多崎礼のレビュー一覧
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レーエンデ地方が聖イジョルニ帝国の支配下となり、100年ほどの年月が流れた。
司祭長の次男ルチアーノは、屋敷の火事から唯一生き残り、炭鉱業が盛んなダール村へと辿り着く。
怪力自慢の少女テッサと出会い、ルチアーノは過去を捨て、「ルーチェ」として新たな生活が始まった。
平穏な日々だったが、炭鉱の落盤事故をきっかけにその生活は終わりを迎える。
軍隊で活躍していくテッサと、教養を生かして村を豊かにしようと策を練るルーチェ。
村のために奮闘する2人の選択は、レーエンデ地方、ひいては帝国を揺るがす革命へと繋がっていく。
レーエンデ物語の2巻目となる今作。
シリーズを通して、はじまりの文章が「革命の話をし -
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初めての、多崎礼さん。
読書ユーチューバーのオススメで読んでみようとしたのがきっかけです。
まずは読んだあとに「レーエンデ国の歴史に触れた」感触があったこと。
架空の国なのに、それを実際の国があるかのように、レーエンデ国の歴史に重厚感があった。
あとは人間味のある感情、そして情景がイメージとして描かれる美しさが、物語の世界へと惹き込まれた。
銀呪病を患うトルスタン、シュライヴァから離れたくレーエンデに行ったユリア。
彼女らは誰かに助けをもとめたくてもできず一人で抱え込んでしまった部分。
それが悲しい現実へと向かってしまったのかなと、七章あたりからは苦しい試練と向き合わなければいけなかったの -
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ネタバレおなじみの一行目一緒ショートショートのシリーズ。今回は初読みの作家さんが多かった気がする。特に最初の方、ロボットとかAIとかが続いて、大丈夫かいな、と思ったけど、真梨幸子さんや東川篤哉さんはちゃんと違うテイストで来ててさすがと思った。殺人が罪ではないという世界から、死刑等の罪になるという法律ができた、という大沼紀子「もう、ディストピアじゃん」は皮肉が効いてて特に印象的。面白かった。五十嵐律人「革命夜話」も違う切り口でとても良かった。敗戦後の混乱の中、食うにも困っている頃に、理想を夢見て日本国憲法を作った人がいたんだ、ということに改めて気付かされたわ。ありがたいことだ。
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序章
第一章 ルーチェ
第二章 斬り込み中隊
第三章 もう神なんて信じない
第四章 落陽
第五章 隠れ里エルウィン
第六章 レーエンデ解放軍
第七章 春陽亭の三姉妹
第八章 初仕事
第九章 協力者
第十章 アルトベリ城攻略
第十一章 軍師の誕生
第十二章 革命の夏
第十三章 もっとも信心深い者にこそ
第十四章 月と太陽
終章
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まず地図を前作と今作とを見比べて、「交易路」が「旧街道」になってる!とか「西街道」は昔からあったけど「東街道」ができてる!とか、おお〜「緩衝地帯」がちゃんと機能してるっぽい!とかあがりました。そして「エルウィン」の場所 -
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ネタバレ1作目より分厚い!と怯みましたが、あっという間に読んでしまいました。
あれから約100年後の世界。
いよいよ革命が始まりました。しかし、達成間近で帝国の策なのか神子の力なのかよく分からなかったけど、内部分裂して終わってしまうという苦しい結末でした…またしてもハッピーエンドにならず…
ただ、1作目の登場人物のその後や末裔と思われる人物が出てきて嬉しかったです。
レーエンデの地図もちょっと変化してる!と思いながら、地図を見返しながら読みました。
1作目でウル族がユリアを殺そうとした時はウル族の迷信は覆されると思っていましたが、今のところウル族にとっては迷信通りに歴史が動いていて複雑な気持ちで -
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ネタバレ好きなファンタジー物でした^_^
ファンタジーなので、地名などピンとこないので、地図を見ながら読み進めていきました。
何度も地図を見ているうちに、レーエンデの世界に浸ることができました!
シリーズということで、ユリアとトリスタンの話が続いていくものだと思っていたら、主人公が変わっていくのですね…
2人の関係にヤキモキしながら、最後は「トリスターン!!」と叫びたくなりました…切ない
ハッピーエンドを期待していただけに衝撃でした。
ある意味ではハッピーエンドなんでしょうが、2人にはもっと幸せになってほしかったです。
これからのレーエンデの歴史の中で、2人が報われるのかが私の中では重要です。
まだ -
Posted by ブクログ
2作目にして、いよいよ革命を起こそうとする人が現れました。
帝国を相手に最初から完全勝利や独立なんて上手くいくはずがないと分かってはいたけれど、仲間が増え、戦いが広がり、やがて離れていくまでの過程、その熱狂と裏切り、そして人の薄情さがあまりにもリアルで、読んでいてしんどくなる。
ただ、自分がもし兵士だったとしたら、テッサのように信念を貫く側ではなく、きっと途中で去っていく側だと思う。
だからこそ、テッサの気持ちも名もなき兵士たちの気持ちも、どちらも理解できてしまうのが余計につらい。
ルーチェはダークヒーローのような存在になるのかと思っていたけれど、実際はそんな格好いいものではなかった。
終 -