「声」の言語学入門 私たちはいかに話し、歌うのか

「声」の言語学入門 私たちはいかに話し、歌うのか

1,133円 (税込)

5pt

なぜ声や話し方で「印象」が変わるのか。音から意味が紡ぎ出される仕組みから、それぞれの音の発音方法の詳細、音声コミュニケーションを支える体の不思議までを網羅。俳優、歌人、ラッパー、声優、歌手、アナウンサーなど、「声のプロ」たちとの豊富なエピソードを題材に、多数の図版を使いながら「伝える・伝わる」の謎をわかりやすく解説する!

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「声」の言語学入門 私たちはいかに話し、歌うのか のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    今回の新書は、音声学がつなぐ人との関わりから、川原先生ご自身の研究来歴を読み物として楽しむことができた。一方で、標題通り、言語学の入門書としての機能も果たしてくれており、言語学イントロをやったり、音声学・音韻論イントロを担当している自分の授業にぴったりだった。

    0
    2025年04月18日

    Posted by ブクログ

    言語の本質は文字ではなく音声であり、いかに複雑な動きで音声を発しているのか、気持ちというものを乗せることのできる声という媒体の素晴らしさに気付かせてくれる。プリキュアやポケモンの名前を通して音象徴の概念を伝えたり、文字を音声にすることを仕事としている上白石萌音さんやゴスペラーズ北山さん、言葉のプロで

    0
    2025年07月30日

    Posted by ブクログ

    筆者はそんなところに興味を持つんだ…と思うが、内容を聞いてみると実におもしろい。
    そんな感じで話が進んでいくと同時に、筆者の恐縮芸(?)を中心とした文章展開もおもしろい。
    事前知識としては言語学はちょろっと聞きかじる程度ではあったが、内容、文章ともに楽しめる本であった。

    0
    2025年07月13日

    Posted by ブクログ

     音声学の入門書ではありますが、本書のなによりの魅力は、著者の川原 繁人(かわはら しげと)さんが出会った「声のプロ」たちとのエピソードだと思います。

     例えば、「第一章 声から言語を考える」では、俳優の上白石萌音さんとNHKEテレの番組『スイッチインタビュー』で対談したエピソードが紹介され、「第

    0
    2025年07月07日

    Posted by ブクログ

    SNS等書き言葉全盛の今だからこそ、改めて考えさせられる、「音声が伝えるもの」、なるほど、なるほど。
    面白かった。

    0
    2025年06月21日

    Posted by ブクログ

    音声に関わる学問、今まで想像したことのない分野だった。きっとアナウンス、歌唱などの発音のベストを目指していく上では非常に有益な学問だろうと思った。そして詩歌の音の響きも。俳優の上白石萌音、そして歌人の俵万智、ゴスペラーズの北山陽一、ラッパーのZeebraがこの著者に関心を持って接点が生まれたことはそ

    0
    2025年10月15日

    Posted by ブクログ

    エピソードを交えて書いてあるので読みやすい。
    入門とはいえ、声のしくみについて言及されており、時間がたったらもう一度ゆっくり読み返してみたいと思った。

    0
    2025年09月22日

    Posted by ブクログ

    「音声学を学ぶと人生が豊かになる」と書かれていた。実際、上白石萌音さんや俵万智さんが登場するあたりは惹き込まれていったが、悲しいかな、「音声学」だけに、文字で表現されるのを理解していくのが困難であった。だから僕はいまも豊かではない(笑)。

    0
    2025年07月02日

    Posted by ブクログ

    内容はもちろん面白いしためになるのだが、だんだんと過去の焼き増しと熱意の割合が高まってきて、「ほら面白いでしょう」感も強く、「もういいかな…」という気持ちにさせられてきた。せっかくここまできたのだから、新書を出すのなら新しいことを掘り下げることをがんばってほしい。

    0
    2025年05月16日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    戦後まもなく→身振り手振りを交えた対面中心のコミュニケーション
    1950年頃→電話の普及による音声中心のコミュニケーション
    2000年頃→メールの普及による文字中心のコミュニケーション
    という時系列の整理がわかりやすかった。
    その上で、文字だけでは伝わらない音声言語の表現力を知ることができた。

    0
    2025年06月21日

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