「北の国から」で読む日本社会

「北の国から」で読む日本社会

935円 (税込)

4pt

4.0

五郎さんが生きた、あの時代。
集団就職、東京への人口移動、農業の衰退、バブル崩壊、交通事情の変化、恋愛の変遷、受験戦争、ゴミ問題――名作ドラマが映した社会の激動を描きとる。
「北の国から」ファン必読の1冊!!

フジテレビで1981年から2002年にわたって放映され、国民的な人気ドラマとなった「北の国から」。単なるヒューマンドラマにとどまらず、戦後間もないころから現代までの日本の社会のあり様とその変化を描いた秀作でもある。
ドラマがリアルタイムで描いた1980年代から2002年まではもちろんのこと、戦後の富良野で黒板五郎が成長し、東京で家族を持つまでの時代をも物語の背景として取り込み、ドラマは1人の男の生涯を描いたものとなっている。

本書では、そうした黒板五郎を中心としたドラマの登場人物たちの人間模様を取り上げ、その背景にある社会の変化に注目し、改めて戦後日本のあり様を見直す。ドラマ内の名場面を多数引用しながら、日本社会の変遷を振り返る意欲作。

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「北の国から」で読む日本社会 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2019年02月14日

    これは出版史上初の「泣ける新書」です。
    「北の国から」を観て育った世代には涙無くしては読めない新書です。

    脚本家の倉本聡氏が、登場人物の生い立ちや背景をしっかり描いたことと、
    その当時の時代背景を巧みに取り入れたことにより、まるで本当の家族が
    そこに暮らしているようなライブ感、リアル感をテレビを通...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年11月23日

    「北の国から」と戦後の社会変化を関連付けることで、とても興味深く読めました。
    黒板五郎の生き方、考え方がよくわかりました。
    現在ではこのような人はなかなかいないでしょうし、簡単に真似できるものではないです。
    戦後の高度経済成長からバブル崩壊までの中で、日陰にいた人たちの存在や様々な価値観があるという...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年02月05日

    高度成長期から平成にかけての北海道が、さらには日本人の風俗がわかる!
    何にも影響されず、自分の生き方を貫いているように見える五郎も実は激動の時代の波に揉まれながらその中で彼らしい選択をしていた、ということがよくわかった。
    そしてなにより倉本聰の凄さがよくわかった。

    これ読んで作品見直すと、何気なく...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年06月11日

    黒板五郎に会いたくなった。不器用だけど、頑なにブレない軸がある。ガキたちが成人したいま、あらためてドラマを観たらそうした五郎を昔とは違う目線で感じることができるかもしれない。いまなら、てらいもなく情けない面をさらけ出す五郎に嫌な感情は出てこないだろう。格好つけるところじゃないことがわかるようになった...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年05月15日

    「北の国から」のエピソードや描写が、いかに当時の日本社会の状況を的確に反映していたかを解説してくれる本。

    全体的にきちんとした本で、ためになる話もありつつ感動を追体験できて良い。

    個人的になるほどお、と思ったのは、富良野は東大の演習林に近いのだけども、演習林の仕事があったため出稼ぎに行かなかった...続きを読む

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