多崎礼のレビュー一覧

  • 煌夜祭

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    ずっと読もうと思っていてやっと読み始めました
    二人の語り部の会話とそれぞれが話す話を交互に進んでいく物語、
    読み進めていくうちに点だったものが結び付いて一つの終結に行き着く結果は素敵だった
    作者は愚かで諦めの悪い人間達の物語を書きたいと書いてあった。
    この本を読んでそれがないと子の話は成立しないしだからこそ改めて読み直したいと思える本になっているんだなと感じた
    新しい発見をするためにも時間を置いてもう一度読みたい

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    2025年03月09日
  • 夢の上2 紅輝晶・黄輝晶

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    ネタバレ

    夢の世界に再び魅了される。『夢の上2 紅輝晶・黄輝晶』多崎礼著 書評

    前作『夢の上1 翠輝晶・蒼輝晶』が発売されてから約一年、待ちに待った続編を手に取ると、その魅力に再び引き込まれ、ページをめくる手が止まりませんでした。

    前作で心を奪われた独創的な世界観が、今作ではさらに深化しており、物語の展開に引き込まれ続けました。美しくも残酷な夢の世界で繰り広げられる登場人物たちの葛藤や成長に胸が熱くなり、読み終わった後も興奮が冷めやらぬままでした。

    物語の概要

    物語の舞台は、夢と現実が交錯する幻想的な世界。主人公・ハウファは復讐を遂げるため、不死身の光神王を討つ方法を探し続けています。彼女は王の

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    2025年03月08日
  • だから捨ててと言ったのに

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    短編集で、ふっと笑えるものから結構シリアスなものまで。
    同じフレーズを使って、作家さんによってここまで幅が出るのが面白い。

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    2025年03月04日
  • 夢の上1 翠輝晶・蒼輝晶

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    数多くのファンタジー小説を好んで読んできたがトップ3に入るほどの一冊であった。物語構成から登場人物まで全てが魅力的です読めば読むほどこの美しい世界観に引き込まれていく。切なくも優しく温かい物語。読み終わってもこの世界から抜け出せず数日は余韻に浸れる。続編があることが嬉しすぎる。

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    2025年03月02日
  • 〈本の姫〉は謳う4

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    今までにも物語に励まされたことは何度もあったけれど、物語にそれを直接言われたことはなかったな。

    あとがきに、自らの未熟さや反省の言葉とともに「魂削って書きました」との言葉があって、確かにその通りの本だなと思った。
    なんとなく洗練されてはいない感じはあって、もさもさしたマフィンを食べているような読みにくい感じはしたけれど、まさに魂を削る必要があるくらいの緻密に紡がれた世界が広がっていた。

    あと、終章を読んでいて、言葉は呪うこともできるものだなと改めて。この物語には全力で完全に引き込まれはしなかったので、言葉が重たいな、と思った。

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    2025年02月05日
  • 〈本の姫〉は謳う3

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    だいぶこれがあれなのかなと思う記述が増えてきて、切ないなぁという気持ち。

    言えなかったこと、言えずに我慢してきたことを叫ぶシーンで思わず涙がこぼれた。底抜けに明るくて切ない場面だった。

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    2025年01月31日
  • 〈本の姫〉は謳う2

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    1巻を読んだのが前すぎてだいぶ忘れてた。ので1巻をサラッと読み直してからの2巻。
    読み始めると止まらなくてどんどん話が進んでいく。ふたつの視点が交互にくるので、飽きないというかこの続きはどうなるんだろう、とずっとそわそわしながら読んでいた。

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    2025年01月30日
  • 夢の上3 光輝晶・闇輝晶

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    前に読んだのはもう10年以上前だろうか?話の細かいところは忘れてしまっていたけど、めちゃくちゃ面白かったという記憶だけはずっと心に残ってた。
    その当時多崎礼先生の作品を色々読んでどれもとても良い作品だったけど、いつの間にか追わなくなってしまっていた。
    でも最近レーエンデ国が大当たりしたようで実力のある作家はいつか日の目を見るんだなと思っていた所、今回好きだった夢の上の新装版が出るということで懐かしくなって手に取った。
    改めて読んだけどやはりこの物語はとてもよい。キャラクターの一人一人が自分の命を燃やし尽くすまで夢を追い続けている所にとても心が動かされる。小説ならではの最高の物語。

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    2025年01月26日
  • 夢の上2 紅輝晶・黄輝晶

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    2巻も変わらずよかった……同じ時間軸で話が進んでいくため、最初こそ世界観などに惑わされることもあったけど、一巻の途中からそういったことも無くなった。
    3巻目もすでに購入済みなのでこのままどっぷり浸かって読み切ってしまいたい。
    自分の希望が全て罷り通るわけではない、自分が1番欲しいものが手に入ることだけが幸せではない。でも、きっとその先に得られるものもきっとある。絶望しかないと思っていた終わりゆく国の中で眩い太陽が再び現れるのを切望した人たちの勇気と愛の物語です!

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    2025年01月17日
  • 夢の上1 翠輝晶・蒼輝晶

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    大人になってもファンタジーで泣けるんだと泣いてもいいんだと思い出させてくれた一冊でした。
    もうそれにつきる。出てくる人達が全て魅力的でかっこいいし可愛い。私の知らない世界で本当にこの人たちが生きていて、その夢を今夢利きしてもらってるかのような気持ち。こんなに早く続きが読みたい!!と思った作品はいつ以来なんだろう。(たぶん宮部みゆき先生のドリームバスター以来?もしくは田中芳樹先生の創龍伝?)こういう時、生きていてよかったと心から思う。明日必ず続きを買いに行こうと思いました。仕事が忙しい時期には絶対読み始めてはいけない本です。

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    2025年01月15日
  • 叡智の図書館と十の謎

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    以前読んだ鍠夜祭のような世界観かと思いきや問が進むにつれて気配が変わり、最後はどこへ連れて行かれるのだろうと思いながら読み進んだ。
    エピローグ、ラスト好きです。色々な意味で。

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    2025年01月13日
  • 煌夜祭

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    冬至の日、煌夜祭で語り部が話す物語。人が、あるいは魔物が、生きてきた記憶を語り継ぐために。長い夜の暗さ冷たさ、一点熱く燃え盛る炎。そのコントラストに恐れ慄き、震える時間だった。でも本を閉じるとほんの少しあたたかな気持ちが湧き出す、不思議。

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    2024年12月15日
  • 夢の上1 翠輝晶・蒼輝晶

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    ネタバレ

    レーエンデ国物語は、これがあったからできたのかなぁと思う、一冊目にして先の世界の壮大さを想像させられる物語だった。

    ひとつ目の夢は、不幸ではあるものの、アイナは夢をちゃんと叶えてしあわせだったからよかったなぁって心から思えてホッとした。

    でもふたつ目の夢は、ああ、レーエンデと一緒じゃんーーー!て切なくなった。
    恋物語なら絶対ハピエンがいいわたしは、そこんところはやっぱり本当に悲しくて、切なくて、もう、なんでよおーーー!
    って思ってしまうんだけど、この先の物語を考えたらここでこの2人が結ばれることはやっぱりあり得ないよな…ってしょんぼりしながらも納得してしまう他ないのだ。

    嫌なのに!笑

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    2024年12月15日
  • 夢の上2 紅輝晶・黄輝晶

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    アルティヤが大好きでした。
    ふざけているようで、しっかりてて、掴めないけど、とても頼りになって安心出来る存在に思えました!
    だから最後に伴走者の遺言が書いてあって、嬉しくて夢中で読みました。

    3巻も読むのが楽しみ?

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    2024年12月13日
  • 夢の上3 光輝晶・闇輝晶

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    読み終わり、本を閉じ、本をしばらく見つめてしまうくらい、壮大な物語の終わりに浸っていたい一冊。長い長い歴史の、革命の話。2人の王子達とその仲間達が命をかけて世界を救った話。軸はずっと同じなのに章ごとに視点が変わり、様々なキャラクターの口に出さない思いが分かる。叶わぬ恋が多く、それでも前に進む力強いキャラクターたちが切なく、愛に溢れていてどのキャラクターも愛せたお話だった。後書きにあったサイドストーリーは今もどこかで読めるのだろうか、、、。とても読みたい。

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    2024年11月19日
  • 夢の上2 紅輝晶・黄輝晶

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    1巻につづき2巻もとてもおもしろかった。ハウファ視点とダカール視点。多崎さんの本に出てくる強い女たちが魅力的すぎるし、アーディンやダカールのように愛を貫く男たちも切なくてたまらない。恋は求めるもの、愛は与えるもの、アイナが言った言葉が心に残った。3巻、ここからどうなるのか楽しみすぎる。

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    2024年11月04日
  • 〈本の姫〉は謳う 4

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    "お前が歩き続ける限り、希望はお前の頭上に輝き続ける。
    立ち上がれ、兄弟。
    希望はまだ死んではいない。"

    本の姫シリーズついに完結編。
    レッドショットとの最終決戦。人々は傷付き、アンガスは絶望に飲み込まれてしまう。

    アンガスと姫、アザゼルとリグレットの物語は過去現在未来を結ぶ。

    「希望」と「絶望」の物語、ついに完結。

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    2024年11月02日
  • 〈本の姫〉は謳う 3

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    物語は進み、アンガス達は天使たちと一戦を交える。そして世界を滅ぼそうとするレッドとの戦いも近づく。
    そして、セラは声を取り戻し正体も明らかになる。
    次巻第4巻で完結。結末がとても楽しみ。

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    2024年10月31日
  • 〈本の姫〉は謳う 4

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    最後の数行に感動の涙と希望を与えられた素晴らしい物語だった。
    今の私にとって誰かに背中を押して欲しい気持ちや自分のやっていることに間違いはないのだと認めて欲しい気持ちが根強かった。
    その中でこの物語に出会って最初から最後までの物語に触れて心に強い「希望」を貰えた気がした。
    アンガスは私たちであり、私たち自身が世界の「希望(ホープ)」であることを著者の多崎さんはこの物語の中で伝えてくれたのではないか?とさえ感じた。
    世の中には沢山の人間がいるけれど、その一人一人が大いなる力に"選ばれし者"であり、だからこそ今の世の中に生れてきたのだろうとも解釈できた。
    生きていれば辛いことも

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    2024年10月28日
  • 夢の上1 翠輝晶・蒼輝晶

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    多崎さんの本は読後感がすごい。この夢の上もしかり。1章と2章がさいごにがちっと時系列がかさなってお見事、、。ため息出ました。アーディンの切ない想いにぎゅっとなり、アライスがこのあと世界をどう変えてくれるのか、次巻に期待が膨らむ終わり方だった。世界観がほんとにすごい。ずっと頭に映像が流れていた。続きが早く読みたい。

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    2024年10月23日