多崎礼のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
面白すぎた。
問答のひとつひとつも面白いんだけど、純粋にひとつひとつの物語が面白すぎた。
多崎先生の本はレーエンデ国物語から入ったわたしにとって、この本の第七問の日本が舞台の物語を読むまでは、多崎先生って日本が舞台の話って書かないのかな?
と思うくらいになっていたので、日本が舞台の話がこんなに面白とは!!!
と感動して感銘を受けた。
え、妖狐ってそんな感覚なの?人間と妖怪ってそんなに常識と感覚が違うんだね?みたいな。笑
つまりそんな視点をよく思いつくな、とものすごく唸ったというか感動したというか知らない角度から来る物語を読んで歓喜したというか。
なのでこんな感じで日本を舞台にした長編ファンタジーも読んでみたい!と強く思った。
第九問のマシン主体の話も、その視点かーーー!となった。あとマシン視点からしても、猫は圧倒的にかわいかった。
てか、これだけ熱量のこもった完成された短編を十遍もよく思いついて書けるなぁと感動して、多崎先生のすごさを改めて知りました。
そして全体を通して、話はバラバラであっても物語としては大きくひとつになっている構成が、レーエンデ国物語が最初から5巻までの構想があったという、壮大なテーマから逆算して物語を書いて行くのかな?と想像させる多崎先生らしさを感じたし、それがすごいな、と感動。要するにひたすら感動した。
この本はしばらくして読み返すと、また新しい気付きがありそうだな、と思う。
あと、後書きでプロローグに何かを仕込んでたらしいことが書いてあったのだけど、わたしにはそれが、こういうこと?という感じにしかわからなくて、んーでもなぁ、と思うので、誰か答えをください!!
とものすごく思っています。笑 -
物語に引き込まれる
最初は丁寧に物語を説明してくれたり、たくさんの人の優しさに触れて面白い!となるけど、途中からは雰囲気が変わって緊張の連続だった。
終わり方にはしばらく読み返してしまうくらいすごく綺麗な終わり方でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ俯瞰して見てみると、物語のあらましがみえてくる。
客観的に世界観に触れられており、
人物像や物語のコアを、別の視点から理解できると思います。
個人的には第1部(とくにユリアの心情)の婉曲的な表現の意味を
私自身で考察するだけに留まっていたのですが、
本書によって、「ああなるほど!」と確信できた点は良かったです^^
そして、1番楽しかったのは、インタビュー記事です。
テッサの革命の末路、ルクレツィアに託した天命等、本編の裏話はもちろん、
個々の物語にはテーマがあり、そのテーマがしっかりと後述の物語へ繋がる起点となっていることが、話からうかがえます。
革命が起こるまでには困難があり、しかしそこにはちゃんと意味があって時間をかけてようやく成就する。
これらがあったからこそ、第5部へと紡がれていく、という歴史の流れに改めて鳥肌が立ちます。
関係スタッフの方々の、長い構成イメージ、様々なインスピレーションなどが事細かに絡まり、
一つの壮大な物語が作られてきたことを考えると、もう次で最後なのか・・・
という寂しさとともに、やっぱり革命の終着点を見届けずにはいられない!
という思いが一層強くなります。
第五部、ますます楽しみですね!