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「神の子」じゃなく、私として生きたい。
旧統一教会の「教会長の娘」として生まれ、絶望の末に脱会した彼女は、なぜ両親から止められ、教会から妨害されても屈せず、「涙の告発」を決意するに至ったのか?「被害者救済法案」成立の立役者となり、「宗教2世」のシンボルになった小川さゆりさんの覚悟の手記、緊急刊行!
〈家族の生活の中心だった統一教会を私はどうして信じるようになり、そしてなぜ脱会しようと思ったのか。与えられた家族の価値観からどのように脱し、新たな家族を築く道を選んだのか。
この本のなかでこれから書いていくのは、私がなぜ、自分の顔を出して2世問題に取り組むに至ったかの半生です。〉(「はじめに」より)
(底本 2023年3月発売作品)
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Posted by ブクログ
宗教に関心があるため、読んでみました。
良い本というと表現があれですが、
評価は⭐️5です。
宗教を信仰していない自分にとって、
悪夢が現実になっているような世界の話でした。
この本を読んだり、小川さゆりさんのお話を
YouTubeなどで聞くと、とても胸が苦しくなります。
ご本人がどれほど辛く苦しい思いを
されてきたのか、強く想像させられました。
僕はこの本を読むまで、特定の宗教を除き、
宗教についてそこまで悪いとは思っていませんでした。
しかし、特定の教団の実態について、
自分が思っていた以上に深刻だと感じました。
このような方がたくさんいると思うと、胸が痛みます。
なかなかこのような話を聞いたり読んだり
することがないので、強く印象に残る一冊でした。
Posted by ブクログ
まず辛い過去と向き合い、文字に起こした著者である小川さんのご苦労を労いつつ感謝の気持ちを伝えたく思いました。
ご自身の半世を紐解くにあたり、宗教の暗部だけでなく、明るく幸せだった部分も明るみにし発信することは、正義の矛先や発信する意義を問いただす作業でもあり様々な葛藤があったと察します。
また、教会内部には良い人も沢山いて、信仰により幸せな人達がいたという事実。これらは世論が統一教会潰しに振り切っている中でメディアが触れない不都合な事実でもあると思いますが、小川さんは実直にその事実も述懐されています。
教会の全てを否定することはせず、良い思いをしたことも踏まえ、それでも教会と対立する姿勢を決意した小川さん。この境地に達するまでどれだけの思考の反芻があったのか、心中察するに余り有ります。
なにより、本書の終盤に「自分の(被害者救済の)活動はたくさんの人(信仰者)の人生を巻き込んでしまっている」「恨むより、許したい」とありますが、これらの言葉こそが、被害者救済を多面的に見続けてきた小川さんの思考の跡を端的に表現している気がします。
私は無宗教家で、親からネグレクトを受けたこともありません。ですから、統一教会絡みのニュースに触れるたび、被害者の気持ちを知り支援はできても、その辛さを完全には想像・共感できないことを心苦しく感じていました。本書はそんな私の想像を補完してくれる書籍だと思いますが、それでもまだ、小川さんはじめ橋田さんのような被害者の苦しみを完全に理解出来ているとは言い難いと思います。
私に出来ることは被害者や当事者の気持ちに到達せずとも知る努力を続けることだと改めて感じました。
Posted by ブクログ
非常に考えさせられる内容でした。
自分の両親もクリスチャンです。
宗教の中ではメジャーな部類ですが、自分の子供の頃はやはり宗教差別みたいなところがありましたし、価値観が友達と違って、そのギャップに悩んだこともありました。
子供の頃を思い出し、著者の考えには強く共感しました。
ただ、決して宗教そのものは悪いとは思いませんし、信じているものが違えど、幸せに過ごせるといいなと思います。
自分はアメリカに住んでいた時期に、宗教という概念は克服しました。
向こうの人は入っていない方が珍しいですし、キリスト教、仏教、イスラム教以外にも、滅茶苦茶宗教があるので、共存していればそれでいいのかなとも思っています。
自分たちと違うからということだけで、迫害や嫌がらせなどが起きない社会を作って行きたいですね。
ちなみに自分は今は完全に無宗教です。
Posted by ブクログ
統一教会の二世の方による手記。まずは告発した勇気が凄い。疑問や不快感があったとしても自分がハマっていた価値観からの脱却は大変な事だと思う。会見前に妨害してくる教会もなかなか(精神科病院に入院した事が事実だとしても)酷い。
祖母の介護で母親が鬼の様になるも教団内では笑顔を絶やさないとかいうホラー要素、ランドセルもまともに買ってもらえないという貧窮要素、性に関して厳しいのに歳上男性信者からのセクハラはほぼ黙殺というセクハラ要素等、マイナス面が各方向に向いている。それでもコミニティーに属している時の安心感は強力で「宗教は阿片」とかいう言葉(出典は不明)も分かる。
30歳過ぎで子どもの多産を促され且つ養子に出す(養子に出された妹さんは幸せに暮らしていたとの事は誤解なきよう)というのは倫理的には頷き難いが少子高齢社会に対する1つの回答と言えなくもない。
良き伴侶とお子様がいらっしゃるのが読者としても救いとなっていて良かった。
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