多崎礼のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
美しくも残酷な大人のファンタジー。
前作がその残酷さが強かった為、心して読み始めました。
戯曲によって世界を変える革命の話。
章を重ねる度にまだ光はか細く、一章終わる毎にある一幕がまた登場人物たちの幸せを遠くさせるような気がしてならない。
しかしこの舞台の幕が上がった…ということは?
希望も見える中、また衝撃な言葉が降ってくる。
ある意味ミスリードされたような展開でしたが、少しだけ光が差してきた気がしますね。
人は貴賤上下問わずに時代を経て変わっていくものだ。
それがまざまざ見せられるのは何足る幸福だろうか。
歴史を変える一瞬だけではなく、多くの人や物事があって掴むものがあるのだと思い知ら -
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Posted by ブクログ
二巻も恐ろしく速く読み終えてしまった。
以下ネタバレ含みます。
前巻の続き。
レーエンデに自由を取り戻すために、力を正しく振るい続けようとするテッサが眩しい。
彼女が輝き続けるから、影もまた生まれる。
ダンブロシオの兄弟は、奪われ、踏み躙られ続けることで諦めてしまった。
支配されない方法を、支配することだと、悟ってしまった。
今巻がルチアーノの「残虐さ」に焦点を当てたものにならなかったことは、私にとって幸運だった。
自由を得るために、苦しみながらも、笑い、泣いた日々の最後が「オルタナティブ」で終わるなんて、そんなのは寂しすぎる。
なかなかハードだな。
でもまた次の一冊に進んでい -
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Posted by ブクログ
25編のショートショート集で、ちょっとした時間にも読み進める事ができて楽しかったです。
全て『だから捨ててと言ったのに』の一言から始まり、そのあとは作者さんによって推理物になったり、ホラーになったり、感動物になったりと、ショートショート集なのにとても読みごたえがありました。
知っている作家さんの作品には作家さんらしさが出ていて楽しめました。初めての作家さんの作品もあったので好みの作風の作家さんの他の話も読んでみたくなりました。
このショートショート集をきっかけに読書の幅が広がりそうです。
今回は第四弾目とのことで、前作も読んでみたくなりました。