多崎礼のレビュー一覧

  • 煌夜祭

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    一気に読み終えた。これがデビュー作なんてすごい、震える。壮大なダークファンタジー。同じ世界線にいる人たちの短編集かと思ったら、全部が繋がっていて感動した。もう一度読み返したい…。
    語り部と、冬至の日に人を食べてしまう魔物。何のために存在しているのか。魔物は悪なのか。

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    2025年10月29日
  • 叡智の図書館と十の謎

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    ファンタジー、法廷劇、ミステリー、恋愛、ホラー、時代劇、SF、社会派…すべての要素が詰まっていて、1冊で古代から未来まで様々な世界、色んな国を旅できたようなお得(?)な作品。

    守人の乙女に幸あれとも思うけど、あくまで(考えが些か古い)人間の私の視点から見ると複雑な気持ちにもなり…。

    あれとかこれとか、いろんな名作が思い浮かびました。

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    2025年10月23日
  • 神殺しの救世主

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    毎度の事ながら読後の込み上げてくる感銘の度合いがすごいんですよ多崎先生の作品
    王道ファンタジーの純粋な訴えが優しく直接心に殴ってくる
    個々のキャラ設定良き…みんな好き
    素晴らしい冒険だった
    今作は特に真相には驚いたなぁ冒頭読み返した

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    2025年10月19日
  • 煌夜祭

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    時を超えて想いを紡いでいく人間と魔物のファンタジー。

    世界観、テーマ、ストーリー、キャラクター、構成どれもよかった。面白かった。

    冬至の夜に行われる煌夜祭。語り部たちが順に物語を紡いでいく。それぞれ独立した短編かと思いきや、だんだんと一つに繋がっていく。なぜ人を喰らう魔物が生まれるのか。なぜ語り部たちは物語を伝えていくのか。

    単純な正義と悪ではなく、皆もがきながら、たくさん失敗しながら、それでもよりよい世界を目指していく、その想いを紡いでいく。

    人を喰らう魔物、魔物の苦悩や葛藤、戦争、受け継がれる記憶、構成の面白さなど、進撃の巨人を彷彿とさせる作品だった。(進撃の方が後だけど)

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    2025年10月08日
  • レーエンデ国物語 月と太陽

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    前作から100年以上経ったレーエンデの物語で、登場人物は変わりますが所々に前作を感じられて面白かったです。
    今回はテッサとルーチェ(ルチアーノ)の物語。
    レーエンデの自由のために戦い続けたテッサと、そんなテッサを想い続けてくれたルーチェの幸せを願わずにはいられませんでした。

    タイトルにある月と太陽は、ルーチェが月でテッサが太陽なのかな。でも登場人物それぞれに言えるのかも。
    アレーテとキリルはお互いがお互いに月と太陽だと思うし、イザークが月ならキリルが太陽で、中隊長シモンが太陽ならテッサが月で、、、エドアルドが月ならばルーチェは太陽のような存在だったかもしれないですね。自分にとっての太陽がいな

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    2025年10月02日
  • 煌夜祭

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    色々なお話が最後に繋がる系の本。
    もう一回読み直したい。
    魔物の心象描写がとても切なく、食べることで食べた人の記憶が継がれていくけどそれこそが愛に近いと思った。

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    2025年09月29日
  • 煌夜祭

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    これは面白い。
    面白いと同時に切なくなるエピソードがいくつもあった。
    魔物として生きていかねばならなかった者たちの苦しみも伝わってきて、読みながら胸が苦しくもなった。
    平和を願う気持ちは、作品の登場人物たちも現実世界を生きる人間たちも同じ。
    平和に、平穏に生きていける時代が来ることを願ってやまない。

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    2025年09月28日
  • 煌夜祭

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    レーエンデ国の世界観に魅了されて、その原点とも言われる作品と聞けば読まない訳にはいかないでしょう。

    美しいのに、
    ただそれだけでなく残酷さがあるのに、
    冷たくはない。
    短編が繋がっていく精緻なストーリーは、人物を困惑させられましたが、何度も読み返したくなる作りでした。

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    2025年09月28日
  • レーエンデ国物語 喝采か沈黙か

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    前作も良かったけど、歴史の繋がりを強く感じる今作は、なお良かった。
    一行目の「革命の話をしよう」の文字を見るたび、ウキウキが止まらない。次の作品も楽しみ。

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    2025年09月27日
  • レーエンデ国物語 夜明け前

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    ネタバレ

    正義と正義。全く同じ形をした普遍的な正義なんてものはありえない。誰かの正義は、誰かにとっての悪で、そうやって正義は変わっていってしまう。御子の子の解放のために、レーエンデ人を苦しめ、殺してまで、立ち上がらせるルクレツィアの正義が正しかったのか。あるいは、頑なに己の信念を曲げず真っ直ぐでありたいと願い続けたレオナルドが本当に正義だったのかは分からない。だけど、夜明け前が一番くらいのは確かだ。暗闇の中でふたりが見たいと願った未来は光だった。夜明け前のうっすらとした払暁の瞬間、そこだけが唯一、決して同じではあれない光と闇の交じわれる刹那だった。愛する兄から、唯一無二と特別として心臓を貫く銃弾を求める

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    2025年09月24日
  • レーエンデ国物語 月と太陽

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    一作目でだいぶ地理を把握した分入り込み度が格別
    前作も今作も登場人物一人一人にも魂がある
    また時を経ててから読み返したい作品になった

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    2025年09月12日
  • レーエンデ国物語 夜明け前

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    ネタバレ

    今巻はレオナルドとルクレツィアの愛と正義の話
    個人的に、10人いれば10通りの正義がある、刺さった。あと、ペンは剣より強しでも俺は銃を選ぶ、このレオナルドの言葉に、ペンの強さを知ってるからこそあえてって言う覚悟が見えた瞬間に感じた。

    話の中でユリア、テッサ、アーロウとリーアンの戯曲の話があるたびに涙が出そうになった。みんなが今までやってきたことは無駄じゃないんだなーってなんか懐かしくなった。

    読んでる最中思ったこと、エールデの存在は完全に忘れてた。確かにあの時からそのままだったと気づいて鳥肌がたった。エールデのそばにいたカラスはトリスタンじゃなかったのかなとか思ったり、、

    読み終わった時

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    2025年09月10日
  • レーエンデ国物語 夜明け前

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    ネタバレ

    革命はレーエンデの民たちが団結しないと起こせない。けれど支配されることに慣れた彼らは、理不尽な圧政にも蜂起するどころか、諦観してますます従順になる。
    ならば心を捨てて、徹底的にレーエンデを地獄に落とすことで革命の火種を起こそうとした皇女と、そんな彼女の意をくんで『英雄』を引き受けた兄の物語。
    トリスタンの登場にめちゃくちゃ興奮した。そうだよね、ずっとエールデのそばにいるって言ってたもんね。過去作の主人公が介入してくる展開ってなんでこうも熱いんだろう。それはそれとしてエドアルドおまえ……

    ラスサビ前くらい盛り上がってる。三百年かけて受け継がれてきた意志が、ようやく実を結ぶのだろう。次が最終回か

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    2025年09月08日
  • レーエンデ国物語 喝采か沈黙か

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     レーエンデ国シリーズ。第3部。読み進める度に評価が上がって来た。リーアンとアーロウ、双子の兄弟が共に目指し、運命を別つ。
     レーエンデはテッサの思いが実を結ぶことなく沈黙の時代を迎えていた。自分の生活を守ることで精一杯で、革命の声も聞こえないものとしていた。
     レーエンデが本物の自由を得るためには皆で立ち上がらなければならないのに。

     ファンタジーであるが、物語が訴えるものは、まさに今の社会に通じていると感じた。
     自分が平和に過ごせればそれでいいと思っていないか?見てみぬふりをしていないか?助けを求めている人がいるよね?
     読んでいるうちに自分の無力さと臆病さ、行動力のなさに自己嫌悪にな

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    2025年09月06日
  • レーエンデ国物語 喝采か沈黙か

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    毎回違う時代、登場人物へと移り変わって進んでいくこのシリーズ改めてものすごく面白いし好き。
    リーアンをいまいち掴みきれていないアーロウの心情や思考を読んでいく時はもどかしさを感じた。そこもすごくよかった!

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    2025年09月06日
  • レーエンデ国物語 夜明け前

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    ネタバレ

    レーエンデに自由を!

    だんだんと機械化が進むレーエンデ。列車が走り、新聞が配られる。という姿にファンタジーの要素が少しづつ薄れ、現代へと歴史が走っているという実感が湧きました。

    ルクレツィアがしんどい。
    彼女は頭が良すぎた。だから、どうすればレーエンデのためになるかわかっていた。だからあえて魔女になるしかなかった。わかっているけど、あの幸せな彼女の日々に祝福が欲しい。
    最後のページでボロ泣きした。全てわかってたんだね。

    あとついに出てきた神子。ちょっとびっくりした。

    早くレーエンデがどうなるか知りたい。続きでたら読みます。

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    2025年09月06日
  • レーエンデ国物語 夜明け前

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    ネタバレ

    レーエンデを巡る、自由と抑圧、そして革命のお話。
    武力、芸術、の次は「情報」による革命を目指す辺りは、現実世界に類似するところがある気がした。無血の革命なんてほとんど存在しないけど、やっぱり今回も呼んでいて苦しくなる瞬間。

    夜明け前が一番暗い。
    確かにどんなに絶望的な状況でも、ひとは自分より酷い状況の人があれば、「あれよりはマシ」「逆らって、ああなってはいけない」と思う。だから犠牲法で人々を立ち上がらせようとしたルーチェの試みは「ウル族への圧政」「娼館保護法」によって叶うことは無かったのだなと、今更ながら思った。
    戦は人を変えるとかよく言うけど、このシリーズでは、テッサたちよりステファノが体

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    2025年09月04日
  • 夢の上 サウガ城の六騎将

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    【夢の上】の外伝
    ケナファ騎士団の士隊長達の短編集
    《世界で一番早い馬》
    《天下無敵の大盗賊》
    《汝、異端を恐るることなかれ》
    《あの日溜まりの中にいる》
    《約束》
    《手紙》
    《世界で一番早い馬 書き下ろし》

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    2025年08月19日
  • 夢の上 サウガ城の六騎将

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    技術的な問題で本編収録されなかったという「手紙」がとてもいい。敵国デュシスのエピソードを描いて物語を立体化させただけではなく、いくつかの伏線をしっかり回収している。
    アルアーラがデュシス語でアーディンに語った言葉とエスクエラの「お帰りなさい、二人とも」が忘れられない。
    帯には「番外編」とあるが、本書まで含めてシリーズ完結と考えるべきだ。多崎先生、楽しい時間をありがとうございました。

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    2025年08月17日
  • 夢の上3 光輝晶・闇輝晶

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    完結編の語り手は、光の王と闇の王。重層的に語られる物語は深い満足を与えてくれた。
    太陽姫アライスの見果てぬ夢は、ある意味で幼く、それだけに純粋で胸を打つ。ツェドカのハウファに捧げる最後の夢はただ切なく、余韻のある終幕。
    単行本書き下ろしの「最初の夢」も良かった。誰も取り残さない鮮やかな後日談。お見事!

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    2025年08月12日