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Posted by ブクログ 2011年12月07日
「経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか」C.ダグラス・スミス 平凡社ライブラリー
2000年発行、2004年文庫に収録された本書であるが、ここに書かれていることは、現代でも充分に通用する、どころか現代こそ大切な指摘が多々ある気がする。
一章目において、著者は「タイタニック現実主義」...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年04月09日
私の原点になった本です。
どっち向いて歩けばいいかがわかった。
絶対ぐらついたらこの本を読む。
もう30回ぐらい読んでるかもしれない。
…ですが今更色々レビューとかしません。
とりあえず読んでください、と。
彼が読んでほしいと思ってる人は、
・過労でくたびれた、あるいは労働現場...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年12月24日
経済成長を続けようとすることも軍隊を持つことも、少し人間的な感性を働かせればと非常識なことだと気付くはずなのだけど、恐れと欲望が蔓延した今の世の中ではこれが常識とされ、少し異を唱えただけで現実を見ない夢想家、更には危ない宗教家みたいな扱いをされてしまう。
ずっと感じてるけど、うまく表現できなかった社...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
経済だけでなく、憲法、民主主義、環境問題等あらゆる視点から「豊か」とは何かについて語っています。
今目の前にあるシステムが当たり前だと盲目的に信じることの怖さを改めて認識しました。
また、本の中で使われている「タイタニック現実主義の理論」がとてもわかりやすくて、さらに考えさせられました。
タイ...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月28日
経済発展は思想として覇権をとった「イデオロギー」
経済発展とは自動詞ではなく他動詞で、第三世界を「発展させる」というアメリカの国策から始まった。
戦後、アメリカは投資する場所を探していた。そこで南の「未開発」の国を投資しがいのある、投資すれば利益がでる経済制度に作りなおしていった。
かつてからあっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年11月12日
タイトルに「経済成長」という単語が出てますが、経済以外のトピックもかなり豊富に盛り込まれてます。現在の社会通念として「当たり前のこと」と捉えられていることへの反論、あるいは問題提起をしている本であると言えます。
書かれたのは2004年ですが、この時点で既に議論の的になっていた憲法第9条の解釈の論考...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年05月17日
経済という側面から世界のルールを描いた一冊。お金持ちや貧乏とは。その格差をつくるには何が必要か。どうなると経済成長を意識せずに暮らすことができそうか。僕の結論としては、僕の生き方だとやっぱり経済のことをよく知っておくことが必要で、お金も必要で、知らないことが失うことに直結するリスクはあるなと改めて思...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年04月14日
現代社会は「好景気万能説」に陥って、思考停止状態にあるんだ、ということが改めて実感できた。
本書にあった、「経済成長が解決してくれると考えられている社会問題が、実はその原因であった」というようなこと、結構あるのではないかと思う。
そもそも、経済成長(景気回復)って何?と問われてきちんと答えられる人っ...続きを読む
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