【感想・ネタバレ】〈本の姫〉は謳う4のレビュー

あらすじ

文字(スペル)による世界の崩壊は止まらない。そして、アンガスと〈俺〉という語り手によって紡がれたもう一つの「物語」が交錯する時、世界は……。多崎礼の紡ぐ物語これにて終幕!

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Posted by ブクログ

今までにも物語に励まされたことは何度もあったけれど、物語にそれを直接言われたことはなかったな。

あとがきに、自らの未熟さや反省の言葉とともに「魂削って書きました」との言葉があって、確かにその通りの本だなと思った。
なんとなく洗練されてはいない感じはあって、もさもさしたマフィンを食べているような読みにくい感じはしたけれど、まさに魂を削る必要があるくらいの緻密に紡がれた世界が広がっていた。

あと、終章を読んでいて、言葉は呪うこともできるものだなと改めて。この物語には全力で完全に引き込まれはしなかったので、言葉が重たいな、と思った。

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2025年02月05日

Posted by ブクログ

いよいよ完結。すごく面白かったです。

登場人物の切なく、熱い信念に、物語に、感動しました。

主人公の考え方が切なくて…。貴方は1人じゃない、大切に思う仲間がいるんだよ。と言いたくなりました。

たくさんの人に読んでほしいファンタジー小説です。

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2013年06月26日

Posted by ブクログ

全4巻。
過去と現在が織り成して一つの物語が現れるお話。
細かい世界観でどっぷりと作品に嵌まることが出来ました。
アンガスの信念を持った行動、それが崩壊した時の行動…キャラも個性がきちんとしてました。
久々に好みドストライクな作品でした。
ありがとうございました。

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2012年01月24日

Posted by ブクログ

全4巻を読み終えて改めていい作品だと思った。
やっぱ小説っていいよね。自分の中の何かが潤う感じがする。

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2011年12月09日

Posted by ブクログ

最高のシリーズでした。読み終わった後の充足感は、読書の醍醐味であるといえるでしょう。

ボリューム感のある才能溢れる本。

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2010年12月10日

Posted by ブクログ

一気に読み終わった。終わりに近づくほどジェットコースターに乗ったような気分だった。
デビュー作のときも思ったけど、多崎さんは綿密な世界観と多彩な感情を描くのが本当に上手いと改めて思った。それと複雑に絡まりあったストーリーも一品!

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2010年05月08日

Posted by ブクログ

最終巻になりますが、期待以上に面白かったです!
やっと世界が繋がりました。
やっと全てが終わりました。
全ての伏線が回収されました(笑)

最後の方でえっ?! と思う所もありましたが
最後の最後の選択は、綺麗事とか理想とかそういうのを置いても
納得のいくものでした。
ちゃんと繋がりがあるというか、分かる状態というか。
一言で終わらせてしまうならば、よし! という感じです。

ところでこの場合、パラレルになってしまうのでしょうか??

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

完結。

きれいに物語がまとまって、きれいに終わりましたね。
すごく後味がよかったです。うー、死んでしまった人もいましたが・・・

またあとでゆっくり感想は書きたいです。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

ずっと平行だった世界が、過去・現在・未来という軸でひとつに纏まって落ち着いた、というのが印象的。励ましのような部分にも壮大さを感じます。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

ライトノベルの装幀だが、やっぱしっかりした世界観のあるファンタジーといっていいだろうな。この4巻でやっと大団円!?いや、ここに至るまでにたくさんの人が死んでいった。正直に言って、悲しみと痛みに満ちた物語かもしれないな。でも、実際の世界だって悲しみに満ちている。この物語のように、許しと歌によって希望が与えられればいいが。

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2023年03月03日

Posted by ブクログ

面白かったけど、なんかこんがらがった。
いや、ずっとこんがらがってたのだけど。
やっぱりセラが嫌いだなぁ。物語は本当によく出来てると思う。
ラストも、なるほどと思うし、純粋に良かったなと思うけど、アンガスはちょっと背負いすぎかなとも思う。

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2018年10月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2011/01/09:どこまでも堕ち続けるような「ノルウェイの森」(上巻)を読んだ後だからか余計に絶望の中から希望を見出そうとする登場人物たちを応援したくなりました。

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2011年02月22日

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姫とともに文字を回収する旅も終わりが近づく。しかし世界の滅亡を望むレッドはバニストンに災厄の種をまき散らした。懐かしい街、恩ある人々の危機に必死に闘うアンガスに彼は言い残す。「オレを殺す覚悟が出来たら第七聖域まで来い」追い詰められていくアンガスは「希望」を捨ててしまうのか?そして「俺」という己り手によって紡がれたもう一つの物語が交錯する時―!多崎礼の手で緻密に織られた世界がここに完結する

ラストはちょっとややこしかったですが、何度か読み返して理解しました。面白かったと思います。描写もきれいで情景が目に浮かぶようです。この著者は文章が上手だと思います。話の作りもしっかりしてるし、これからも楽しみですが、ちょっと難解なのが玉に瑕かな。それはそれでいいところでもあるのですが。

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2009年10月10日

Posted by ブクログ

買いました。読み始めました。 
ようやく、姫の正体が明らかになりそうです。
:::::2009/7/7?読破::::: 
読み終えました。 
話の終わり方がものっそ気になっていたのですが…杞憂に終わってよかった。 
姫の正体、アンガスの恋の行方、俺君はどうなったのか、姫の旅の目的は達成されるのか… 
全て解決した上に、意外な方向性で話は帰結しました。ちょっと、ビックリしましたが、それはそれでありかと。ジョニーとレッドの対決があっさり終わってしまったのは少し物足りなかったけど、全体のバランスを考えると丁度いいのか…ね? 
次回作や、デビュー作も読みたくなりました。 
 

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2010年04月20日

Posted by ブクログ

何を書いてもネタバレになりそうな、全4巻の最終巻。
読後感の一言だけ。
「あんがす! ああんがす!!」
それを呼びかけた人のことも、呼びかけられた人のこともせつなく思うのでした。

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2022年11月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

立ち上がれ、我が兄弟
お前は一人ではない
そうだ、我らは一人ではない――

内容紹介です。

姫とともに文字を回収する旅も終わりが近づく。しかし世界の滅亡を望むレッドはバニストンに災厄の種をまき散らした。懐かしい街、恩ある人々の危機に必死に戦うアンガスに彼は言い残す。「オレを殺す覚悟が出来たら第七聖域まで来い」追い詰められていくアンガスは「希望」を捨ててしまうのか?そして〈俺〉という語り手によって紡がれたもう一つの物語が交錯する時――!多崎礼の手で緻密に織られた世界がここに完結する。

ついに最終巻です。
怒涛のような展開を見せるのですが・・・うーん。なんか、こう、すとんと腑に落ちないというか、なんというか。
物語自体はよく出来ていると思います(なんて偉そう)
でも、あの衝撃のデビュー作のような鳥肌が立つ感覚は皆無。
ふーん。あ、やっぱり?と云える展開でした。

ですが、最後の方にジョニーがアンガスに「こんな状況になってまで世界を救うつもりか」みたいなことを言うんです。
それに心の底から頷きました。
いい加減いろんなもの背負い過ぎなんですよ、アンガスは。
街の人々から「希望」と呼ばれ、けど心の中は嵐が吹き荒れ・・・って辛すぎる。
人は所詮人にしか過ぎないんですから「希望」なんて呼んじゃ駄目だろ。と突っ込んだりしました。

全体的にすっごく切ないいんですが、けれどとても優しい物語です。
誰かの為に、世界を守ろうとするその強さが、弱い私には眩しくて、そして腹立たしかったです。

この物語を通して、世界のあり様、といっては大袈裟ですが、なんかそういったものを考えました。
どうしても読んだ方がいい。とまでは言えない作品です。
けれど、時間があるのであれば読んでみてもいいと思います。
きっと、損はしないでしょう。

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2014年01月28日

Posted by ブクログ

姫とともに文字を回収する旅も終わりが近づく。しかし世界の滅亡を望むレッドはバニストンに災厄の種をまき散らした。懐かしい街、恩ある人々の危機に必死に闘うアンガスに彼は言い残す。「オレを殺す覚悟が出来たら第七聖域まで来い」追い詰められていくアンガスは「希望」を捨ててしまうのか?そして「俺」という己り手によって紡がれたもう一つの物語が交錯する時――!

『煌夜祭』でも思ったけど、かゆいところに手が届かないというか何というか・・・伏線とかストーリーの運び自体はすごく上手くて面白いんだけど、如何せん登場人物が多くて特に天使の名前が同じで大混乱。複雑なのはいいけど、連続して4巻読めるとは限らないので忘れてる読者のために相関図欲しいなぁ。ラストに全部つながったときはおおおーー!と思ったけど細かいところがよく分からないまま終わっちゃった。私の頭が悪いのもあるんだろうけど、そこは編集の力も必要かなと思う。

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2012年03月18日

Posted by ブクログ

完結巻。いろいろと収束する様は見事でした!
しかし最初からぶっ通しで読みたいところです。細かいところを忘れてしまう。

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2009年10月07日

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