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Posted by ブクログ
言語学者の川原繁人さんの生成AIへの危惧意識がすごく伝わる本。
この本を読むと、小さい子どもに、「おしゃべりアプリ」を与えるのはやめようとも思うし、スマホを見続けさせるのも心配になってしまう。
幼児とのコミュニケーションでは(幼児じゃなくても)「社会的随伴性」がすごく大事であることが指摘されている。だから、今のアプリでは限界があることを指摘しているが、著者も言うように、スマホに夢中になる父親・母親がいて、子どもが何か質問しているのに、夢中になったまま、、、というのが、、、子どもの教育にはよくない気がした。「社会的随伴性」が全く伴っていないコミュニケーションが生まれてしまっている。
途中にでてくる、スイスの言語学者ソシュールの言った内容が秀逸すぎるし、考えさせられる。
・文字の分析からでは、言語の本質は見えてこない。
・音声そのものの分析も、重要である。
・書かれた語だけの分析は、人を認識するときに、相手の顔をみるより、写真を見た方がいいと言ってるのと同じである。
言語活動だけの、生成AIと、身体性を伴う実際の人間のコミュニケーションは同じではない。教育活動に生成AIを使うのは使い方を考えた上でだし、忘れちゃいけないのは、生成AIから学べることだけが教育ではない、と認識しておくことだと思った。
Posted by ブクログ
僕には子供がいない。だから子育ての大変さはわからない。けど、そういうときになったら、子供に対して安易にスマホを与えないようにするためにも読み返すべきだと感じた。(あるいは子育て中の方には読んでもらいたい内容だと思った)
本書でも論じられていたけれど、AI自体というよりかはスマホ自体が子供(乳幼児レベルから)に与える影響について誰もわからないという点がこわいなと思う。
スマホを子供に与えることを『臨床試験を経ていない新薬を小児に投与する』と例えている点は、まさにその異常さを表していて、世界レベルで人体実験を行なっているという強めの表現になるのも納得できる。
スマホなしで生活するのが難しいからこそ、付き合い方をしっかり考えないといけない。スマホに依存しすぎないように個人レベルで工夫していきたいところ。
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