多崎礼のレビュー一覧
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レーエンデ国の歴史をたどる物語の第3作。
これまでの2作とは異なり、今回は戯曲の制作が大きな柱となっている。
一見とっつきにくそうだが、これまでの歴史を知っている読者だからこそ、この創作の過程に深く入り込める。
レーエンデの歴史、そしてこの先の建国に向けて大切にすべき矜持が描かれた本作。
真実を伝えることの先にあるものは何か。
それこそが、これから迎えるレーエンデ国の未来を形づくっていくことを感じた。
シリーズを追ってきた人なら、間違いなく楽しめると思う。
そして、副題の「喝采か沈黙か」。終盤でその意味が明かされ、思わずうなずく納得のタイトルだった。 -
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感想
最後はようやく物語が一つに繋がり一件落着。でもやっぱり交互は読みにくいな。
あらすじ
アンガスはバニストンに忍び込み、街を救う手立てを考える。
天使の話は、十三代目ツァドキエルが本を作り、エマを本に移す物語。エマを本に移し、鍵の歌と大地の歌を創る。
アンガスはセラの歌で街の人を正気に戻していく。そしてその元凶となったダニーこと、歌姫のシルバーアロー元へ向かい、対峙の末、文字を二つ回収する。街は平穏を取り戻したかに見えたが、レッドの仕掛けた爆薬で街は破壊され、ウォルターが命を落とす。
アザゼルは、リグレットを救うために第七聖域に乗り込む。そこで天使たちと戦うが、友達だったガブリエルに救われる。本に宿った初代アザゼルとリグレットが交代し、リグレットは文字を撒き散らして、本に宿る。
アンガスは、憎しみを持ってレッドを殺すために、ジョニーと第七聖域に乗り込む。レッドは第七聖域を落として世界を滅ぼすつもりだったが、アンガスがそれを救う。第七聖域は姫の歌によって墜落を免れる。
アンガスたちは、最後の文字である世界を回収し、姫ことリグレットは解放される。世界は救われたのであった。 -
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感想
いつ交錯するか分からないが、やはり、アンガスとアザゼルの話が交互にくるのは読みにくい。漫然と読んでいるとどちらの話か分からなくなってしまう。
面白いけどね
あらすじ
アンガスは無事だった。ツァドキエルから文字を回収する。姫はアンガスから文字を奪って旅を辞めるように説得する。
一方、アザゼルの方はカネレクラビスに集まった部族の中からリグレットが歌姫として選出される。アザゼルは部族に天使との戦い方を伝える。
アンガスはエヴァグリーンらによって占領された燃油会社へ赴く。そこで文字の気配を感じ、言い伝え通りに洪水を起こすことで文字の存在を明らかにして、文字を回収し、エヴァグリーン達を救う。アンガスたちはその後も順調に文字を集め、一度街に戻ることにする。
アザゼルの方はエネルギーを失くした聖域が落ち始め、天使と人間の争いが始まった。
アンガスはカネレクラビスに向かうそこでは土地を巡って東部連盟とネイティブが争っていた。そこには文字の存在があった。アンガスは捨て身で抗争を止めて、文字を回収する。残りは8個。その後、バニストンで新聞を介して文字が広められ、街は疑心暗鬼に陥っていた。アンガスはそれを収束させるため、バニストンに向かう。
アザゼルの方は、部族の食糧が尽きかけ、冬を越せないため、天使に襲われることを覚悟でとうもろこしの収穫に向かう。その帰りに天使に襲われる。歌姫であるリグレットは天使の暴走を止めようと自ら聖域へ赴く。アザゼルはリグレットを救う方法を探すべく、大地の鍵に触れる。大地の鍵の中には同じ遺伝子を持つ初代アザゼルがいた。 -
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作者の多崎礼さんはレーエンデ国物語で知っていたけど
この作品は完全に表紙と帯に惹かれて購入
思っていたよりも数倍面白かった
登場人物たちも癖があって面白い
世界観もかなり好み
主人公のロイスの印象がページをめくるたびに変わっていく
心の傷や背負っているもの今現在思っていること
自分に正直になれないロイスが
周りの言葉を聞きながら
少しづつ心の奥の思いを認めていく
その過程がとても人間らしく本当のロイスが垣間見れて
ホッとする
ただ最後の一行は衝撃でショックだった…
私はヴィンセントがかなり好きらしい…
切なすぎて悲しすぎて痛い…
もちろん2も買ってあるけど…
手に取るのをためらってしまう… -
Posted by ブクログ
ネタバレ一番感情が揺れたのは、ラピス族たちの死。ブラックホークの「兄弟たちよ、来世でまた会おう!」でうるっと来た。ペルグリンも皆も死んだのか…?ネイティブたちは気持ちの良いさっぱりとした生き方をしていていいな。
アンガス一行は、ウォルターやエヴァグリン、テイラーまで加わり一層賑やかに。スペルの回収がサクサク行き、展開が早いのでストレスがない。
やっぱり、2巻で登場したピットとジミーはちょっとした伏線だったか。ジャイロが活躍するんだね。
アンガス編もアザゼル編もイチャラブになってる。アザゼル編で登場したドールがアークだとわかりましたね。少しずつ2つの話が交わりつつあるけど、最終巻までここまで関連しないとは思わなかった。
ローンテイルとエヴァグリン、関わりはそこまでないのに、今回ちょっとお似合いではと思ってしまった。それぞれまあ、相手がいるといえばいるんだったか。
結局、セラとウォルターが婚約した理由がわからなかった。アンガスをおびき出すためだとウォルターは言うけど、嘘でもよくセラは承諾したと思うし、婚約でなくても良かったのではと思う。
2人の主人公がいるけど、どちらも「主人公の気絶した回数ランキング」があれば1位取れるのでは。
ここまで来たら、最終巻まで付き合おう。シリーズものの結末を見届けるのはめちゃくちゃ久しぶりだ。
ところで、表紙の雪山は2巻にふさわしいのでは?歩いている人も誰だかわからない…。 -
Posted by ブクログ
話題作、人気の作家たちによる"新しい法律ができた"の一文から始まる短編集。同じような短編集の5冊目。めくる度にうわっ、今度はこの人か~とワクワクしながら読めます。個人的に一番良かったのは五十嵐律人さんの憲法のお話でした。
殺人や男女関係のエピソードあり、中学校から。
金子礼介「ルパちゃん」
日野瑛太郎「推し活制限法」
朱野帰子「日本国民に英語の勉強を義務づけへ」
阿部智里「つるべを取られて」
真下みこと「こんにちは、チャッテー」
須藤古都離「虚法」
嶋戸悠祐「国家殲滅フットボール法」
多崎礼「復讐者は振り向かない」
風森章羽「コロシヤとユキオンナ」
名倉編「Touch law if you can」
真梨幸子「ある死刑囚の回顧録」
東川篤哉「『ラ禁法』ディストピア」
霜月流「忘却加害」
矢樹純「密室の獣」
高田崇史「御首塚の風」
潮谷験「ネーミング」
献鹿狸太朗「試み」
高田大介「魔法罪」
大沼紀子「もう、ディストピア」
矢部嵩「自転車武装条例」
柾木政宗「ありがとう、虎太郎」
くどうれいん「ショートケーキの夜」
白井智之「ぜんぶミステリのせい」
赤川次郎「帰り道の行先は」
五十嵐律人「革命夜話」