多崎礼のレビュー一覧

  • 夢の上1 翠輝晶・蒼輝晶

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    すごく面白かったです。夢中になって読みました。
    多崎礼さんの書く小説が大好きです。世界観、文章、設定、登場人物、全てツボです。

    「強さ」について考えさせられました。
    登場人物の「強さ」そして「弱さ」
    「弱さ」を「強さ」に変えていく登場人物たち。

    ものすごく好きな作品です。

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    2013年06月26日
  • 八百万の神に問う1 - 春

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    多崎さんの新シリーズ!!
    イラストレーターは「夢の上」と同じ天野英さんで、嬉しい限り。

    「煌夜祭」から追っかけ続けてきましたが、
    本当にこの作家さんの描く世界観は素晴らしいな、と思います。
    誰もが抱える切なさ、痛みを、人間の温かさでふんわり包んでくれる。
    自然と涙が出てきてしまうような優しさに溢れています。

    今回は和風ファンタジーという事で、今までとは毛色が違います。
    傷つき疲れた人のために存在する土地<楽土>。
    そこでは悲しみも苦しみもなく、皆が穏やかにクラス事ができる。
    たまに起こる諍いも<音導師>が<音討議>によって収める。

    …という、なかなか特殊な設定なのですが、そこはさすが多崎

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    2013年05月12日
  • 夢の上1 翠輝晶・蒼輝晶

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    キレイな純愛ファンタジー
    えぇなぁ…。素敵でした

    前半は互いに愛し互いを守る愛の極みみたいな話
    最後の終わり方がせつないけど、良かったねとも思えました
    後半は深い絆で結ばれている2人の話
    愛し合うわけではないけど、違う誰かと結婚してしまうけど
    2人の心は確実に繋がっていてゆるぎない信頼がある
    カッコイイ

    本好き君からの紹介作品
    貸して貰って「夢の上1!何続きあるの?」
    3巻まであることが判明。
    続きが気になるから買って読むかなー

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    2013年09月18日
  • 夢の上2 紅輝晶・黄輝晶

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    いや~楽しめました
    キレイなファンタジーという感じです
    1作品ごとがすべて繋がっていて色々な角度から全体のストーリーを
    知ることが出来て面白い
    次はあの人か…
    期待!

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    2013年03月06日
  • 夢の上3 光輝晶・闇輝晶

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    徐々に厚くなる本
    それを感じないほど物語へ徐々にのめり込んでいきました

    すべてはここにつながっていたんだな
    いろんな人の愛と強い思いが、大きな幸せへとつながっていった

    きれいなハッピーエンドで、絵にかいたような幸せが続いていくのを
    想像させる本でした。
    う~ん。爽快!

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    2013年03月06日
  • 煌夜祭

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    ネタバレ

    冬至の夜には魔物が出るという。
    魔物は人を食うが、語り部が夜通し語る話に耳を傾けている間は大丈夫。
    だから、話をしよう。語り継ごう。途切れぬように。

    最初の話や、その次の話などは世界観を表現するための、本筋とはあまり関係ない話かと思っていたら、どの話にもしっかり意味があった。
    最後にそれが束ねられたときの、満足感。すごかった。
    ファンタジーでラブストーリー。

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    2013年01月28日
  • 煌夜祭

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    動く蒸気島たち、冬至の夜に人を食う魔物、廃墟で二人の語り部が紡ぐ物語が、真実と未来を照らして……もう、最高な小説だった!! 面白いわ、泣けるわ、細部に神は宿っているわ、大変だ!!

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    2013年01月10日
  • 夢の上3 光輝晶・闇輝晶

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    壮大なお話だった。一つのお話をメインキャストそれぞれの視点から書き下す。しかも、矛盾しない。すげー。
    ツェドカ殿下の働きを誰も知らないっていうのは漢すぎる。

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    2012年10月19日
  • 夢の上4 サウガ城の六騎将

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    なんだか、とても懐かしい人に再会したような気持ち。
    『夢の上』が好きな人にはこたえられない一冊。
    ケナファ騎士団の六士隊長の話が、一編ずつ収められている。
    だいたいは、彼らが騎士団に入る前の話だが、第一士隊長アーディンの話は、後日談となっているので、サマーアのその後がわかってとてもうれしかった。

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    2012年08月14日
  • 夢の上3 光輝晶・闇輝晶

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    ネタバレ

    選んだのはぜんぜん違うときなのに似たようなことを思う本が続きやすい。アライスとツェドカ、双子のようにそっくりな二人が仲良かった部分が大好きで、最後までずれることなくそのままであって欲しかった。アライスが子供の頃に言った言葉のように、アライスとツェドカが二人で国を治めてほしかったな。

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    2012年04月02日
  • 〈本の姫〉は謳う4

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    全4巻。
    過去と現在が織り成して一つの物語が現れるお話。
    細かい世界観でどっぷりと作品に嵌まることが出来ました。
    アンガスの信念を持った行動、それが崩壊した時の行動…キャラも個性がきちんとしてました。
    久々に好みドストライクな作品でした。
    ありがとうございました。

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    2012年01月24日
  • 煌夜祭

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    表紙の雰囲気からしてライトノベル寄りなのかなーと思いきや。
    これはおもしろい!

    丁寧に作り込まれた世界観、短編小説にちりばめられた伏線を拾い集めてゆくと、ひとつの壮大な物語が形作られることに気付いた時の快感。
    やられたー、と嬉しくなりました。

    戦争や魔物といった忌わしく恐ろしいものがモチーフになっていますが、なぜか美しいと思いました。
    最後の章では涙、涙。

    もっと評価されるべき!

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    2012年01月17日
  • 百鬼夜行の少年 鏡ヶ原遺聞 壱ノ巻

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    なんで今までこれ手にしてなかったの~と叫んだ一品。すげぇ好み。この作者のデビュー作が微妙に好みから外れてたので、迷ってたけど、手に取ってよかった。主人公とジンさんの関係が良い。

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    2011年12月21日
  • 煌夜祭

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    ネタバレ

    素晴らしい本に出会った。
    読み終わった時、まずそう思った。
    本を閉じて、ひとつ息をついて余韻が残る本は久しぶり。

    語り部達が夜通し火を灯して語り合う煌夜祭という場で、世界の歴史の物語が順番に語られていくので、淡々と静かな印象はあるものの、ひとつひとつのお話は実に濃い。
    世界の歴史がどんどんリンクしていくのがわかる瞬間がぞくっとした。

    魔物の扱いは多くのファンタジーで色々語られているけれど、多崎さんのように悲しい存在だという設定が私は好きだ。
    そして決して報われないだけで終わらないところも。
    基本的に悲劇が大好きだけれど、こういった悲劇を含みつつ幸せになるお話も素敵!
    魔物の存在理由にも個人

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    2011年12月13日
  • 〈本の姫〉は謳う4

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    全4巻を読み終えて改めていい作品だと思った。
    やっぱ小説っていいよね。自分の中の何かが潤う感じがする。

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    2011年12月09日
  • 夢の上3 光輝晶・闇輝晶

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    明日への一歩を踏み出すための力を与えてくれる、素晴らしい物語でした。
    この先どんな困難が待ち構えていようとも、自分の信ずる夢を胸に抱いて歩いてゆこうじゃありませんか。
    たった一度きりの、あなたの人生なのですから。

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    2011年09月23日
  • 夢の上2 紅輝晶・黄輝晶

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    相変わらず、お話の構成がにくいほど巧く、非常にボリュームがあるものの、読む手を止められませんでした。
    夜の王ではありませんが、「続きを」と言わずにはいられません。

    この物語をもっと読みたい、と思うことはしばしばありますが、この物語がもっと読まれてほしい、と思わせる話を書けるのが、この作者の強みだと思っています。

    最終巻でどのように物語が収束していくのか、楽しみです。

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    2011年09月05日
  • 夢の上3 光輝晶・闇輝晶

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    最高だった(´ー`)
    次回作も超期待!

    群像劇として様々な視点からの物語を
    一つのエンディングに収束させていくのが本当にすごい。
    視点を変えて同じシーンが多々あっても全然苦にならないし。

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    2011年06月02日
  • 夢の上2 紅輝晶・黄輝晶

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    あともう一冊!3部作だそうですな。一つの大きな流れを、キーキャラ達それぞれからの目で語っていく。しかも、絶妙なところで中途半端に。最後が一番気になるんだっ!相変わらず、綺麗で熱くて切ないお話がたまらない。

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    2011年05月26日
  • 夢の上1 翠輝晶・蒼輝晶

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    この本は翠輝晶・蒼輝晶の2つの話が入っています

    翠輝晶は2人の夫婦が自分たちに降りかかった困難にも負けずに
    懸命に人生を乗り越えていく話

    蒼輝晶は2人の若者が自分たちの身分の違いに苦しみながら生きて行く話

    2つの話がとてもきれいにまとまっていて男女、年齢、問わず沢山の人に読んで欲しい本です

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    2011年05月19日