多崎礼のレビュー一覧

  • レーエンデ国物語 月と太陽

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    第1作目を読んで 1年近く経っていますが、レーエンデの美しさを思い出しながら読み始めました。
    文体が変わったような気がしますが、読みやすさに変わりはなくどんどんのめり込むストーリーも健在。
    『月と太陽』は残酷で、どの人物に入れ込んでも辛さが残る。
    手に入らないものばかりで歯痒い。
    それでもレーエンデに浸りたいと思うのは何故だろう。
    未来の自由には武力か知力か、そこに含まれる正義は如何なるものか。
    続きが楽しみです。

    -号哭するほど その死を悼ましく思う。
    そんな人間に巡り合えた 僥倖を存分に噛みしめるがいい

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    2025年08月04日
  • 煌夜祭

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    圧倒的な世界観、精緻で語られる物語は、あまりに切なく美しい運命。物語が進むにつれて、煌々と闇を照らす炎が自分の胸にも灯ったのがわかった。それほどまでに心を掴んで離さない、一行たりとも見逃せない名作に、私は出逢ったことがあっただろうか。まだ胸中で炎は燃えている。

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    2025年08月02日
  • レーエンデ国物語 月と太陽

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    革命の物語の中でも、力による革命を描いたもの。胸踊る戦い、カリスマ性のある統率者、戦いの中で育まれる友情。読んでいると胸が熱くなって読むのが止められなかった。

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    2025年08月01日
  • レーエンデ国物語 夜明け前

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    革命前夜の緊迫感とレオナルド・ルクレツィア兄妹の深い絆が織りなす感動的な物語に引き込まれた。
    抑圧されたレーエンデの重苦しい雰囲気と、希望を灯す彼らの行動の対比が心に響く。
    過去の巻の歴史が集約され、革命への期待が高まる展開は圧巻。
    シリーズの集大成に向けた盛り上がりに感動。最終巻が待ち遠しすぎる!!

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    2025年07月16日
  • レーエンデ国物語 夜明け前

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    革命の話をしよう。

    テンポも良く、刺激的な内容が続くので一気にのめり込みました。

    人の正義は必ずしも自分の正義ではない。ガンダムも言ってる。夜明け前が一番暗い。結果は同じでもアプローチが違う2人のお話。
    非情だが大きな目的には犠牲が必要なのかもしれない。

    第1巻では、レーエンデの美しさををウル族を中心に。
    第2巻では、全てを焼け野原に、ティコ族を中心に。
    第3巻では、教育の大事さを、ノイエ族を中心に。
    そしてこの巻で圧政を敷く側、イジョルニ人を中心に

    レーエンデに関係する全ての民族人種が革命を押し進めていく。押さえつける側と押さえつけられる側、両者の力が合わさって初めて革命は達成する。

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    2025年07月15日
  • レーエンデ国物語 喝采か沈黙か

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    ネタバレ

    最初は才能があるない、双子ってそう言うことあるよねと単純に見ていた。
    でも後半リーアンが、アーロウと打ち明けていくたびに考えが全く変わった。アーロウはリーアンの才能に羨望し、リーアンはアーロウの人望に羨望してた。身代わりになるリーアンに計り知れないほどの愛を感じた。

    月と太陽とはまた違った感動で、今回は家族愛っていう感じだった。それにテッサのしてきたことは無意味じゃない。レーエンデの矜持はまだある!って思い知らされてた。すごく読みやすくて、展開がスムーズで気づいたら終わっていました。読むごとに感情移入しすぎて、次回も読むのが楽しみです!

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    2025年07月15日
  • レーエンデ国物語 夜明け前

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    壮絶である。このシリーズは読む度に物語の壮絶さと壮大さに飲み込まれる。そして後悔する。続きが気になって仕方ないのだ。
    フィクションでファンタジーの世界なのに今、我々の住む世界が直面している混沌と混乱があった。それぞれの信念が螺旋のように絡み合いながらレーエンデを、世界を巻き込んでいく様が素晴らしい。この巨大な物語の構成にどれだけの時間とアイディアが必要だったのか。考えるだけで身震いする。レーエンデに自由をもたらすための戦いはどんな結末をもたらすのか。今から楽しみだが、とても怖くもある。

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    2025年07月11日
  • レーエンデ国物語 喝采か沈黙か

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    2025年7月2日〜7月10日
    388ページ
    1900円

    テッサの没後100年を過ぎて語り継がれる英雄譚。リーアンかアーロウか、わからなくなることはあったが、最後の最後にこんな結末が待っているだなんて…一度読み終えて、初めから読んでみると、全く違う景色が見えてきた。私はなんて勘違いをしていたんだろう、と、再びすべて読み返したい気持ちになった。

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    2025年07月10日
  • レーエンデ国物語 喝采か沈黙か

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    戦争が終わって巨大な勢力、あるいは権力による支配が始まる時、殺されるものは人ではない。真実である。権力者は自分に都合の悪い事は全て闇に葬り永遠の沈黙に閉じ込めてしまうのだ。人は矛盾だらけの生き物だから道理や理性とは反する行動を取りたがり、故に歴史の真の姿はめちゃくちゃになるのだ。
    喝采か沈黙か、というタイトルがいい。クライマックスの一節でやられたと思ってしまった。
    一国の物語とは、土地の、そこに暮らす民の苦難の、あるいは歓喜の歴史でもある。国の歴史を記した何行かの文章が重たい。たった一節、されど一節の中からレーエンデの悲鳴と、闇の中に眠る希望が見えるようだった。

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    2025年07月10日
  • レーエンデ国物語 夜明け前

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    ネタバレ

    今までの登場人物に関わりのある人たちが山盛りで、名前を見るたびに「この人はきっと……!」と、嬉しさやら懐かしさやら悲しさやらでいちいち硬直してしまった。
    それもこの物語にどっぷりつかってきたからだろうなあ〜!
    一番衝撃を受けたのは「浅黒い肌、琥珀の瞳、首の後ろで束ねた髪は黒く、前髪の一部を三つ編みにしている」人の宿ったヤバネカラスを見たときですね……やっぱりね、この人が一番好きなんだよね私……ああああ……。
    今回の登場人物では、ルクレツィアが根っからの悪の気質を持っていたとはいえ、みんなで暮らした幸せだった時の描写が幸せすぎて辛すぎた。
    どうにか幸せになってほしかった。きっと幸せになれる人だっ

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    2025年07月04日
  • レーエンデ国物語 月と太陽

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    強大な国に奪われた自分たちの国を取り返す。
    その歴史の壮絶さと、人々の織り成す人間模様から目が離せなかった。全く、次から次へとよくもまあこんなに目の離せない展開を盛り込めるものだ。
    登場人物が皆魅力的である。彼らの喜びが、苦悩が、悲しみと覚悟が胸に染み渡る。読み終えて改めてこのジャケットを見る。一人の人間の足跡など歴史の大波の中に消えてしまうものだが、ここには確かにその人がいた記憶が、思い出が、誰に語られなくても残っているのだ。

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    2025年07月02日
  • 煌夜祭

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    ネタバレ

    冬至の夜に始まる。語り部達の夜。
    1話1話、語り部達が語る物語がすごく綺麗で、1話ずつでも凄いのに、話が繋がってしまった瞬間が本当に凄い。
    話の中に含まれる語り部自身の物語も本当に綺麗で、彼らだから語られる物語は素晴らしいに尽きる。

    一回読んで、もう一回読みたくなる。二週目行ってきます。

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    2025年06月25日
  • レーエンデ国物語 月と太陽

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    ネタバレ

    さて、
    1部を読み終わったのは1ヶ月ほど前で少し内容が抜けていたが、読み進めていくうちに思い出せた…(笑)
    推しキャラは「シモン」と「エドアルド」「シーラ」
    シモンは言わずもがなかっこよすぎる。
    エドアルド、元は善良な兄が、教皇からの性暴力、両親からの裏切り、唯一助けた実の弟の裏切り、逃亡未遂で病気とかいう地獄コンボで闇堕ちしていく感じたまらなく好き。
    シーラ含む三姉妹の信念を持って生きている感じがたまらなく好き。バカっぽいキャラかと思いきや、自分の立場を利用して情報を引き出す「情報屋」とわかった時は、彼女は強い、かっこいいと思った。残虐王は3人のこと忘れてなかったんだね…

    正直な話、前作は

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    2025年06月21日
  • レーエンデ国物語 夜明け前

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    序章でネタバレをしていくタイプの4巻めだった。どうなるんかなと思ったけど、こうなるのか…そうか…という感じ。
    穏やかな幸せパートが本当に楽しそうで、これでええやんと思ってしまう。
    ところどころでレーエンデ人の怠惰さを非難する文言がつらいなと思う。現実に向けて言っているよねこれ。

    銀天使の正体や、仮説を確かめる話、泡虫、影、その他あれこれと少しずつ舞台裏の設定がわかって面白かった。表紙が美しいなぁとも思った。

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    2025年06月20日
  • 夢の上1 翠輝晶・蒼輝晶

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    圧巻。
    面白くて一気読みでした。
    『レーエンデ』の時から多崎さんの緻密な世界設定に圧倒されていたけれど、
    空のない世界と、叶わなかった夢の結晶を売る「夢売り」のお話。
    ファンタジーだけど人間らしく、熱くて希望のあるお話。

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    2025年06月12日
  • 夢の上1 翠輝晶・蒼輝晶

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    多崎氏自ら「この作品がなければ『レーエンデ国物語』は書けなかった」と評する王道ファンタジー。
    現実の「革命」にはとんでもないものが多いが、物語なら安心して心躍らせることができる。
    本シリーズに心惹かれるのは「ノブレス・オブリージュ」が主要テーマになっていると思われるから。
    アイナも、アライスも、イズガータもそれぞれの立場で負うべき責任を決して放棄しない。高貴な生まれ、とは行動により事後的に意味を持つものだということがよく分かる。

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    2025年06月01日
  • レーエンデ国物語 夜明け前

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    しんどい。夜明け前が一番暗い。
    どこまで苦しめば光が見えるのか。

    何気なく初巻をめくりました。
    『レーエンデの誇りのために戦う女がいた。
    弾圧と粛清の渦中で希望を歌う男がいた。
    夜明け前の暗闇に立ち向かう兄と妹がいた。
    飛び交う銃弾の中、自由を求めて駆け抜ける若者達がいた。(485頁)』

    壮大な物語、レーエンデの自由を思う心はずっと受け継がれてて胸が熱くなる。
    早くレーエンデに降り注ぐ光が見たい。
    最終巻が待ち遠しいです。

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    2025年05月27日
  • 夢の上2 紅輝晶・黄輝晶

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    アーーーディーーーーン!!!
    1巻の続きがこんな形で読めるとは。
    1巻より大人びた?雰囲気を醸し出すアーディン。
    そして彼らと同じ命運を辿らせたくないアーディンのダカールとシアラに対する態度。
    せつなすぎるぅぅぅ!!!!

    そして、忘れてはいけないハウファとアルティヤの物語。

    やっぱりこの作品は愛の物語なんだなぁ。

    最終巻はきっとツェドカがでてきますね。 物語の行末が楽しみです。

    2025.5.26
    110

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    2025年05月26日
  • 〈本の姫〉は謳う 4

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    改めて振り返ると壮大な物語かつアンガスの背負う運命が重いな…と思った。
    少々、癖がある物語かもしれないが一つ一つ整理して読めば大丈夫かと。
    最後の数行は多崎先生がおそらく私たちに向けて放った言葉かなと受け取りました。

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    2025年05月14日
  • レーエンデ国物語 夜明け前

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    人は大抵、これこそが正しいと思った行動を取ると思います。
    でもそれは相手によっては真逆になり得るんだな、と。
    結局は真に正しいことなど存在しないのかもしれません。
    だとすれば、自分がしていることをせめて自分だけは正しいと思えることをして生きていきたいですね。

    シリーズ通して夢中で読みました。最終巻楽しみです。

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    2025年05月07日