多崎礼のレビュー一覧
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「普遍的な正しさは、僕ら人間には荷が重すぎるね」
シリーズ4作目。
レーエンデがまだ美しかったあの頃から、
流れる時間は人の尊厳を奪っていた。
慣れることは恐ろしいことなのかもしれない。
向上心や活力を奪われ、今に甘んじることが最善だと、これが普通のことなんだと自覚してしまったら
人は変化を恐れてしまうのかも。
それでも立ち上がるレオナルドの姿が眩しかった。
そんな兄を信じ抜き、正義を貫いたルクレツィア…
“夜明け前”が1番暗いって本当だった。
2人が信じる革命の道は、愛の形は、他になかったのか。
次回最終巻、どうかレーエンデに自由を…! -
Posted by ブクログ
タイトル『それはそれはよく燃えた』の1文から始まるショートショート集。
ネットの炎上、恋心、火事など、こんなものまで「燃える」のかと思える作家25人の25作を1冊の本で読めるのはとても贅沢。
でも後味は25作25様で、ほっこり甘いものもあれば苦々しいもの、ざらっと心地悪いものなど本当にさまざま。
クイズノックのファンなので河村拓哉さん目当てでこのシリーズを読み始めたが、矢樹純さん、三津田信三さんなど、このシリーズは毎回新しい作家さんと出会えて、読書の幅が広がって嬉しい
私は総じてホラーが好きなので、今回の『それはそれはよく燃えた』はぞくっとする話が多くて、とても好み。不穏で悲しくて残酷 -
Posted by ブクログ
ネタバレかなり面白かった
「新しい法律ができた」と言う話を軸に
・AIに絡んだ近未来
・全く関係ない未来
・過去から法律ができたことにより、現代になる
・新しくできた法律の内容が分からない
といった様々な進め方を楽しめた
舞台装置としてのAIの便利さ(我々に身近だが未知のもの)と、法律はルールの為それによって話の土台を作れる万能さに驚いた
〜特にお気に入り〜
矢野帰子先生→おとなも英語を学ばせる話。「英語介護」という考え方が面白かった
潮谷験先生→人々は、作品を楽しむときに作品の裏にいる作者と交流している。AIが作った作品だとその交流ができなくて孤独を感じる。新しい視点だな。オチも良かった。
大沼 -
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血の繋がりがある兄妹でかつ愛し合っていた2人を別つ物語。闇を背負う妹と光を背負う兄の話が交互に描かれており、ページを捲るたびに悲しく辛い気持ちになった。平和な世界へと導くためには誰かが犠牲にならないといけない、誰かが英雄にならないといけないのがこの物語の世界なのかと考えると涙が出る思いだった。
このような革命があってしてもなおレーエンデが真の夜明けを迎えるまでに十七年の歳月がかかるという設定も、人、国を動かすにはそれほどの年月が必要なのだと思い知らされた。
次巻、完結とのことだが、この物語を終焉させるのは作者にとってとても精力がいることだと感じる。読者の期待に応えなくて全くいいので無事に書き終 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ読み終わった。レーエンデシリーズ毎回読後にずっしりくる感動と悲しみが入り混じった感情の波にやられる!うぅ…
読み進める中でレオナルドに関して、「バカだなぁもう」ともどかしく思うことが多々あったけど、なんか憎めない、少年漫画の主人公みたいなところがあって結局めちゃくちゃ好きになった!
ルクレツィア切ない…。なんでそんな役回りなんだよ、、と思うけど、歴史の悪役だろうと物語の闇の部分だろうと、それが自らの役割であると悟ってしまえば不思議と馴染んで受け入れられるものなのだろうか?
最後、レオナルドがルクレツィアを撃ち抜く前、ルクレツィアが1人駆け出していく前に、ルクレツィアとステファノはどんな話 -
Posted by ブクログ
前作の主人公テッサ達がレーエンデのために命をかけて戦ってから、124年後。
今回は双子のリーアンとアーロウの物語。
テッサ達の事実を戯曲していく過程が描かれています。物語の合間にテッサの物語(戯曲)があり、読み応えがありました。
同じ時に生まれた双子なのに、それぞれが持って生まれたものが違うことですれ違う2人。でもお互いを大切に想う気持ちは消えてはいなくて。
家族だからこそ良いことも嫌なこともいっぱいあるよなーと思いました。
作中の戯曲のタイトル『月と太陽』は前作のタイトルであり、ここでも繋がっているのか…!と感動しました。確かにリーアンとアーロウも月と太陽みたいな関係ですよね。
付属のス