多崎礼のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ絶対的な血液の価値を誇る女王が支配する階層社会・ライコスの最下層で出会った、血液専門の探索者ロイスと女王の20番目の王子ルーク。そして傭兵のヴィンス、ティルダ、美貌の調血師ギィ…
登場人物(動物も、植物も)血を持つ者は皆が、生まれ持った血の運命に翻弄され、崇拝しつつ恐れ、裏切りながら信じ合い、幾重にも複雑な感情がもつれあう。
いつもながら、多崎礼さんの紡ぐ物語は甘くない。
愛し合う2人は幾重にも引き裂かれ、愛娘を失った過去に苛まれ、心を通わせた少年は死へと向かう。
悲劇の瞬間の描写がなくても、同じ瞬間を味わったように、辛く哀しい。
だからこそ、ルークの誇り高い心や、ロイスとグローリアのどうし -
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Posted by ブクログ
ネタバレ★ネタバレありです!★
久しぶりに大満足な本に出会うことができました。
1巻はワクワクしながら読みましたが、2巻は切なくて思わず泣いてしまいました。
先が気になって、一気に読み切りましたが、もう一度、じっくりと読み返してみたい作品です。
途中まで読んでみて、副題の「無名の英雄」は第四話のローグを指していると思いながらも何となくしっくりこない気がしていたら、最後まで読んで、著者の意図がよくわかりました。無名の英雄はルークのことだったのですね。とても切ない…。
ルークの第一印象は「なんて尊大な王子様!」でしたが、最後まで読んだみて、印象ががらりと変わりました。ロイス達と出会って、市井の生活や -
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