多崎礼のレビュー一覧

  • 煌夜祭

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    ネタバレ

    読んでいて楽しかった。人と魔物がいる世界にどっぷりと浸かることができた。
    どれも切なくて温かい話だった。人の想いが、消えることのない炎のように燃え続けているようだった。
    人も魔物も分け隔てなく記憶と想いを持っていた。
    それを語り部が受け継いでいく。その姿に何とも言えない尊敬のような感情をおぼえた。語り継がなくてはならないという使命感のようなものを語り部から感じた。

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    2025年07月27日
  • 『レーエンデ国物語』公式ガイドブック レーエンデの歩き方

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    レーエンデに旅行した人向け。これを見て行った気にはなるけどおすすめはしない。やっぱり目で見ないとさっ。
    おさらいと思い出を噛み締めるのに役立ちます。

    名前と関係性複雑ですよね?困ってませんか?
    そんな時はこの一冊。読めば全体把握が容易で、5巻が出る前の繋ぎに持ってこい。

    個人的にはわかりやすく各巻の主人公達の足跡がmapに記されてるのが良き。ボネッティの場所を完全に間違えていたのに気づいて衝撃。
    あと、多崎礼さんの構想ノート、対談的なのも読んでて楽しい。ファンタジーを書く人の頭の中って素敵だわ。

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    2025年07月15日
  • 夢の上1 翠輝晶・蒼輝晶

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    ネタバレ

    多崎礼さんすごい。どの本も面白いじゃん。ハイファンタジーなので、世界観がわかるまでは少し時間がかかる。でも、一度わかったらシリーズものを楽しみにできる。

    レーエンデの1巻はかなり面白かったけど、2巻以降レイプの話ばかりでもう⋯。せっかく面白いだけに嫌気が限界。男が劣等種であることから目を逸らさせてくれないのか。どうやらこの「夢の上」と「〈本の姫〉は謳う」は大丈夫かな?(追記:めでたく2巻から殺したい相手の子どもを孕むという話。多崎礼はこういうの大好きすぎるだろ。よって脱落。嫌悪)

    1冊に2つの物語があり、関連していた。翠輝晶は、アイナとオープの物語。ここで登場する騎士たち、イズガータ、アーディン、アライスがメインの蒼輝晶。

    翠輝晶、アイナ様が虐められなくて良かった。何も知らない嫁ぎ先で嫁姑問題に巻き込まれる匂いしていたのに、見事に打ち砕かれて良かった。

    一番記憶が新しいからというのもあるけど、最後、イズガータの本当にしたいことができなかったもどかしさや葛藤は胸が苦しくなった。

    私が理想を叶えず、日常に身を置いてる様と重なったからだ。私の場合は崇高な理由ではなく、言い訳してるだけなので比べようもないけれど。しようと思えばできるけれど、それでも違う道を自ら選ぶ。切ない。

    脇役なんだけど、なんかちょっと気になったのは、蒼輝晶では敵のくせに良いチームになってる的な立ち位置ズラア、翠輝晶では、女言葉のシャロームと、終盤で猫好きだとわかる弓が得意なイヴェト。

    六士隊長のキャラもよくできてる。得意な武器もキャラもそれぞれ違う。こういうところがアニメ的に感じる。六士隊長をメモに表にしたけど、次巻以降も出てくるのかな。

    ⋯で、これらの物語って叶わなかったんだよね?じゃあ現実はどうなった?夜の王の正体は⋯

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    2025年07月13日
  • 〈本の姫〉は謳う 4

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    とりあえずハッピーエンドで良かったと思うけど、ちょっとわかりにくいところもあるから、誰か、解説してちょうだい。

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    2025年07月09日
  • 〈本の姫〉は謳う1

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    失われたスペルを探す旅。スペルがなにか、アンガスの記憶の中の世界がなにか、なかなか難しいが、わかるにつれて一気におもしろくなった。
    鍵の歌と解放の歌で人々の思考エネルギーをためたり、解放したりする技術を持つ天使たち。
    謎が多いので続きが気になる。

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    2025年06月07日
  • だから捨ててと言ったのに

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    短編なのでサクサク読めた。
    今回の書き出しテーマは『だから捨ててと言ったのに』…だいたい恋愛絡みか、夫婦関係こじらせ系が多かったように思う。
    誰に対して言っているかで、作者ごとに思い付く話が違い、個性があって面白い。
    アンソロジーは、知らない作家さんを知って、見つける機会にもなる。
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    ↓読んだ中で印象に残ったもの。

    ●良い話
    砥上裕將『母の箪笥』
    金子玲介『恋文』

    ●じわじわ来る系
    潮谷験『無理解』
    五十嵐律人『累犯家族』
    背筋『こわくてキモくてかわいい、それ』

    ●設定の世界観が独特
    黒澤いずみ『捨てる神と拾う神』
    舞城王太郎『食パンと右肘』
    多崎礼『海に還る』
    麻耶雄高『探偵ですから』

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    個人的には、金子玲介さんの『恋文』が一番馬鹿っぽく軽いテイストが面白かった。
    また、多崎礼さんの『海に還る』は短編の設定にしては面白い。短いから逆に良かったのかな?

    潮谷験さん『無理解』と、五十嵐律人さん『累犯家族』は、表題テーマらしいイメージ。

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    2025年05月31日
  • 夢の上3 光輝晶・闇輝晶

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    最終的には大団円なんだろうけど、その中でツェドカのラストは悲しい。。。

    2025.5.30
    114

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    2025年05月30日
  • だから捨ててと言ったのに

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    「だから捨ててと言ったのに」という1文から始まるショートストーリー集。このシリーズは全て読んでいるが、毎回色んな作家さんの作品が読めるので楽しみ。今回のもバラエティに富んでいて面白かった。
    「パルス、またたき、脳挫傷」岡崎隼人
    「海に還る」多崎礼
    「探偵ですから」麻耶雄嵩
    この3編が特に意外性があって良かった。

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    2025年05月19日
  • 煌夜祭

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    生物も住めぬ死の海に浮かぶ十八諸島。〈語り部〉たちが島々を巡り集めた物語を語り明かすため、年に一度、冬至の晩に開かれる煌夜祭。今年もまた、〈語り部〉が語り始める。人を食らう恐ろしくも美しい魔物の物語を。夜が更けるにつれ、物語は秘められた闇へ…


    ファンタジー短編集みたいなものかと思いきや、壮大な世界の物語でした。
    人間も魔物も存在する意味とは?
    愛すること、賢くあること、貫くこと、受容れること- 。

    この世界の臨界図が冒頭に掲載されているが、自分なりの年表を作りたくなった。

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    2025年05月18日
  • 煌夜祭

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    どういうこと?と考えながら、頁をめくる手が止まらなかった。ファンタジーであり、ミステリーであり、恐ろしく、そして悲しくも、ものすごく面白いという新感覚の小説!

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    2025年04月25日
  • 神殺しの救世主

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    RPGゲームのような話で神を倒して運命を変える主人公が活躍する話。
    自分の運命が神に決められていることであったとしても、その中で何を選ぶかの選択の権利はいくつもあると物語を通じて感じた。

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    2025年04月11日
  • 〈本の姫〉は謳う 3

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    アンガスたちの文字〈スペル〉を集める旅と、天使たちの話が少しずつ近づいて重なってきています。天使たちの戦いからアザゼルを守るために命を捨てて闘うラピスの戦士達のシーンは泣けました。戦士達が次の人生での希望を宣言していて、もっと生きていてほしかったと思ってしまいました。アンガスの記憶はアザゼルのものなのでしょうか?

    「私らに出来るのは選ぶことだけ。未来は一つじゃない。木の枝のようにいくつにも分かれている。生きるということは、その中の一つを選ぶということなんだねぇ」(p117.ドリーミング)

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    2025年03月09日
  • 夢の上 サウガ城の六騎将

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    3部作の世界観の余韻にまだまだ浸りたい人に向けた一冊。
    1番タイトルに唆られた『手紙』の章は、アーディンがイズガーダに渡せないままになっていた手紙のことかと思って期待していたのですが、別な人物の手紙だったことはちょっと拍子抜け。けれどそれもアーディンの人となりを深めてくれる素敵な一編でした。

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    2025年03月07日
  • レーエンデ国物語 夜明け前

    購入済み

    続きが気になる

    長い年月をかけたそれぞれの信念の元の革命がようやく成されるという所で終わり。早く続きが見たいです。
    我慢することに慣れきった民達の本当の自由は訪れるのでしょうか?これまでの英雄の思いは報われるのでしょうか?次回作は安堵して終わらせてください。

    #ダーク #ドキドキハラハラ #切ない

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    2025年01月24日
  • 『レーエンデ国物語』公式ガイドブック レーエンデの歩き方

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    恐らく当シリーズの読者以外には何の価値もない。

    読者にとってはシリーズ4巻までのストーリーや地誌、風俗、民俗など、いろいろなことが整理できる、読み甲斐のある冊子。

    最終巻を読む前に再読したい。

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    2025年01月21日
  • 夢の上3 光輝晶・闇輝晶

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    イーゴゥ大陸が夜明けを迎えた。
    最終巻は光と闇、2人の王子の章だった。

    少しずつ謎が明かされていって、時間が進んでいって、後半はあっという間に読んでしまった。没入感がすごい。
    タイトルの回収と、王子の覚悟に涙……。みんな幸せになって、ってずっと思っていたけれど、あんな形で幸せになるのはつらいよ……。

    夢についての考察は、一度読んだだけでは難しいと感じるけれど、伝えたいことはわかったつもり。
    自分の夢を叶えようとがんばる。
    叶わなかった夢を誰かに託す。
    自分の時空(可能性)を夢の実現に充てることができればいいけれど、それが難しいとき人に夢を託すことがあるかもしれない。
    託された夢のために1人で頑張ることになるかもしれない。
    でも1人の時空(可能性)は限りがある。大変なとき、つらいときには、みんなの時空を持ち寄って、みんなで解決に向かえばいい。

    きっといい国を作ってくれるだろうな、と思える。夜明けを迎える一冊だった。
    世界線が同じだから、レーエンデ国物語にも少し顔を出してほしいな。外伝とか、ちょこっとでもいいから……というのは欲張りな読者の夢です。

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    2025年01月13日
  • 煌夜祭

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    レーエンデに挑戦する前に、この作者の世界観を知りたくて読んでみた。苦手なカタカナ名前の連発には苦労したけれど、子供向けではない苦みのあるファンタジーとでも言うのか、一気読みするにはややこしく一気読みせずにはいられない面白い小説だった。長ければいいというものでもないんだな。

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    2024年12月29日
  • 叡智の図書館と十の謎

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    ファンタジー小説として読みやすくて面白かった。多崎さんの話は、比較的分かりやすい設定のため、ストーリーに一気に入り込める良さがある。次は別の作品も読んでみたい。

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    2024年12月02日
  • 煌夜祭

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    冬至の晩、語り部は夜通し死ぬことのできない魔物ために物語を紡ぐ。
    「魔物はなぜ存在するのか。」「なぜ死なず、なぜ人を食べるのか」

    短編に思える一話一話がつながりを持つ。
    千夜一夜のようなファンタジー。
    美しい。

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    2024年11月25日
  • 叡智の図書館と十の謎

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    30ページ程度の10の短編をまとめてひとつの物語にし、そこに仕掛けまで施されていて感心。
    未来への願いがこもった物語だと思う。

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    2024年11月09日