多崎礼のレビュー一覧

  • レーエンデ国物語

    物語に引き込まれる

    最初は丁寧に物語を説明してくれたり、たくさんの人の優しさに触れて面白い!となるけど、途中からは雰囲気が変わって緊張の連続だった。
    終わり方にはしばらく読み返してしまうくらいすごく綺麗な終わり方でした。

    #切ない #エモい #感動する

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    2024年07月25日
  • 夢の上2 紅輝晶・黄輝晶

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    1の2作とほぼ同時期の話を別の視点から描いており、最初は何って思ったけど、徐々に理解して引き込まれていった。なるほど、こういう背景があったんだ。とても面白い。で、3はどういう時間軸で、誰の視点で描くんだ。そして最後どうなるんだ。とても楽しみ

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    2024年07月20日
  • 煌夜祭

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    96点。

    普段は人間と同じ姿だが、冬至の日になると食欲が抑えられなくなり人間を襲ってしまう魔物。舞台は2つの同心円で輪環になっている18諸島。そこでは冬至の日に語り部達が伝承を語り合っていた。


    語り部の語る、魔物を中心とした物語に引き込まれた。それぞれ短編で語られ、18諸島にまつわる物語が段々と紡がれていってページを捲る手が止まらなかった。個々の話も全体を通してもかなり面白かった。
    冒頭から惹かれ、魔物の存在をまず受け入れたところに、様々な物語かと思ったら繋がりがうっすら感じられて続きが気になるように。
    名前や関係性を覚えて整理するのはのは少々大変だったが、繋がりが見えてとても面白かった

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    2024年07月15日
  • 叡智の図書館と十の謎

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    ネタバレ

    短編が10編(10問)集まっているけれど、どこか繋がっている物語もありわくわくしながらひとつずつ読み進めた。個人的には第6問が1番好きだったけどどれも捨て難いくらい良かった。
    多崎さんの作品はレーエンデ国物語を読みかけているところだけど、ほかの作品も手に取ってみたいなぁ

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    2024年07月11日
  • 煌夜祭

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    レーエンデ国物語の最終巻が出るまで多崎礼さんの本を読めるだけ読みたいと思って手に取った本。
    すごい、もう、ただただすごい。話にどんどん引き込まれるし、ファンタジーな世界を語りから想像できて、そして尊い愛の話があって。素晴らしい話だった。

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    2024年07月06日
  • 夢の上1 翠輝晶・蒼輝晶

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    「レーエンデ物語」の作者の15年くらい前の長編ファンタジーの1作目。いいわ、この作者の世界観好きやなあ~ 3部作の1冊目で2本のサブストーリーが綴られている。オーブとアイナ夫婦の物語でまず心を掴まれ、次はアーディンとイズガータにやられちゃった。そして2つの話を結びつけるのがアライス。さて、2冊目はどう展開するか、とても楽しみ

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    2024年07月04日
  • 叡智の図書館と十の謎

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    短編なのに、長編を読んでいるかのような圧倒的満足感。
    文庫本でも既に読んでいたので2週目だったが、ほぼ初見のような気持ちで読めてしまった。
    それほどに面白く、どういう人生を送ったらこんなに面白い物語を思いつくのか不思議なほど。
    多崎礼先生の本を読んでみたいけれど、最初から長編はハードルが…という方はぜひ試しに本書を読んでみて頂きたい。読んでください。

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    2024年06月19日
  • 『レーエンデ国物語』公式ガイドブック レーエンデの歩き方

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    本編を読んでいても圧巻の世界観が、この1冊に全て詰まっています。
    ファンタジーに触れた子供の頃の記憶を持つ全大人に本編と合わせて必ず読んで欲しい1冊。
    五部作目がより楽しみになりました。

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    2024年06月08日
  • 『レーエンデ国物語』公式ガイドブック レーエンデの歩き方

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    ネタバレ

    俯瞰して見てみると、物語のあらましがみえてくる。

    客観的に世界観に触れられており、
    人物像や物語のコアを、別の視点から理解できると思います。

    個人的には第1部(とくにユリアの心情)の婉曲的な表現の意味を
    私自身で考察するだけに留まっていたのですが、
    本書によって、「ああなるほど!」と確信できた点は良かったです^^

    そして、1番楽しかったのは、インタビュー記事です。
    テッサの革命の末路、ルクレツィアに託した天命等、本編の裏話はもちろん、
    個々の物語にはテーマがあり、そのテーマがしっかりと後述の物語へ繋がる起点となっていることが、話からうかがえます。
    革命が起こるまでには困難があり、し

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    2024年06月06日
  • 血と霧 2 無名の英雄

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    第四話の段階では、正直皆なんでその境遇でそんな甘っちょろい考え方でいられるんだよ!とイライラした。けど、物語は甘くて優しいから美しいのかもしれない……。
    幾人かの、名を残さぬ英雄たちに敬意を。
    ところで、まだ掘り下げる余地はありそうなんだけれど続編が書かれることがあったりはしないのだろうか。

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    2024年06月04日
  • 血と霧 1

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    世界観設定は多少複雑だがイメージしやすく、説明ではなく読み進める過程で察することが出来る。
    登場人物が皆訳ありというか、腹に一物抱えたタイプだが、想定より早く"人間らしさ"が感じられてそれぞれ皆好ましい。世界観に対してむしろ主要人物いい人過ぎないか?ってくらい笑

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    2024年06月02日
  • 『レーエンデ国物語』公式ガイドブック レーエンデの歩き方

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    作中、ややこしかった地理、移動経路が明確になった。まさに、レーエンでの歩き方!
    人物紹介などは、焼き直し感が否めず、ちょっと残念。
    年表で整理されたことは、見やすくなって良かった。
    レーエンデ好きにはたまらない一冊かも?

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    2024年06月02日
  • 煌夜祭

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    最後には、「まじか…」と自然に声が出ていた。
    ファンタジーは大好き、でもカタカナの名前覚えられるかな…と思いながら読んだがそんなこと感じることなく惹き込まれる作品。最高の一冊。
    最初は短編でそれぞれの物語なのかなと思ったが矢先、それぞれの物語が絡み合い、最後には一つにつながる。何度も驚き、感嘆し、良い意味で頭の中が掻き回された。とにかく、すごく心にくる本。
    ナイティンゲイルとトーテンコフの正体、魔物の姫ってだれ?と思いながら読んでいたが、複雑ながらもすごく満たされる作品。
    記憶を消してもう一度読みたい…!

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    2024年05月12日
  • 〈本の姫〉は謳う 4

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    ネタバレ

    いい終わり方だった!最終章の一文一文が、かっこよくて、素敵だった。本を読むことと、過去、現在、未来をなぞらえているのが、面白い視点だと感じた。2つの物語が、1つになり終結していく過程も、無理がなく、すーっと繋がっていった。アンガスとアゼザルのどちらも、いい終わり方で、読みきってよかったなぁと思えた。

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    2024年05月03日
  • 〈本の姫〉は謳う 4

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    もう最高すぎる〜
    ふたつの物語がしっかりと繋がって伏線も回収されて、何より「愛」「友情」「仲間」がたくさん詰まった最高すぎる1冊だった!

    ※ここからネタバレ含むかもです※
    最後の戦いが終わったあとの別れは自然と涙流れた。もうあそこは泣くしかない。
    過去も現在も未来も繋がってて観測して始めて存在するっていう当たり前のようで不思議な事実をこんなにも愛のある物語にできる多崎礼先生が素晴らしすぎる。
    決して諦めるな、希望をもて、立ち上がれ、お前は1人ではない、そんな風に毎度毎度勇気をくれるこのシリーズに完全に中毒になってたし沼ってた。

    最終章の希望の物語を読んでくれたお前に感謝するっていうのが、な

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    2024年05月01日
  • 〈本の姫〉は謳う 3

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    ふたつの物語がどんどん繋がってきて楽しい!!
    好きな人を守るために自分を犠牲にする登場人物に涙がでそうになる…!
    「死」を願いながら生きてきたアンガスと「生まれてはいけなかった」と思い続けるアザゼルが「大切な人のそばで生きたい」と思っているのが心にきて、これこそ「愛」の力だなと感じた。
    ジョニーとアンガスの会話の遣り取りも面白くて好きだった。
    多崎礼さんの書くファンタジーは愛と感動と面白さが詰まっててほんとうに好き!!
    ラスト4編は今から読むー!

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    2024年04月29日
  • レーエンデ国物語 夜明け前

    ネタバレ 購入済み

    夜明け前の闇が一番濃い

    まさに夜明け前の苛烈さ。志を同じくする兄弟にも関わらず、正義が異なり行く道が異なってしまう。その悲しみ。これまでの伏線が少しずつ回収されてきた面白さ。最後まで読み切りたい意欲が高まる。

    #アツい #深い #泣ける

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    2024年04月29日
  • 〈本の姫〉は謳う 4

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    最終巻...
    不穏な空気が漂う中、この先がどうなるのか気になりページを捲る手が止まらず。
    普通の、今まで読んできたファンタジー作品とは一味違う。最後まで読めば分かる!
    是非、一巻の冒頭から読みすすめていって欲しい!!

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    2024年04月28日
  • 煌夜祭

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    レーエンデ国物語にハマったのをきっかけに他の作品も読んでみようと思い購入しました。
    語り部が紡ぐ物語が切なくて優しい。
    夜寝る前にゆっくり読むのにぴったりでした。
    冬至の頃にまた読み返したいと思います。

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    2024年04月28日
  • 〈本の姫〉は謳う 4

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    続き物ということで、巻を進める度にマンネリ化して行ってしまうかなと不安だったけどそんなこと無かった。
    2つの時代の出来事を交互に描写することで真相にたどり着いていくかと思ったら更にひとつ古い時代の本当の物語の始まりが語られていってひと段階深い物語になった感じがした。また、アンガスが闇落ちしそうになって焦ったけど、それまでにアンガスが積み上げてきたもののおかげで周りから救ってもらって解決したし、姫の目的も達成されてアンガスの時代も姫の時代も明るい未来に進んでいきそうでよかった。また、アンガスが姫と血縁にあるかもというのは驚いた。そこで繋がるのか!みたいな

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    2024年04月27日