多崎礼のレビュー一覧
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ネタバレ読むペースがわりと遅い方&久しぶりの長編小説なので、これ読み切れるのか…?とページ数を確認するたびに不安になっていましたが、終盤になるにつれがっつりのめり込むように読みふけっていました。
最初はつかみどころのなかったトリスタンにこんなに感情移入してしまうとは!
死線をくぐり抜けすぎてだいぶと引くレベルですが。
弓兵っていいよね。戦う男たちの信頼関係っていいよね。
花と雨のダブルミーニングに素敵だな……としんみりしていた後の終章でのその後のギュッとしたまとめにちょっと興ざめ、というかスッと冷静になってしまいました。そういうタイプの連作シリーズだと言われればそうなのですが。余韻にひたったまま読 -
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ネタバレ一番感情が揺れたのは、ラピス族たちの死。ブラックホークの「兄弟たちよ、来世でまた会おう!」でうるっと来た。ペルグリンも皆も死んだのか…?ネイティブたちは気持ちの良いさっぱりとした生き方をしていていいな。
アンガス一行は、ウォルターやエヴァグリン、テイラーまで加わり一層賑やかに。スペルの回収がサクサク行き、展開が早いのでストレスがない。
やっぱり、2巻で登場したピットとジミーはちょっとした伏線だったか。ジャイロが活躍するんだね。
アンガス編もアザゼル編もイチャラブになってる。アザゼル編で登場したドールがアークだとわかりましたね。少しずつ2つの話が交わりつつあるけど、最終巻までここまで関連し -
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ネタバレ革命の話をしよう。神の祝福を経て、喝采を得るか。全てを飲み込み、沈黙となるか。
此度も時は流れ、英雄の名前は忘れられた。暗君は暴虐の限りを尽くし、民草は圧政に虐げられる。希望はなく、世界に救いはない。静寂の中で、決して消えない火を灯す。
天才劇作家の兄。凡人の弟。彼らは無い物ねだりだ。弟は才能を求めた。兄は愛を求めた。互いに反目しあっていたが、誤解を解き、互いを認めることで、2人を繋ぎ止める信頼の綱を作っていった。これは彼らが本当の意味で求めていたものだ。互いを絆の命綱で繋ぎ、最も大切なものを得ていった。
彼の偉業には喝采が送られる。 -
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話題作、人気の作家たちによる"新しい法律ができた"の一文から始まる短編集。同じような短編集の5冊目。めくる度にうわっ、今度はこの人か~とワクワクしながら読めます。個人的に一番良かったのは五十嵐律人さんの憲法のお話でした。
殺人や男女関係のエピソードあり、中学校から。
金子礼介「ルパちゃん」
日野瑛太郎「推し活制限法」
朱野帰子「日本国民に英語の勉強を義務づけへ」
阿部智里「つるべを取られて」
真下みこと「こんにちは、チャッテー」
須藤古都離「虚法」
嶋戸悠祐「国家殲滅フットボール法」
多崎礼「復讐者は振り向かない」
風森章羽「コロシヤとユキオンナ」
名倉編「Touch la -
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ネタバレああ、どうして自分の幸せだけを考えてくれないんだろう、どれだけ惨たらしい目にあってもレーエンデを想い続けたテッサ、だからこそかっこいいんだけどさ、幸せになる結末を夢みたっていいじゃん…と思わずにいられない。読み進めていくうちに、1人の女の子でもあり英雄でもあるテッサの激動の人生を共に歩めたような気がして、最期はとってもつらかった。
ルーチェ、どんな怒りがあったとしても思いは伝えておいてほしかった。どれだけしんどい思いをして法皇に登り詰めたのか。その最期まで革命をとめテッサを死に至らしめたレーエンデへの怒りは収まらなかったんだね。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ再びこの世界へ入り込むことになった。
時は経ち世界は少し変わっていた。
人々に武器を持たせることで世界はどうなるのか、現実の世界ともリンクする。
戦争の描写は非常に残酷。
テッサ目線で読むから爽快なところもあるが
逆の立場だったら
どんな理由があれ彼女を許すことはできない。
中隊長との別れも別の方法があったのではないか。
ルーチェの
「僕ね、昨日で十八歳になったよ」
の言葉には
ルーチェのこれまでの我慢、葛藤、期待、愛情、苦しかった日々、幸せな思い出、数々の感情が込められているように感じた。
私はまたこの世界に戻るだろう。
この先も見届けるべきだ。 -