作品一覧

ユーザーレビュー

  • お前の1960年代を、死ぬ前にしゃべっとけ!

    Posted by ブクログ

     肺がんで死にかけている
     団塊元東大全共闘頑固親父を
     団塊ジュニア・ハゲタカファンド勤務の
     息子がとことん聞き倒す!

    長い副題がついた対談です。
    かつて活動家であった父に、息子が腹を割ったインタビューをする。
    話の中心は、大学生時代の父が、学生運動をしながら、考えたこと、憤ったこと、嘆いたこと……。しつこいほど語り倒されます。
    家族なんだから、「まあ、そのくらいでいいじゃん」という妥協がまったくないところが、なんとも小気味よい一冊になっています。

    とにかく、しつこく微に入り細に入り書かれています。
    歴史観の枠組みの中に、明弘氏が関わってきた自分史が実存体験としてマッピングされているこ

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    2010年11月25日
  • お前の1960年代を、死ぬ前にしゃべっとけ!

    Posted by ブクログ

    その時代時代の考え方があるけど、間違いなく言えるのは、親父が過ごした時期と生き方の方がおもしろそうだ、ということ。

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    2010年09月25日
  • お前の1960年代を、死ぬ前にしゃべっとけ!

    Posted by ブクログ

    学生運動の内情、当時の世界全体のパワーバランスが、親子対談形式で語られている。第二次世界大戦終了前後の各国民の思惑も語られ、非常に面白かった。最後の宗教論の部分は、ちょっと流し読みしてしまった。

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    2012年10月28日
  • お前の1960年代を、死ぬ前にしゃべっとけ!

    Posted by ブクログ

    「時代にわしづかみにされた」by小阪修平 

     政治の季節の学生運動、そんな大雑把なくくりでしか知らなかったけれど、若者が本気で社会の事を考えていた美しき時代、とは必ずしも言えなかったようだ。ゲバ棒と赤ヘルで騒いていたのは学生だけじゃなく、若年層労働者や機動隊だっていっしょに騒いでいたのだ。
     その時代を直接的にしらない私は黒縁メガネの黒髪学生が叫んでいる写真や、漢字だけで書かれた堅苦しい名称に人の熱のようなものを感じ、憧れのようなものを抱いていた。
     学生運動といっても初期の安保闘争と後期の全共闘運動は訴えの内容が違っているし、左向きの運動と言っても共産党系の左翼と、共産党の批判派としての新

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    2010年10月23日
  • お前の1960年代を、死ぬ前にしゃべっとけ!

    Posted by ブクログ

    全共闘っていったいなんだったんだろう?って、後の世代の人間からするとわけがわかんない。事実とか事件とか政情とかよりも、当事者の心情がわからなかった。この親子の対話で、その一端が明らかになる。何よりも、父親とこんなに話せるなんて、うらやましいことだ。一生かかっても自分の父親とこんなに話す機会なんてないと思う。

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    2010年08月15日

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