多崎礼のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
3巻全部読み終わってみると
良いシリーズ作品ではあったけど、
ちょっと勿体なかったなと思う気持ちもある。
別の視点での繰り返しが3巻まで続くのは
さすがにきつすぎるというのが1点。
ハウファ、アライス、ツェドカの3人の視点は
必要だとしても、ダカールはいらなかったと思う。
別の人物の話だけど、人間関係が同じ絵図なので
繰り返しがさらにキツく感じたのがもう1点。
多くの章の背骨になっている構図が
光にあたる人物と影にあたる人物がセットとして物語られ
夢を追う主人と、愛もしくは忠誠心に従って
主人の夢に自分のすべてを捧げる従者(ほとんど影使い)の
組み合わせが延々続く。
光:アライス⇔影 -
Posted by ブクログ
良かった!面白かった!!
1つ1つの話がラストに向け繋がっていく様子。登場人物たちのそれぞれの想いの深さ。しっかりと創り込まれた世界観と確かな文章力。続きが気になってどんどん読み進めてしまった。文章量の多さもまったく苦ではなかった。むしろ、あそこまで書き込まれた内容の深さに感動した。
最終巻は光輝晶と闇輝晶。アライスとツェドカの話。
アライスの輝きと優しさ、そして弱さとそれでも強くあろうとする心。読みながらアライスに話を聞く歴史学者は彼なんだろうと思っていたらやはりそうだった。2人は運命に導かれた存在だったのだろう。どちらが欠けても世界は救えなかった。
ツェドカの話は特に切なかった。ハウフ -
Posted by ブクログ
面白かった。ノベルズを読むのは久しぶりで2段もあるし、読むのに時間がかかるかな?と思っていましたがそれは杞憂でした。一気に読んでしまった。
「彩輝晶」は叶うことのなかった夢の結晶。
1巻では翠輝晶と蒼輝晶に込められた想い・夢の話。
翠輝晶は地方領主の娘・アイナがツァピール公の息子・オープに嫁ぐことから始まる物語。強く、そして切ない話。
蒼輝晶は夢を持てない男・アーディルの話。女騎士イズガータとの関係が切なくて、でも面白い。
設定・文章の書き方などとても自分好み。話がリンクしていて、少しずつ明らかになっていく展開も良かった。サクサク読める。登場人物がいっぱい出てきて読み慣れるまでは頭の中で「あれ -
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