多崎礼のレビュー一覧

  • それはそれはよく燃えた

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    それはそれはよく燃えた。
    から始まる25の短編が入ったオムニバス。

    吉原幻鏡・高田崇史
    怪物どもの棲家・島田荘司
    回答・神林長平
    マザー・ジン・古泉迦十
    失われた史料、的外れな再建・市塔承
    消えない炎・我孫子武丸
    比翼・河村拓哉
    全滅館の殺人・似鳥鶏

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    2026年05月24日
  • レーエンデ国物語

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    ネタバレ

    ファンタジー描写が美しい話だった。
    交易路が無事完成し、トリスタンの銀呪の進行が止まってユリアと平和に暮らした、という終わりじゃダメだつたのかなと思ってしまうラスト。トリスタンが身体も心も目一杯張って張って張り続けて、誇りだけを胸に逝く様は美しいけれども物悲しさが勝る。ユリアもその後子供と再会出来なかったようで、物語の序章を読んでいたのかなと思っていたのに急に閉じられた感があった。
    個人的には未来への希望よりも痛みの方が強いと感じた結末だった。

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    2026年05月16日
  • 煌夜祭

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    ネタバレ

    語り部が話す短編集かと思えば。どんどん話が繋がっていって一つの長編になる様に引き込まれてしまった。ちょっと最後頭がぐちゃぐちゃになったので、もう一回読みます。

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    2026年05月12日
  • レーエンデ国物語 月と太陽

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    レーエンデ地方が聖イジョルニ帝国の支配下となり、100年ほどの年月が流れた。
    司祭長の次男ルチアーノは、屋敷の火事から唯一生き残り、炭鉱業が盛んなダール村へと辿り着く。
    怪力自慢の少女テッサと出会い、ルチアーノは過去を捨て、「ルーチェ」として新たな生活が始まった。
    平穏な日々だったが、炭鉱の落盤事故をきっかけにその生活は終わりを迎える。
    軍隊で活躍していくテッサと、教養を生かして村を豊かにしようと策を練るルーチェ。
    村のために奮闘する2人の選択は、レーエンデ地方、ひいては帝国を揺るがす革命へと繋がっていく。

    レーエンデ物語の2巻目となる今作。
    シリーズを通して、はじまりの文章が「革命の話をし

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    2026年04月29日
  • レーエンデ国物語

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    ネタバレ

    ずっと気になっていたレーエンデ国物語を、ついに読みました。壮大な物語の入口に立ったような気持ちがひしひしとしています……!!
    ユリアたちのお話が終わってしまったのはとてもさみしいですが、彼女たちが始めた物語がこれからどう広がっていくのか、すごく気になります。
    それはそれとして、ユリアもトリスタンも団長も、生まれた赤ちゃんも、みんなが幸せになれる世界が見たかったな〜(かなしみ)

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    2026年04月22日
  • レーエンデ国物語

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    初めての、多崎礼さん。
    読書ユーチューバーのオススメで読んでみようとしたのがきっかけです。

    まずは読んだあとに「レーエンデ国の歴史に触れた」感触があったこと。
    架空の国なのに、それを実際の国があるかのように、レーエンデ国の歴史に重厚感があった。
    あとは人間味のある感情、そして情景がイメージとして描かれる美しさが、物語の世界へと惹き込まれた。

    銀呪病を患うトルスタン、シュライヴァから離れたくレーエンデに行ったユリア。
    彼女らは誰かに助けをもとめたくてもできず一人で抱え込んでしまった部分。
    それが悲しい現実へと向かってしまったのかなと、七章あたりからは苦しい試練と向き合わなければいけなかったの

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    2026年04月12日
  • 夢の上2 紅輝晶・黄輝晶

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    夢売りが彩輝晶に封じられた夢を夜の王に見せる。
    紅輝晶に封じられた思いは神聖騎士団に滅ぼされた領主の娘の復讐の物語。黄輝晶に封じられた夢は光神王の娘に恋した影憑きの青年の物語。切なくも美しいお話しだった。
    夢は叶わず残酷な現実を突きつけてくるファンタジー。

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    2026年04月08日
  • 新しい法律ができた

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    ネタバレ

    おなじみの一行目一緒ショートショートのシリーズ。今回は初読みの作家さんが多かった気がする。特に最初の方、ロボットとかAIとかが続いて、大丈夫かいな、と思ったけど、真梨幸子さんや東川篤哉さんはちゃんと違うテイストで来ててさすがと思った。殺人が罪ではないという世界から、死刑等の罪になるという法律ができた、という大沼紀子「もう、ディストピアじゃん」は皮肉が効いてて特に印象的。面白かった。五十嵐律人「革命夜話」も違う切り口でとても良かった。敗戦後の混乱の中、食うにも困っている頃に、理想を夢見て日本国憲法を作った人がいたんだ、ということに改めて気付かされたわ。ありがたいことだ。

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    2026年04月06日
  • レーエンデ国物語

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    ネタバレ

    初めてのファンタジーで、最初は色々な設定を飲み込むのに時間がかかったけど2章目あたりから話にのめりこめて、最終章はとても感動した。トリスタンの最期が感動的だったし、ユリアに会いに行くために自分を捨てているところがとてもかっこよかった。
    ユリアとトリスタンが愛し合っているのに結ばれないところがもどかしかった。

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    2026年04月03日
  • レーエンデ国物語 月と太陽

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    序章
    第一章 ルーチェ
    第二章 斬り込み中隊
    第三章 もう神なんて信じない
    第四章 落陽
    第五章 隠れ里エルウィン
    第六章 レーエンデ解放軍
    第七章 春陽亭の三姉妹
    第八章 初仕事
    第九章 協力者
    第十章 アルトベリ城攻略
    第十一章 軍師の誕生
    第十二章 革命の夏
    第十三章 もっとも信心深い者にこそ
    第十四章 月と太陽
    終章

    ──────────

    まず地図を前作と今作とを見比べて、「交易路」が「旧街道」になってる!とか「西街道」は昔からあったけど「東街道」ができてる!とか、おお〜「緩衝地帯」がちゃんと機能してるっぽい!とかあがりました。そして「エルウィン」の場所

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    2026年03月23日
  • 煌夜祭

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    ネタバレ

    短編集かと思いきや、全て繋がっていてとても面白かった。
    ただ名前がなかなか覚えられなくて「えっと改名後の名前で、それからこれは語り部の名前で…」とかになり、少し戸惑うこともあった。

    今まさに世界がざわざわしている時に読んだからか、この作品の世界のように『少しずつではあるが夜明けは近づいてきている』と言える社会であって欲しいと願いながら読み終えた。

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    2026年03月16日
  • レーエンデ国物語

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    最後の展開の速さに追いつくのに必死だった。
    トリスタン、もっと寡黙な人だと思ったけど全然そんなことなくて…少し違和感はありつつ、面白い世界観と設定。そして1冊で一応完結してるような感じの話。これから2巻とどうやって続いていくのか気になるところ。
    トリスタンの儚くも美しい最後の姿、ユリアの可能な限り尽くして最後まで生き抜く姿、かっこいい。
    ユリアとトリスタン、お互い深く愛し合っていたのに、思いを寄せ合うことも躊躇われることに凄く胸が苦しくなる。どうか森に還ったあとではふたり再会できていますように。

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    2026年03月15日
  • だから捨ててと言ったのに

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    数ページで読み終わる短編を集めたアンソロジー小説。作者が全て異なるため、話が複雑になればその分読みづらさとして認識されてしまう作者が出てしまうのは、仕方ないかもしれない。

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    2026年03月14日
  • 叡智の図書館と十の謎

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    ネタバレ

    ファンタジーをあらゆる方向から浴びることができて大満足。
    レーエンデもいいけれど、『煌夜祭』やこのお話の方が好みかもしれない。

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    2026年03月08日
  • だから捨ててと言ったのに

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    文体の合う合わないで小説を選びがちなので、
    こういうオムニバスではいろいろな著者の文体を少しずつ味見できるのが有難い。

    同じ書き出しでも、ミステリーになったりホラーになったり青春小説になったりとジャンルも色々楽しめた。

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    2026年03月04日
  • レーエンデ国物語 月と太陽

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    ネタバレ

    1作目より分厚い!と怯みましたが、あっという間に読んでしまいました。

    あれから約100年後の世界。
    いよいよ革命が始まりました。しかし、達成間近で帝国の策なのか神子の力なのかよく分からなかったけど、内部分裂して終わってしまうという苦しい結末でした…またしてもハッピーエンドにならず…

    ただ、1作目の登場人物のその後や末裔と思われる人物が出てきて嬉しかったです。
    レーエンデの地図もちょっと変化してる!と思いながら、地図を見返しながら読みました。

    1作目でウル族がユリアを殺そうとした時はウル族の迷信は覆されると思っていましたが、今のところウル族にとっては迷信通りに歴史が動いていて複雑な気持ちで

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    2026年03月02日
  • レーエンデ国物語

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    ネタバレ

    好きなファンタジー物でした^_^
    ファンタジーなので、地名などピンとこないので、地図を見ながら読み進めていきました。
    何度も地図を見ているうちに、レーエンデの世界に浸ることができました!

    シリーズということで、ユリアとトリスタンの話が続いていくものだと思っていたら、主人公が変わっていくのですね…
    2人の関係にヤキモキしながら、最後は「トリスターン!!」と叫びたくなりました…切ない
    ハッピーエンドを期待していただけに衝撃でした。
    ある意味ではハッピーエンドなんでしょうが、2人にはもっと幸せになってほしかったです。
    これからのレーエンデの歴史の中で、2人が報われるのかが私の中では重要です。
    まだ

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    2026年03月01日
  • 煌夜祭

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    残酷で、切なくて、美しい物語だった。冬至の日、仮面を付けた語り部たちが、色んな島、色んな時代、色んな人が紡いできた物語を夜通し語る。一見バラバラに見える その物語が徐々に繋がりを見せ始めたとき、その壮大な世界観に圧倒される。

    始めの方はファンタジー初心者には難しす ぎたかと思ったけど、そんな事なかった。

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    2026年02月28日
  • レーエンデ国物語 月と太陽

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    2作目にして、いよいよ革命を起こそうとする人が現れました。
    帝国を相手に最初から完全勝利や独立なんて上手くいくはずがないと分かってはいたけれど、仲間が増え、戦いが広がり、やがて離れていくまでの過程、その熱狂と裏切り、そして人の薄情さがあまりにもリアルで、読んでいてしんどくなる。

    ただ、自分がもし兵士だったとしたら、テッサのように信念を貫く側ではなく、きっと途中で去っていく側だと思う。
    だからこそ、テッサの気持ちも名もなき兵士たちの気持ちも、どちらも理解できてしまうのが余計につらい。

    ルーチェはダークヒーローのような存在になるのかと思っていたけれど、実際はそんな格好いいものではなかった。

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    2026年03月01日
  • レーエンデ国物語 喝采か沈黙か

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    落ちはまあ、想像通りではあったのだけど、面白かった。
    双子の愛憎、地獄の世界の人情。
    そして、革命にはやはり歌がつきものやな。
    どんどん進んでいく叙事詩を読んでいる

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    2026年02月25日