貧困世代 社会の監獄に閉じ込められた若者たち

貧困世代 社会の監獄に閉じ込められた若者たち

781円 (税込)

3pt

昨年『下流老人』が20万部超えのベストセラーとなった著者の新書第2弾!今回は若者の貧困に着目し、「一億総貧困社会」をさらに深く読み解く。これまで、若者は弱者だとは認められず、社会福祉の対象者として扱われなかった。本書では、所持金13円で野宿していた栄養失調状態の20代男性、生活保護を受けて生きる30代女性、脱法ハウスで暮らさざるを得なくなった20代男性などの事例から、若者の貧困を分析する。

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貧困世代 社会の監獄に閉じ込められた若者たち のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2016年12月18日

    現代の若者がいかに厳しい社会状況に置かれているかについて書かれた本。
    近年、若者の貧困が提言されるようになり、興味があったので本書を読んでみたのだが、その実態の深刻さに驚かされた。何より驚いたのは、私自身の状況も、周りの環境によっては貧困に陥る危険性があるということに気づかされたことだ。

    私は現在...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年06月17日

    「下流老人」で高齢者の貧困と格差の問題をあぶりだした著者が若者の貧困について「貧困世代」という衝撃的なネーミングで暴き出した。若者の貧困は、バブル景気の崩壊以降、人件費を削減するため、若者を犠牲にしながら、企業の成長や経済成長、あるいはシステムの延命や存続を進めるようになった。そのために1990年代...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年05月18日

    20160518

    下流老人に続き、日本が抱える社会福祉の問題点を具体的に明らかにした一冊。

    現代の若者たちが感じる生きづらさ。日本に蔓延る閉塞感の根本が、若者たちが当たり前に生きることすら難しいという状況にあるのだろうと思える。

    例えば、日本が進める住宅政策。持ち家が当たり前にあり、誰もが目指...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年12月20日

    現代がいかに若者にとって厳しい時代なのか、そして国としての対策がいかに遅れているかについてかかれた本。

    現状に厳しさについて学べるので、とてもためになった。 しかし北欧ではこんなに福祉が充実してますよ、と書かてれいる箇所が多いのだが、北欧では税率が70%くらいあるので、その辺もきちんと検証したもの...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年07月23日

    社会的事象としては「ふむぶむそうなんだな全くだ」と思いつつ、その解決策としては「ん〜そうかな〜」という余韻が残る。社会の現状を「まず知る」ための一冊として。

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    Posted by ブクログ 2019年02月15日

    色々と納得させられたり、考えさせられました。

    子育てしている中で薄々感じている、周囲の境遇や、
    何かふと、レールから外れてしまった後の苦しさや怖さの正体を、
    活字として知れた感覚でした。

    自分(40代後半)も、比較的貧しい境遇のなか、生き抜いてきた思いがあるし、
    親の世代は更に、苦労しながら頑張...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年09月06日

    漠然とした「将来の不安」を、具体的に示しています。
    やっぱりか。そうなるか。。。何とかしないと、と思える1冊。
    一読の価値アリ!!

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    Posted by ブクログ 2017年06月03日

    重大かつ深刻な問題について新しい労働組合の設立や個別性の対応など社会的な構造の変化の必要性とツイッターでも良いので思い考えを表出する事の重要性を説く。
    それにしても労働万能説、家族扶養説、青年健康説、時代比較説、努力至上主義説と大人たちの無知と思いやりの無さは嘆かわしい。
    闘技的民主主義と言う言葉を...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年03月09日

    下流老人が出版されてから気になっていた著者の若者の貧困に焦点を当てた著書

    十数年前に、これからの時代は貧困格差がもっと二極分化する。と講演で聞いた誰かの言葉が
    どんどん現実味を帯びて来たと実感してきてる今

    貧困家庭の子供の貧困率の高さには驚く
    著者のように全ての子供に平等に教育の門戸は開かれるべ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年08月29日

    読後、日本の若者の未来を思うと暗くなる。ここに書かれているような悲惨な若者が大半ではないはずだ。でも、無視できない人数が苦行のような人生を歩んでいかねばならないのだとしたら、先行するものとして何か力になってあげたいと思う。

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