多崎礼のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ読み終わった。レーエンデシリーズ毎回読後にずっしりくる感動と悲しみが入り混じった感情の波にやられる!うぅ…
読み進める中でレオナルドに関して、「バカだなぁもう」ともどかしく思うことが多々あったけど、なんか憎めない、少年漫画の主人公みたいなところがあって結局めちゃくちゃ好きになった!
ルクレツィア切ない…。なんでそんな役回りなんだよ、、と思うけど、歴史の悪役だろうと物語の闇の部分だろうと、それが自らの役割であると悟ってしまえば不思議と馴染んで受け入れられるものなのだろうか?
最後、レオナルドがルクレツィアを撃ち抜く前、ルクレツィアが1人駆け出していく前に、ルクレツィアとステファノはどんな話 -
Posted by ブクログ
前作の主人公テッサ達がレーエンデのために命をかけて戦ってから、124年後。
今回は双子のリーアンとアーロウの物語。
テッサ達の事実を戯曲していく過程が描かれています。物語の合間にテッサの物語(戯曲)があり、読み応えがありました。
同じ時に生まれた双子なのに、それぞれが持って生まれたものが違うことですれ違う2人。でもお互いを大切に想う気持ちは消えてはいなくて。
家族だからこそ良いことも嫌なこともいっぱいあるよなーと思いました。
作中の戯曲のタイトル『月と太陽』は前作のタイトルであり、ここでも繋がっているのか…!と感動しました。確かにリーアンとアーロウも月と太陽みたいな関係ですよね。
付属のス -
Posted by ブクログ
時を超えて想いを紡いでいく人間と魔物のファンタジー。
世界観、テーマ、ストーリー、キャラクター、構成どれもよかった。面白かった。
冬至の夜に行われる煌夜祭。語り部たちが順に物語を紡いでいく。それぞれ独立した短編かと思いきや、だんだんと一つに繋がっていく。なぜ人を喰らう魔物が生まれるのか。なぜ語り部たちは物語を伝えていくのか。
単純な正義と悪ではなく、皆もがきながら、たくさん失敗しながら、それでもよりよい世界を目指していく、その想いを紡いでいく。
人を喰らう魔物、魔物の苦悩や葛藤、戦争、受け継がれる記憶、構成の面白さなど、進撃の巨人を彷彿とさせる作品だった。(進撃の方が後だけど)