多崎礼のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
すべて 「だから捨ててと言ったのに」 という一文から始まる25編のショートショート。
1行目は同じでも作家さんによって不穏な雰囲気だったりファンタジー寄りだったり、話のテイストが様々で面白かったです。
お気に入りだったのは以下の作品。
重政の電池 / 荒木あかね
武士のような言葉を話す犬のお話…?と思いながら読んでいったらあれよあれよと展開が変わっていて、最後はなるほど…!と思いつつ心が温かくなる一編でした。
海に還る / 多崎礼
普段ファンタジーはあまり読まないけれど、読みやすく世界観に引き込まれました。
切なさの残る読後感も好みでした。
猟妻 / 谷絹茉優
真実を知ってからもう一度最初から読み直すと、何気なく読んでいた一文の捉え方も変わって二度楽しめました。
活躍されているバンドでは作詞もされているとのことで、歌詞を拝見したら言葉遊びがとてもお上手で驚きました。
タイトルの「猟妻」も別の意味がかかっているのかなと思ったり…!
指輪の幽霊屋さん / 最果タヒ
女性同士の特別な関係性の物語がとても好きなので、不穏な話が多めのこの本でこんな物語が…!?と嬉しくなりました。
こういう関係性、とても好きです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレトリスタンの決死の思いが涙を誘う。
銀呪病という死病に冒されながらも、「ユリアと団長を最期まで守りたい」という強い気持ち。
幼い頃から厳しい家庭環境で、周囲からも迫害に近い扱いを受け、それでも懸命に生きてきた末路として、あまりにも悲しすぎる。
もっと幸せになってほしかった…。
ユリアがヘクトルの意志を継いで、新しい国を創ったことが、ナレーションベースでしか書かれておらず、その動乱の時代にどんな気持ちで過ごしたのだろうと気になってしまう。もっと詳しく読みたかった!
次巻に繋がりそうな伏線もいくつかあったので、ユリアとトリスタンの物語が今後のレーエンデ国物語にも登場するのかな?という期待を込めつつ、シリーズを読み進めていきたいと思う。