多崎礼のレビュー一覧
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大変読み応えのある作品でした。
最後の場面があまりにも切なすぎて一度読んだだけでは消化不良だったので、以下あれこれ考えてみましたが、総じて非常に満足感の得られる物語でした。
登場人物全員の生き様に心を打たれます。
十二月の花嫁になれて良かったね、テッサ。
【以下考察】
ルーチェが好き、愛している...続きを読むPosted by ブクログ -
更に面白くなって行く。
前作「月と太陽」があってこその作品。あの分厚い本の英雄譚がよみがえる。続けて読んだ方が理解が追い付く気もしました。
ここまで読んできて良かったと思える作品!
読み出したら止まりません。
「レーエンデに自由を!」Posted by ブクログ -
涙が止まらなかった。
1巻目を読んだときは、こんなに重い展開になるとは思わなかった
40年も孤独だった壊れてしまったルーチェ
強くて優しいテッサのもとに還れたかな
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レーエンデ国物語は一度読み出すと止められなくなる。4巻も一気に駆け抜けてしまった。
ヤバネカラスの銀天使が神の御子のそばにいる所で涙が出そうになった。Posted by ブクログ -
愛を知らず育った双子の
静かながらも熱く美しい物語。
前作から100年経っていたが
テッサの思いを継ぐ者がおり
とても嬉しかった。
彼女の意志が行動が
報われていくようなそんな気がした。
その英雄譚を知ることになる数奇な双子が
愛を獲得しながら
筆をとり、戯曲という形で
テッサの物語を民衆に紡いで...続きを読むPosted by ブクログ -
救いがなく切ない。レーエンデの苦難がまだまだ続くからとはいえ、もう少しハッピーな要素が欲しかった。とはいえ物語に引き込む力は凄まじく、第三部を読むのが待ち遠しい。Posted by ブクログ
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レーエンデ国物語2作目。
前作よりも今作の方が遥かに好きだった!!
前作と違って帝国に支配されているレーエンデの描写が切なかった。
そんなレーエンデの自由の為に戦うテッサがすごく格好良かった。途中までは胸が熱くなって、読む手が止まらなかったけど…終盤は残酷。
革命を成し遂げるのは簡単じゃないってこと...続きを読むPosted by ブクログ -
1巻の約100年後...
強い力と強い心を持った主人公。
自由を求め残酷に戦わなければいけなかったのがなんとも切なかった。
希望の光は引き継がれていくのか...1巻と2巻のみんなの想いや願いは長い歴史の中でどうなっていくのか。
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「煌夜祭」に続いて読みました。
こちらも短編集になっていますが、物語の本筋に辿り着くお話が10話。
時代も国(?)もバラバラのお話。
多崎さんの作品は、綺麗な書きぶりだなぁと感じます。そして、とても読みやすい。
レーエンデ国物語も早く読もうと思いました。Posted by ブクログ -
革命の話をしよう。
そう始まるこの物語群は、世代を重ねて革命の炎が育てられていく。
なので、王族・貴族や戦士以外の主人公が登場することは予想していた。
市井に住む革命家の卵が出てくることももちろんあるだろうと。
だが、劇作という手段は想像していなかった。
しかも、ルーチェが生んだ娼館保護法が結果と...続きを読むPosted by ブクログ -
レーエンデ国物語第2巻。542年に神の御子が生まれ、2巻は656年から始まる。
のちに虐殺王と呼ばれるルーチェ(ルチアーノ、始祖ライヒ・イジョルニの血を引く)が生まれ、ティコ族のテッサに出会うところから。今回はこの二人がレーエンデの復権をかけて生きる様が語られる物語。
最初にルーチェが虐殺王と呼ばれ...続きを読むPosted by ブクログ