あらすじ
20万部超のベストセラー『下流老人』の著者、最新刊。コロナ禍を生き抜くための具体策と日本がめざすべき社会保障のあり方を提示する。
※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
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Posted by ブクログ
現場で実際に問題解決に取り組む著者が、コロナ禍の今、多くの人に伝えたいことをコンパクトにまとめて語っている。特に第4章は、支援の現場でどのようなことが行われているかが具体的によくわかり、参考になる。
Posted by ブクログ
コロナ禍における貧困か他人事でなくなった現状を書いた本。
現在のコロナ禍でだれが憂き目にあっているかというと女性と非正規雇用者の現状を11の事例で紹介。
なぜそのような状況に陥ったか、また支援、相談窓口をいくつか紹介。
読んでいえこんなにも相談、支援する所があるのかと驚いた。
これはもっと周知徹底したほうがいいと思った。
またナイナイの岡村隆史の女性蔑視発言をなにが問題だったのかを分析している。
最終的にはコロナ禍で何が必要か6つの提言を挙げている
Posted by ブクログ
『明日は我が身かもしれない』
今の生活を送ることができているのは「運が良かっただけ」と思っておいた方が良いかもしれない。
「自己責任」という言葉を使う人は、自分が「運が良い」とは思わず、明日は我が身とは想像もしないで、不寛容なことを平気で言うのだろうと思う。
今のコロナ貧困が招いた格差社会を理解するなら「運悪く」貧困の状態になってしまった人にボランティアや寄付で力を貸すだろう。最低でも寛容な考え方をして発言するだろう。
コロナ禍は、良くも悪くも人の本質が露わになってしまう。
Posted by ブクログ
コロナ禍における貧困について、ソーシャルワーカーの藤田孝典が語った一冊。コロナ前→コロナ禍に入ってからの失業率や生活保護者数の増加などから、実際にコロナが原因で 失業された方のコラムなど生生しい内容が多い。特に、非正規雇用と女性の労働環境についてくわしく解説されている(ナインティナインの岡村さんによる「風俗発言」についても深く検証される)。支援・相談窓口についても紹介されており、知らない保障制度なども多く勉強になった。