ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
沖縄には、謎が多い。圧倒的な好景気が続く中、なぜ、突出した貧困社会なのか。「沖縄の人は優しい」と皆が口をそろえる中、なぜ、自殺率やいじめ、教員の鬱の問題は他の地域を圧倒しているのか。誰もなしえなかったアプローチで、沖縄社会の真実に迫る。「沖縄問題」を突き詰めることは日本の問題を突き詰めることであり、それは、私たち自身の問題を突き詰めることだ――。「コロナ後の世界」のありかたをも問う、鮮烈の問題作。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
沖縄は莫大な補助金支給がある中で貧困率がワーストだったのが不思議だったが、その本質を社会構造から理路整然と解いている本でした。 ナンクルナイサの風土も、良いイメージだったのがだいぶ見方が変わってしまった。 そもそもナンクルナイサも何もしなくてOK的な意味合いだと思ってたが、もともとはマクトゥソーケー...続きを読むナンクルナイサ(人事を尽くして天命を待つ)という素晴らしい意味を持ってたと読んで、強力な現状維持に麻痺した事で変遷したように感じた。 足並みを極端に揃えたり、出る杭を打つ風潮を本質から変えない限り、貧困からは抜けれないのも納得した。
沖縄に住んでたら分かってるつもりでも 中の人間だから俯瞰的に見えないところを 俯瞰的に捉えてる本だった。 ただこれを県民の人が読んで理解するのかは どうだろう…
沖縄が抱える問題の根幹的な原因は低い自尊心にあると書かれていた. 自分を愛すことができないから,他人の挑戦や努力を認めることができないと. 補助金などの外的要因が絡んでいることで,自尊心の問題が沖縄では色濃く出ているが,同様の問題は日本でも起きている. 沖縄の問題を知っていく中で,本土に住んでいる自...続きを読む身の行動や認識を改めて見つめ直すきっかけとなった.沖縄に行きたいな~ ↓の文章が刺さった. > 自分を愛していない人の「心の穴埋め」は時に脅迫的だ. > ・・・ > 自分の思う通りに事が進めば,自分の心の穴が少し埋まるような気がして, > その一瞬だけ安心するが,誰かが自分の意に沿う行動をしなければ, > 心の穴が広がる痛みを感じてパニックを起こす.
著者は序文で「沖縄は、見かけとはまったく違う社会である」と述べているが、本書を一読して、自分の沖縄観について目から鱗が落ちることが多々描かれていて知的興奮を覚えざるを得ない読書体験となった。 ひとつひとつ取り上げたらキリがないくらい沖縄社会に対する鋭い考察がたくさん記述されている本書だが、特に第2章...続きを読む「人間関係の経済」では沖縄社会が本土以上に息が詰まる村社会であることが垣間見れてとても知的興奮を覚えました。 また、貧困が沖縄社会を支えているという本書で描かれている事実はいろいろと考えさせられました。著者は本書の中で人は自尊心が低いままだと向上することが難しいと論じてますが、その考えには自分も強く同意します。自尊心が低い、自分を愛すことができない人間にはよりよい人を育て、よりよい社会を創造・構築することはできない。そのことをいくつになっても自分の心に銘記し生きていきたいと感じさせる単なる文化論・社会考察にとどまらない自己啓発な一冊でした。
補助金付で産業発展しない 同調圧が強く、社会資本に依存度が高い 合理的に判断して、変える意味がないから変化が起きない 自己肯定感の低さが問題、一人一人と向き合って相手の関心に関心を持ちましょう。 (愛の経営のくだりは若干、論理的に飛躍感あり) 沖縄の問題は程度の差はあれ本土側でも問題になっている...続きを読む写鏡。
アベプラで気になって購入。 現状維持と同調圧力、うちの島でもあてはまるなあ。 刺さったのは愛の経営。人の関心に関心を持つこと、簡単なようで簡単ではない、まずは近くの人から始めよう。 現状の分析だけではない、コロナを大事なことに気づくためのプラスに捉えている。
仕事で沖縄に移住して6年とすこし。沖縄はどうですか?と沖縄の人に聞かれたら、「とても過ごしやすいです」さらに聞かれたら、「でも、沖縄は努力が報われない土地な気がします」と答えている自分は、この本を頷きながら読んだ。
基地問題を盾に補助金を受け取る。そうした年間3000億もの補助金が良くも悪くも沖縄の抱える問題を根深いものにしている。現状維持を好む沖縄の労働者や経営者、優しい消費者。私は沖縄県民だが思い当たる節は多々ある。本書でも書いてあるように一人一人が自尊心を持つことで沖縄の問題が解消されると信じて頑張ってい...続きを読むきたい
沖縄から出て今は本土で暮らしているが、沖縄で感じていた謎の違和感を言語化してくれていてよかった。 沖縄から出たがらない、出ようとも考えていない人たちの話をしているのかなと感じ、私の周りにいた人たちには当てはまりはしなかった。 沖縄だけの話ではないと思っていたら、最後は日本にまで話が飛んでなるほどなと...続きを読む思った。 著者の考察に正誤はわからないが、考察の仕方はすごく参考になった。
オリオンビールが守られた事業だったり、閉鎖的な文化と補助金による悪魔合体のような話が聞けて興味深かった。一面に過ぎないと思いつつも説得力ある話が多くて困惑する。いつかどうにかなるのだろうか。。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
沖縄から貧困がなくならない本当の理由
新刊情報をお知らせします。
樋口耕太郎
フォロー機能について
「光文社新書」の最新刊一覧へ
「社会・政治」無料一覧へ
「社会・政治」ランキングの一覧へ
人生とは長い時間をかけて自分を愛する旅である こころの資本の経済学
「樋口耕太郎」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲沖縄から貧困がなくならない本当の理由 ページトップヘ