作品一覧

  • 貧困クライシス 国民総「最底辺」社会
    4.0
    1巻850円 (税込)
    『下流老人』の執筆を通じて見えてきたのは、「若者の貧困と高齢者の貧困は密接につながっている」ということだ。 若者たちへの支援が十分でないと、彼らが年齢を重ねて高齢者になったときの生活状況が、悲惨なものになってしまう。すべての人がいずれ老人になり、体が不自由になり、年金や生活保護を活用することになる時期がやってくる。 高齢者の問題は、若年層、中年層の明日の問題であり、生活の根幹にかかわる問題といえるだろう。今ここで対策を打たなければ、「一億総下流社会」が到来することは目に見えている。 本書では、子どもから老人まで、あらゆる世代の貧困事例を紹介。さらに、生活保護をはじめ、貧困状態にある人が申請し受給可能な社会保障制度を挙げるとともに、貧困状態から抜け出すための具体的な解決策を紹介する。 毎日新聞「経済プレミア」の連載に大幅加筆。日本の貧困問題のすべてが分かる。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • コロナ貧困 絶望的格差社会の襲来
    4.3
    20万部超のベストセラー『下流老人』の著者、最新刊。コロナ禍を生き抜くための具体策と日本がめざすべき社会保障のあり方を提示する。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 脱・下流老人 年金、生きがい、つながりを立て直す
    4.0
    1巻968円 (税込)
    「ただ、人間らしく暮らしたい」――高齢者の尊厳回復への道筋を示す 人生100 年時代、生きがいや健康のために働き続けようとの掛け声の一方で、低年金に苦しみ、生活を補うため働かざるを得ない老年層は多い。さらに生活保護以下の水準で暮らす高齢者は600万人超もいる。 『下流老人』から7年、賃金は伸びず物価が上昇する中で、今後誰もが直面しうる危機が、老後の貧困である。超低年金、超低賃金、シニア労災等の横行を座視してはならない。 公助(年金)、自助(生きがい)、共助(つながり)の立て直しを訴える著者が、誰も取り残さない社会実現への具体策を提言する。中でも高齢者が安心して生きられる、貧困打開への究極の処方箋とは、全員へ一律の生活扶助費を支給する「最低保障年金」の実現だ。
  • 知りたい! ソーシャルワーカーの仕事
    1.0
    1巻693円 (税込)
    最近注目されている「ソーシャルワーカー」という職業。現状の福祉制度では対処しきれない相談者が増えるなか、解決を編み出すには?その仕事の実際、さまざまな職場環境、資格、課題など多様な側面から迫る。現場と理論をよく知る気鋭の若手2人による、最適の入門書。

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  • 棄民世代 政府に見捨てられた氷河期世代が日本を滅ぼす
    3.0
    1巻946円 (税込)
    『下級老人』が流行語大賞の候補としてノミネートされたのが2015年。 下流老人とは「生活保護基準相当で暮らす高齢者およびその恐れがある高齢者」と定義され、高齢者の貧困問題に警鐘を鳴らした。 しかし、当時の高齢者が抱える問題より、はるかに深刻なのが、中高年化した氷河期世代が老後を迎えるときである。 氷河期世代は雇用政策において翻弄されただけでなく、自己責任という言葉のもとに、あらゆる社会政策から放置されて今に至る。 まさに政府に犠牲にされた『棄民世代』といってもよい。 彼らが高齢者でなったときには、下級老人の比ではない貧困問題を抱えた棄民老人が誕生する。 それは当事者である彼らだけの問題だけでなく、日本全体を揺るがす衝撃の未来が待ち受ける。 誰にとっても他人事ではないこの事態にいかに対処するか。 社会福祉の現場から来るべき危機に警鐘を鳴らす。
  • 中高年ひきこもり―社会問題を背負わされた人たち―
    3.8
    1巻990円 (税込)
    40~60代のひきこもりが61.3万人の衝撃! 当事者の肉声で、この国が抱える現代の問題点を炙り出す! 親との確執、パワハラで離職、うつ病……ひきこもりの原因は多岐にわたるが、根本的要因は日本の独特な社会構造にあった!? “不寛容大国”ニッポンで増え続ける中高年の引きこもりとは? 年老いた親×ひきこもりの子供=8050問題に解決策はあるのか?
  • 未来の再建 ──暮らし・仕事・社会保障のグランドデザイン
    3.0
    1巻825円 (税込)
    頑張っても報われず、誰もが弱者になりうる社会。それが今の日本だ。生活不安が私たちを直撃し、弱者がさらに弱い者を叩く。そんな状況にあって、突破口は一体どこにあるのか? 「くらしの場」、「はたらく場」、「保障の場」それぞれを再建し、自己責任社会から脱却すること。子育て、教育、医療、介護など、私たちが生きる上で必要不可欠な「ベーシック・サービス」を、すべての人に保障すること。来るべき時代への道筋を示す、希望の書である!
  • 下流老人 一億総老後崩壊の衝撃
    3.8
    1~2巻799円 (税込)
    年収400万円以下だと、将来「下流老人」に!? 約600万人が一人暮らし、うち半数は生活保護レベルの日本の高齢者。Nスペ「老後破産」でも話題となった老後崩壊の衝撃を、テレビ、新聞、ネットで今最注目の著者が描く。初の新書。
  • 貧困世代 社会の監獄に閉じ込められた若者たち
    3.6
    1巻781円 (税込)
    昨年『下流老人』が20万部超えのベストセラーとなった著者の新書第2弾!今回は若者の貧困に着目し、「一億総貧困社会」をさらに深く読み解く。これまで、若者は弱者だとは認められず、社会福祉の対象者として扱われなかった。本書では、所持金13円で野宿していた栄養失調状態の20代男性、生活保護を受けて生きる30代女性、脱法ハウスで暮らさざるを得なくなった20代男性などの事例から、若者の貧困を分析する。

ユーザーレビュー

  • 脱・下流老人 年金、生きがい、つながりを立て直す

    Posted by ブクログ

    高齢者の仕事の実態を皮切りに年金生活者の実例を挙げてその実態を明らかにする。国民年金は元々定年の無い自営業者や農業従事者向けで子供と同居するのが前提なので核家族化した現代ではそれだけで老後が賄えるかというとかなり厳しい。また、正社員で企業に勤めて厚生年金で比較的潤沢であっても、自分や家族の病気などがあるとたちまち困窮してしまう状況も描かれている。せっかく就職できた子供がパワハラあってうつになって離職という実例はやや極端な例とも言えなくもないが無いとも言い切れないだろう。
    また非正規雇用が多い氷河期世代の今だけじゃなく老後に厳しさが増すことも指摘している。このように非正規雇用が増えて日本の労働者

    0
    2024年04月17日
  • 下流老人 一億総老後崩壊の衝撃

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ・「普通」から「下流」に陥るパターン
    ①病気や事故による高額な医療費の支払い
    ②高齢者の介護施設に入居できない
    ③子どもがワーキングプア(年収200万円以下)や引きこもりで親に寄りかかる
    ④増加する熟年離婚
    ⑤認知症でも周りに頼れる家族がいない
    認知症+一人暮らし+悪徳業者→下流老人

    ・「責任」と「権利」=社会保障の意義全体
    →「責任」たくさん働いてお金持ちになるか、ほどほどの生活で良いかは、個人の責任に応じた自由
    →「権利」健康で文化的な最低限度の生活を営むこと、個人の生命が守られることは、すべての人に与えられた権利。
    それを守るために税金の存在意義があるので、税金をたくさん使う者は「悪」

    0
    2023年04月03日
  • 脱・下流老人 年金、生きがい、つながりを立て直す

    Posted by ブクログ

    現代の日本が抱える最も大きな社会問題について、丁寧に他の著書などを引用しながら説明してくれている。
    とてもわかりやすくて理解を深めることができた。
    この本はあらゆる人に読んで貰いたい。引用されていた本も、改めて読んでみたい。

    0
    2023年02月08日
  • コロナ貧困 絶望的格差社会の襲来

    Posted by ブクログ

    現場で実際に問題解決に取り組む著者が、コロナ禍の今、多くの人に伝えたいことをコンパクトにまとめて語っている。特に第4章は、支援の現場でどのようなことが行われているかが具体的によくわかり、参考になる。

    0
    2022年07月30日
  • 貧困クライシス 国民総「最底辺」社会

    Posted by ブクログ

    反貧困という社会正義のために人生を捧げる著者のような活動家に心から敬意を表したい。貧困家庭で育った自分にとって、ここに書かれていることは決して他人事とは思えなかった。それに第5章に出てくる元銀行マンが定年後に認知症になって「上級国民」から一気に「下流老人」に転落したように、将来自分もいつそうなるかわからない。正直「キリギリスのために税金を使われるのはたまらないな」と思っていたが、この本を読んで公的扶助の理念を理解し、考えを改めた。自助ばかりを強調する政治も変えないといけない。

    0
    2021年11月23日

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