多崎礼のレビュー一覧

  • 煌夜祭

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    表紙買いした初ファンタジーだったが、内容も素晴らしかった。
    まるで自分が魔物なのではないかと思うくらい夢中になってしまった。
    記憶力に自信の無い方は相関図などを書きながら読むのがおすすめ。
    あとこれ2006年の作品なんですね…私とほぼ同い年でびっくりです

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    2024年04月08日
  • 叡智の図書館と十の謎

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    「煌夜祭」に続いて読みました。
    こちらも短編集になっていますが、物語の本筋に辿り着くお話が10話。
    時代も国(?)もバラバラのお話。

    多崎さんの作品は、綺麗な書きぶりだなぁと感じます。そして、とても読みやすい。

    レーエンデ国物語も早く読もうと思いました。

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    2024年04月06日
  • 煌夜祭

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    多崎さんのデビュー作品。
    恐ろしくも美しい魔物と人との誓いの物語。

    こんなファンタジーは初めて!
    全体を通してもの悲しい雰囲気が漂っています。
    己の無力さに対する苦悩・後悔、人間の暗い部分について描きながらも決して暗くなく、希望と決意を感じてスラスラ読める。
    あっという間に世界観に引き込まれ、ページをめくる手が止まりませんでした。

    “魔物”がいて、歴史や人の思いを受け継いでいく“語り部”という特別な存在がいる世界。
    語り部の「語り」で繋がっていく展開がとても新鮮でした。

    語られる1つ1つの物語に新たな世界が広がっていて、読めば読むほど強く引き込まれどっぷりと世界観にハマっていく。
    いろい

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    2024年03月31日
  • 〈本の姫〉は謳う 3

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    2つの物語が更に交わり始めます。
    展開が読めそうで読めない。3巻目にして私も「アンガスと愉快な仲間たち」の一員かのように冒険を楽しみつつ今後の展開が待ちきれません。

    ちょっとこの先を知るのが怖いような、でもここまで来たら、きちんと見届けたいと思います!

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    2024年03月18日
  • 煌夜祭

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    ええ!これがデビュー作なの?!と、思うくらい緻密なファンタジーでした。どうしてこの作家さんの存在を認識できてなかったのか不思議なくらい面白かったです。

    舞台は島々。島主からはたまに魔物が生まれる。その魔物は人間を食べるけど、話し続ければ食われない。魔物の力で島々が救われる反面、魔物は迫害される。章ごとに主人公が変わって、各々の視点からひとつの真実が見えてくるスタイルの展開でした。過程はきついことが多いけど、終わりは爽やかで面白かったです。ファンタジーだけど、人間の深い業を煮詰めたような話運びで良き。

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    2024年03月18日
  • 煌夜祭

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    ネタバレ

    ファンタジー小説で、しかも、この厚さでこんなにも濃縮された物語が繰り広げられるなんて、正直予想外でした!
    個人的にファンタジーというと、やはり…
    「その世界に没入できるか?」
    「何か心に残ること、言葉、考え方等があるのか」
    が評価基準になるのですが、もうオールクリアでした。
    人間の愚かさ、醜さもあれば、人間の優しさ、愛なんかも描かれていて、その対比に心を揺り動かされるのです。
    「なんで人間って…」何度思ったことでしょう。
    何度恥ずかしく思ったでしょう…。
    その世界の住人になったくらい、没入してしまいます。
    なんとなく選んだ『煌夜祭』でしたが、何度も読み返したくなるほど大満足です!

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    2024年03月17日
  • 煌夜祭

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    冬至の晩に繰り広げられる煌夜祭。ここで語り部が語るは、18の島々を巡る物語。
    人を喰う魔物と人間の物語が繰り広げられる。物語は恐ろしくもいとおしい魔物の、苦しく切ないものばかり。
    語り部の紡ぐ物語1話1話が童話のように幻想的であり現実的であり、美しく残酷で心惹きつけられる。魔物と人間の交わらないけれど、交わろうとする運命に切なさがますます募る。しかし、切ないばかりではなくほのかなあたたかさも感じる。
    それぞれの物語が語られるごとに、この世界の欠片が少しずつ集まり、全体像が明らかになっていく。

    美しく気高いファンタジー。魅力に溢れた世界に誘われ、読み返すごとに感じる気持ちも変化する。何度も読み

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    2024年03月16日
  • 煌夜祭

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    伏線回収が好きな人は絶対好き
    何回読んでも新たな発見があっておもしろい
    相関図や時系列図を作って楽しむのも◎

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    2024年03月07日
  • 百鬼夜行の少年 鏡ヶ原遺聞 壱ノ巻

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    ネタバレ

    面白かった
    読み始めの時は最後泣くとは思わなかった

    妖怪、幽麗類が好きだから存在についてふかーく考えるのも楽しかったな

    絶対続きも読む〜!

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    2024年03月04日
  • 煌夜祭

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    冬至の夜に語り部が集まり、夜通し物語る煌夜祭。
    人を食らう魔物、島と島との争い、助けたい人、助けられなかった人。物語と物語が重なり合い、新たな面が見えてくる。全てが語られた時に見えるもの、伝わる想い。
    物語に惹き込まれ、物語に魅了されます。

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    2024年02月27日
  • レーエンデ国物語 喝采か沈黙か

    ようやく…

    次巻こそは!!自由を!!!!·

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    2024年01月24日
  • 夢の上 夜を統べる王と六つの輝晶1

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    素晴らしい作品!あちらが長編本格ファンタジーなら、こちらは至高の群像劇ファンタジー。6人の叶わなかった夢たちを追い、やがてそれらは絡み合っていく

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    2023年12月31日
  • 夢の上 夜を統べる王と六つの輝晶2

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    滅ぼされた土地の領主の娘が復讐者として後宮に入り取った方法とは。
    これは至高の群像劇です。光神サマーアを仰ぐ神聖教国を巡る6人の叶わなかった夢と遂げた信念の話。彼らの生き様が胸をうちます

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    2023年12月31日
  • 夢の上 夜を統べる王と六つの輝晶3

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    これもう本当に大好きな作品でした。読み終えた後しばらくの間世界に浸ってしまった程、1~3のそれぞれの話が全て繋がり、心からこの世界を愛おしく思ってしまう素晴らしいファンタジーでした

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    2023年12月31日
  • 夢の上 夜を統べる王と六つの輝晶2

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    マジで面白いから読んでくれ!本当に!!!!!!!面白くなかったら私を馬鹿と罵ってくれて構わないから!!!!!!全人類!!!!!!!!!これを読め!!!!!!!!!!!!

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    2023年12月16日
  • 夢の上 夜を統べる王と六つの輝晶1

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    何故話題になっていないのか奇妙に思うほどに素晴らしい物語が始まった。
    本を読んでいるはずなのに、あらゆる出来事が目の前で起きているかのように鮮明で心に迫る本だ。

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    2023年12月16日
  • 叡智の図書館と十の謎

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    こんなに美しい短編集を読んだのはいつ以来だろう。
    短編集といえば、1冊の中に複数の物語があり、その中の1話か2話素晴らしい話があればそれで満足、というのが私の中での相場だが、この本はどの物語ひとつを取っても文字から目を離すのも躊躇われるほど素晴らしく作者の奥深い知性を感じられる物語だった。

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    2023年12月09日
  • 煌夜祭

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    ネタバレ

    国を変えようとする彼らの熱い心、侵してしまった罪の意識、想い人を守り抜こうとするリィナとクォルンの姿、語り部として生きる道を選んだ彼らの決意…物語のあらゆる場面に感動要素が散りばめられている
    レーエンデ国物語での恒川光太郎先生のお言葉をお借りするなら「読後、放心し、空を見上げ、クォルン、と呟く」。

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    2023年11月02日
  • 煌夜祭

    ネタバレ 購入済み

    胸に迫る語り部の物語

    冬の夜長に静かにお話を聞くように、冬至に開かれる煌夜祭では夜通し語り部が物語を紡いでいく。冬至の夜は人を食う魔物が出る。魔物は面白い話をしている間は人を食べない。
    そんな煌夜祭の夜の場面に話がかたられ始める。語り部は誰なのか、語られる話とは。
    話が紡がれていく中で徐々に語り部のことや魔物のことが解き明かされていく。
    そこに人の歴史と贖罪、魔物がいる意味が織り込まれている。
    償いの意味を考えた。

    #アツい #泣ける #感動する

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    2023年10月27日
  • 血と霧 2 無名の英雄

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    一生大切にしたいと思える、間違いなく私にとって宝物の作品になりました。表紙の綺麗な絵に惹かれたのがきっかけですが、この本を手に取った本当に良かった...!同著者の他の作品も読みたいと思います。

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    2023年10月17日