多崎礼のレビュー一覧

  • レーエンデ国物語 月と太陽

    Posted by ブクログ

    テッサの激動の生涯の物語。
    そしてルーチェの人としての感情が壊れてしまう物語
    決して大団円で終わらない一つ一つの物語
    レーエンデ国物語、最高です

    0
    2025年08月18日
  • レーエンデ国物語 喝采か沈黙か

    Posted by ブクログ

    兄の才能を認められず、双子なのに…
    自分は凡人ではないと思わないと、自分が醜く感じてしまう。たった1人の家族を憎まなければいけなくなる。そんな苦しい気持ちを、必死に隠す主人公も素直になれない兄もなんとももどかしい…

    隠された正しい歴史を、テッサを探す物語。
    テッサの歴史を知るにつれ、お互いがお互いを大切にしているのに、それが伝わらない。わかっているのに素直に認められない。そんな双子のお話。

    最後は涙が止まりませんでした

    0
    2025年08月18日
  • レーエンデ国物語 夜明け前

    Posted by ブクログ

    勿体無くて先延ばしにしてきましたが、今夏読み切ろうと思っていたレーエンデ国物語、ひとまず追い付くことが出来ました。

    どの巻も、めちゃくちゃ面白かった。
    以下、ネタバレ含みます。注意。





    今作では、レオナルドとルクレツィア、異母兄妹の二人が、最大の理解者であるからこその悲劇に身を投じていきます。

    ルクレツィアの生い立ちを知っているからこそ、彼女が魔女になっていく過程を見るのは辛い。
    そして、彼女が犯した罪は誰も許容してはならない。

    それでも「人々」を動かすためには、こういう方法で力を使うしかないんだろうか。
    ファンタジーの世界なんだけど、まったくの他人事ではなく。
    現実にだって、命

    0
    2025年08月18日
  • レーエンデ国物語 喝采か沈黙か

    Posted by ブクログ

    美しくも残酷な大人のファンタジー。
    前作がその残酷さが強かった為、心して読み始めました。
    戯曲によって世界を変える革命の話。

    章を重ねる度にまだ光はか細く、一章終わる毎にある一幕がまた登場人物たちの幸せを遠くさせるような気がしてならない。
    しかしこの舞台の幕が上がった…ということは?
    希望も見える中、また衝撃な言葉が降ってくる。
    ある意味ミスリードされたような展開でしたが、少しだけ光が差してきた気がしますね。

    人は貴賤上下問わずに時代を経て変わっていくものだ。
    それがまざまざ見せられるのは何足る幸福だろうか。
    歴史を変える一瞬だけではなく、多くの人や物事があって掴むものがあるのだと思い知ら

    0
    2025年08月17日
  • 夢の上 サウガ城の六騎将

    Posted by ブクログ

    技術的な問題で本編収録されなかったという「手紙」がとてもいい。敵国デュシスのエピソードを描いて物語を立体化させただけではなく、いくつかの伏線をしっかり回収している。
    アルアーラがデュシス語でアーディンに語った言葉とエスクエラの「お帰りなさい、二人とも」が忘れられない。
    帯には「番外編」とあるが、本書まで含めてシリーズ完結と考えるべきだ。多崎先生、楽しい時間をありがとうございました。

    0
    2025年08月17日
  • レーエンデ国物語 喝采か沈黙か

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ルーチェが残した犠牲法がレーエンデにさらなる陰を落とす時代。娼館保護法も生きているけど、何かしら告訴されてしまえば、レーエンデ人なら罪人としてほぼ決定してしまう。一巻から比べると、レーエンデからすっかり自由はなくなってしまったのだと痛感させられる状況。

    そんな時代下、物語の主人公は劇作家のリーアンと、劇団座長のアーロウの双子の兄弟。リーアンが依頼をきっかけに、名前も忘れられた英雄テッサの物語を書き起こそうとし、その足跡を辿る。

    帝国からの抑圧化の下にあっても、ちゃんとテッサの名前を、物語を、覚えている人がいた。その勇姿を受け継いでいた人もいた。そのことに希望も見える一冊。

    もちろんという

    0
    2025年08月15日
  • レーエンデ国物語 喝采か沈黙か

    Posted by ブクログ

    面白すぎる。

    今巻は、レーエンデ人から自由が奪われた後の話。
    アーロウとリーアンの双子が、テッサの魂を知るために旅をする。

    アーロウは人に愛された。
    リーアンは神に愛された。

    二人はそれぞれを慈しみ、羨んだ。

    上手いなぁと思うのは、『月と太陽』の対句だ。
    この巻に登場する人たちの姿を、読者はこうだと思い込み、騙されてしまう作り方だ。

    手元にあるのは、あと一冊。
    次はどんなレーエンデが待っているのだろう。

    0
    2025年08月13日
  • 夢の上3 光輝晶・闇輝晶

    Posted by ブクログ

    完結編の語り手は、光の王と闇の王。重層的に語られる物語は深い満足を与えてくれた。
    太陽姫アライスの見果てぬ夢は、ある意味で幼く、それだけに純粋で胸を打つ。ツェドカのハウファに捧げる最後の夢はただ切なく、余韻のある終幕。
    単行本書き下ろしの「最初の夢」も良かった。誰も取り残さない鮮やかな後日談。お見事!

    0
    2025年08月12日
  • 夢の上2 紅輝晶・黄輝晶

    Posted by ブクログ

    語り手を変えながら、同じ時が描かれるファンタジー。
    第二部の語り手は光神王妃ハウファと太陽姫アライスの同僚ダカール。
    ハウファの物語は悲劇で終わることが分かっており、少々気が重かったが、人生を劇に見立てた幕引きで読後感は意外に良かった。
    ダカールの物語はまさにメインストリーで、アライスの強さ、そして父王を憎みきれない弱さが最も近しい人物の目線で語られる。少女が騎士に、希望の姫になる展開はまさに王道。
    しかし、光神を砕く魂の叫びの後の展開は・・・
    後味が良くても、悲劇はもう読みたくないのだが。

    0
    2025年08月10日
  • レーエンデ国物語 月と太陽

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    単純に戦って終わるのではないところが面白い。
    最後にテッサが亡くなったみんなと会えて良かった。ルーチェは…まあ…そうなるよな…
    私生活が忙しくて読み切るのに時間がかかったが、読みながら今までの流れを思い出せるほど全体的に面白かった。

    0
    2025年08月05日
  • レーエンデ国物語 月と太陽

    Posted by ブクログ

    第1作目を読んで 1年近く経っていますが、レーエンデの美しさを思い出しながら読み始めました。
    文体が変わったような気がしますが、読みやすさに変わりはなくどんどんのめり込むストーリーも健在。
    『月と太陽』は残酷で、どの人物に入れ込んでも辛さが残る。
    手に入らないものばかりで歯痒い。
    それでもレーエンデに浸りたいと思うのは何故だろう。
    未来の自由には武力か知力か、そこに含まれる正義は如何なるものか。
    続きが楽しみです。

    -号哭するほど その死を悼ましく思う。
    そんな人間に巡り合えた 僥倖を存分に噛みしめるがいい

    0
    2025年08月04日
  • レーエンデ国物語 月と太陽

    Posted by ブクログ

    二巻も恐ろしく速く読み終えてしまった。

    以下ネタバレ含みます。



    前巻の続き。
    レーエンデに自由を取り戻すために、力を正しく振るい続けようとするテッサが眩しい。

    彼女が輝き続けるから、影もまた生まれる。
    ダンブロシオの兄弟は、奪われ、踏み躙られ続けることで諦めてしまった。
    支配されない方法を、支配することだと、悟ってしまった。

    今巻がルチアーノの「残虐さ」に焦点を当てたものにならなかったことは、私にとって幸運だった。

    自由を得るために、苦しみながらも、笑い、泣いた日々の最後が「オルタナティブ」で終わるなんて、そんなのは寂しすぎる。

    なかなかハードだな。
    でもまた次の一冊に進んでい

    0
    2025年08月03日
  • 煌夜祭

    Posted by ブクログ

    圧倒的な世界観、精緻で語られる物語は、あまりに切なく美しい運命。物語が進むにつれて、煌々と闇を照らす炎が自分の胸にも灯ったのがわかった。それほどまでに心を掴んで離さない、一行たりとも見逃せない名作に、私は出逢ったことがあっただろうか。まだ胸中で炎は燃えている。

    0
    2025年08月02日
  • レーエンデ国物語 月と太陽

    Posted by ブクログ

    革命の物語の中でも、力による革命を描いたもの。胸踊る戦い、カリスマ性のある統率者、戦いの中で育まれる友情。読んでいると胸が熱くなって読むのが止められなかった。

    0
    2025年08月01日
  • レーエンデ国物語 夜明け前

    Posted by ブクログ

    革命前夜の緊迫感とレオナルド・ルクレツィア兄妹の深い絆が織りなす感動的な物語に引き込まれた。
    抑圧されたレーエンデの重苦しい雰囲気と、希望を灯す彼らの行動の対比が心に響く。
    過去の巻の歴史が集約され、革命への期待が高まる展開は圧巻。
    シリーズの集大成に向けた盛り上がりに感動。最終巻が待ち遠しすぎる!!

    0
    2025年07月16日
  • レーエンデ国物語 夜明け前

    Posted by ブクログ

    革命の話をしよう。

    テンポも良く、刺激的な内容が続くので一気にのめり込みました。

    人の正義は必ずしも自分の正義ではない。ガンダムも言ってる。夜明け前が一番暗い。結果は同じでもアプローチが違う2人のお話。
    非情だが大きな目的には犠牲が必要なのかもしれない。

    第1巻では、レーエンデの美しさををウル族を中心に。
    第2巻では、全てを焼け野原に、ティコ族を中心に。
    第3巻では、教育の大事さを、ノイエ族を中心に。
    そしてこの巻で圧政を敷く側、イジョルニ人を中心に

    レーエンデに関係する全ての民族人種が革命を押し進めていく。押さえつける側と押さえつけられる側、両者の力が合わさって初めて革命は達成する。

    0
    2025年07月15日
  • レーエンデ国物語 夜明け前

    Posted by ブクログ

    壮絶である。このシリーズは読む度に物語の壮絶さと壮大さに飲み込まれる。そして後悔する。続きが気になって仕方ないのだ。
    フィクションでファンタジーの世界なのに今、我々の住む世界が直面している混沌と混乱があった。それぞれの信念が螺旋のように絡み合いながらレーエンデを、世界を巻き込んでいく様が素晴らしい。この巨大な物語の構成にどれだけの時間とアイディアが必要だったのか。考えるだけで身震いする。レーエンデに自由をもたらすための戦いはどんな結末をもたらすのか。今から楽しみだが、とても怖くもある。

    0
    2025年07月11日
  • レーエンデ国物語 夜明け前

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    今までの登場人物に関わりのある人たちが山盛りで、名前を見るたびに「この人はきっと……!」と、嬉しさやら懐かしさやら悲しさやらでいちいち硬直してしまった。
    それもこの物語にどっぷりつかってきたからだろうなあ〜!
    一番衝撃を受けたのは「浅黒い肌、琥珀の瞳、首の後ろで束ねた髪は黒く、前髪の一部を三つ編みにしている」人の宿ったヤバネカラスを見たときですね……やっぱりね、この人が一番好きなんだよね私……ああああ……。
    今回の登場人物では、ルクレツィアが根っからの悪の気質を持っていたとはいえ、みんなで暮らした幸せだった時の描写が幸せすぎて辛すぎた。
    どうにか幸せになってほしかった。きっと幸せになれる人だっ

    0
    2025年07月04日
  • 煌夜祭

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    冬至の夜に始まる。語り部達の夜。
    1話1話、語り部達が語る物語がすごく綺麗で、1話ずつでも凄いのに、話が繋がってしまった瞬間が本当に凄い。
    話の中に含まれる語り部自身の物語も本当に綺麗で、彼らだから語られる物語は素晴らしいに尽きる。

    一回読んで、もう一回読みたくなる。二週目行ってきます。

    0
    2025年06月25日
  • レーエンデ国物語 夜明け前

    Posted by ブクログ

    序章でネタバレをしていくタイプの4巻めだった。どうなるんかなと思ったけど、こうなるのか…そうか…という感じ。
    穏やかな幸せパートが本当に楽しそうで、これでええやんと思ってしまう。
    ところどころでレーエンデ人の怠惰さを非難する文言がつらいなと思う。現実に向けて言っているよねこれ。

    銀天使の正体や、仮説を確かめる話、泡虫、影、その他あれこれと少しずつ舞台裏の設定がわかって面白かった。表紙が美しいなぁとも思った。

    0
    2025年06月20日