多崎礼のレビュー一覧

  • レーエンデ国物語

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    話の方向性が分からない間は雑念が多くて集中出来なかったけど、方向性が分かってからはすごく引き込まれた。
    レーエンデの行く末を見届ける!

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    2025年09月07日
  • レーエンデ国物語

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    ネタバレ

    革命の話をしよう

    何物にも縛られることなく自由に生きること
    自分が正しいと思う道を進むこと
    悔いのない人生を生き抜き満足して死ぬこと

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    2025年09月06日
  • レーエンデ国物語 喝采か沈黙か

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    ネタバレ

    百年戦争が終わり、闘うことから少し距離ができた時代。しかし、人種による階級差、差別はむしろ積み重なった年月分酷くなった。闘うことが遠い分反抗する想像もできない、レーエンデ人は家畜化された。
    レーエンデにも鉄道が通り、もはや閉ざされた地ではなくなり、文化芸術が花ひらく。しかし光が強ければ影も濃いというのか

    剣をペンに持ち替え革命の戯曲を描き、レーエンデ人を鼓舞する今作。当然自由に思想を開陳することはできない時代、命の危険を覚悟した行動だ。
    しかしただそれだけのストーリーなら読む者の想像の範疇に収まるだろう。
    自分の分身、才能と凡庸、嫉妬と愛情、人間らしい要素が物語に加わり次第に引き込まれていく

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    2025年09月03日
  • レーエンデ国物語 月と太陽

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    ネタバレ

    レーエンデ第二弾。
    前作で懸命に生き抜いた人々は歴史に。

    前回、ヘクトルが言っていた独立(合州国)をユリアが成し遂げ、帝国との戦争中。
    レーエンデは帝国側に取り込まれ、いいように使われているという状況。
    あくまで視点はレーエンデなので、合州国は倒すべき敵。
    前作から続けて読んだため、最初少し混乱した。

    まとめれば、ティコ族のテッサがレーエンデが自由になるための革命を起こして駆け抜けていく物語。
    前作の名残りが所々あって、それがまぁ思い描いたとおりにはやっぱりなっていなくて、ちょっと切なくなる。
    でも、主人公補正でトントン拍子に進むよりずっといい。

    時間の経過がん?と思うところがあったり(

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    2025年09月02日
  • レーエンデ国物語 月と太陽

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     長編だが展開がちょうどいいペースで物語にどっぷり浸かり堪能出来た。前作より研ぎ澄まされてる印象。 
     レーエンデの自由のために人生を捧げたテッサ。
     運命に翻弄され、生き抜いたルーチェ。
     レーエンデで命を落としたテッサは始原の海に戻って行った。ルーチェはどこに戻って行ったのか。

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    2025年09月02日
  • レーエンデ国物語 夜明け前

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    ネタバレ

    今までの革命や登場した人達が出てきて、歴史が積み上げられている感じがした。
    次回どうなるのか楽しみ。

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    2025年08月31日
  • レーエンデ国物語 夜明け前

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     革命の話をしよう。冷酷な魔王と情念の英雄。2人に交わされたのは優しい凶弾か、冷たい接吻か。
     此度も時は流れ、天才作家の作品は人々の心に刻まれ、火を灯した。新天地は開かれ、新たなる風が絶望の地に希望を持ち込んだ。炎に希望を焚べ、夜明け前の暗闇を耐え忍ぶ。
     愛とは反転するものである。愛の炎は、強ければ強いほど、失望した時に手痛く身を焼かれる。では憎悪が愛に反転した時、どうなるのだろうか。罪悪感に苛まれるだろう。自己嫌悪に陥るだろう。己に刃を突き立てたい衝動に駆られるだろう。しかし、それ以上に相手のことを愛してしまう。それが最も恐ろしい。
     

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    2025年08月30日
  • 新しい法律ができた

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    「新しい法律ができた」で始まる短編集。古今東西の人気作家さんが顔を揃える。好みに合う話、合わない話さまざまなのは仕方ない。

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    2025年08月29日
  • レーエンデ国物語

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    ネタバレ

    読むペースがわりと遅い方&久しぶりの長編小説なので、これ読み切れるのか…?とページ数を確認するたびに不安になっていましたが、終盤になるにつれがっつりのめり込むように読みふけっていました。

    最初はつかみどころのなかったトリスタンにこんなに感情移入してしまうとは!
    死線をくぐり抜けすぎてだいぶと引くレベルですが。
    弓兵っていいよね。戦う男たちの信頼関係っていいよね。

    花と雨のダブルミーニングに素敵だな……としんみりしていた後の終章でのその後のギュッとしたまとめにちょっと興ざめ、というかスッと冷静になってしまいました。そういうタイプの連作シリーズだと言われればそうなのですが。余韻にひたったまま読

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    2025年08月29日
  • レーエンデ国物語

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    壮大なファンタジーは踏ん切りが中々つかなかったが、読み始めると一気に世界観に没入できた。聞き慣れない固有名詞が続くが、意外と馴染みがよく苦労しなかった。風景描写が丁寧で、脳内で見たことのない美しい風景を想像しながら読め、ファンタジーの醍醐味を楽しんだ。ただ、展開はベタである程度予想できてしまうのが残念だった。終章で唐突に歴史語りが始まり困惑した。一気読みするには気疲れするが、続く物語も読みたいと思う。

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    2025年08月29日
  • 煌夜祭

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    ネタバレ

    電子書籍で読みました。
    とても読みやすく、自分的にはあっという間に読み終わりました。
    2人の語り部的な人が物語を交互に話し、それが最後に繋がるみたいな内容。
    登場人物の名前とどんな人かをちゃんと覚えていたら、もっと面白かっただろうなと思いました。
    個々の物語が面白かったので、十分楽しめました。

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    2025年08月28日
  • 〈本の姫〉は謳う 3

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    ネタバレ

    一番感情が揺れたのは、ラピス族たちの死。ブラックホークの「兄弟たちよ、来世でまた会おう!」でうるっと来た。ペルグリンも皆も死んだのか…?ネイティブたちは気持ちの良いさっぱりとした生き方をしていていいな。

    アンガス一行は、ウォルターやエヴァグリン、テイラーまで加わり一層賑やかに。スペルの回収がサクサク行き、展開が早いのでストレスがない。

    やっぱり、2巻で登場したピットとジミーはちょっとした伏線だったか。ジャイロが活躍するんだね。

    アンガス編もアザゼル編もイチャラブになってる。アザゼル編で登場したドールがアークだとわかりましたね。少しずつ2つの話が交わりつつあるけど、最終巻までここまで関連し

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    2025年08月28日
  • レーエンデ国物語 喝采か沈黙か

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    ここまで読んで、ようやく作者のやりたいことが見えてきた気がする。美しく壮大だった一巻の印象から、ぐっと地に足のついた残虐な現実を見せてくる感じはとても好き。「革命の話をしよう」とずっと言っていることからも、どんな展開になれど着地する場所がうっすらわかっていて安心感がある。

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    2025年08月27日
  • レーエンデ国物語

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    世界観は壮大で、物語は美しく悲嘆で、泣ける。が、それだけの物語という印象。登場人物が美しすぎる。美しい側面だけを映し取ったにしても、芝居がかっている。

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    2025年08月27日
  • 新しい法律ができた

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    オムニバスで24人?が お題にそって
    一行目は ”新しい法律が出来た”です。
    それぞれに 面白かったのですが、最後の最後に シリアスな一遍が入ります。まあそうだろうと、法律は国民を守るための物でないとなりません。
     私的には "モう、デストピア”が、好きです。

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    2025年08月26日
  • レーエンデ国物語

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    Lord Of The Rings以来のファンタジー小説を読みました。 久しぶりに触れると面白い。加えて描写がとても上手くて情景が目に浮かぶ。人物のイラストがとても素敵で、読んでいる間、ずっとそのイラストのキャラが脳内で生き生きと動いていました(笑)

    満月に生まれし選ばれた乙女が、英雄の父と呪われていると言われる地方での護衛兼案内役の弓の名手の青年と過ごすうちに自分が何をすべきか生まれてきた意味を考える深い話でもありました。続きがあるみたいなのですが、時を経て登場人物は変わるみたいで、今回のキャラに嵌った身としては読むかどうか思案中。

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    2025年08月19日
  • レーエンデ国物語 喝采か沈黙か

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    ネタバレ

     革命の話をしよう。神の祝福を経て、喝采を得るか。全てを飲み込み、沈黙となるか。
     此度も時は流れ、英雄の名前は忘れられた。暗君は暴虐の限りを尽くし、民草は圧政に虐げられる。希望はなく、世界に救いはない。静寂の中で、決して消えない火を灯す。
     天才劇作家の兄。凡人の弟。彼らは無い物ねだりだ。弟は才能を求めた。兄は愛を求めた。互いに反目しあっていたが、誤解を解き、互いを認めることで、2人を繋ぎ止める信頼の綱を作っていった。これは彼らが本当の意味で求めていたものだ。互いを絆の命綱で繋ぎ、最も大切なものを得ていった。
     彼の偉業には喝采が送られる。

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    2025年08月15日
  • レーエンデ国物語 喝采か沈黙か

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    テッサの次の世代の話。
    読み進めるほど、歴史が積み重なって切なくなる。
    綺麗なだけじゃないところが、本当の歴史みたいだった。
    次はどんな話になるのか気になる

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    2025年08月15日
  • レーエンデ国物語

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    あまりファンタジーは読まないが、
    この本は読めてよかった。世界観に引き込まれた。最後あたりが特に苦しい展開が多くて読んでいてつらく感じたが、感情移入するほど夢中になれる本である。

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    2025年08月15日
  • 新しい法律ができた

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    話題作、人気の作家たちによる"新しい法律ができた"の一文から始まる短編集。同じような短編集の5冊目。めくる度にうわっ、今度はこの人か~とワクワクしながら読めます。個人的に一番良かったのは五十嵐律人さんの憲法のお話でした。
    殺人や男女関係のエピソードあり、中学校から。
    金子礼介「ルパちゃん」
    日野瑛太郎「推し活制限法」
    朱野帰子「日本国民に英語の勉強を義務づけへ」
    阿部智里「つるべを取られて」
    真下みこと「こんにちは、チャッテー」
    須藤古都離「虚法」
    嶋戸悠祐「国家殲滅フットボール法」
    多崎礼「復讐者は振り向かない」
    風森章羽「コロシヤとユキオンナ」
    名倉編「Touch la

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    2025年08月11日