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救急車の現場到着時間が年々延び続けるなかで、搬送される高齢者は増え、医師不足は避けられない──。それでもこの国の救急医療を維持していくために、いったい何が必要なのか? 都心の大病院から離島唯一の病院までを駆け巡ったジャーナリストが、私たちの安心・安全が崩壊していく実態を生々しくレポート。救急医たちの偽らざる本音に、救急医療再生のヒントを探る。
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Posted by ブクログ
題名はキャッチーさを出しているが、内容はとても誠実で真摯に課題に取り組んでいると思う。 著者の誠実な姿勢によるものか、取材先の救急医療機関の危機感によるものか、医師や看護師の本音を引き出している。それがより一層、救急医療の現状と今後の厳しさを伝えている。 今後、高齢化によってより一層救急医療を求め...続きを読むる数が増えることが予想されるが、それにいかに対応していくか。機関の創意工夫によりうまく回っているところがあるのが希望。 専門性を持ちづらい救急医療の医師をいかに増やし、育てるか、少しではあるが光があるのが救いだと思う。 周りに人がいないときに読むのをお勧めする。
医療関係者への取材を重ねて、日本の救急医療の課題をまとめ、提言をする。 救急医療の背景に、医療の高度化、専門化があるという。 自分の詳しくないところを診て、医療ミスにつながり、訴訟になるのでは、という恐れから、救急搬送が断られることもある。 もちろん、どんな患者でも受け入れるという立場の医師や病院...続きを読むもある。 だが、そうするとそこに搬送が集中して、対応しきれなくなる。 医師も非人間的な働き方をしなくてはならなくなる。 なるほど、これでは誰も幸せにはなれない。 「患者は自分が軽症かどうかを正しく判断できない」という立場に立って制度設計すべき、という筆者の意見には同意したい。 筆者はまず救急外来の入り口を一本化し、それと同時に、夜間診療所を設けるのがよいのでは、と提言する。 医師が治療に専念できる体制を作るのも大切だというのも、その通りだと思う。 筆者は団塊の世代が後期高齢者になる2025年以降が、「救急車が来なくなる時代」、つまり救急医療が崩壊する時代と言っている。 本書の刊行後の2020年には、コロナ禍で実際医療崩壊と思われる事態になったように思うけれど。 まったなしの状況であることは、間違いないと思った。
70歳以上の患者の急増 医者不足 働き方改革(労働時間) 病院の救急受け入れ態勢 上記の課題が、徐々に重くなり、医療の現状維持は今後かなり難しそう。
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笹井恵里子
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