作品一覧

  • なぜ少子化は止められないのか
    3.3
    1巻990円 (税込)
    2022年、出生数がついに80万人割れ! わずか7年で20%以上の減少 2030年までが最後のチャンス ・2025年には出生数70万人割れ? ・第1子に手が届かない人、結婚しても子どもを希望しない人が増加 ・現金給付依存の危険性 ・若者の経済・雇用環境の好転が不可欠 ・「経済成長はもういらない」という老人を怒鳴りつけたい ・非正規雇用の女性は結婚・出産に後ろ向き ・フィンランドも実は日本並みの出生率に低下 ・東京の企業に一本釣りされる地方の優秀な女性 ・育休中にリスキリングしてはいけないのか  etc. なぜ少子化は止まらないのか。どのような手を打てばよいのか。若者の意識の変化や経済環境の悪化、現金給付の効果など、人口問題の専門家が様々なデータを基に分析、会話形式でわかりやすく解説します。
  • 子供が消えゆく国
    -
    1巻935円 (税込)
    2019年、日本人の出生数が86万人に急減! 予測より2年も早く、90万人の大台を割れ 人口減はむしろチャンス! 日本の人手不足は、IT活用によりイノベーションを起こす絶好の環境。 次世代が今より豊かに暮らせる社会を創造する道筋とは? 「団塊ジュニア」に始まる就職氷河期世代が晩婚となりがちで、子どもを持つことにためらいを生じさせた一因に、彼らの経済問題があったことは言い逃れることのできない事実です。 団塊ジュニアは、言い換えれば「第2次ベビーブーマー」です。本来であればこの世代も、前世代までと同様に結婚し、子どもをもうけ、1次、2次ほど明確なものではないにしろ、わが国に第3次ベビーブームをもたらしていたかもしれません。私たちの社会は、低成長下、限られたパイの分配を最適化することができず、彼ら世代に社会のひずみを押しつけてしまったのです。 今後も人口減少は避けられないものの、あまりに急激な出生数の減少を避けるために、国民一人ひとりが生み出す富を拡大しつつ、さらに難題である分配の最適化を図り、生み出した富を若い世代に回していくことが必要です。こうした高いハードルの先にこそ、日本という国の持続可能性が見出せるのではないでしょうか。 本書では、人口減少を契機として、日本社会が進むべき新たな道程について考えていきたいと思います。 ――「はじめに」より
  • 「北の国から」で読む日本社会
    4.0
    1巻935円 (税込)
    五郎さんが生きた、あの時代。 集団就職、東京への人口移動、農業の衰退、バブル崩壊、交通事情の変化、恋愛の変遷、受験戦争、ゴミ問題――名作ドラマが映した社会の激動を描きとる。 「北の国から」ファン必読の1冊!! フジテレビで1981年から2002年にわたって放映され、国民的な人気ドラマとなった「北の国から」。単なるヒューマンドラマにとどまらず、戦後間もないころから現代までの日本の社会のあり様とその変化を描いた秀作でもある。 ドラマがリアルタイムで描いた1980年代から2002年まではもちろんのこと、戦後の富良野で黒板五郎が成長し、東京で家族を持つまでの時代をも物語の背景として取り込み、ドラマは1人の男の生涯を描いたものとなっている。 本書では、そうした黒板五郎を中心としたドラマの登場人物たちの人間模様を取り上げ、その背景にある社会の変化に注目し、改めて戦後日本のあり様を見直す。ドラマ内の名場面を多数引用しながら、日本社会の変遷を振り返る意欲作。
  • 人口減が地方を強くする
    3.8
    1巻935円 (税込)
    「地方創生」の矛盾を突く! 移住促進はただの人の奪い合いだ。「人口の東京一極集中による地方の消滅」という発想に支配される地方活性化策。それは、若者を補助金頼みの地方定着へと誘い、人口バランスに大きなゆがみを生じさせます。たとえ人口が減っても、地方は豊かな暮らしの場となれるはず。人口減を受け入れることで見えてくる、地方再生の新たな道を示します。

ユーザーレビュー

  • 「北の国から」で読む日本社会

    Posted by ブクログ

    これは出版史上初の「泣ける新書」です。
    「北の国から」を観て育った世代には涙無くしては読めない新書です。

    脚本家の倉本聡氏が、登場人物の生い立ちや背景をしっかり描いたことと、
    その当時の時代背景を巧みに取り入れたことにより、まるで本当の家族が
    そこに暮らしているようなライブ感、リアル感をテレビを通して視聴者は
    自分の人生と重ね合わせてきた。

    だから今こうしてドラマの内容とその当時の日本社会を考察する本なんぞを
    読んでしまうと、「ああ、そうだった。あのシーンを観て俺はもっと頑張ろう
    と励まされたんだ」というようなノスタルジーが蘇ってくる。

    改めて「北の国から」を見直したい。
    本気でそう思う

    0
    2019年02月14日
  • 「北の国から」で読む日本社会

    Posted by ブクログ

    「北の国から」と戦後の社会変化を関連付けることで、とても興味深く読めました。
    黒板五郎の生き方、考え方がよくわかりました。
    現在ではこのような人はなかなかいないでしょうし、簡単に真似できるものではないです。
    戦後の高度経済成長からバブル崩壊までの中で、日陰にいた人たちの存在や様々な価値観があるということも忘れてはいけないと感じました。

    0
    2017年11月23日
  • なぜ少子化は止められないのか

    Posted by ブクログ

    近年、急激に進行する少子化に関し、なぜ止まらないのか、どのような手を打てばよいかなどについて、人口問題の専門家であるシンクタンク研究員の著者が、様々なデータを基に分析し、対話形式で解説。
    近年の少子化の主たる原因は、非婚化・晩婚化よりも若い世代を取り巻く経済・雇用環境の低迷にあるとし、結婚や出産を希望している若い世代が、自らの経済・雇用環境などの制約から、その望みをあきらめてしまっている現状こそが、少子化を解決しなければならない最大の理由であると主張する。そして、とるべき対策としては、若い世代の経済・雇用環境の改善が最優先であるとし、子どもを持っていない若者に恩恵の少ない現金給付一辺倒の少子化

    0
    2024年08月09日
  • 「北の国から」で読む日本社会

    Posted by ブクログ

    高度成長期から平成にかけての北海道が、さらには日本人の風俗がわかる!
    何にも影響されず、自分の生き方を貫いているように見える五郎も実は激動の時代の波に揉まれながらその中で彼らしい選択をしていた、ということがよくわかった。
    そしてなにより倉本聰の凄さがよくわかった。

    これ読んで作品見直すと、何気なく観てたシーンの1つ1つの裏にある、時代を駆け抜けた登場人物の必死さが見えてくる

    0
    2018年02月05日
  • 人口減が地方を強くする

    Posted by ブクログ

    日本総研に籍を置く著者が政府の日本創生に物申す。『地方消滅』とは対極のタイトルだが、ICT技術(介助ロボットや自動運転車両など)により高齢化が進展した地方でも住み続けられるという論旨には素直に頷けない。人口減で地方が強くなるには、都市計画、個人資産の流動や収用など大胆な法改正による制限が必要だ。結果としてコンパクトシティができるようになれば理想。地方が消滅するのではなく、地方自治体という枠だけが消滅するという主張はそのとおり!

    0
    2017年09月30日

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