多崎礼のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
もう最高すぎる〜
ふたつの物語がしっかりと繋がって伏線も回収されて、何より「愛」「友情」「仲間」がたくさん詰まった最高すぎる1冊だった!
※ここからネタバレ含むかもです※
最後の戦いが終わったあとの別れは自然と涙流れた。もうあそこは泣くしかない。
過去も現在も未来も繋がってて観測して始めて存在するっていう当たり前のようで不思議な事実をこんなにも愛のある物語にできる多崎礼先生が素晴らしすぎる。
決して諦めるな、希望をもて、立ち上がれ、お前は1人ではない、そんな風に毎度毎度勇気をくれるこのシリーズに完全に中毒になってたし沼ってた。
最終章の希望の物語を読んでくれたお前に感謝するっていうのが、なんとも多崎礼先生の言葉っぽくてすごい心に来たし、好きだった。
ファンタジーの面白さを教えてくれて感謝です。 -
Posted by ブクログ
続き物ということで、巻を進める度にマンネリ化して行ってしまうかなと不安だったけどそんなこと無かった。
2つの時代の出来事を交互に描写することで真相にたどり着いていくかと思ったら更にひとつ古い時代の本当の物語の始まりが語られていってひと段階深い物語になった感じがした。また、アンガスが闇落ちしそうになって焦ったけど、それまでにアンガスが積み上げてきたもののおかげで周りから救ってもらって解決したし、姫の目的も達成されてアンガスの時代も姫の時代も明るい未来に進んでいきそうでよかった。また、アンガスが姫と血縁にあるかもというのは驚いた。そこで繋がるのか!みたいな -
Posted by ブクログ
ネタバレ今のところ、シリーズの中で1番好き。
歴史における物語の役割とは何か。
それが描かれた3巻。
最初から、リーアンのこともアーロウのことも愛しくて仕方なかった。
23歳なのに、2人とも15やそこらの少年みたいに生きるのが下手くそで、なんともじれったい。
リーアンは言動も幼い。でも常に色んなことを考えてて、そう、頭では誰よりもたくさんのことを考えてて、家族のことを心から思ってるのに、それを伝えられない不器用な性格。
アーロウは一見して、そして同じ顔のリーアンと比べて、とても大人びている。一種の諦観のような。でも、根っこのところでは世界を諦めてない少年の心を持っている。それを必死に取り繕って、大人として振舞いながらも、大事なことには気づけない鈍感な青年。
お互いを憎たらしく、そして疎ましく思っているように見える2人だけど、本当は誰よりも愛している。
世界でたった1人の兄弟。魂を分けたような2人。
2人の魂は、最期まで共にあっただろう。
構成が、素晴らしいと感じた。
多崎礼作品のファンなら、馴染みのある構成なんじゃないだろうか。
私のバイブルとも言える「八百万の神に問う」の3巻と、同じ香りがした。
とても似ている。章の間に小話が挟まれるという構造もそうだし、ジッパーの両側が噛み合っていくような物語展開も、そして、「成り代わる」ところも。
中盤から、嫌な予感、死の香りは感じていた。
それでも、縋る思いで、どうにかこの双子を救ってくれと、ページを必死でめくった。
この結末を、私は救いがないとは言わない。
歴史における、物語の役割。
多崎礼の作家としての矜恃が感じられる一作だった。
八百万シリーズもそうなんだよね。
人の心を動かすのは、世界を変えるのは“ことば”だ、っていう、言葉を扱う人間の矜恃。
11年前、11歳の私が八百万シリーズを読んだあの日の、魂を揺さぶられた、あの思いをを思い出すような本だった。
ことばのちから、文筆のちから、物語のちから。
私の胸にある。
【追記】
八百万の神に問うの3巻、読み返してたんだけど、全く同じフレーズ出てきた…!!!!
これは、もう絶対、多崎先生わざとだよね!?
震えた…。
めちゃくちゃ好きだ…