近藤昭二の作品一覧
「近藤昭二」の「誰も知らない「死刑」の裏側」「誰も知らない死刑の舞台裏」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「近藤昭二」の「誰も知らない「死刑」の裏側」「誰も知らない死刑の舞台裏」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
死刑制度に関して批判的な立場で書かれている。この問題の入門書的な位置づけな本であり、概要を知る上では役に立つ。
昨年は大量に死刑が執行された。オウム真理教に所属していた者たちが起こした地下鉄サリンの実行犯やその中心的な指導者に対する死刑が執行された。
その死刑は国によっては禁じられている。日本には古くからかたき討ちのような死刑に準ずる殺人が認められており、死刑を公認する文化がある。その他にも様々な死罪の方法があった。
死刑囚がどのように最期を迎えるのかについても書かれている。千差万別だが、中には心を穏やかにして刑死を受け入れるものもいる。また最後まで抵抗して死を迎えるものもいる。
死
Posted by ブクログ
今日か今日かと死刑に怯える死刑囚。「米も肉も、味がしない。腹も減らない。」
捏造された証拠が発覚し再審無罪。「失われた30年はどこへ?」
そして刑務官は動かなくなった友を前に自答する。「俺は、犯罪者を更正させるのが仕事なのだ。なのに…」
軽々しく死刑を叫ぶな。
裁判員制度が始まる今、僕は裁判の何を知ってる?
そして、死刑の何を知ってる?
獄窓に来て乾飯を啄む雀 ときをり我に美しき瞳を向く
より添へる獄窓に月あり死なず済み 春の静かなひと日昏れゆく
拇印して処刑の契約済ませしが ふと思ひ出で指の朱ぬぐふ
明日の死を前にひたすら打ちつづく 鼓動を指に聴きつつ眠る
新しき草履たまはりあの世へ