生」 日本人同士も「見知らぬ隣人」の時代/保育園や除夜の鐘の騒音問題/昔の日本人は本当に「共存」「共生」できていたか/人間関係が希薄化しつつある日本社会 他 第五章 「隣近所の多文化共生」を推進するための提言  居住地の隔離が生む別の問題/総務省「地域における多文化共生」の定義/「共存」するために日本の生活習慣を伝える機会の確保/ど「共生」のための日本人と外国人の「接点」づくり/自治会・町内会の可能性 他 終 章 多文化共生は足元から 母国との違いは氷山の一角でしかない/似ている体験に置き換えることの大切さ/多文化共生は足元から
  • 政治と報道 報道不信の根源
    3.7
    「野党は“反発”、政権側は“反論”」「決定打を欠いた」「笑われる野党にも責任」……。 政策論争に沿った報道ではなく、対戦ゲームのような政局報道に終始するのはなぜなのか? 統治のための報道ではない、市民のための報道に向けて、政治報道への違和感を検証。 「市民の問題意識と個々の記者の問題意識、組織の上層部の問題意識がかみ合っていく中で、より適切に報道は、権力監視の役割を果たしていくことができるだろう」(本文より) 「ご飯論法」「国会パブリックビューイング」の上西充子・法政大学教授が、不誠実な政府答弁とその報じ方への「違和感」を具体的事例をベースに徹底検証。 ・権力者と報道機関の距離感はどうあるべきなのか? ・政府の「お決まり答弁」を生み出す、記者の質問方法の問題点。 ・なぜ「桜を見る会」の問題を大手メディア記者は見抜けなかったのか? ・政権与党による「世論誘導」に、知ってかしらずか加担する大手新聞社 ・新聞社はどのように変わろうとしているのか?
  • 道をつくる―外郭環状道路の用地取得―
    -
    1巻1,056円 (税込)
    用地屋は一日にしてならず 天下り先の職場に不満をかかえる白井勇次は、かつて「東京外郭環状道路建設」という国家プロジェクトのもと、用地取得のため奔走した過去を回想していた。 用地買収を可能にするためには地元住民に道路計画を受け入れてもらう必要がある。 住民たちの悲喜交々と向き合いながら、白井は「公務員」としてどう生きるかを模索していく…

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  • 人口減少社会の教育
    -
    1巻1,056円 (税込)
    日本をより住みやすい国、人々の幸せを実現する国へと導くような教育へと能動的に対応していくことが求められている。人口減少という危機をむしろ好機として、安定的で持続可能な社会とそれを支える教育を構築することに成功すれば、世界のモデルとなり得る。教育の仕組み、カリキュラム、学校制度……、三重大学教育学部教授の著者が、長年の研究をもとに人口減少に向かう日本の現状を緻密に分析し、これからの日本に必要な教育を具体的に提言する。日本をより住みやすい国、人々の幸せを実現する国へと導くような教育へと能動的に対応していくことが求められている。

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