多崎礼のレビュー一覧

  • 夢の上1 翠輝晶・蒼輝晶

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    多崎礼作品の真髄に触れたいと手に取った四部作の一冊目。
    ページを 捲ると、そこには『レーエンデ』にも繋がる地名が広がり、ファンと して思わず頬が緩む。
    多崎作品特有の語り部口調で紡がれる物語は、 静謐ながらも確かな熱を帯びて進んでいく。

    二つの中編は一見独立しているようで、
    その実、背後で巨大な運命の 糸が絡み合っている予感に満ちている。
    伏線が一つ、また一つと成就 へ向かう気配に、
    胸の高鳴りが止まらない。
    叶わなかった「夢」がど こへ辿り着くのか、
    一刻も早く次巻の輝晶を手に取りたい。

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    2026年02月23日
  • レーエンデ国物語 月と太陽

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     人々の自由のために戦った勇者の志は目的が達成できなかったとしても次の時代の人の心に深く刻まれる。暴君が現れたときに革命が起こる。明るい未来を望む人たちが立ち上がる日が訪れることを願う。
     英雄の礎になった人の信念と自己犠牲の葛藤を描いた作品でとても面白かったです。

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    2026年02月22日
  • レーエンデ国物語 夜明け前

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    物語の世界に引き込まれて、あっという間に読んでしまいました。衝撃が強すぎてなかなか感想が書けず、ようやく書くことができました。
    今回は前作からさらに時が経った時代の、レオナルドとルクレツィア2人の異母兄妹の物語。

    なんというかルクレツィアの覚悟が、正義が辛すぎて心が苦しかったです。レーエンデが立ち上がるためと分かっていても、ボネッティでレオナルドとルクレツィア、レオナルドの母イザベルと3人で穏やかに暮らしていた頃の幸せな時間に戻ってほしいと思ってしまいました。

    神の御子の話やこれまでの物語からの繋がりもあり面白かったです。
    この先、レーエンデに自由があることを願って、最終巻が楽しみです。

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    2026年02月22日
  • それはそれはよく燃えた

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    たくさんの作家さんの作品が一度に楽しめる1冊
    最初の1行は全員一緒なのに、ゾッとしたり、考えさせられたり、驚いたり、意外な結末だったり…次は何が燃えてしまうんだろうと気になるし、短編集なのでサクサク読めた

    私が好きなのは『黄金の森の神様』『燃えろ恋ごころ』『怪物どもの棲家』『レヴナント』『人形供養』

    『忌物を燃やす』は鳥肌たったなぁ…

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    2026年02月21日
  • 夢の上1 翠輝晶・蒼輝晶

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    ネタバレ

    多崎さんが書く文章は本当に大好きだし、愛する人への想いの切なさ、尊さを描くのがうますぎる。

    レーエンデに続いてまた切ないけど強いペアができてしまった、、、オープとアイナの純愛もいいけど、イズガータとアーディンが切なすぎるよ。

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    2026年02月19日
  • 煌夜祭

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    登場人物がゴチャゴチャになってしまったのでもう一度メモ取りながら再読。
    残酷で哀しくて、素敵な物語でした。

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    2026年02月11日
  • レーエンデ国物語 喝采か沈黙か

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    今回の舞台は前作から100年以上経ったレーエンデ人の双子アーロウと天才劇作家リーアンのお話。

    アーロウは幼い頃に母に捨てられ、その後、生まれた時から一緒だったリーアンにも捨てられ別々に暮らし始める。

    リーアンが昔の英雄テッサをモチーフに戯曲を書こうと決め二人で旅に出るあたりから、一気に面白さが増加しています。リーアンの魅力もどんどん増していきます。最後の結末は悲し過ぎますが兄弟は最高でした。
    英雄テッサも第二作の主役、まだ記憶にあったのでこちらもとても嬉しいです。
    今回の革命は剣ではないというのも好感が持てます。



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    2026年02月08日
  • レーエンデ国物語

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    命を懸けてまで守りたいもの。それが見つかったとき人は最高の力を発揮する。歴史に名前を刻まなかったとしてもその功績は希望ある未来を育くんでいる。紆余曲折を経てはじまる伝説の序章に感動しました。手に汗握る展開でとても面白かったです。

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    2026年02月03日
  • レーエンデ国物語

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    読めば読むほどレーエンデの世界に入ることができました。トリスタンとユリアの最後が寂しく終わって、そこがよりレーエンデ国物語らしいと思いました。トリスタンやユリアの一言一言に心を動かされました。とっても面白かったです。

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    2026年01月29日
  • レーエンデ国物語

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    ネタバレ

    すごく好きな世界観でした!!
    やっぱりファンタジー好きだな〜。
    現実とは違う世界に連れていってくれる。
    トリスタンの銀呪病が治って、ユリアと結婚して一緒に暮らせる未来がくるといいな〜と願いながら読みました。
    が、全然そんな理想郷的な未来は来るはずもなく。
    トリスタンの最期が幸せそうでそれが救いでした。

    ユリアは他の人と結婚したのか〜…でもきっとトリスタンのことはずっと好きなんだろうな…そうであってほしいな。だけど旦那に申し訳ないな…複雑。


    エールデの名前がレーエンデの国名と似てるなと思いました。
    エールデのその後がどうなったのかとってもきになります。幸せであって欲しい。

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    2026年01月25日
  • 煌夜祭

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    ネタバレ


    それはどこか遠くの物語。
    冬至の夜、語り部たちが集まり、どこかで起こったような話を語る。

    最初はただの作り話。とある王の話。とある子どもの話。とある戦争の話。
    語り部が変わりながら話が紡がれていく。

    1つ、また1つ。しかしそれは徐々に現実味を帯びてくる。

    その話の中で語られる人物は少しずつ入り混じっていく。
    ただの作り話…いやそうではない。

    これは複雑に絡み合う物語。この圧倒的な世界観を。
    一気読み、二度読み必須。ぜひ世界に魅了されてください。

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    2026年01月19日
  • レーエンデ国物語

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    緻密に練られた設定と魅力的な風景や人物の表現で世界観に没入できて、やっぱりファンタジーって面白い!と思わせてくれる作品でした。
    もっと早くに読めばよかったー!

    ユリアも、トリスタンも、ヘクトルも、自分の進むべき道を切り開く強い意志を持っていて、でも弱さや葛藤もあって、勇敢だけど普通の女の子であり青年であり娘想いのお父さんなんだとわかる描写が多くて感情移入できるが故に、途中から話が不穏な流れになってきたときは先の展開がどうかるのか想像して続きを読むのが辛くなりました。

    私はハッピーエンド史上主義ですが、最後は切ないけど、みんな命の限り自分のやるべきことを全うしてずっとずっと先の時代まで希望を

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    2026年01月19日
  • 夢の上1 翠輝晶・蒼輝晶

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    多崎先生の描くファンタジーの世界、大好きです。

    ページを読み進めるうちに物語にハマってしまうのは、レーエンデ国物語と一緒です。

    女性が兎に角カッコイイ!!
    2巻を早く予約してよまなくては〜

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    2026年01月07日
  • レーエンデ国物語

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    ほぼ初めてと言っていい王道ファンタジー。自分には合わないかと食わず嫌いでいたが、めっさ良かった。はまって一気に最新刊まで読んだ。所々泣きながら。壮大な物語。次が完結らしい。楽しみでしかない。

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    2026年01月04日
  • レーエンデ国物語 夜明け前

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    「普遍的な正しさは、僕ら人間には荷が重すぎるね」

    シリーズ4作目。
    レーエンデがまだ美しかったあの頃から、
    流れる時間は人の尊厳を奪っていた。

    慣れることは恐ろしいことなのかもしれない。
    向上心や活力を奪われ、今に甘んじることが最善だと、これが普通のことなんだと自覚してしまったら
    人は変化を恐れてしまうのかも。

    それでも立ち上がるレオナルドの姿が眩しかった。
    そんな兄を信じ抜き、正義を貫いたルクレツィア…

    “夜明け前”が1番暗いって本当だった。
    2人が信じる革命の道は、愛の形は、他になかったのか。

    次回最終巻、どうかレーエンデに自由を…!

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    2026年01月04日
  • それはそれはよく燃えた

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    タイトル『それはそれはよく燃えた』の1文から始まるショートショート集。

    ネットの炎上、恋心、火事など、こんなものまで「燃える」のかと思える作家25人の25作を1冊の本で読めるのはとても贅沢。

    でも後味は25作25様で、ほっこり甘いものもあれば苦々しいもの、ざらっと心地悪いものなど本当にさまざま。

    クイズノックのファンなので河村拓哉さん目当てでこのシリーズを読み始めたが、矢樹純さん、三津田信三さんなど、このシリーズは毎回新しい作家さんと出会えて、読書の幅が広がって嬉しい

    私は総じてホラーが好きなので、今回の『それはそれはよく燃えた』はぞくっとする話が多くて、とても好み。不穏で悲しくて残酷

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    2026年01月02日
  • レーエンデ国物語

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    おすすめの本、美しいストーリーでした。抗えない自然に、愛をもって立ち向かう...これシリーズものなのすごいね!

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    2025年12月29日
  • レーエンデ国物語

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    ネタバレ

    壮大だった。圧巻だった。
    己の信念のために戦い、守り、力強く生き抜いた姿に胸を打たれざるを得なかった。
    緻密に練られた世界観。小説として、文章で読めてよかった。頭の中に広がる幻想的な世界の虜になった。

    最後に独りごちた言葉は国の自由を願うものだった。されど命尽きるその瞬間まで想ったのは愛する人のことだった。

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    2025年12月27日
  • 新しい法律ができた

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    ネタバレ

    かなり面白かった
    「新しい法律ができた」と言う話を軸に
    ・AIに絡んだ近未来
    ・全く関係ない未来
    ・過去から法律ができたことにより、現代になる
    ・新しくできた法律の内容が分からない
    といった様々な進め方を楽しめた

    舞台装置としてのAIの便利さ(我々に身近だが未知のもの)と、法律はルールの為それによって話の土台を作れる万能さに驚いた

    〜特にお気に入り〜
    矢野帰子先生→おとなも英語を学ばせる話。「英語介護」という考え方が面白かった
    潮谷験先生→人々は、作品を楽しむときに作品の裏にいる作者と交流している。AIが作った作品だとその交流ができなくて孤独を感じる。新しい視点だな。オチも良かった。
    大沼

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    2025年12月26日
  • レーエンデ国物語 夜明け前

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    血の繋がりがある兄妹でかつ愛し合っていた2人を別つ物語。闇を背負う妹と光を背負う兄の話が交互に描かれており、ページを捲るたびに悲しく辛い気持ちになった。平和な世界へと導くためには誰かが犠牲にならないといけない、誰かが英雄にならないといけないのがこの物語の世界なのかと考えると涙が出る思いだった。
    このような革命があってしてもなおレーエンデが真の夜明けを迎えるまでに十七年の歳月がかかるという設定も、人、国を動かすにはそれほどの年月が必要なのだと思い知らされた。
    次巻、完結とのことだが、この物語を終焉させるのは作者にとってとても精力がいることだと感じる。読者の期待に応えなくて全くいいので無事に書き終

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    2025年12月23日