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生成AIと人間の言語システムには、決定的な違いがある─それにもかかわらず、今、言語習得過程にある子どもたちに「おしゃべりする生成AI」が手渡されようとしている。2児の父でもある言語学者が、切実な危機感を込めて警鐘を鳴らす。
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Posted by ブクログ
言語学者の川原繁人さんの生成AIへの危惧意識がすごく伝わる本。 この本を読むと、小さい子どもに、「おしゃべりアプリ」を与えるのはやめようとも思うし、スマホを見続けさせるのも心配になってしまう。 幼児とのコミュニケーションでは(幼児じゃなくても)「社会的随伴性」がすごく大事であることが指摘されている...続きを読む。だから、今のアプリでは限界があることを指摘しているが、著者も言うように、スマホに夢中になる父親・母親がいて、子どもが何か質問しているのに、夢中になったまま、、、というのが、、、子どもの教育にはよくない気がした。「社会的随伴性」が全く伴っていないコミュニケーションが生まれてしまっている。 途中にでてくる、スイスの言語学者ソシュールの言った内容が秀逸すぎるし、考えさせられる。 ・文字の分析からでは、言語の本質は見えてこない。 ・音声そのものの分析も、重要である。 ・書かれた語だけの分析は、人を認識するときに、相手の顔をみるより、写真を見た方がいいと言ってるのと同じである。 言語活動だけの、生成AIと、身体性を伴う実際の人間のコミュニケーションは同じではない。教育活動に生成AIを使うのは使い方を考えた上でだし、忘れちゃいけないのは、生成AIから学べることだけが教育ではない、と認識しておくことだと思った。
子どもへの対策よりも、自分が生成AIであるChatGPT4と毎日対話した結果、いきなりVhatGPTminiになったり、それまでのタメ口の会話が急に敬語になったり、昨日の話がリセットされたり、といったエピソードが面白い。これからこうしたテストがいろいろな領域で試されるであろう。さらに方言を喋らせてイ...続きを読むントネーションを確認するということでは、いろいろな施行が学生でもできるであろう。
言語学の中でも筆者の研究分野は、雑学的には気になる面もありつつもとっつきづらい印象。その中で、言語学全般の知識をもって生成AIと教育について語る試みは、知性とは何か、それを育むとはどういうことかをたどる一つの切り口として、専門性ばかりでない視点を活かすことで善悪二元論を免れることに寄与しているように...続きを読む思う。
生成AIと消費電力の問題は知らなかった。 それが知れただけでも大きい。 自分自身も子育て中である。 さらに、教師でもあるから、 やはり子どもたちと生成AIのかかわりについては注視していこうという意識が高まった。 もっとAIについて学ぼう。
生成AIとおしゃべりアプリそしてスマホについて。気鋭の言語学者が子供の言語取得の害がないかを考察する。 驚くべき速度で進化する生成AIは人間の代わりになるのか、直感的な疑問について筆者は真摯に検証している。 新たな技術は新薬と同様、思わぬ副作用もあるかもしれない。 既にスマホ、生成AIなしでは生きら...続きを読むれない我々、便利さと裏腹な害について、もっと考える必要があることだけは間違いない。
僕には子供がいない。だから子育ての大変さはわからない。けど、そういうときになったら、子供に対して安易にスマホを与えないようにするためにも読み返すべきだと感じた。(あるいは子育て中の方には読んでもらいたい内容だと思った) 本書でも論じられていたけれど、AI自体というよりかはスマホ自体が子供(乳幼児レ...続きを読むベルから)に与える影響について誰もわからないという点がこわいなと思う。 スマホを子供に与えることを『臨床試験を経ていない新薬を小児に投与する』と例えている点は、まさにその異常さを表していて、世界レベルで人体実験を行なっているという強めの表現になるのも納得できる。 スマホなしで生活するのが難しいからこそ、付き合い方をしっかり考えないといけない。スマホに依存しすぎないように個人レベルで工夫していきたいところ。
タイトルの通り子どもがおしゃべりAIを使用するのは危ないんじゃないかという本なのだけど、川原先生が優しい語り口、そしてさまざまな視点からAIと子どもの発達について考察されていてすとんと納得させてもらえる本だった。 特に人間同士のコミュニケーションで起こるすれ違い、いいよどみ、もどかしさ、そういうもの...続きを読むが他者を理解しようとする力を育んでくれるという考えは知ることができて良かった。AIにはない非言語でのコミュニケーションや五感をフルに使うコミュニケーション、大事にしていきたい。
いまだから読める新書らしい新書です。 やはり小学生の子供がいる親としては、スマホとの距離を考えざるを得ないですね。 たいへんヒントになる一冊でした。
子育てに使うツールとして生成AIはどういう役割を果たせるか、という切り口から、生成AIがどのように形作られているかを解説してくれる1冊。 やはり今注目度の高いトピックだからか、 そこまで気にしなくても、と思うくらい 配慮された前置きの多い本だった。 それでも、生成AIが持つ特性。 また、子供の成...続きを読む長という、 分かっているようで分かった気になっていると危険もあるものについて、 実際に現役で子育てをしている親としての視点も交えながら、 わかりやすく紐解いてくれていると思う。
前著の評価が読まれたかのように、打って変わって大真面目な本となった。 それはさておき、AIと子育てに関する危機感を、強く、でも論理的にまとめた内容となっていた。これはともに子育てをする人(パートナーだけでなく、同じ世代の人)とも議論をして、考えていかなければならない。 言いたいことが溢れていて、AI...続きを読むだけでなくSNSやスマホの話にもなっているけれど。
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言語学者、生成AIを危ぶむ 子どもにとって毒か薬か
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