脱・下流老人 年金、生きがい、つながりを立て直す

脱・下流老人 年金、生きがい、つながりを立て直す

968円 (税込)

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「ただ、人間らしく暮らしたい」――高齢者の尊厳回復への道筋を示す

人生100 年時代、生きがいや健康のために働き続けようとの掛け声の一方で、低年金に苦しみ、生活を補うため働かざるを得ない老年層は多い。さらに生活保護以下の水準で暮らす高齢者は600万人超もいる。
『下流老人』から7年、賃金は伸びず物価が上昇する中で、今後誰もが直面しうる危機が、老後の貧困である。超低年金、超低賃金、シニア労災等の横行を座視してはならない。
公助(年金)、自助(生きがい)、共助(つながり)の立て直しを訴える著者が、誰も取り残さない社会実現への具体策を提言する。中でも高齢者が安心して生きられる、貧困打開への究極の処方箋とは、全員へ一律の生活扶助費を支給する「最低保障年金」の実現だ。

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脱・下流老人 年金、生きがい、つながりを立て直す のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    高齢者の仕事の実態を皮切りに年金生活者の実例を挙げてその実態を明らかにする。国民年金は元々定年の無い自営業者や農業従事者向けで子供と同居するのが前提なので核家族化した現代ではそれだけで老後が賄えるかというとかなり厳しい。また、正社員で企業に勤めて厚生年金で比較的潤沢であっても、自分や家族の病気などが

    0
    2024年04月17日

    Posted by ブクログ

    現代の日本が抱える最も大きな社会問題について、丁寧に他の著書などを引用しながら説明してくれている。
    とてもわかりやすくて理解を深めることができた。
    この本はあらゆる人に読んで貰いたい。引用されていた本も、改めて読んでみたい。

    0
    2023年02月08日

    Posted by ブクログ

    これからも増え続ける高齢者が幸せで豊かな暮らしができるようにという観点から現状や今後の方策を論じる。
    前半の内容は、定年退職後にお世話になっていた就労の場をまもなく去り、年金生活者になる自分にはひしひしと伝わった。
    特に、年金だけでは暮らせず、70~74歳で3割強の人が働いている実態を知り、焦りを感

    0
    2025年03月01日

    Posted by ブクログ

    このシリーズも二冊読んでおりある程度は免疫があったもののやはり内容は辛辣で考えさせられるものが多かった。
    国や社会の仕組み上どうしても貧困になるざるを得ない人も確かにある一定数は居るけど自助努力の有無もやっぱり考慮するべきなと思うのが持論。
    周りにあまりにも何もしないで文句ばかり言う人達が多いので。

    0
    2023年04月12日

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