多崎礼のレビュー一覧

  • 血と霧 1

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    この作者の他の作品と毛色は違うが、いい意味で期待を裏切られました。
    面白かったです。
    ヴァンパイア、ってわけでもないんだよなぁ。世界観がユニークでした。

    2024.9.18
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    2024年09月18日
  • 夢の上1 翠輝晶・蒼輝晶

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    世界線がレーエンデと同じで、「えっ!もしかしてレーエンデの人たちが出てきたりするのか!?」と思ったけれど、2010年の作品を新装改訂されたものだと最後に知る。笑

    叶わなかった夢が語られるので、とても切ない気持ちになる。理想を追い求めていても、身分や宗教、国など様々な理由から実現することはないと彼らはわかっている。けれど、未来が少しでも良くなるように動いている登場人物たちに勇気をもらえた。
    本当に、多崎さんの作品は応援したくなる登場人物が多い。

    まだまだ物語は序盤。
    幕間で語られる夜の王と夢売りは誰?
    敵国デュシスとの戦いの行く末は?
    アライスの戦いの結末は!?
    これからの展開が楽しみだ。

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    2024年09月14日
  • 『レーエンデ国物語』公式ガイドブック レーエンデの歩き方

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    レーエンデ国物語の4巻までの内容がかかれた公式ガイドブック。ネタバレ嫌いで4巻まで読んでいない人は読んではいけない本。
    1巻読んだときに語り方が銀英伝っぽいとか書いたが、作者インタビューで「銀河英雄伝説が好きで~」と書かれていた。ホントに影響受けてたのか。

    漫画版の話が進行しているとのことなので、愉しみが増えた。

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    2024年09月09日
  • 煌夜祭

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    煌夜祭。それは夏至の夜に島主屋敷で催される祭。世界中の語り部が集い、夜通し物語を語り合う。話を聞きに集う聴衆の中には、人ならざる者もいた。魔物はなぜ生まれ、なぜ人を喰らうのか。その謎を明らかにしてみせると魔物の姫に約束した幼いムジカは、やがて世界を巻き込む戦争へと身を投じる。二人の語り部による対話の形式で綴られる短編集が複雑に絡み合い、魔物を巡る謎が解き明かされていく。

    魔物という運命を背負って生まれた子どもたちの葛藤と、魔物を愛する人間たちの愛情が詰まった物語。冬至の夜に語られる物語は、どれも切なく、少し寂しい。その寂しさがとても良い。大団円の明るいハッピーエンドだけがファンタジーではない

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    2024年08月31日
  • 叡智の図書館と十の謎

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    ネタバレ

    短編集が繋がって1つの作品になっている。
    個人的には問2・5・7が好きでした。
    どの問いも読んでいてとにかく「先が気になる」の一言。ほぼ一日で読み終えました。

    最後はやっぱり多崎先生らしく好きな終わり方。
    この本一冊で色々な旅した気持ちになりました。
    はっと気付かせてくれたり思い出させてくれる言葉にも出会いました。

    とにかく読んでよかった!

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    2024年08月14日
  • 叡智の図書館と十の謎

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    ネタバレ

    第八問までのエピソードは最高レベルの出来であり、このあたりで完結していたら、★5は確定でしたが、ありきたりな設定が出たあたりも含めると★4
    第八問は単独の長編にしたほうがいいかな
    第七門から現代のエピソードになるあたりから、ファンタジーな作風がSFな作風になり、物語の雰囲気が変わってくる
    ファンタジー路線で進めてもらったほうが、個人的には座りはよかったと思います

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    2024年08月13日
  • 煌夜祭

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    面白かったですが、時系列や登場人物が沢山出てくるので、混乱してしまいました。もう一回読み直すといいかも。

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    2024年07月28日
  • 〈本の姫〉は謳う 3

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    ふたつの物語がいよいよ繋がってきそうな雰囲気。読むのが楽しみでもあるけれど、何か悲しいこともありそうなので複雑です。

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    2024年07月08日
  • 〈本の姫〉は謳う 4

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    ふたつの物語を読み進める中で、これはここと繋がるのかな、伏線なのかなとか色々想像したりしながら読むのも楽しかったです。
    2周目はまた違う視点から読めそうなので、また1巻から読み直したいと思います!

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    2024年07月02日
  • 『レーエンデ国物語』公式ガイドブック レーエンデの歩き方

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    発売を待って読むので、地名や人名がわからなくなりがち。さらに巻頭の人物説明も少ないので誰が誰かわからなくて困っちゃう。
    そんな私にぴったりな本でした。
    「夜明け前」と共に読ませていただきましたが、相関図はありがたかったです

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    2024年06月27日
  • 〈本の姫〉は謳う1

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    物語の導入的な巻。面白かった。眠れない夜に、朝まで読んじゃったわ。続き借りに行かなきゃ。
    閉架にあった本。

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    2024年07月18日
  • 煌夜祭

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    「レーエンデ物語」が面白かったので読んでみたデビュー作。いいわ~。こういう世界観、大好き。小野不由美さんの「十二国記」の続きを読みたくなった。それはさておき、この世界でももっといろんなストーリーが出来そう

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    2024年06月15日
  • 煌夜祭

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    冬至の夜、夜が明けるまで語り続けねばならない語り部と、かなしい魔物の物語。
    登場人物をメモしながら読むのをオススメする。
    物語前半の美しさが圧巻。

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    2024年06月15日
  • 『レーエンデ国物語』公式ガイドブック レーエンデの歩き方

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    本当は最終巻発売後に全てを網羅して出して欲しかったなと思いますが、売れるのは今なんだろうなとも。
    実際私も買ってしまったし。

    年表、相関図、地図に始まり、各キャラのお姿等ファンなら必見。
    ネタバレ前提の本なので既読勢向け。未読勢は触れてはならぬ。

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    2024年06月08日
  • 〈本の姫〉は謳う 4

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    第4巻。そしてラスト。

    バニストンに訪れた恐怖や悲劇。
    解決したかに思われた先に、さらなる追い討ち。
    天使のアゼザルの記憶と、現世のアゼザルが少しずつ重なっていく。

    正直なところ、ハッピーエンドなのかどうか、これで良かったのかは読み返すたびに変わってきそうだ。
    ただ、誰しも一度は死にその魂は巡るもの、という考えからすると、形が無くなったとしても、野に大地に花にその魂はあるとするならば、
    バッドエンドということでもなさそうだ。

    アンガスと愉快な一団の今後の旅も見たかったが、
    それぞれが世界のどこかで楽しくやっているなら、それはそれで万事OK。

    なんだか遠い夢を見ていた気がする作品だった。

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    2024年06月02日
  • 〈本の姫〉は謳う 3

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    ふたつの世界がどう繋がっていくのか。
    天使と大地の人の闘いが未来に何を起こすのか。
    アンガスやセラ、仲間たちのこれからはどうなるのか。希望のある未来は来るんだろうか。
    最終巻すごく楽しみです。

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    2024年05月26日
  • レーエンデ国物語 夜明け前

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    もうすぐ革命が起こる! いよいよ革命が。夜明け前が一番暗い。
    革命を起こすためにルクレツィアの取った行動が悲しくて見事。搾取される民から変わるためには、痛みを受け入れて行動することが大切なのだ。

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    2025年12月07日
  • 煌夜祭

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    実際に読んで、またそれこそ「冬至には煌夜祭を読みたい」と思った。
    時に感動する内容もあって、
    "時は移ろい、人は変わっても、思い出だけは色褪せない"って本当だな、と今の私の心に刺さり刻まれた言葉になった。

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    2024年05月15日
  • 〈本の姫〉は謳う 3

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    歓喜の園で撃たれたアンガスは無事に回復。
    エヴァグリンと故郷の村の人々が、石油会社と揉めていることから、アンガスたちはエヴァグリンと合流。
    スペルを回収すると今度はネイティヴと騎兵隊が一触即発。そして、バニストンでの騒動。
    アンガス、休む暇なし。

    そして、天使のアンガスもまた、天使たちとの戦いに紛争し、佳境に入ってきた。
    果たしてどうなるのか…

    アンガスと楽しい仲間たちを想像すると、
    苦境に立たされながらも立ち向かっていく姿に元気を与えられる。
    このまま、アンガス自身に不幸がなく、ずっとこの旅を続けられたら良いのにな…

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    2024年05月14日
  • 煌夜祭

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    多崎礼デビュー作ということで、C★NOVELSバージョンを手に取りました。
    島の点在するような世界で、島主の家系に魔物が時折現れる。どんなに普段普通にしていても魔物は冬至の日には人を食べるモードとなる。しかし、不死の身体を持つ。魔物が冬至に正気を保つには、魔物が夢中になる話が必要。語り部はそんな魔物に昔話をする人。
    とても濃密な世界観!勢いで読むと、登場人物がわからなくなるので、メモや記憶をしっかりしていった方が楽しめます。なぜならバラバラだった語り部の話が繋がってゆくからです。その全体理解への難しさが★1減要因ですが、この頃からレーエンデ物語への実力がおありなのだな、と思わされるお話でした。

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    2024年05月08日