加納建太の作品一覧
「加納建太」の「お前の1960年代を、死ぬ前にしゃべっとけ!」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「加納建太」の「お前の1960年代を、死ぬ前にしゃべっとけ!」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
肺がんで死にかけている
団塊元東大全共闘頑固親父を
団塊ジュニア・ハゲタカファンド勤務の
息子がとことん聞き倒す!
長い副題がついた対談です。
かつて活動家であった父に、息子が腹を割ったインタビューをする。
話の中心は、大学生時代の父が、学生運動をしながら、考えたこと、憤ったこと、嘆いたこと……。しつこいほど語り倒されます。
家族なんだから、「まあ、そのくらいでいいじゃん」という妥協がまったくないところが、なんとも小気味よい一冊になっています。
とにかく、しつこく微に入り細に入り書かれています。
歴史観の枠組みの中に、明弘氏が関わってきた自分史が実存体験としてマッピングされているこ
Posted by ブクログ
「時代にわしづかみにされた」by小阪修平
政治の季節の学生運動、そんな大雑把なくくりでしか知らなかったけれど、若者が本気で社会の事を考えていた美しき時代、とは必ずしも言えなかったようだ。ゲバ棒と赤ヘルで騒いていたのは学生だけじゃなく、若年層労働者や機動隊だっていっしょに騒いでいたのだ。
その時代を直接的にしらない私は黒縁メガネの黒髪学生が叫んでいる写真や、漢字だけで書かれた堅苦しい名称に人の熱のようなものを感じ、憧れのようなものを抱いていた。
学生運動といっても初期の安保闘争と後期の全共闘運動は訴えの内容が違っているし、左向きの運動と言っても共産党系の左翼と、共産党の批判派としての新