ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
5pt
生成AIと人間の言語システムには、決定的な違いがある─それにもかかわらず、今、言語習得過程にある子どもたちに「おしゃべりする生成AI」が手渡されようとしている。2児の父でもある言語学者が、切実な危機感を込めて警鐘を鳴らす。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
生成AIとおしゃべりアプリそしてスマホについて。気鋭の言語学者が子供の言語取得の害がないかを考察する。 驚くべき速度で進化する生成AIは人間の代わりになるのか、直感的な疑問について筆者は真摯に検証している。 新たな技術は新薬と同様、思わぬ副作用もあるかもしれない。 既にスマホ、生成AIなしでは生きら...続きを読むれない我々、便利さと裏腹な害について、もっと考える必要があることだけは間違いない。
僕には子供がいない。だから子育ての大変さはわからない。けど、そういうときになったら、子供に対して安易にスマホを与えないようにするためにも読み返すべきだと感じた。(あるいは子育て中の方には読んでもらいたい内容だと思った) 本書でも論じられていたけれど、AI自体というよりかはスマホ自体が子供(乳幼児レ...続きを読むベルから)に与える影響について誰もわからないという点がこわいなと思う。 スマホを子供に与えることを『臨床試験を経ていない新薬を小児に投与する』と例えている点は、まさにその異常さを表していて、世界レベルで人体実験を行なっているという強めの表現になるのも納得できる。 スマホなしで生活するのが難しいからこそ、付き合い方をしっかり考えないといけない。スマホに依存しすぎないように個人レベルで工夫していきたいところ。
ものすごく平たく言えば、言葉はコミュニケーションツールなのだから、人間同士のコミュニケーション現場でしか獲得し得ないでしょう、ということですね。それはその通りだと思うので、本書に賛同します。 日頃ぼんやりと感じていたことが、研究者の情報提供(研究結果)で裏付けられたことが有り難い。
AI関連の技術書だと、技術者視点で論じた内容になるので、本書の用に別の専門家視点で論じられているのは面白い。新書ならでは。
最初から最後まで著者の主張に一貫性があり、ブレずにいてくれるので非常にわかりやすい。 タイトルを読んだだけでも著者が生成AIを子ども(特に乳幼児)に使わせることには反対しているのが伝わるが、それをいろんな視点から考察しているのが非常に興味深く自分も賛成する点ばかりでした。 今後生成AIがどれほど人間...続きを読むに近づくのか未知数ではありますが、今のところ生成AIは不確実な情報を自信を持って伝えてくるというのは自分も実感しているのでその点においてだけでも子どもに使わせるのは違うかなあと思います。 また子どもに対してという点からは少しずれますが、言葉だけでの共感は示してくれるけれどそこには対人間間での共感ならば生じるであろうあたたかさは生成AIからは読み取れないと実感しています。 ロボットなんだから自分の思い通りに応えて欲しいと思ってしまうのも怖いところで、少しでも自分の思ってたのと違う回答が来るとそういうことじゃないんだよと思ってしまう自分がいることがもはや怖い。本当の対人間との会話では相手の回答にたとえ納得がいかなくても、そういう考えもあるんだなと思えるのに。 良くも悪くもAIには期待しすぎてしまい、する必要のないところで失望したり不信感を抱いてしまうのがまた怖いところだと思います。 大人の自分でさえそうなので、まだ感情抑制も知識も未発達で不足している子どもにとっては、非常に不安定な存在なのではないかとも思います。 とにかくいろんなことを考えさせられるし、なるほどなあという視点もたくさんあり、とても勉強になりました。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
言語学者、生成AIを危ぶむ 子どもにとって毒か薬か
新刊情報をお知らせします。
川原繁人
フォロー機能について
「朝日新書」の最新刊一覧へ
「学術・語学」無料一覧へ
「学術・語学」ランキングの一覧へ
絵本 うたうからだのふしぎ
音とことばのふしぎな世界 メイド声から英語の達人まで
試し読み
音声学者、娘とことばの不思議に飛び込む~プリチュワからカピチュウ、おっけーぐるぐるまで~
言語学的ラップの世界
「声」の言語学入門 私たちはいかに話し、歌うのか
なぜ、おかしの名前はパピプペポが多いのか?言語学者、小学生の質問に本気で答える
日本語の秘密
フリースタイル言語学
「川原繁人」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲言語学者、生成AIを危ぶむ 子どもにとって毒か薬か ページトップヘ