多崎礼のレビュー一覧

  • 八百万の神に問う2 - 夏

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    1巻で「名無し」だった少年シンのひと夏の成長が描かれていると思います。
    まだ子供なのに、夢も希望も無く、生きることに飽いた死人同然で楽土にやってきたシンが、人を、自分を信じることを知り、両親からの愛を知り、自分はこう生きたいと考え始めるあたりは、とても感動しました。

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    2020年09月06日
  • 叡智の図書館と十の謎

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    13:あーめちゃくちゃ面白かった……。趣味嗜好がどこからかだだ漏れてるのでは?ってくらいツボでした。
    これから書きたいモチーフがいくつか登場してンンッてなりつつも、幸せな気持ちで本を閉じることができました。知識は、情報は、人を幸福に導くだろうか。

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    2019年03月28日
  • 血と霧 1

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    ネタバレ

    ーー血に支配される国で、血に染まらぬものを探しつづける男。ーー
    作中にずっと流れる鬱々とした灰色の雰囲気と、その中でキャラクターが時折チリチリと光るように生きているのがとても素敵な物語だった。血の三属性については、把握できるか不安もあったけれども自然と馴染むし、ブラッド〇〇がこうだからこうなるぞ、と何度も言ってくれるので分かりやすかった。一巻で多くの情報が入っていて、それら全てが繋がっていくのが小気味よく感じた。でも帯の血に染まらぬものを探す男は誰の事なのか?

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    2019年06月30日
  • 血と霧 2 無名の英雄

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    ネタバレ

    絶対的な血液の価値を誇る女王が支配する階層社会・ライコスの最下層で出会った、血液専門の探索者ロイスと女王の20番目の王子ルーク。そして傭兵のヴィンス、ティルダ、美貌の調血師ギィ…
    登場人物(動物も、植物も)血を持つ者は皆が、生まれ持った血の運命に翻弄され、崇拝しつつ恐れ、裏切りながら信じ合い、幾重にも複雑な感情がもつれあう。

    いつもながら、多崎礼さんの紡ぐ物語は甘くない。
    愛し合う2人は幾重にも引き裂かれ、愛娘を失った過去に苛まれ、心を通わせた少年は死へと向かう。
    悲劇の瞬間の描写がなくても、同じ瞬間を味わったように、辛く哀しい。
    だからこそ、ルークの誇り高い心や、ロイスとグローリアのどうし

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    2016年11月16日
  • 血と霧 1

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    血液の性質で階級が決まる社会を舞台にした物語。

    ううむ、いつもながら独創的な世界設定。
    表紙の、中田春彌氏の美麗なイラストで手に取った人も、後悔ナシ。

    詳しいレビューは2で。

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    2016年11月10日
  • 血と霧 2 無名の英雄

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    文字通り血の持つ能力が、その人の貴賎を左右する世界の物語。
    血は、情報にも武器にも、もちろん金にもなる。

    高い能力を持つ王族が君臨し、力を持たない者は、蹂躙される。

    主人公は、人生のすべてを失い、最下層で生きながら死んでいるも同然の生活を送っていたが、ある少年の捜索を機に、人生の意味を取り戻し、王家をめぐる陰謀に巻き込まれる。

    久々に大当たりのファンタジー。
    2巻で終わりなのが惜しいくらい。

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    2016年10月20日
  • 血と霧 2 無名の英雄

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    ネタバレ

    ★ネタバレありです!★

    久しぶりに大満足な本に出会うことができました。
    1巻はワクワクしながら読みましたが、2巻は切なくて思わず泣いてしまいました。
    先が気になって、一気に読み切りましたが、もう一度、じっくりと読み返してみたい作品です。

    途中まで読んでみて、副題の「無名の英雄」は第四話のローグを指していると思いながらも何となくしっくりこない気がしていたら、最後まで読んで、著者の意図がよくわかりました。無名の英雄はルークのことだったのですね。とても切ない…。

    ルークの第一印象は「なんて尊大な王子様!」でしたが、最後まで読んだみて、印象ががらりと変わりました。ロイス達と出会って、市井の生活や

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    2016年09月22日
  • 血と霧 1

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    ネタバレ

    多崎礼さんの作品は本作で初めて読みました。

    登場人物が皆、個性的で読んでいてワクワクします。
    また、血液で各個人の価値が決まり、明度(バリュー)、彩度(クロマ)、色相(ヒュー)の三属性でその能力値が測られるという設定が面白い(まるでマンセル表色系!)。
    上・下巻の書影から、ロイスとルークのイメージは焼き付いたのですが、他の登場人物(ギィ、ヴィンセント、ティルダ、他)や、ライコスの風景などの挿絵(イラスト?)もあると嬉しいなと思いました。

    全体的な感想は下巻を読んだ後で書かせていただきます。

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    2016年09月22日
  • 血と霧 1

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    バリューや何やとちょっと慣れるまで時間かかりましたが面白い。血によって生活もかわるヒエラルキー社会、曰くありげな主人公に雇い主(?)、最初は繋がってなかったものが、徐々に輪郭と背景をもつようになっていくと更に面白くなっていく。一筋縄ではいかないキャラクターの一人ひとりが多彩な魅力。

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    2016年08月31日
  • 血と霧 2 無名の英雄

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    ネタバレ

    スチームパンク探偵譚の後篇。
    表紙のルークがかっこかわいい。

    ロイスを煮え切らないというのは簡単だけども、でもやっぱり最後まで頑張ったねと労いたい。
    ギィはほんと好みのキャラしてたなー。
    しかし子どもが死ぬのはツライ……本当にツライ……。

    多崎先生によるとこれはシーズン1で、シーズン3まで構想があるということなので、続きを心待ちにしたい。

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    2016年07月27日
  • 血と霧 1

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    スチームパンクでハードボイルドで男やもめが凸凹バディ組んだりわがまま王子様と疑似家族したりする、好きなもの全部盛りのような多崎礼の新作。
    おまけに性別不明の家主とか美味しすぎる。
    「血」が価値をもつ世界観、巻き貝(スネイル)という都市国家の形態といい、独自の世界がまたとてもいい。
    どこをとってもわくわくする。
    しかもこの1巻、凄まじく気になる引きで、今すぐ2巻が読みたい。
    帯によると2巻は7月下旬刊行とのこと。
    後篇、と書いてあるので前後篇、2巻で終わりかな?

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    2016年06月18日
  • 煌夜祭

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    自分がとにかく押してる構成の妙の一冊
    大人から子供まで楽しめるが、少しシリアス系

    とにかく構成!本当に素晴らしい
    あえて表紙絵があるイラスト版をおすすめします
    この作者の本は他に夢の上、慣れてきたら八百万の神に問うをおすすめします

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    2015年11月22日
  • 百鬼夜行の少年 鏡ヶ原遺聞 壱ノ巻

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    表紙に一目惚れで読んでみたけど.....とっても面白かった!
    キャラが個性豊かで、楽しそうだった。
    秀一羨ましい.....。
    ジンさんや、妖怪たちにかこまれて楽しく過ごしてみたい(願望)
    ファンタジックな本はお久しぶりだったから、なおさら楽しく読めた。
    続きを早く読みたいなっ!!!

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    2015年08月20日
  • 夢の上4 サウガ城の六騎将

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    話の聞き手が次の主人公になるというリレー形式が実に面白かったです。 個人的にはアーディンのお話が好きです。タイトルを見てもしや…?と思ったのですが、そこはあくまでスピンオフということで、予想外の展開でした。 本編後の様子も伺い知ることができて、また違った一面を楽しむことができました。

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    2014年07月13日
  • 夢の上3 光輝晶・闇輝晶

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    最終巻は二人の王子の物語。光と闇、どちらも切なく儚くて、シリーズ中で特に読み進めるのが辛かったです。 「夢の上」このタイトルの意味がわかった時には、思わず涙ぐんでしまいました。 緻密に練られた設定と駆けるような文章に圧倒され、驚かされた、素敵な物語でした。

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    2014年07月13日
  • 夢の上2 紅輝晶・黄輝晶

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    読み終えて、まさかの展開にしばし放心状態になってしまいました。一つ一つの物語が点と点をつなぎ合わせるように繋がっていく様子は、巧みであり、同時に、切なさを増幅させます。次の最終巻も楽しみです。

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    2014年07月13日
  • 夢の上1 翠輝晶・蒼輝晶

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    美しさの中に儚さや切なさが潜む物語に、ページをめくる手が次第に重くなっていった。それでも読むことを辞められなかったのは読みやすい淡々とした文章と、物語の結末を見届けたかったから。続き2冊、怖くもあり楽しみでもあります。

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    2014年07月13日
  • 夢の上4 サウガ城の六騎将

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    ネタバレ

    【再読】気になる脇キャラを掘り下げつつ本編のその後を少しずつ差し込んでくる理想的な外伝。
    アーディンとトバイットは本編でも大好きだったけどいぶし銀のイヴェトも好き……。

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    2014年05月22日
  • 夢の上1 翠輝晶・蒼輝晶

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    【再読】ツァピール夫妻の生涯もそれは素晴らしいのだけど、何度読んでもアーディンが好き過ぎる。
    イズガータとの最後の会話は泣いてしまう。

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    2014年05月22日
  • 夢の上1 翠輝晶・蒼輝晶

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    『煌夜祭』の後に『本の姫』シリーズを飛ばして
    このシリーズを読むことになったけど、
    期待を裏切らないシリーズでした。

    『煌夜祭』のときは魔物という人間を超えた力を持つが
    人々から忌み嫌われる存在が出てきたけど
    このシリーズでも「影使い」という力を持った
    日影の存在が出てくる。

    作者、こういう存在が好きなのかな。

    夢の上を3巻まで読んで振り返ると
    第1巻目が一番楽しく読めたと思う。

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    2014年05月07日